JP2539406Y2 - ロータリーエンコーダ - Google Patents

ロータリーエンコーダ

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JP2539406Y2
JP2539406Y2 JP1991074714U JP7471491U JP2539406Y2 JP 2539406 Y2 JP2539406 Y2 JP 2539406Y2 JP 1991074714 U JP1991074714 U JP 1991074714U JP 7471491 U JP7471491 U JP 7471491U JP 2539406 Y2 JP2539406 Y2 JP 2539406Y2
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JP
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ring
bearing
shaft
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annular groove
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英樹 鈴木
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  • Support Of The Bearing (AREA)
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャフトを回転自在に保
持するベアリング構造に特徴を有するロータリーエンコ
ーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ロータリーエンコーダは図4に断面
図を示すように、ボールベアリングによってシャフトが
保持される。本図において本体1には一対のボールベア
リング2及び3が固定され、シャフト4を回転自在に保
持している。このボールベアリングは、図5に拡大断面
図を示すように内輪5と外輪6から成り立っているが、
外輪6は本体側に接着剤等で固定され、内輪5にはシャ
フトに設けられたCリングによってその側壁が保持され
る。そして外輪6の外周部を本体側に接着する際に完全
に外輪6が接着されるまでの間に調整ねじ7によって外
輪6に予圧を与え、ボールベアリングを固定するように
していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため従来のボール
ベアリングでは外輪に均等に予圧をかけるために高精度
の調整ねじが必要であった。しかるに本体側に加工が容
易な軟質の金属を使用した場合には、調整ねじ7と本体
1との噛み合いが円滑にならず、トルクによっては予圧
が均一にかからないという欠点があった。そのためシャ
フトにがたが起こり易くスムーズにシャフトを回転する
ことが難しいという欠点があった。又トルクメータ等を
用いて予圧を測定する予圧検査の工程が必要になるとい
う欠点もあった。
【0004】本考案はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、簡単な構造でシャフトを円滑に
回転できるようにすることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は一対のベアリン
グの外輪の径に応じた内径を有する貫通孔を保持部と
し、該保持部に該ベアリングの外輪を接着して平行に保
持すると共に、該保持部の内側内壁のベアリング保持位
に形成された一対の環状溝を有する本体と、本体の環
状溝に挿入されて夫々のベアリングの側側壁と当接す
る第1,第2の止め輪と、対のベアリングの内輪が取付
けられる外側の外壁位置に夫々形成された対の環状溝を
し、スリット板が取付けられるシャフトと、シャフト
の環状溝に挿入された第3,第4の止め輪と、第3の止
め輪と一方のベアリングの内輪との間に設けられ、その
間隙を調節するスペーサと、を具備し、スペーサの枚数
を適宜選択することによって内輪を保持することを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】このような特徴を有する本考案によれば、本体
に設けられた環状溝に挿入される第1,第2の止め輪に
よって外輪の内側の端面を保持し、シャフトに設けられ
た溝に挿入される止め輪によって内輪の側面を外側より
保持して、その一方にスペーサを介して止め輪を挿入す
ることによってシャフトと内輪との間隙を調整してシャ
フトを保持できるようにしている。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例によるロータリーエ
ンコーダのベアリング構造を示す断面図であり、図2は
その一部分を拡大して示す拡大図、図3はその組立構成
図である。これらの図に示すようにロータリーエンコー
ダの本体11は一対のベアリングによって回転自在にシ
ャフト12を保持している。本体11には環状の開口が
形成され、その内壁には対称な位置に図示のように一対
の環状溝11a,11bが形成される。この環状溝11
a,11bは図2に示すように一対のベアリングを保持
する保持部の内側の内壁に形成された環状溝である。こ
の環状溝11a,11bの相対向する位置にはC字状の
第1,第2の止め輪であるC止め輪13,14が相対向
して挿入されており、このC止め輪13,14によって
ベアリングの外輪15,16の一方の側壁を保持してい
る。そして外輪15,16は本体11の内壁に接着によ
り固定される。
【0008】一方シャフト12には図3に示すように一
対の溝12a,12bがベアリングの取付位置の両側に
設けられる。この環状溝12aには第3の止め輪である
C止め輪17が挿入され、外輪15と共にベアリングを
構成する内輪18の側壁との間に間隙を調整するための
複数のO字状のスペーサ19が挿入され、このスペーサ
19を介して内輪18が押圧される。又これと対称な位
置にある外輪16と共にベアリングを構成する内輪20
の側壁には、Eリング21を介して第4の止め輪である
E止め輪22が溝12b内に挿入されている。こうして
シャフト12の規定部分に内輪18,20を保持し、シ
ャフト12を本体11に対して回転自在に保持する。又
シャフト12の一端には、図示のようにスリット板23
が固定されている。そしてスリット板23のスリット部
分を関して対向するように図示しない投受光部分が配置
され、ロータリーエンコーダが形成される。
【0009】さてベアリングを固定する際にはあらかじ
め外輪を環状溝11a,11bに挿入されたC止め輪1
3,14によって保持しておき、一方の側壁から適宜の
枚数のスペーサ19をベアリングの内輪18に当接させ
てC止め輪17によって固定する。こうすれば調整ねじ
を用いることなくベアリングによってシャフト12を本
体11に保持することができる。
【0010】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、ベアリングの一方の内輪と止め輪との間を任意の枚
数のスペーサで埋めているため、均一に予圧をかけるこ
とができる。又シャフトと内輪とが嵌合しているため、
シャフトの起動トルクを少なくすることができる。更に
トルクメータによる予圧検査の工程も省くことができる
という効果が得られる。そして回転時にスムーズに回転
しない場合にも止め輪やスペーサの交換で対応すること
ができ、全体を廃棄する必要がなくなるという効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるロータリーエンコーダ
の構成を示す断面図である。
【図2】本実施例の一方のベアリング部分の拡大断面図
である。
【図3】本実施例のベアリングの組立構成図である。
【図4】従来のベアリングの一例であるロータリーエン
コーダの全体構成を示す断面図である。
【図5】従来のロータリーエンコーダのベアリング部分
を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
11 本体 11a,11b,12a,12b 環状溝 12 シャフト 13,14,17 C止め輪 15,16 外輪 18,20 内輪 19 スペーサ 22 E止め輪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のベアリングの外輪の径に応じた内
    径を有する貫通孔を保持部とし、該保持部に該ベアリン
    グの外輪を接着して平行に保持すると共に、該保持部の
    内側内壁のベアリング保持位置に形成された一対の環状
    溝を有する本体と、 前記本体の環状溝に挿入されて夫々のベアリングの
    側壁と当接する第1,第2の止め輪と、 前記対のベアリングの内輪が取付けられる外側の外壁位
    置に夫々形成された対の環状溝を有し、スリット板が取
    付けられるシャフトと、 前記シャフトの環状溝に挿入された第3,第4の止め輪
    と、 前記第3の止め輪と一方の前記ベアリングの内輪との間
    に設けられ、その間隙を調節するスペーサと、 を具備し、前記スペーサの枚数を適宜選択することによ
    って内輪を保持することを特徴とするロータリーエンコ
    ーダ
JP1991074714U 1991-08-23 1991-08-23 ロータリーエンコーダ Expired - Fee Related JP2539406Y2 (ja)

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JPS63187563U (ja) * 1987-05-21 1988-12-01
SE461929B (sv) * 1988-01-22 1990-04-09 Volvo Hydraulik Ab Anvaendning av ett cylindriskt rullager foer aastadkommande av lagerspeljustering

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