JP2537911Y2 - 電力ケーブル用プレファブ型接続部 - Google Patents
電力ケーブル用プレファブ型接続部Info
- Publication number
- JP2537911Y2 JP2537911Y2 JP1990122571U JP12257190U JP2537911Y2 JP 2537911 Y2 JP2537911 Y2 JP 2537911Y2 JP 1990122571 U JP1990122571 U JP 1990122571U JP 12257190 U JP12257190 U JP 12257190U JP 2537911 Y2 JP2537911 Y2 JP 2537911Y2
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- Japan
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- insulator
- power cable
- cable
- reinforcing insulator
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、CVケーブルをプレモールド補強絶縁体を用
いて接続する電力ケーブル用プレファブ型接続部に関す
るものである。
いて接続する電力ケーブル用プレファブ型接続部に関す
るものである。
［従来の技術］ CVケーブルの直線接続部のフレファブ施工は、通常で
はケーブル導体の端末を突き合わせて導体スリーブで接
続したものに、略紡錘形の筒状の補強絶縁体を被着して
行う。
はケーブル導体の端末を突き合わせて導体スリーブで接
続したものに、略紡錘形の筒状の補強絶縁体を被着して
行う。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら上述の従来例では、弾性を有する補強絶
縁体がケーブルへの通電に伴うケーブル絶縁体の膨張・
収縮により径の変化を生じたり、経時変化により弾性を
失ったりすることにより、ケーブル絶縁体に対する締付
け圧力が減少し、補強絶縁体とケーブル絶縁体との密着
が十分でなくなり、この界面における電気的性能が低下
し易い。
縁体がケーブルへの通電に伴うケーブル絶縁体の膨張・
収縮により径の変化を生じたり、経時変化により弾性を
失ったりすることにより、ケーブル絶縁体に対する締付
け圧力が減少し、補強絶縁体とケーブル絶縁体との密着
が十分でなくなり、この界面における電気的性能が低下
し易い。
本考案の目的は、上述の欠点を解消し、ケーブル絶縁
体に対する補強絶縁体の締付け圧力が低下しないように
した電力ケーブル用プレファブ型接続部を提供すること
にある。
体に対する補強絶縁体の締付け圧力が低下しないように
した電力ケーブル用プレファブ型接続部を提供すること
にある。
［課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成するための本考案に係る電力ケーブ
ル用プレファブ型接続部は、電力ケーブルの接続部にお
いて、導体同志の接続部上に被着する略紡錘形のプレモ
ールド補強絶縁体と、該補強絶縁体の両側の斜面部に密
着可能な略円錐状内面を有する環状の２個の押圧部材
と、これらの押圧部材同志を互いに引き寄せる張力を作
用させると共に前記補強絶縁体の外側に接する複数個の
引張部材とを備えたことを特徴とする。
ル用プレファブ型接続部は、電力ケーブルの接続部にお
いて、導体同志の接続部上に被着する略紡錘形のプレモ
ールド補強絶縁体と、該補強絶縁体の両側の斜面部に密
着可能な略円錐状内面を有する環状の２個の押圧部材
と、これらの押圧部材同志を互いに引き寄せる張力を作
用させると共に前記補強絶縁体の外側に接する複数個の
引張部材とを備えたことを特徴とする。
［作用］ 上述の構成を有する電力ケーブル用プレファブ型接続
部は、引張部材による張力によって押圧部材を付勢する
と共に、引張部材がプレモールド補強絶縁体を外側から
抑えているために、押圧部材により補強絶縁体の斜面部
に加えられた圧力が中心に向かい、補強絶縁体がケーブ
ル絶縁体に常時密着する。
部は、引張部材による張力によって押圧部材を付勢する
と共に、引張部材がプレモールド補強絶縁体を外側から
抑えているために、押圧部材により補強絶縁体の斜面部
に加えられた圧力が中心に向かい、補強絶縁体がケーブ
ル絶縁体に常時密着する。
［実施例］ 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第１図は断面図を示し、接続すべき電力ケーブル1a、
1bの端末のケーブル絶縁体2a、2bから露出された導体3
a、3bの外側に、導体スリーブ４がかしめ止めされ電気
的接続がなされている。そして、ケーブル絶縁体2a、2b
及び導体スリーブ４の外側から、ゴム・プラスチック材
料から成る略紡錘形状のプレモールド補強絶縁体５が被
着されている。補強絶縁体５は長手方向の中心に内径が
ケーブル絶縁体2a、2bの外径とほぼ等しい貫通孔5aが形
成され、貫通孔5aの中心部には内部半導電層６が埋設さ
れていて貫通孔5a内に露出されており、導体スリーブ４
はこの内部半導電層６に接触している。また、補強絶縁
体５の周囲には半導電性収縮チューブの被着或いは半導
電テープの巻回による外部半導電層７が形成されてい
る。
1bの端末のケーブル絶縁体2a、2bから露出された導体3
a、3bの外側に、導体スリーブ４がかしめ止めされ電気
的接続がなされている。そして、ケーブル絶縁体2a、2b
及び導体スリーブ４の外側から、ゴム・プラスチック材
料から成る略紡錘形状のプレモールド補強絶縁体５が被
着されている。補強絶縁体５は長手方向の中心に内径が
ケーブル絶縁体2a、2bの外径とほぼ等しい貫通孔5aが形
成され、貫通孔5aの中心部には内部半導電層６が埋設さ
れていて貫通孔5a内に露出されており、導体スリーブ４
はこの内部半導電層６に接触している。また、補強絶縁
体５の周囲には半導電性収縮チューブの被着或いは半導
電テープの巻回による外部半導電層７が形成されてい
る。
補強絶縁体５の両端の斜面部即ち円錐形部分の周囲に
は、内面を略円錐形とし外形を円柱状とした絶縁体から
成る押圧部材8a、8bが密接され、押圧部材8a、8bの側面
には中央に孔部が設けられた板体状の付勢金具9a、9bが
当接されている。付勢金具9a、9bが電力ケーブル1a、1b
に平行な例えば４本の支柱10により連結されており、各
支柱10には固定用パイプ11が挿入され、補強絶縁体５を
周囲から抑えている。固定用パイプ11と付勢金具9a、9b
の間には、それぞれ引張りばね12が取り付けられ、付勢
金具9a、9b同志は相互に引っ張られている。そして、こ
れらの接続部全体は防水等のために塩化ビニル等を被覆
した銅管、鉛管等から成る図示しない保護箱内に収納さ
れている。
は、内面を略円錐形とし外形を円柱状とした絶縁体から
成る押圧部材8a、8bが密接され、押圧部材8a、8bの側面
には中央に孔部が設けられた板体状の付勢金具9a、9bが
当接されている。付勢金具9a、9bが電力ケーブル1a、1b
に平行な例えば４本の支柱10により連結されており、各
支柱10には固定用パイプ11が挿入され、補強絶縁体５を
周囲から抑えている。固定用パイプ11と付勢金具9a、9b
の間には、それぞれ引張りばね12が取り付けられ、付勢
金具9a、9b同志は相互に引っ張られている。そして、こ
れらの接続部全体は防水等のために塩化ビニル等を被覆
した銅管、鉛管等から成る図示しない保護箱内に収納さ
れている。
施工に際しては、予め電力ケーブル1aに付勢金具9a、
押圧部材8a、補強絶縁体５を挿通しておき、電力ケーブ
ル1bに付勢金具9b、押圧部材8aを挿通しておく。そし
て、導体3a、3b同志を導体スリーブ４により接続してか
ら補強絶縁体５を電力ケーブル1aに沿ってずらして被
せ、更に外部半導電層７を巻回する。そこで、押圧部材
8a、8bを補強絶縁体５の斜面部に当接し、付勢金具9a、
9b間に引張りばね12、固定用パイプ11を通した支柱10を
張り渡す。付勢金具9a、9bは引張りばね12の張力により
引き合っているため、押圧部材8a、8bは互いに内側に付
勢され、補強絶縁体５の斜面部を押圧する。そして、補
強絶縁体５はケーブル絶縁体2a、2bに常時押圧され、補
強絶縁体５の内面とケーブル絶縁体2a、2bの表面が密着
するので、補強絶縁体５とケーブル絶縁体2a、2bの界面
の電気的性能の劣化が少ない。
押圧部材8a、補強絶縁体５を挿通しておき、電力ケーブ
ル1bに付勢金具9b、押圧部材8aを挿通しておく。そし
て、導体3a、3b同志を導体スリーブ４により接続してか
ら補強絶縁体５を電力ケーブル1aに沿ってずらして被
せ、更に外部半導電層７を巻回する。そこで、押圧部材
8a、8bを補強絶縁体５の斜面部に当接し、付勢金具9a、
9b間に引張りばね12、固定用パイプ11を通した支柱10を
張り渡す。付勢金具9a、9bは引張りばね12の張力により
引き合っているため、押圧部材8a、8bは互いに内側に付
勢され、補強絶縁体５の斜面部を押圧する。そして、補
強絶縁体５はケーブル絶縁体2a、2bに常時押圧され、補
強絶縁体５の内面とケーブル絶縁体2a、2bの表面が密着
するので、補強絶縁体５とケーブル絶縁体2a、2bの界面
の電気的性能の劣化が少ない。
なお、上述の実施例では、押圧部材8a、8bが付勢金具
9a、9bを介して付勢される構成となっているが、本考案
はこれに限らず押圧部材8a、8bを引張部材で直接付勢す
る構成としてもよい。また、付勢金具9a、9b及びに支柱
10は金属製でなくFRP等の絶縁材料であってもよいし、
支柱10の本数は４本に限定されることはない。
9a、9bを介して付勢される構成となっているが、本考案
はこれに限らず押圧部材8a、8bを引張部材で直接付勢す
る構成としてもよい。また、付勢金具9a、9b及びに支柱
10は金属製でなくFRP等の絶縁材料であってもよいし、
支柱10の本数は４本に限定されることはない。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案に係る電力ケーブル用プレ
ファブ型接続部は、引張部材の張力が押圧部材を介して
プレモールド補強絶縁体をケーブル絶縁体に密着させる
と共に、引張部材は補強絶縁体を外側から抑えているこ
とにより、ケーブル絶縁体の界面の電気的性能の劣化が
生じ難く、機械的強度も大きく、かつ施工が容易であ
る。
ファブ型接続部は、引張部材の張力が押圧部材を介して
プレモールド補強絶縁体をケーブル絶縁体に密着させる
と共に、引張部材は補強絶縁体を外側から抑えているこ
とにより、ケーブル絶縁体の界面の電気的性能の劣化が
生じ難く、機械的強度も大きく、かつ施工が容易であ
る。
図面第１図は本考案に係る電力ケーブル用プレファブ型
接続部の実施例を示す断面図である。 符号1a、1bは電力ケーブル、2a、2bはケーブル絶縁体、
3a、3bは導体、４は導体スリーブ、５は補強絶縁体、
６、７は半導電層、8a、8bは押圧部材、9a、9bは付勢金
具、10は支柱、11は固定用パイプ、12は引張ばねであ
る。
接続部の実施例を示す断面図である。 符号1a、1bは電力ケーブル、2a、2bはケーブル絶縁体、
3a、3bは導体、４は導体スリーブ、５は補強絶縁体、
６、７は半導電層、8a、8bは押圧部材、9a、9bは付勢金
具、10は支柱、11は固定用パイプ、12は引張ばねであ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】電力ケーブルの接続部において、導体同志
の接続部上に被着する略紡錘形のプレモールド補強絶縁
体と、該補強絶縁体の両側の斜面部に密着可能な略円錐
状内面を有する環状の２個の押圧部材と、これらの押圧
部材同志を互いに引き寄せる張力を作用させると共に前
記補強絶縁体の外側に接する複数個の引張部材とを備え
たことを特徴とする電力ケーブル用プレファブ型接続
部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122571U JP2537911Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 電力ケーブル用プレファブ型接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122571U JP2537911Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 電力ケーブル用プレファブ型接続部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0480230U JPH0480230U (ja) | 1992-07-13 |
| JP2537911Y2 true JP2537911Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31870338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990122571U Expired - Fee Related JP2537911Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 電力ケーブル用プレファブ型接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2537911Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH027733U (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-18 | ||
| JPH02104728U (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-21 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP1990122571U patent/JP2537911Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0480230U (ja) | 1992-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |