JP2536870Y2 - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JP2536870Y2
JP2536870Y2 JP130591U JP130591U JP2536870Y2 JP 2536870 Y2 JP2536870 Y2 JP 2536870Y2 JP 130591 U JP130591 U JP 130591U JP 130591 U JP130591 U JP 130591U JP 2536870 Y2 JP2536870 Y2 JP 2536870Y2
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JP
Japan
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carrier
opening
platen
guide shaft
movable member
Prior art date
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JP130591U
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JPH0498160U (ja
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順一 鈴木
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Seiko Precision Inc
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Seiko Precision Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プラテンに対向して配
置される印字ヘッドがキャリアに搭載され、当該キャリ
アがプラテンと平行に延伸する1対のガイド軸によって
移動自在に支持されるシリアルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタでは、プラテンに対向
して配置される印字ヘッドがキャリアに搭載され、当該
キャリアがプラテンと平行に延伸する1対のガイド軸に
よって移動自在に支持されており、プラテンと印字ヘッ
ドとの間に記録紙を給送して印字ヘッドで印字できるよ
うになっている。
【0003】ところで、このようなシリアルプリンタに
あっては、プラテンと印字ヘッドとの間の間隔が非常に
狭く、紙詰まり時の処理作業やインクリボンカセットの
装着作業が困難である。そこで、本出願人は、紙詰まり
処理時やインクリボンカセットの装着時等に必要に応じ
てプラテンと印字ヘッドとの間の間隔を拡げることがで
きるシリアルプリンタを提案した(特願平2−1331
88号)。この構造によれば、一方のガイド軸がキャリ
アに係合離脱可能に設けられ、当該ガイド部材をキャリ
アから離脱させると、キャリアが他方のガイド部材回り
に回動可能となって印字ヘッドをプラテンに対して離反
できるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この構造で
は、プラテンと印字ヘッドとの間の間隔を拡げるには、
一方のガイド軸をキャリアから離脱させるだけでなく、
その後にキャリアを回動させる必要があり、操作性が悪
いという問題があった。
【0005】本考案の目的は、簡単な操作でプラテンと
印字ヘッドとの間の間隔を拡げることができるシリアル
プリンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、プラテンに対
向して配置される印字ヘッドがキャリアに搭載され、当
該キャリアがプラテンと平行に延伸する1対のガイド軸
によって移動自在に支持されるシリアルプリンタであっ
て、キャリアには、両ガイド軸の一方がその延伸方向と
直交する方向より係合離脱可能である係合受部が設けら
れ、当該一方のガイド軸は変位可能に支持された可動部
材に取り付けられ、当該可動部材の変位により係合受部
との係合位置および離脱位置に移動し、キャリアと可動
部材との間には、可動部材の変位に連動して移動可能で
あり、可動部材の変位時に一方のガイド軸が係合位置か
ら離脱位置に至ったときに印字ヘッドがプラテンに対し
て離反する方向にキャリアを他方のガイド部材回りに回
動させる連動部材が設けられているが設けられているこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案によれば、可動部材の変位時に一方のガ
イド軸が係合位置から離脱位置に至ると、連動部材によ
ってキャリアが他方のガイド部材回りに回動され、この
回動動作で印字ヘッドがプラテンに対して離反される。
【0008】
【実施例】図1乃至図3には、本考案が適用されたシリ
アルプリンタが示されている。
【0009】このシリアルプリンタでは、図1に示され
るようにプリンタケース1内に記録紙2を収容する紙カ
セット3が装着され、この紙カセット3内から記録紙2
を印字機構部4に給送して印字できるようになってい
る。
【0010】紙カセット3の上方には、ピッキングロー
ラー5が対向して配置され、このピッキングローラー5
によって記録紙2が紙カセット3内から取り出されるよ
うになっている。ピッキングローラー5は図示ないピッ
キングモータの駆動力で回転駆動されて記録紙2に搬送
力を付与し、この搬送力を受けて記録紙2が紙カセット
3内から取り出されるようになっている。
【0011】印字機構部4の上流側および下流側には、
それぞれ紙送りローラー6、排紙ローラー7が配置さ
れ、紙送りローラー6によって記録紙2が印字機構部4
に給送され、排紙ローラー7によって印字後の記録紙2
が排紙口8よりプリンタケ―ス1の外部に排出されるよ
うになっている。
【0012】排紙口8はプリンタケース1の開閉蓋9に
形成され、開閉蓋9の閉止状態で排紙ローラー7と対向
して記録紙2の排出用として用いられるようになってい
る。
【0013】開閉蓋9はプリンタケース1内のプリンタ
フレーム10にピン11を介して回動可能に軸支され、
ピン11回りに回動されて開閉されるようになってい
る。プリンタフレーム10には、両側部に側板10aが
立設され(図1乃至図3では片側の側板9aは図示され
ていない。)、両側板10aにそれぞれピン11を介し
て開閉蓋9が回動可能に軸支されている。
【0014】紙送りローラー6および排紙ローラー7は
それぞれ図示ない紙送りモータの駆動力で回転駆動され
る駆動ローラー6a,7aおよび駆動ローラー6a,7
aに圧接される従動ローラー6b,7bとで構成され、
記録紙2を挟持搬送できるようになっている。この搬送
力を受けて記録紙2が印字機構部4に給送され、印字後
に排紙口8より排出されるようになっている。排紙ロー
ラー7は駆動ローラー7aがプリンタフレーム10の両
側板10aに回転可能に軸支されているに対し、従動ロ
ーラー7bが開閉蓋9の裏面にブラケット12を介して
回転可能に軸支され、図2に示されるように開閉蓋9の
開放動作で従動ローラー7bが駆動ローラー7aから離
間するようになっている。なお、紙送りローラー6の駆
動ローラー6aおよび従動ローラー6bは共にプリンタ
フレーム10の両側板10aに回転可能に軸支されてい
る。
【0015】印字機構部4には、プラテン13およびこ
のプラテン13の上方でプラテン13と対向する印字ヘ
ッド14が設けられ、このプラテン13と印字ヘッド1
4との間に記録紙2が給送されて印字に供されるように
なっている。プラテン13は図示しない固定手段を介し
てプリンタフレーム10の両側板10a間に紙送り方向
と直交する方向に沿って架設されている。印字ヘッド1
4はキャリア15に搭載され、キャリア15と一体に移
動できるようになっている。
【0016】キャリア15は図示しないキャリアモータ
の駆動力でプラテン13と平行に走行駆動されるように
なっている。キャリア15の上方には、インクリボンカ
セット16が装着され、プラテン13と印字ヘッド14
との間にインクリボン17(図3に図示)が挿通されて
いる。インクリボンカセット16は開閉蓋9の開放状態
で着脱できるようになっている。
【0017】このキャリア15はプラテン13と平行に
延伸する1対のガイド軸18,19にスライド可能に嵌
合され、これらのガイド軸18,19を介してプリンタ
フレーム10の両側板10aにプラテン13と平行に移
動可能に支持されている。キャリア15およびプリンタ
フレーム10のガイド軸18の軸受部は、それぞれU字
状の係合凹部20,21となっており、ガイド軸18が
半径方向より係合離脱可能となっている。ガイド軸18
は開閉蓋9の裏面にブラケット9aを介して取り付けら
れ、開閉蓋9の開放動作でキャリア15の係合凹部20
およびプリンタフレーム10の係合凹部21から離脱で
きるようになっている。ブラケット9aのガイド軸18
の軸受孔は図3に示されるようにガイド軸18の径より
も大きく設定され、プリンタフレーム10の係合凹部2
1へのガイド軸18の係合によってガイド軸18がガイ
ド軸19に対して高精度に位置決めされている。
【0018】また、キャリア15のガイド軸19の軸受
部側には、端部に斜面22が形成され、この斜面22に
対向して連動部材としてのローラー23がプラテン13
と平行にキャリア15の移動領域全域に亘って延設され
ている。ローラー23はプリンタフレーム10の両側部
でそれぞれピン24を介してリンク25の一端部に回動
可能に軸支され、リンク25を介してプリンタフレーム
10の両側板10aに支持されている。リンク25は中
間部がピン26を介してプリンタフレーム10の側板1
0aに回動可能に軸支され、ローラー23の取付側と反
対の端部にピン27を介してリンク28の一端部が回動
自在に軸支されている。リンク28の他端部は開閉蓋9
の裏面にピン29を介して回動可能に軸支されており、
リンク25,28を介してローラー23が開閉蓋9の開
閉動作に連動してピン26回りに移動するようになって
いる。そして、このローラー23の移動により、開閉蓋
9の開放時には、ガイド軸18がキャリア15の係合凹
部20から離脱すると同時にローラー23がキャリア1
5の斜面22に当接し、ローラー23に押圧されてキャ
リア15がガイド軸19回りに矢印A方向(印字ヘッド
14がプラテン13から離反する方向)に回動されるよ
うになっている。また、開閉蓋9の閉止時には、ローラ
ー23の移動に伴ってキャリア15が自重でガイド軸1
9回りに矢印B方向(印字ヘッド14がプラテン13に
接近する方向)に回動されるようになっている。
【0019】上記の構成によれば、開閉蓋9を開放する
と、その途中でガイド軸18がキャリア15の係合凹部
20から離脱してキャリア15がガイド軸19回りに回
動可能となる。そして、これと同時にキャリア15の斜
面22にローラー23が当接し、ローラー23に押圧さ
れてキャリア15がガイド軸19回りに矢印A方向に回
動し、この回動動作で図2に示されるように印字ヘッド
14がプラテン13に対して離反される。この状態から
開閉蓋9を閉止すると、ローラー23の移動に伴ってキ
ャリア15が自重でガイド軸19回りに矢印B方向に回
動しつつキャリア15の係合凹部20およびプリンタフ
レーム10の係合凹部21にガイド軸18が係合され、
開閉蓋9の閉止状態で図1に示されるようにキャリア1
5がガイド軸18,19を介してプリンタフレーム10
の両側板10aに支持される。
【0020】なお、キャリア15の移動領域全域に亘っ
てローラー23が延設されているので、開閉蓋9の開放
動作によってキャリア15を任意の位置でガイド軸19
回りに回動させて印字ヘッド14をプラテン13に対し
て離反できる。
【0021】また、ローラー23がピン24を介してリ
ンク25の一端部に回動可能に軸支されているので、キ
ャリア15の回動時にローラー23がキャリア15の斜
面22との摩擦抵抗で回動されてキャリア15を円滑に
回動でき、開閉蓋9を大きな抵抗なく開閉できる。
【0022】このように本実施例では、開閉蓋9を開放
するだけの簡単な操作で、印字ヘッド14をプラテン1
3から離反させて印字ヘッド14とプラテン13との間
隔を拡げることができ、紙詰まり時の処理作業やインク
リボンカセット16の装着作業が極めて容易となる。
【0023】なお、上記実施例では、ローラー23をキ
ャリア15の移動領域全域に亘って延設したが、ホ―ム
ポジションのみでキャリア15の斜面22にローラー2
3が対向するようにようにしてもよい。
【0024】また、上記実施例では、リンク25,28
を介してローラー23を開閉蓋9の開閉動作に連動して
移動させ、この移動により開閉蓋9の開放時にキャリア
15を回動させて印字ヘッド14をプラテン13に対し
て離反させるようにしたが、開閉蓋9の開閉動作に連動
するカム等の他の連動部材を用いて開閉蓋9の開放時に
印字ヘッド14がプラテン13に対して離反する方向に
キャリア15を回動させるようにしてもよい。
【0025】また、上記実施例では、ガイド軸18を開
閉蓋9に取り付けたが、プリンタケース1内に別途レバ
ーを設けてこのレバーにガイド軸18を取り付け、レバ
ーの操作でガイド軸18をキャリア15の係合凹部20
およびプリンタフレーム10の係合凹部21に係合離脱
させるようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るシリ
アルプリンタによれば、簡単な操作で、プラテンと印字
ヘッドとの間の間隔を拡げることができ、紙詰まり時の
処理作業やインクリボンカセットの装着作業が極めて容
易となるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたシリアルプリンタの要部縦
断面図である。
【図2】図1の開閉蓋の開放状態を示す要部縦断面図で
ある。
【図3】図1のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタケース 9 開閉蓋(可動部材) 13 プラテン 14 印字ヘッド 15 キャリア 18,19 ガイド軸 20 係合凹部 23 ロ―ラ―(連動部材)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに対向して配置される印字ヘッ
    ドがキャリアに搭載され、当該キャリアがプラテンと平
    行に延伸する1対のガイド軸によって移動自在に支持さ
    れるシリアルプリンタであって、上記キャリアには、上
    記両ガイド軸の一方がその延伸方向と直交する方向より
    係合離脱可能である係合受部が設けられ、上記一方のガ
    イド軸は、変位可能に支持された可動部材に取り付けら
    れ、当該可動部材の変位により上記係合受部との係合位
    置および離脱位置に移動し、上記キャリアと上記可動部
    材との間には、上記可動部材の変位に連動して移動可能
    であり、上記可動部材の変位時に上記一方のガイド軸が
    上記係合位置から上記離脱位置に至ったときに上記印字
    ヘッドが上記プラテンに対して離反する方向に上記キャ
    リアを上記他方のガイド部材回りに回動させる連動部材
    が設けられていることを特徴とするシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記可動部材はプリ
    ンタケースの開閉蓋であり、上記一方のガイド軸は上記
    開閉蓋の開放動作で上記係合受部との上記離脱位置に移
    動し、上記開閉蓋の閉止動作で上記係合受部との上記係
    合位置に移動し、上記連動部材は上記開閉蓋の開閉動作
    に連動して移動することを特徴とするシリアルプリン
    タ。
JP130591U 1991-01-21 1991-01-21 シリアルプリンタ Expired - Lifetime JP2536870Y2 (ja)

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JPH0498160U JPH0498160U (ja) 1992-08-25
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