JP2538785B2 - ワ―クロ―ルクラウン制御方法 - Google Patents

ワ―クロ―ルクラウン制御方法

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JP2538785B2 JP62289079A JP28907987A JP2538785B2 JP 2538785 B2 JP2538785 B2 JP 2538785B2 JP 62289079 A JP62289079 A JP 62289079A JP 28907987 A JP28907987 A JP 28907987A JP 2538785 B2 JP2538785 B2 JP 2538785B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <発明の目的> 産業上の利用分野 本発明はホットストリップミルにおけるワークロール
プロフィル制御方法に係り、詳しくは、ワークロール組
入れ時の時刻によってワークロールの温度や、熱膨脹量
を計算してワークロールのイニシャルプロフィルを予測
する一方、ロール組替えて圧延を開始した直後の被圧延
材のプロフィルを実測し、この実測値によって先に計算
で予測したワークロールのイニシャルプロフィルを補償
するワークロールプロフィル制御方法に係る。
従来の技術 一般に、ホットストリップミルにおいては、鋼板等の
被圧延材の平坦度を一定に保つことが重要である。この
面から、例えば特開昭54−2965号公報や、特開昭55−12
2609号公報等にクラウン形状の制御方法が提案されてい
る。しかしながら、これらクラウン形状の制御方法は、
実際のワークロール組入れ時の温度がロールローテーシ
ョンによって大きくばらついているのにも拘らず、これ
らのところを考慮してロールプロフィルを予測せずに、
イニシャルロールクラウンを一定としているために、正
確にクラウン形状の制御ができない欠点がある。
すなわち、前者の特開昭54−2965号公報に示す方法
は、ワークロール非圧延部の冷却水の一部を遮断してワ
ークロール圧延部のヒートクラウンを調整し、被圧延材
の板クラウンを調整する方法である。また、後者の特開
昭55−122609号公報に示す方法は、ホットストリップミ
ルの最終スタンドにおいて全長にわたって複数個に分割
してワークロールを冷却する一方、ワークロールのうち
で上ロールの長手方向の温度分布、ヒートクラウンによ
って生じるたわみや、下ロール両端の荷重等を検出し、
これら検出値によって各分割冷却部を選択的に作動させ
て、ワークロールのクラウン形状を制御する方法であ
る。
従って、これら両方法は、いずれも、圧延中のヒート
クラウン等に見合ってワークロールの形状を調整して板
クラウンを一定に保持している。しかし、個々のワーク
ロールの前回使用後から次回使用時までの時間はロール
ローテーションによって一定でなく、大きくばらつき、
このため、ワークロール組入れ時の温度は通常15℃〜70
℃の如く大きくばらつくのが現状である。
しかしながら、これら方法を含めて従来例では、研磨
時に形成したロールプロフィルは、組入れ時のロールプ
ロフィルから大きくずれることが多いのにも拘らず、全
てのワークロールについて、組入れ時のイニシャルプロ
フィルは一定に保持されるものとして、圧延中における
ヒートクラウンや、摩耗等の変化要因のみを考慮してワ
ークロールのクラウン形状制御を行なっている。このた
め、従来例のクラウン形状制御には自から限界があり、
板クラウンを正確に制御することができない。
なお、研磨時に、ワークロールの持つ保有熱を考慮し
てイニシャルロールプロフィルを想定し、これにもとず
いてロールプロフィルを形成することも考えられる。し
かし、実際には、組入れ時までのロールプロフィルの変
化を完全に予想することは困難であり、先に想定したロ
ールプロフィルは組入れ時のロールプロフィルから大き
くずれることが多い。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上記欠点の解決を目的とし、具体的には、ワ
ークロールプロフィルを制御する際に、ワークロール組
入れ時のイニシャルプロフィルをワークロールの保有す
る温度や、熱膨脹量を考慮して予測し、その上さらに、
ロールを組入れてから圧延を開始し、その直後の被圧延
材のプロフィルを例えば、プロフィルメータで実測し、
この実測値によって先に予測したイニシャルプロフィル
を修正するワークロールプロフィル制御方法を提案す
る。
<発明の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法は、ホットストリップミルにお
いてワークロールクラウンを制御する方法であって、そ
のワークロールの研磨時点においてワークロール温度を
実測し、この実測値に基づいてワークロール組入れ時点
のワークロール温度並びに熱膨脹量を計算してイニシャ
ルロールプロフィルを予測し、この予測値によりロール
クラウンを制御して圧延を行ない、圧延開始後直ちに、
少なくとも1本の被圧延材の仕上圧延機出側板クラウン
を実測し、この実測板クラウンに基づき、前記予測した
ワークロールのイニシャルロールプロフィルを修正する
ことを特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用につい
て図面によって具体的に説明すると、次の通りである。
まず、第1図は本発明法を実施する装置の一例のブロ
ック図であって、符号1は被圧延材のストリップを示
し、このストリップ1は矢印方向に送られて、スタンド
F1〜F7から成る仕上圧延機群1に入る。熱間圧延後は、
この仕上圧延機群1の出側のプロフィルメータ2によっ
て板プロフィルが検出される。また、仕上圧延機群1に
おいて例えば後段(F5〜F7)のワークロール3のクラウ
ンプロフィルは、後記の如く、上位計算機4ならびにプ
ロセス計算機5からの情報によってベンダー力、中間ロ
ールシフト量(以下、IMRシフト量という。)等を調整
して制御される。
すなわち、圧延終了後ロール組替時やロールショップ
におけるロール研磨時に、各ワークロール3毎に下記の
情報を上位計算機4に入力する。
(1)圧延終了後ロール組替前、 ワークロールの番号、圧延終了時刻、ロール温度の計算
値、 (2)ロール研磨時、 ワークロールの番号、研磨時刻、ロール温度の実測値、 そこで、通常、ロールショップから特定のワークロー
ルをとり出して、そのワークロールを組入れるときに
は、組入れるべきワークロールの情報を上記計算機4か
らプロセス計算機5に送る一方、組入れられるべきワー
クロール3のロール番号や、組入れ時刻を入力する。従
って、プロセス計算機5においては、情報として入力さ
れたロール研磨時のロール温度の実測値にもとずき、組
入れ時のワークロールのロール温度を計算し、予測す
る。また、これに併せて、プロセス計算機5において
は、ロール研、時のロール温度の実測値から組入れ時ま
での熱膨脹量を予測し、これら熱膨脹量や、ロール温度
の予測値からワークロールのイニシャルロールプロフィ
ルを想定し、これにもとずいて、ベンダー力がIMRシフ
ト量を設定し、これら設定値を与えてワークロール3の
イニシャルプロフィルを決定する。
次に、以上の通りにワークロール3を組入れし、ワー
クロール3のイニシャルプロフィルを設定してから、こ
のイニシャルプロフィルで圧延を開始する。このとき
に、はじめに1本のストリップ1を圧延し、ストリップ
1のプロフィルを出側のプロフィルメータ2によって実
測し、この実測板プロフィル値をプロセス計算機5に入
力する。
プロセス計算機5においては、イニシャルロールプロ
フィル、摩耗プロフィル、ヒートクラウンの合成計算結
果と実測板プロフィル値とを比較することにより、イニ
シャルロールプロフィルの2次修正計算を行なって、こ
の2次修正されたプロフィルでその後圧延する。
実 施 例 まず、第1図に示す通りのフローシートにもとずい
て、最終スタンドのワークロールを組替えて組入れし、
そのイニシャルワークプロフィルを調整したところ、得
られる板クラウンは第2図で(イ)で示す通りであっ
た。このときのクラウン形状の制御はベンダー力、IMR
シフト位置のSet−upモデルをオンラインで修正した。
なお、第2図において(ロ)は目標値、(ハ)は従来
例によるものであり、ロール研磨時点でのロールプロフ
ィルをそのままイニシャルロールプロフィルとして、そ
の後の圧延条件からロールプロフィルの変化を予測し、
圧延を行なったものである。
<発明の効果> 以上詳しく説明した通り、本発明法はホットストリッ
プミルワークロール組入れ時の時刻によってワークロー
ルの温度や、熱膨脹量を計算してワークロールのイニシ
ャルプロフィルを予測する一方、ロール組替えて圧延を
開始した直後の被圧延材のプロフィルを実測し、この実
測値によって先に計算で予測したワークロールのイニシ
ャルプロフィルを修正するものである。
従って、個々のワークロールの前回使用後か次回使用
時までの時間はロールローテーションによって一定でな
く、大きくばらつき、しかも、ワークロール組入れ時の
温度が大きくばらついても、ワークロールのプロフィル
は目標値に近く保持された状態で圧延できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法を実施する装置の一例のブロック図、
第2図は本発明法と従来例でクラウン制御したときを対
比して示すグラフである。 符号1……仕上圧延機群、1a……ストリップ 2……プロフィルメータ 3……ワークロール、4……上位計算機 5……プロセス計算機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホットストリップミルにおけるワークロー
    ルクラウンを制御する際に、 そのワークロールの研磨時点においてワークロール温度
    を実測し、この実測温度に基づいてワークロール組入れ
    時点のワークロール温度並びに熱膨脹量を計算してイニ
    シャルロールプロフィルを予測し、この予測値によりロ
    ールクラウンを制御して圧延を行ない、圧延開始後直ち
    に、少なくとも1本の被圧延材の仕上圧延機出側の板ク
    ラウンを実測し、この実測板クラウンに基づき、前記予
    測したワークロールのイニシャルロールプロフィルを修
    正することを特徴とするワークロールクラウン制御方
    法。
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KR100432967B1 (ko) * 1999-12-23 2004-05-27 주식회사 포스코 열간 압연롤의 열 크라운 제어방법
CN112170501B (zh) * 2020-09-16 2022-05-27 太原理工大学 一种轧辊磨损凸度和热凸度的预测方法

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