JP2538159Y2 - 両方向作動リリーフ弁 - Google Patents

両方向作動リリーフ弁

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JP2538159Y2
JP2538159Y2 JP4852890U JP4852890U JP2538159Y2 JP 2538159 Y2 JP2538159 Y2 JP 2538159Y2 JP 4852890 U JP4852890 U JP 4852890U JP 4852890 U JP4852890 U JP 4852890U JP 2538159 Y2 JP2538159 Y2 JP 2538159Y2
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昭典 永杉
充 大城
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体モータがポンプ作用を行う際に流体モ
ータから吐出された高圧流体の流れを制限して、その流
体モータにブレーキを作用する流体ブレーキ装置等に用
いられる両方向作動リリーフ弁に関する。
〔従来の技術〕 第5図の示すように、流体モータ1の第1・第2ポー
ト1a,1bと操作弁2とを接続する第1・第2主回路3,4に
チェックバルブ5と流体モータ1から操作弁2への流体
の流れを規制するブレーキ弁6を設け、流体モータ1が
ポンプ作用を行う際に流体モータ1から吐出された高圧
流体の流れをブレーキ弁6で制限して流体モータ1にブ
レーキを作用する流体ブレーキ装置が知られている。
この様な流体ブレーキ装置においては、第1・第2主
回路3,4における流体モータ1とブレーキ弁6との間が
高圧となるので、一対のリリーフ弁7,7を設けて第1主
回路3の高圧流体を第2主回路4にリリーフし、第2主
回路4の高圧流体を第1主回路3にリリーフするように
してある。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる流体ブレーキ装置であると一対のリリーフ弁を
備えているので部品点数が多くコスト高となるばかり
か、2つの安全弁取付用穴を加工するので加工が面倒と
なり、しかも一対のリリーフ弁を第1主回路と第2主回
路とに亘って取付けるので場積が大きくなる。
そこで、実開昭60−38901号公報に示すように第1・
第2主回路に亘って両方向にリリーフ作動する1つのリ
リーフ弁を設けた流体ブレーキ装置が提案されている
が、このリリーフ弁は第1主回路側の受圧面積と第2主
回路側の受圧面積が異なり、流路形状も異なるので、リ
リーフ開始圧力、リリーフ圧力が異なってしまう。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした
両方向作動リリーフ弁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
一方が高圧の時に他方が低圧となる第1ポート12と第
2ポート13を連通する貫通孔19を有する筒状体15と、 隔壁25eを境として一側盲穴25aと他側盲穴25bを有
し、その隔壁25eにおける中心に他側盲穴25bに向けて突
出した突起25dを備えこの突起25dに一側盲穴25aと他側
盲穴25bを連通する細穴29を有するフリーピストン25
と、 前記フリーピストン25の他側盲穴25b側のテーパ面25c
を前記筒状体15の一端面に圧接して第1ポート12と第2
ポート13を遮断するスプリング30と、 前記フリーピストン25の一側盲穴25aに嵌挿されて隔
壁25eとの間に受圧室28を構成するピストン27とを備
え、 前記フリーピストン25のテーパ面25cにおける筒状体1
5の一端面との圧接部よりも外周部分に前記第2ポート1
3側の圧力を作用し、その圧接部よりも内周部分に前記
第1ポート12側の圧力が作用するようにし、 前記第1ポート12側の圧力が作用しフリーピストン25
を第1ポート12と第2ポート13を連通する方向に押す受
圧面積と第2ポート13側の圧力が作用しフリーピストン
25を第1ポート12と第2ポート13を連通する方向に押す
受圧面積を同一としたことを特徴とする両方向作動リリ
ーフ弁。
これにより、第1ポート12側の高圧流体でリリーフ開
始する圧力と第2ポート13側の高圧流体でリリーフ開始
する圧力を同一にできる。第2ポート13側から第1ポー
ト12側にリリーフするときに、フリーピストン25のテー
パ面25cに沿って隔壁25eに向けて流れる高圧流体は突起
25dに沿って流れ、その突起25dの先端部の圧力は負圧と
なり、受圧室28内の圧力が負圧となるのでフリーピスト
ン25を閉じようとする力が著しく低減するのでオーバラ
イド性能が極めて良くなる。
〔実施例〕
第1図に示すように、流体モータのモータ本体などの
油圧機器本体11に第1ポート12と第2ポート13及び、こ
の第1ポート12と第2ポート13を連通する孔14がそれぞ
れ形成してあり、その孔14に両方向作動リリーフ弁10を
構成する筒状体15とスリーブ16が嵌合してあり、該筒状
体15は第1図に示すように大径部17と小径部18と貫通孔
19を有し、大径部17が孔14にシール材20を介して密嵌
し、貫通孔19が第1ポート12に開口し、スリーブ16の先
端には基部中間径孔21、中間部大径孔22、先部小径孔23
を有し、中間部大径孔22に開口する孔24が形成され、先
部小径孔23が筒状体15の小径部18に密嵌するように孔14
にネジ合して固定してあり、スリーブ16の基部中間径孔
21にフリーピストン25が摺動自在に嵌合してある。
該フリーピストン25の一側盲穴25aにはバネ受26に設
けたピストン27が摺動自在に嵌合されて受圧室28を構成
し、この受圧室28は隔壁25eの細孔29で他側盲穴25bに開
口し、その他側盲穴25bは前記筒状体15の貫通孔19に連
通していると共に、フリーピストン25はバネ30で前記筒
状体15側に押されてテーパー面25cが筒状体15における
小径部18の先端面18aに圧着され、そのバネ室31はドレ
ーン路32でタンク33に連通してある。
前記フリーピストン25の細孔29はフリーピストン25の
隔壁25eにおける中心に一体的に設けた突起25dに穿孔さ
れている。
このようであるから、第1ポート12と第2ポート13は
筒状体15における小径部18の先端面18aとフリーピスト
ン25のテーパー面25cとの圧着部でシールされ、フリー
ピストン25は第1ポート12の高圧流体及び第2ポート13
の高圧流体によりバネ30に抗して移動して第1ポート12
と第2ポート13を連通するようになり、フリーピストン
25における第1ポート12の高圧流体が作用する受圧面積
S1は前記圧着部の径d1とピストン27の径d2とにより
(1)式で決定され、フリーピストン25における第2ポ
ート13の高圧流体が作用る受圧面積S2は前記圧着部の径
d1とフリーピストン25の径d3とにより(2)式で決定さ
れるから、各径d1,d2 d3をS1=S2となるようにすることで、フリーピストン25
の第1・第2ポート12,13の高圧流体が作用する受圧面
積が等しくなるので、第1ポート12の高圧流体でリリー
フするリリーフ開始圧力と第2ポート13の高圧流体でリ
リーフするリリーフ開始圧力が同一となる。
また、細孔29はフリーピストン25の隔壁25eにおける
中心に一体的に設けた突起25dに形成してあるから、第
2ポート13から第1ポート12に高圧流体がリリーフする
時のオーバライド性能が極めて良くなる。
つまり、第2ポート13から第1ポート12に高圧流体が
流れる時にはフリーピストン25のテーパ面25cに沿って
隔壁25eの中心に向けて流れ、その中心付近で高圧流体
がよどむので中心付近の圧力は外周寄りの圧力よりも高
くなり、しかも高圧流体の流速は中心から外周寄りに離
れるほど速くなるので、第2ポート13から第1ポート12
に高圧流体がリリーフする時フリーピストン25の隔壁25
eの圧力分布Aは第2図、第3図のように中心付近が高
圧部分A′、外周部分が低圧部分A″となり、第2図の
ように細孔29がフリーピストン25の隔壁25e中心にある
と高圧部分A′の高圧油が細孔29より受圧室28に入るた
めにフリーピストン25を閉じる方向の力が大きくなって
オーバライド性能が悪くなるが、第3図のように細孔29
が隔壁25eにおける高圧部分A′より突出した突起25dに
穿孔してあると、隔壁25eの中心に向けて流れた高圧流
体は突起25eに沿って第3図矢印aに示すように流れ、
突起25dの先端部は負圧となり、受圧室28内の圧力は負
圧となるのでフリーピストン25を閉じる方向の力がより
小さくなってオーバライド性能が極めて良くなる。
また、第1ポート12から第2ポート13にリリーフする
場合でも第2ポート13から第1ポート12にリリーフする
場合でも流体の通路は同一となり、しかも両方向のシー
ト部がフリーピストン25のテーパー面25cと筒体15の先
端部18aの圧着部で共通となり、フリーピストン25及び
バネ30が共通となる。
また、スリーブ16は弁本体11より抜き出すことで両方
向作動リリーフ弁10を組立てた状態で取り外しできるか
ら、その取外し、取付け作業が容易となる。
また、ロックナット34を弛めてバネ受け26を締付け、
弛めることでバネ30の取付け荷重を変更してリリーフ開
始圧力を調節できる。
また、第4図に示すように筒体15の小径部18の先端部
18aがフリーピストン25のテーパー面25cに当接している
から、第2ポート13側から流入した高圧流体は絞られる
ことなしに直接テーパー面25cに作用するので、フリー
ピストン25を開く方向の力が大きくなり、オーバーライ
ド性能がより一層向上する。
〔考案の効果〕
第1ポート12側の高圧流体でリリーフ開始する圧力と
第2ポート13側の高圧流体でリリーフ開始する圧力を同
一にできる。第2ポート13側から第1ポート12側にリリ
ーフするときに、フリーピストン25のテーパ面25cに沿
って隔壁25eに向けて流れる高圧流体は突起25dに沿って
流れ、その突起25dの先端部の圧力は負圧となり、受圧
室28内の圧力が負圧となるのでフリーピストン25を閉じ
ようとする力が著しく低減するのでオーバライド性能が
極めて良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第2図、第
3図は受圧室に圧油が導入される動作説明図、第4図は
シート部の拡大図、第5図は従来例の断面図である。 12は第1ポート、13は第2ポート、25はフリーピスト
ン、25dは突起、25eは透孔、25fはピストン、28は受圧
室、29は細孔、30はバネ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方が高圧の時に他方が低圧となる第1ポ
    ート12と第2ポート13を連通する貫通孔19を有する筒状
    体15と、 隔壁25eを境として一側盲穴25aと他側盲穴25bを有し、
    その隔壁25eにおける中心に他側盲穴25bに向けて突出し
    た突起25dを備えこの突起25dに一側盲穴25aと他側盲穴2
    5bを連通する細穴29を有するフリーピストン25と、 前記フリーピストン25の他側盲穴25b側のテーパ面25cを
    前記筒状体15の一端面に圧接して第1ポート12と第2ポ
    ート13を遮断するスプリング30と、 前記フリーピストン25の一側盲穴25aに嵌挿されて隔壁2
    5eとの間に受圧室28を構成するピストン27とを備え、 前記フリーピストン25のテーパ面25cにおける筒状体15
    の一端面との圧接部よりも外周部分に前記第2ポート13
    側の圧力が作用し、その圧接部よりも内周部分に前記第
    1ポート12側の圧力が作用するようにし、 前記第1ポート12側の圧力が作用しフリーピストン25を
    第1ポート12と第2ポート13を連通する方向に押す受圧
    面積と第2ポート13側の圧力が作用しフリーピストン25
    を第1ポート12と第2ポート13を連通する方向に押す受
    圧面積を同一としたことを特徴とする両方向作動リリー
    フ弁。
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