JP2536496B2 - 情報信号再生装置 - Google Patents

情報信号再生装置

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JP2536496B2
JP2536496B2 JP61245687A JP24568786A JP2536496B2 JP 2536496 B2 JP2536496 B2 JP 2536496B2 JP 61245687 A JP61245687 A JP 61245687A JP 24568786 A JP24568786 A JP 24568786A JP 2536496 B2 JP2536496 B2 JP 2536496B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1第1の実施例 G2第2の実施例 G3第3の実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、再生時、斜めトラックに記録されたパイロ
ット信号に基づいてトラッキングサーボを行なうように
したVTR等に適用して好適な情報信号再生装置に関す
る。
B 発明の概要 本発明は、情報信号がパイロット信号と共に斜めトラ
ックに重ね書きにより記録された磁気テープを再生する
際にパイロット信号に基づいてトラッキングサーボを行
なうようにした情報信号再生装置において、基準パイロ
ット信号の発生タイミングを切り換えることによりトラ
ッキングサーボの中心値を切換える切換え手段と、磁気
テープがパイロット信号に対する重ね書きにおける第一
の消去率を有するときと、磁気テープが第一の消去率よ
り悪い第二の消去率を有するときとに応じてトラッキン
グサーボの中心値の切換え手段を制御する制御手段とを
備え、磁気テープが第二の消去率を有するとき、重ね書
き部分の未消去パイロット信号によるトラッキングのず
れが改善されるようにトラッキングサーボの中心値を切
換えるようにしたことにより、磁気テープの磁気特性に
かかわらず、良好なトラッキングサーボが行なわれるよ
うにしたものである。
C 従来の技術 従来、斜め記録トラックに映像信号と共にパイロット
信号を記録し、再生時には、このパイロット信号に基づ
いてトラッキングサーボをかけるようにしたVTRが提案
されている。
第6図において、(1)は回転ドラムであり、この回
転ドラム(1)には、互いにアジマス角を異にし、180
゜の角間隔をもって1対の磁気ヘッドHA及びHBが取付け
られている。また、(2)は磁気テープであり、回転ド
ラム(1)の周面に略180゜の角範囲で斜めにめぐらさ
れて走行させられる。磁気ヘッドHA,HBは1フレームで
1回転するようになされ、奇数フィールドでは磁気ヘッ
ドHAが磁気テープ(2)上を走査するようになされ、偶
数フィールドでは磁気ヘッドHBが磁気テープ(2)上を
走査するようになされている。
磁気テープ(2)上には、記録時磁気ヘッドHA,HB
よって傾斜した記録トラックTA,TBが順次形成される。
各記録トラックTA,TBごとに周波数がf1,f2,f3,f4,f1,‥
‥と循環的に変化する4種類のトラッキングサーボ用の
パイロット信号が映像信号(低域変換色信号CLとFM変調
輝度信号YFMとの合成信号)と周波数多重されて記録さ
れる。
パイロット信号の周波数f1〜f4は、低域変換色信号CL
の下側帯側に選定され、夫々例えば102.544kHz、118.95
1kHz、165.210kHz、148.689kHzとされ、ある記録トラッ
クのパイロット信号とこれと隣接する記録トラックのパ
イロット信号との周波数はΔfA=fH,ΔfB=3fH(fHは水
平周波数)となるようにされている。
この場合、磁気ヘッドHA,HBの幅は例えば15μmとさ
れている。そのため、磁気テープ(2)の走行速度の速
い標準モード(以下「SPモード」という)では、第7図
に示すように傾斜した記録トラックTA,TBが形成され
る。即ち、トラックピッチは例えば20μmであり、トラ
ックの幅は15μmで、ガードバンドを有するものとな
る。一方、磁気テープ(2)の走行速度の遅い長時間モ
ード(以下「LPモード」という)では、第8図に示すよ
うに傾斜した記録トラックTA,TBが形成される。即ち、
トラックピッチは例えば10μmであり、重ね書きにより
トラック幅は10μmに規制され、ガードバンドを有しな
いものとなる。
再生時、磁気ヘッドHA及びHBより得られる再生信号は
再生アンプ(3A)及び(3B)を介してヘッド切換スイッ
チ(4)のA側及びB側の端子に供給される。このヘッ
ド切換スイッチ(4)には磁気ヘッドHA,HBの回転位相
に同期した、いわゆるRFスイッチングパルスSWPが切換
制御信号として供給され、このヘッド切換スイッチ
(4)は、磁気ヘッドHAが磁気テープ(2)上を走査す
る1フィールド期間はA側に接続されると共に、磁気ヘ
ッドHBが磁気テープ(2)上を走査する1フィールド期
間はB側に接続される。
ヘッド切換スイッチ(4)より出力される連続した再
生信号は、ハイパスフィルタ(21)及びバンドパスフィ
ルタ(22)に供給される。ハイパスフィルタ(21)から
はFM変調輝度信号YFM(例えば、シンクチップが4.2MH
z、ホワイトピークが5.4MHzで周波数偏移1.2MHz)が得
られ、このFM変調輝度信号YFMはFM復調器(23)に供給
される。そして、このFM復調器(23)より得られる輝度
信号Yは合成器(24)に供給される。また、バンドパス
フィルタ(22)からは低域変換色信号(例えば色副搬送
周波数が743kHz)CLが得られ、この低域変換色信号CL
ACC回路(25)を介して周波数変換器(26)に供給され
る。そして、この周波数変換器(26)より得られる色副
搬送周波数が3.58MHzの搬送色信号Cは合成器(24)に
供給され、この合成器(24)より導出された端子(27)
には映像信号SVが得られる。
また、ヘッド切換スイッチ(4)より出力される連続
した再生信号はローパスフィルタ構成のパイロット信号
検出回路(5)に供給される。この検出回路(5)で検
出されたパイロット信号は掛算回路(6)に供給され
る。また、(7)は周波数信号発生回路であり、この発
生回路(7)からはf1,f2,f3,f4の周波数の信号が発生
され、夫々スイッチ回路(8)に供給される。このスイ
ッチ回路(8)にはRFスイッチングパルスSWP(第9図
Aに図示)が切換制御信号として供給される。このスイ
ッチ回路(8)からは、各フィールド期間において磁気
ヘッドHA,HBが走査すべき記録トラックTA,TBのパイロッ
ト信号の周波数(第9図Aにf1〜f4で図示)と等しい周
波数の信号が出力される(第9図Bに図示)。
このスイッチ回路(8)の出力信号は基準パイロット
信号として掛算回路(6)に供給される。掛算回路
(6)においては、検出回路(5)からのパイロット信
号とスイッチ回路(8)からの基準パイロット信号との
掛算がなされる。
掛算回路(6)の出力信号はバンドパスフィルタで構
成された差周波数ΔfAの検出回路(9A)に供給され、こ
の検出回路(9A)の出力信号はピーク検波回路(10A)
に供給され、このピーク検波回路(10A)の出力信号は
切換スイッチ(11)及び(12)の夫々A側及びB側の端
子に供給される。また掛算回路(6)の出力信号はバン
ドパスフィルタで構成された差周波数ΔfBの検出回路
(9B)に供給され、この検出回路(9B)の出力信号はピ
ーク検波回路(10B)に供給され、このピーク検波回路
(10B)の出力信号は切換スイッチ(11)及び(12)の
夫々B側及びA側の端子に供給される。
切換スイッチ(11)及び(12)にはRFスイッチングパ
ルスSWPが切換制御信号として供給され、切換スイッチ
(11)及び(12)は、ヘッド切換スイッチ(4)がA側
及びB側に切換えられるとき、夫々A側及びB側に切換
えられる。そして、この切換スイッチ(11)及び(12)
の出力信号S1及びS2は夫々比較器(13)に供給される。
この比較器(13)からは、例えばS1=S2のときには
零、S1>S2のときにはその差に応じたレベルの正の信
号、S1<S2のときにはその差に応じたレベルの負の信号
が出力される。
ここで、磁気ヘッドHAが記録トラックTAを走査すると
き、掛算回路(6)より出力される周波数ΔfA及びΔfB
の差周波数信号のレベルは、走査位置が中心のときには
同レベルとなり、走査位置が前の記録トラック側に片寄
る程周波数ΔfBの差周波数信号のレベルの方が大となる
と共に、走査位置が後の記録トラック側に片寄る程周波
数ΔfAの差周波数信号のレベルの方が大となる。そのた
め、ピーク検波回路(10A)及び(10B)の出力信号のレ
ベルは走査位置が中心のときには同レベルとなり、走査
位置が後の記録トラック側に片寄る程ピーク検波回路
(10A)の出力信号のレベルの方が大となると共に、走
査位置が前の記録トラック側に片寄る程ピーク検波回路
(10B)の出力信号のレベルの方が大となる。
一方、磁気ヘッドHBが記録トラックTBを走査すると
き、周波数ΔfA及びΔfBの差周波数信号のレベル関係
は、上述したように磁気ヘッドHAが記録トラックTAを走
査するときとは逆の関係となる。そのため、ピーク検波
回路(10A)及び(10B)の出力信号のレベル関係も磁気
ヘッドHAが記録トラックTAを走査するときとは逆の関係
になる。
しかし、切換スイッチ(11)及び(12)は、磁気ヘッ
ドHAが記録トラックTAを走査する1フィールド期間はA
側に、一方磁気ヘッドHBが記録トラックTBを走査する1
フィールド期間はB側に接続されるので、磁気ヘッド
HA,HBが記録トラックTA,TBを走査するとき、切換スイッ
チ(11)及び(12)の出力信号S1及びS2のレベルは、走
査位置が中心のときには同レベルとなり、走査位置が後
の記録トラック側に片寄る程出力信号S1の方が大となる
と共に、走査位置が前の記録トラック側に片寄る程、信
号S2の方が大となる。したがって、磁気ヘッドHA,HB
記録トラックTA,TBを走査するとき、比較器(13)から
は、走査位置が中心のときには零、後の記録トラック側
に片寄るときにはその片寄りの大きさに比例したレベル
の正の信号が、前の記録トラック側に片寄るときにはそ
の片寄りの大きさに比例したレベルの負の信号が出力さ
れる。
また、(14)はキャプスタンモータ、(15)はその回
転を制御するモータドライブ回路、(16)はキャプスタ
ンモータ(14)の回転速度に対応した周波数信号を発生
する周波数発電機である。周波数発電機(16)からの周
波数信号は速度サーボ回路(17)に供給され、この速度
サーボ回路(17)からの速度エラー信号は加算器(18)
を介してモータドライブ回路(15)に供給される。これ
によりキャプスタンモータ(14)の回転速度が一定とな
るように制御される。
また、上述した比較器(13)の出力信号は加算器(1
8)を介してモータドライブ回路(15)にATFエラー信号
(位相エラー信号)EATFとして供給される。これにより
キャプスタンモータ(14)の回転位相が制御され、磁気
ヘッドHA,HBが記録トラックTA,TBの中心位置を正しく走
査するようになされる。いわゆるトラッキングサーボが
行なわれる。
D 発明が解決しようとする問題点 このように、第6図例によれば理論的には正しくトラ
ッキングサーボが行なわれる。しかし、LPモードの場合
で、磁気テープ(2)がメタルパウダーテープ(以下
「MPテープ」という)であるときには、正しくトラッキ
ングサーボが行なわれなくなる問題があった。以下にそ
の理由を説明する。
第10図は、LPモードの場合のトラックパターンを示し
ている。LPモードの場合には、上述したように重ね書き
によりトラック幅が規制される。磁気テープ(2)がMP
テープであるときには、磁性層が厚いため消去率が−6
〜−8dBと悪い。したがって、パイロット信号に関して
いえば、第10図に斜線図示する重ね書き部分には、前に
記録されたパイロット信号が完全に消去されずに残って
いる。例えば、f1,f2,f3,f4の周波数のパイロット信号
が記録される記録トラックTA,TBの前のトラック側に
は、夫々f4,f1,f2,f3の周波数のパイロット信号が残っ
ている。
ここで、この磁気テープ(2)をトラック幅TPよりも
広いヘッド幅の磁気ヘッドHで再生する場合を考える。
ここでは、周波数f1のパイロット信号が記録されている
記録トラックTAを走査するときに着目してみる。
このとき、磁気ヘッドHのずれ量に関連して、磁気ヘ
ッドHが前後の記録トラックTBより拾う周波数f4及びf2
のパイロット信号のレベルは、夫々第11図実線a及びb
に示すようになり、磁気ヘッドHのずれ量が零でジャス
トトラック時には互いに同レベルとなる。しかし、磁気
ヘッドHのずれ量に関連して、磁気ヘッドHが記録トラ
ックTAより拾う周波数f4のパイロット信号のレベルは、
第11図破線cに示すようになり、結局磁気ヘッドHが拾
う周波数f4のパイロット信号のレベルは第11図一点鎖線
dに示すようになり、結果的に磁気ヘッドのずれ量が零
であるジャストトラック時でも周波数f4のパイロット信
号のレベルの方が、周波数f2のパイロット信号のレベル
より大となる。
したがって、磁気ヘッドHのずれ量に関連して、ATF
エラー信号EATFは第12図破線bに示すようになり、ジャ
ストトラック時に零とならず、磁気ヘッドHは所定量l
だけジャストトラック状態より後のトラック側にずれて
しまう(第10図破線参照)。尚、第12図実線aは記録ト
ラックTAに周波数f4のパイロット信号が残っていない場
合であって、磁気ヘッドHが記録トラックTAより周波数
f4のパイロット信号を拾わない場合の、ATFエラー信号E
ATFを示しており、ジャストトラック時には零となる。
このように、LPモードの場合で、磁気テープ(2)が
MPテープであるときには、磁気ヘッドHがジャストトラ
ック状態よりずれてしまう。これにより、磁気ヘッドH
がアジマスの同じ隣々接トラックからの信号を拾うこと
になり、再生画面が乱れてしまう問題がある。
尚、上述説明では、磁気テープ(2)をトラック幅よ
りも広いヘッド幅の磁気ヘッドHで再生する場合を示し
たが、トラック幅と同じあるいはそれより狭いヘッド幅
の磁気ヘッドで再生する場合にも磁気ヘッドが同様にず
れ、この場合には再生信号の減少が見られ、再生画面が
乱れてしまう問題がある。
ところで、磁気テープ(2)がメタル蒸着テープ(以
下「MEテープ」という)であるとき、その磁性層が薄い
ため消去率が−15〜−17dBと良い。そのため、重ね書き
部分において、前に記録されたパイロット信号は略完全
に消去される。したがって、磁気ヘッドHのずれ量に関
連して、ATFエラー信号EATFは第12図実線aに示すよう
になり、ジャストトラック時には零となり、磁気ヘッド
Hがジャストトラック状態よりずれることがなく、正し
くトラッキングサーボが行なわれる。
本発明は斯る点に鑑み、磁気テープの磁気特性にかか
わらず、良好なトラッキングサーボが行なわれるように
したものである。
E 問題点を解決するための手段 本発明は、情報信号、例えば映像信号がパイロット信
号と共に斜めトラックTA,TBに重ね書きにより記録され
た磁気テープ(2)を再生する際に、パイロット信号に
基づいてトラッキングサーボを行なうようにした情報信
号再生装置を前提とするものである。そして、本発明
は、基準パイロット信号の発生タイミングを切り換える
ことによりトラッキングサーボの中心値を切換える切換
え手段(スイッチ回路(8)/接続スイッチ(32)/レ
ベル調整回路(41))と、磁気テープ(2)がパイロッ
ト信号に対する重ね書きにおける第一の消去率を有する
ときと、磁気テープ(2)が第一の消去率より悪い第二
の消去率を有するときとに応じてトラッキングサーボの
中心値の切換え手段(スイッチ回路(8)/接続スイッ
チ(32)/レベル調整回路(41))を制御する制御手段
(Sc1/Sc2/Sc3)とを備え、磁気テープ(2)が第二の
消去率を有するとき、重ね書き部分の未消去パイロット
信号によるトラッキングのずれが改善されるようにトラ
ッキングサーボの中心値を切換えるものである。
例えば、磁気テープ(2)がMPテープであるとき、基
準パイロット信号の発生タイミングが所定時間だけ遅れ
るようにされる。
F 作用 磁気テープ(2)の磁気特性によっては、重ね書き部
分に前のパイロット信号が完全に消去されずに残ってい
る。このためATFエラー信号EATFが正しく得られなくな
る。しかし、上述のようにトラッキングサーボの中心値
を切換えることにより、ATFエラー信号EATFが補正さ
れ、磁気テープ(2)の磁気特性にかかわらず、良好な
トラッキングサーボが行なわれる。
例えば、磁気テープ(2)がMPテープであるときに
は、ATFエラー信号EATFは例えば低下し、ジャストトラ
ック時には負の値となるが、基準パイロット信号の発生
タイミングを所定時間だけ遅らせることにより、ATFエ
ラー信号EATFはジャストトラック時に零となるように補
正される。
G 実施例 G1第1の実施例 まず、第1図を参照しながら本発明の第1の実施例に
ついて説明する。この第1図において、第6図と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本例においては、図示せずもシステムコントローラよ
りスイッチ回路(8)に制御信号SC1が供給され、スイ
ッチ回路(8)より掛算回路(6)に供給される基準パ
イロット信号の発生タイミングが制御される。例えばLP
モードで磁気テープ(2)がMEテープであるときには、
第6図例と同様の発生タイミングとされる。つまり、各
フィールド期間において磁気ヘッドHA,HBが走査すべき
記録トラックTA,TBのパイロット信号の周波数と等しい
周波数の信号が出力される(第2図Bに図示)。一方、
LPモードで磁気テープ(2)がMPテープであるときに
は、基準パイロット信号の発生タイミングが遅らされ
る。つまり、各フィールド期間のαの期間において磁気
ヘッドHA,HBが走査すべき記録トラックTA,TBの前の記録
トラックTB,TAのパイロット信号の周波数と等しい周波
数の信号が出力され、残りのβの期間において磁気ヘッ
ドHA,HBが走査すべき記録トラックTA,TBのパイロット信
号の周波数と等しい周波数の信号が出力される(第2図
Cに図示)。尚、第2図AはRFスイッチングパルスSWP
を示しており、第9図Aと同じものである。
その他は、第6図例と同様に構成される。
以上の構成において、LPモードで磁気テープ(2)が
MEテープであるときには、スイッチ回路(8)より掛算
回路(6)に供給される基準パイロット信号の発生タイ
ミングは第6図例と同様であるので、同様に正しくトラ
ッキングサーボが行なわれる。
また、LPモードで磁気テープ(2)がMPテープである
ときには、スイッチ回路(8)より掛算回路(6)に供
給される基準パイロット信号の発生タイミングが遅らさ
れる。この場合、各フィールド期間のαの期間に発生さ
れる磁気ヘッドHA,HBが走査すべき記録トラックTA,TB
前の記録トラックTB,TAのパイロット信号の周波数と等
しい周波数の信号だけのとき、磁気ヘッドHA,HBのずれ
量に関連して、ATFエラー信号EATFは第3図一点鎖線a
で示すようになり、一方、各フィールド期間のβの期間
に発生される磁気ヘッドHA,HBが走査すべき記録トラッ
クTA,TBのパイロット信号の周波数と等しい周波数の信
号だけのとき、磁気ヘッドHA,HBのずれ量に関連してATF
エラー信号EATFは第3図破線bで示すようになる。した
がって、合成したATFエラー信号EATFは第3図実線cで
示すようになり、ジャストトラック時には零とならず、
磁気ヘッドHA,HBは所定量l′だけ前のトラック側にず
れた状態に制御されるようになる。この所定量l′は、
αとβの比を変えることにより任意に変えることができ
るが、本例の場合には、MPテープの重ね書き部分に残っ
ている前のパイロット信号のために磁気ヘッドHA,HB
ジャストトラック状態より後のトラック側に所定量lだ
けずれる(第12図参照)のが相殺されるように決定され
ている。即ち、ジャストトラック時にATFエラー信号E
ATFが零となるように決定されている。
したがって、本例においてはLPモードで磁気テープ
(2)がMPテープであるときにも、ジャストトラック時
はATFエラー信号EATFが零となるので、正しくトラッキ
ングサーボが行なわれる。
このように本例によれば、磁気テープ(2)がMEテー
プ、MPテープにかかわらず、正しくトラッキングサーボ
が行なわれる利益がある。
G2第2の実施例 次に、第4図を参照しながら本発明の第2の実施例に
ついて説明する。この第4図において第6図と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本例においては、比較器(13)の出力信号であるATF
エラー信号EATFは加算器(31)に供給される。また、所
定電圧EMPは接続スイッチ(32)を介して加算器(31)
に供給される。そして、この加算器(31)の出力信号が
加算器(18)を介してモータドライブ回路(15)に供給
される。
電圧EMPは、MPテープの重ね書き部分に残っている前
のパイロット信号に起因してジャストトラック時に生じ
る負のATFエラー信号EATF(第12図破線b参照)と同じ
大きさの正の電圧とされる。
また、図示せずもシステムコントローラより接続スイ
ッチ(32)に制御信号SC2が供給され、その接続が制御
される。例えば、LPモードで磁気テープ(2)がMEテー
プであるときにはオフとされ、LPモードで磁気テープ
(2)がMPテープであるときにはオンとされる。
その他は、第6図例と同様に構成される。
以上の構成において、LPモードで磁気テープ(2)が
MEテープであるときには、接続スイッチ(32)はオフと
なり、第6図例と同様であるので、同様に動作し正しく
トラッキングサーボが行なわれる。
また、LPモードで磁気テープ(2)がMPテープである
ときには、接続スイッチ(32)はオンとなり、加算器
(31)においてATFエラー信号EATFに電圧EMPが加算され
る。そのため、重ね書き部分に残っている前のパイロッ
ト信号に起因してジャストトラック時に生じる負のAFT
エラー信号EAFTは相殺されて零となる。したがって、正
しくトラッキングサーボが行なわれる。
このように本例においても、磁気テープ(2)がMEテ
ープ、MPテープにかかわらず、正しくトラッキングサー
ボが行なわれる利益がある。
G3第3の実施例 次に、第5図を参照しながら本発明の第3の実施例に
ついて説明する。この第5図において第6図と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本例においては、切換スイッチ(12)の出力信号S2は
レベル調整回路(41)を介して比較器(13)に供給され
る。
また、図示せずもシステムコントローラよりレベル調
整回路(41)に制御信号SC3が供給され、信号S2のレベ
ルが制御される。例えば、LPモードで磁気テープ(2)
がMEテープであるときにはそのままのレベルとされ、LP
モードで磁気テープ(2)がMPテープであるときには所
定レベルだけ減衰するようになされる。この減衰量はジ
ャストトラック時に信号S2が信号S1と等しくなるような
値とされる。
その他は第6図例と同様に構成される。
以上の構成において、LPモードで磁気テープ(2)が
MEテープであるときには、切換スイッチ(12)の出力信
号S2はそのままのレベルで比較器(13)に供給されるの
で、第6図例と同様に動作し正しくトラッキングサーボ
が行なわれる。
また、LPモードで磁気テープ(2)がMPテープである
ときには、ジャストトラック時に信号S2が信号S1と等し
くなるようにレベル調整回路(41)で減衰されてから比
較器(13)に供給されるので、MPテープの重ね書き部分
に残っている前のパイロット信号に起因してジャストト
ラック時にATFエラー信号EATFが負となるようなことは
ない(第12図破線b参照)。したがって、正しくトラッ
キングサーボが行なわれる。
このように本例においても、磁気テープ(2)がMEテ
ープ、MPテープにかかわらず、正しくトラッキングサー
ボが行なわれる利益がある。
尚、上述実施例は、MPテープのときATFエラー信号E
ATFを補正するようにした例であるが、逆にMPテープの
とき正しくトラッキングサーボが行なわれるように回路
構成し、MEテープのときATFエラー信号EATFを補正する
ように構成することもできる。
また、上述実施例においては、MEテープ、MPテープの
場合について述べたものであるが、他の磁気テープに関
しても、磁気特性に応じて同様にトラッキングサーボの
中心値を切換えATFエラー信号EATFを補正することによ
り、良好なトラッキングサーボが行なわれる。
また、上述実施例によれば、本発明をVTRに適用した
例であるが、本発明は音声信号等の情報信号が同様に斜
めトラックに記録され、パイロット信号によってトラッ
キングサーボが行なわれるその他の情報信号再生装置に
同様に適用することができる。
H 発明の効果 以上述べた実施例からも明らかなように本発明によれ
ば、磁気テープの磁気特性に応じてトラッキングサーボ
の中心値を切換えるようにしたので、磁気テープの磁気
特性にかかわらず、良好なトラッキングサーボが行なわ
れる利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図及び第
3図はその説明のための図、第4図及び第5図は本発明
の他の実施例を示す構成図、第6図は従来例の構成図、
第7図〜第12図はその説明のための図である。 (1)は回転ドラム、(2)は磁気テープ、(4)はヘ
ッド切換スイッチ、(5)はパイロット信号検出回路、
(6)は掛算回路、(7)は周波数信号発生回路、
(8)はスイッチ回路、(9A)及び(9B)は差周波数の
検出回路、(10A)及び(10B)はピーク検波回路、(1
1)及び(12)は切換スイッチ、(13)は比較器、(1
4)はキャプスタンモータ、(15)はモータドライブ回
路、(18)及び(31)は加算器、(32)は接続スイッ
チ、(41)はレベル調整回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号がパイロット信号と共に磁気テー
    プの長手方向に対して斜めのトラックに該トラックのピ
    ッチが記録ヘッド幅よりも小さくなるように記録された
    磁気テープを再生する際に、上記パイロット信号に基づ
    いてトラッキングサーボを行なうようにした情報信号再
    生装置において、 基準パイロット信号の発生タイミングを切り換えること
    により上記トラッキングサーボの中心値を切換える切換
    え手段と、 上記磁気テープが上記パイロット信号に対する重ね書き
    における第一の消去率を有するときと、上記磁気テープ
    が上記第一の消去率より悪い第二の消去率を有するとき
    とに応じて上記トラッキングサーボの中心値の上記切換
    え手段を制御する制御手段とを備え、 上記磁気テープが第二の消去率を有するとき、上記重ね
    書き部分の未消去パイロット信号によるトラッキングの
    ずれが改善されるように上記トラッキングサーボの中心
    値を切換えることを特徴とした情報信号再生装置。
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JPS60164945A (ja) * 1984-02-06 1985-08-28 Toshiba Corp 自動トラツキング装置

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