JP2537716Y2 - フィラワイヤ供給装置付き溶接機 - Google Patents

フィラワイヤ供給装置付き溶接機

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JP2537716Y2
JP2537716Y2 JP1991064994U JP6499491U JP2537716Y2 JP 2537716 Y2 JP2537716 Y2 JP 2537716Y2 JP 1991064994 U JP1991064994 U JP 1991064994U JP 6499491 U JP6499491 U JP 6499491U JP 2537716 Y2 JP2537716 Y2 JP 2537716Y2
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filler wire
wire supply
welding
welding torch
swing arm
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寛 山川
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、非消耗電極式の溶接機
の如きフィラワイヤ供給装置付き溶接機に係り、特に溶
接トーチの姿勢が可変の溶接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TIG溶接機の如き非消耗電極式の溶接
機は、溶接トーチに取付けられた溶接用電極と被溶接物
との間にアークを発生させ、このアーク領域にフィラワ
イヤを供給し、フィラワイヤと被溶接物とを溶融させて
溶接を行うものであり、この溶接機に於いては、フィラ
ワイヤを溶接トーチの溶接用電極に対し所定の位置関係
をもって連続的に供給する必要がある。
【0003】溶接トーチの姿勢が鉛直姿勢と水平姿勢と
に可変の溶接機に於いては、溶接トーチの姿勢に応じて
フィラワイヤの供給位置、方向を変更する必要があり、
このため従来、フィラワイヤの供給装置は、伝動ベル
ト、歯車等を用いて溶接トーチの周りに配置位置を変更
可能な可動式になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】溶接トーチの姿勢が鉛
直姿勢と水平姿勢とに可変の溶接機のフィラワイヤ供給
装置は、配置位置の変更のために、伝動ベルト、歯車等
の伝動機構、駆動モータ、更にはその位置決め制御機構
等を必要とし、構造、動作が複雑なものになる欠点があ
る。
【0005】本考案は、従来の溶接機に於ける上述の如
き問題点に着目してなされたものであり、構造簡単にし
て溶接トーチの姿勢変更に拘らずフィラワイヤを溶接作
用部に対し常に適切に供給することができるフィラワイ
ヤ供給装置付き溶接機を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本考
案によれば、水平線に対し45度傾斜した中心軸線周り
に回動可能なスイングアームを有し、前記スイングアー
ムに前記中心軸線に対し45度傾斜した軸線に沿って溶
接トーチが取付けられ、前記スイングアームの前記中心
軸線周りの180度の回転により前記溶接トーチが鉛直
姿勢と水平姿勢との間に姿勢変更するよう構成され、前
記スイングアームの前記中心軸線に沿ってフィラワイヤ
供給用ガイドチューブが配置され、前記フィラワイヤ供
給用ガイドチューブは前記溶接トーチの先端近傍にフィ
ラワイヤ供給用開口端を有していることを特徴とするフ
ィラワイヤ供給装置付き溶接機によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、溶接トーチが鉛直姿
勢と水平姿勢との間に姿勢変更しても、溶接トーチはフ
ィラワイヤ供給用ガイドチューブを中心として回動変位
してその姿勢変更を行うから、これによって溶接トーチ
とフィラワイヤ供給用ガイドチューブのフィラワイヤ供
給用開口端との位置関係が変動することがない。
【0008】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図2は本考案によるフィラワイヤ供給装置
付き溶接機として実施して好適な縦型自動溶接機の一例
を示している。縦型自動溶接機1は、基台3と基台3上
に立設された上部フレーム5とを備え、基台3の上面部
に被溶接物Wを支持するワークテーブル7を有してい
る。
【0010】上部フレーム5には溶接トーチ9を備えた
加工ヘッド11が、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各
座標軸方向に移動可能に設けられている。
【0011】基台3上のワークテーブル7の奥側には上
下動可能なベース部材13が設けられており、このベー
ス部材13上に障壁状の一対のワーク突当て部材15が
取付角度調節可能に設けられている。一対のワーク突当
て部材15間には縦方向に延在する溶接用間隙Gが設け
られており、溶接用間隙Gをもってワーク突当て部材1
5のワーク突当て側とは反対側(裏面側)より溶接トー
チ9により縦方向送りの溶接が行われるようになってい
る。
【0012】上部フレーム5には、アーム17により操
作ボックス19が吊下げ支持されていると共に、ワーク
テーブル7の上方部に位置するL型のアーム21が設け
られており、アーム21の先端部にワーククランプ装置
23が取付けられている。
【0013】ワーククランプ装置23は、流体圧シリン
ダ装置25により上下方向に駆動され、且つ図示されて
いない流体圧シリンダ装置により被溶接物Wのワーク突
当て部材15に対する押当て方向、即ち前後方向に駆動
される可動キャレッジ27を有しており、可動キャレッ
ジ27には被溶接物Wをワーク突当て部材15に押当て
るクランプ金型29が取付けられている。
【0014】図1に示されている如く、加工ヘッド11
には軸受ブラケット部31に装着されたボール軸受33
によりスイングアーム35が軸37をもって水平線に対
し45度傾斜した中心軸線Cの周りに回転可能に取付け
られており、これの先端部に溶接トーチ9が前記中心軸
線Cに対し45度傾斜した軸線に沿って取付けられてい
る。
【0015】これにより溶接トーチ9は、スイングアー
ム35の中心軸線C周りの180度の回転により、一つ
の仮想平面上にて、図にて実線により示されている鉛直
姿勢と、図にて仮想線により示されている水平姿勢との
間に、姿勢を変更するようになる。
【0016】軸37には軸受ブラケット31に固定され
たベーン型ロータリアクチュエータ39の回転軸41が
駆動連結されており、軸37はベーン型ロータリアクチ
ュエータ39により回転駆動されるようになっている。
【0017】ベーン型ロータリアクチュエータ39の回
転軸41と軸37は共に前記中心軸線Cに沿って同一軸
線上に配置されており、これらは共に前記中心軸線Cに
沿って延在する中心孔41a、37aを有する中空軸と
して構成されている。
【0018】回転軸41と軸37の中心孔41a、37
aには、フィラワイヤ供給用ガイドチューブ43が電気
絶縁状態にて貫通している。フィラワイヤ供給用ガイド
チューブ43は、前記中心軸線Cに沿って延在してお
り、これの先端のフィラワイヤ供給用開口端45は溶接
トーチ9に取り付けられた溶接用電極棒47の先端近傍
に位置している。フィラワイヤ供給用開口端45は、フ
ィラワイヤ供給用ガイドチューブ43がアジャストスク
リュウ49により連結された二つのチューブ43a、4
3bにより構成されていることにより、その配置位置を
前記中心軸線Cに沿って調整可能になっている。フィラ
ワイヤ供給用ガイドチューブ43には図示されていない
ワイヤ供給装置によりフィラワイヤFがフィラワイヤ供
給用開口端45に対し連続供給されるようになってい
る。
【0019】上述の如き構成によれば、溶接トーチ9
は、ベーン型ロータリアクチュエータ39によりスイン
グアーム35が中心軸線C周りに180度回転すること
により、一つの仮想平面上にて、図にて実線により示さ
れている鉛直姿勢と、図にて仮想線により示されている
水平姿勢との間に、姿勢を変更し、溶接線が水平の下向
き溶接と溶接線が鉛直の横向き溶接とを選択的に行う。
【0020】この溶接トーチ9の鉛直姿勢と水平姿勢と
の間の姿勢変更は、中心軸線C、換言すれば、フィラワ
イヤ供給用ガイドチューブ43を中心とした回動変位に
より行われるから、この姿勢変更によって溶接トーチ9
とフィラワイヤ供給用ガイドチューブ43のフィラワイ
ヤ供給用開口端45との位置関係が変動することがな
く、この両者の位置関係は一定に保たれ、溶接トーチ9
が鉛直姿勢にあっても、水平姿勢にあっても溶接トーチ
9に対するフィラワイヤ供給用開口端45よりのフィラ
ワイヤFの供給方向が変化することがない。
【0021】尚、横向き溶接、下向き溶接の何れの場合
も、フィラワイヤFの供給は溶接トーチ9の進み方向の
前方に対し行われることが好ましいから、溶接線が水平
の下向き溶接の場合は図にて左方より右方へ向けて溶接
が進められ、溶接線が鉛直の横向き溶接の場合は下方よ
り上方へ向けて溶接が進められればよい。
【0022】以上に於ては、本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本考案は、これに限定されるも
のではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0023】
【考案の効果】以上の説明から理解される如く、本考案
によるフィラワイヤ供給装置付き溶接機によれば、溶接
トーチが鉛直姿勢と水平姿勢との間に姿勢変更しても、
溶接トーチはフィラワイヤ供給用ガイドチューブを中心
として回動変位してその姿勢変更を行うから、この溶接
トーチの姿勢変更によって溶接トーチとフィラワイヤ供
給用ガイドチューブのフィラワイヤ供給用開口端との位
置関係が変動することがなく、フィラワイヤの供給位置
は不動で、溶接トーチの姿勢変更に拘らずフィラワイヤ
の供給が溶接作用部に対し常に適切に供給されるように
なり、フィラワイヤ供給部の配置変更のための伝動ベル
ト、歯車等の伝動機構、駆動モータ、更にはその位置決
め制御機構等を全く必要としないから、フィラワイヤ供
給部の構造が複雑化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるフィラワイヤ供給装置付き溶接機
の一実施例をその要部について示す縦断面図である。
【図2】本考案によるフィラワイヤ供給装置付き溶接機
として実施して好適な縦型自動溶接機の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 縦型自動溶接機 3 基台 5 上部フレーム 7 ワークテーブル 9 溶接トーチ 11 加工ヘッド 15 ワーク突当て部材 23 ワーククランプ装置 35 スイングアーム 37 軸 39 ベーン型ロータリアクチュエータ 43 フィラワイヤ供給用ガイドチューブ 45 フィラワイヤ供給用開口端 F フィラワイヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平線に対し45度傾斜した中心軸線周
    りに回動可能なスイングアームを有し、前記スイングア
    ームに前記中心軸線に対し45度傾斜した軸線に沿って
    溶接トーチが取付けられ、前記スイングアームの前記中
    心軸線周りの180度の回転により前記溶接トーチが鉛
    直姿勢と水平姿勢との間に姿勢変更するよう構成され、
    前記スイングアームの前記中心軸線に沿ってフィラワイ
    ヤ供給用ガイドチューブが配置され、前記フィラワイヤ
    供給用ガイドチューブは前記溶接トーチの先端近傍にフ
    ィラワイヤ供給用開口端を有していることを特徴とする
    フィラワイヤ供給装置付き溶接機。
JP1991064994U 1991-08-16 1991-08-16 フィラワイヤ供給装置付き溶接機 Expired - Lifetime JP2537716Y2 (ja)

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