JP2536162Y2 - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
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- JP2536162Y2 JP2536162Y2 JP1990123621U JP12362190U JP2536162Y2 JP 2536162 Y2 JP2536162 Y2 JP 2536162Y2 JP 1990123621 U JP1990123621 U JP 1990123621U JP 12362190 U JP12362190 U JP 12362190U JP 2536162 Y2 JP2536162 Y2 JP 2536162Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案はエアクリーナ主に産業車両やトラクタなど
のエンジンに用いられるエアクリーナに関する。
のエンジンに用いられるエアクリーナに関する。
（従来の技術） 産業車両のトラクタなどの大型車両のエンジンに用い
られているエアクリーナの一例を示せば第４図のとおり
であり、コップ状のボデー１′は周壁に接線状態をなす
入口パイプ1a′と底壁中央部に開口する出口パイプ1b′
を備え、出口パイプ1b′には枠状をなすブリッジ５′が
ボデー内に張出して取付けられ、そして、ボデー１′内
には、ろ紙または不織布などで筒状に形成したろ材3a′
の内外に多孔筒3b′を嵌合し（ただし、外筒は省略する
こともある）、上端には空気を流通させない盲端板4a′
を被着する一方、下端には下面に弾性密封材4c′を固着
した環状端板4b′を被着した円筒状のろ過エレメント
ｅ′をブリッジ５′を囲むように配設し、ブリッジ５′
から起立させたセンターボルト６′を盲端板4a′に挿通
してろ過エレメントｅ′がボデー１′に対し同心性を維
持するようになし、ボルト６′の突出部には第１のナッ
ト部材７′をねじ込んでエレメントｅ′を固定し、ま
た、カバー２′の中心孔をセンターボルト６′に嵌め込
みつつカバー２′をボデー１′の開口端に被嵌して、こ
れを第２のナット部材７′により固定するようにしてい
る。
られているエアクリーナの一例を示せば第４図のとおり
であり、コップ状のボデー１′は周壁に接線状態をなす
入口パイプ1a′と底壁中央部に開口する出口パイプ1b′
を備え、出口パイプ1b′には枠状をなすブリッジ５′が
ボデー内に張出して取付けられ、そして、ボデー１′内
には、ろ紙または不織布などで筒状に形成したろ材3a′
の内外に多孔筒3b′を嵌合し（ただし、外筒は省略する
こともある）、上端には空気を流通させない盲端板4a′
を被着する一方、下端には下面に弾性密封材4c′を固着
した環状端板4b′を被着した円筒状のろ過エレメント
ｅ′をブリッジ５′を囲むように配設し、ブリッジ５′
から起立させたセンターボルト６′を盲端板4a′に挿通
してろ過エレメントｅ′がボデー１′に対し同心性を維
持するようになし、ボルト６′の突出部には第１のナッ
ト部材７′をねじ込んでエレメントｅ′を固定し、ま
た、カバー２′の中心孔をセンターボルト６′に嵌め込
みつつカバー２′をボデー１′の開口端に被嵌して、こ
れを第２のナット部材７′により固定するようにしてい
る。
（考案が解決しようとする課題） ところで、上記従来のエアクリーナには次のような問
題点がある。
題点がある。
1.ろ過エレメントの内側にブリッジが存在するため、こ
れがエレメント内の空気の流れを阻害して通気抵抗の増
加をもたらす。
れがエレメント内の空気の流れを阻害して通気抵抗の増
加をもたらす。
2.ろ過エレメントとカバーの固定にそれぞれナット部材
が必要で、エレメントの取付け、取外しが面倒であり、
また、エレメントの締付けが不充分なままカバーが取付
けられる可能性があってシール不良の原因になる。
が必要で、エレメントの取付け、取外しが面倒であり、
また、エレメントの締付けが不充分なままカバーが取付
けられる可能性があってシール不良の原因になる。
3.エレメントの固定には盲端板の中心部を締付けるの
で、締付けが強過ぎると盲端板が図示点線のように湾曲
し、外周部におけるエレメントとの接合が剥離してシー
ルが破れてしまう。
で、締付けが強過ぎると盲端板が図示点線のように湾曲
し、外周部におけるエレメントとの接合が剥離してシー
ルが破れてしまう。
4.ブリッジの取付けが厄介で、ブリッジの傾きによるエ
レメントの取付け不良を生じ易い。
レメントの取付け不良を生じ易い。
5.部品点数が多く、製作に手間がかかり、ブリッジやセ
ンターボルトは鉄製で溶接を必要とするため樹脂化がむ
ずかしい。
ンターボルトは鉄製で溶接を必要とするため樹脂化がむ
ずかしい。
そこで、この考案はシール性を損うことなく、ろ過エ
レメントの組付けと位置決めが簡単で、部品点数が少な
く、空気流れの良好なエアクリーナを提供することを目
的とする。
レメントの組付けと位置決めが簡単で、部品点数が少な
く、空気流れの良好なエアクリーナを提供することを目
的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的のもとにこの考案は、入口通路と出口通路を
有するコップ状のボデーと皿状のカバーとからなり、ボ
デーの内部には、中心部にほぞ状の凹所を設けた盲端板
を一端に被着する一方、他端には環状の端板を被着した
円筒状のろ過エレメントを少なくとも一つ配設し、ボデ
ーの底壁上には一つまたは複数のエレメント受け用の環
状ガイドを設け、カバーには中心部に内向きほぞ状の突
子を設けると共に内面には一つまたは複数の環状ガイド
を設け、該カバーの内向き突子を上記ろ過エレメントの
盲端板のほぞ状凹所に嵌合させると共に環状ガイドをろ
過エレメントの上部外周に嵌め合せ、かつろ過エレメン
ト他端の環状端板をボデー底壁上の環状ガイドに嵌合支
持したことを特徴としている。
有するコップ状のボデーと皿状のカバーとからなり、ボ
デーの内部には、中心部にほぞ状の凹所を設けた盲端板
を一端に被着する一方、他端には環状の端板を被着した
円筒状のろ過エレメントを少なくとも一つ配設し、ボデ
ーの底壁上には一つまたは複数のエレメント受け用の環
状ガイドを設け、カバーには中心部に内向きほぞ状の突
子を設けると共に内面には一つまたは複数の環状ガイド
を設け、該カバーの内向き突子を上記ろ過エレメントの
盲端板のほぞ状凹所に嵌合させると共に環状ガイドをろ
過エレメントの上部外周に嵌め合せ、かつろ過エレメン
ト他端の環状端板をボデー底壁上の環状ガイドに嵌合支
持したことを特徴としている。
（実施例） 第１図および第２図はこの考案の一実施例を示すもの
であり、１は合成樹脂製コップ状のボデーであって、周
壁の上部一側には入口パイプ1aが接線状態に設けられる
一方、底壁の中央部には軸線方向に伸びる出口パイプ1b
とボデー内に突出するエレメント受け用の環状ガイド1c
が設けられている。
であり、１は合成樹脂製コップ状のボデーであって、周
壁の上部一側には入口パイプ1aが接線状態に設けられる
一方、底壁の中央部には軸線方向に伸びる出口パイプ1b
とボデー内に突出するエレメント受け用の環状ガイド1c
が設けられている。
ｅはろ過エレメントで、ろ紙または不織布などを筒状
に形成したろ材3aとその内外に嵌挿した多孔筒3b（ただ
し、外筒は設けない場合もある）とで円筒状をなし、そ
の上端には中心部にほぞ状の凹所4cを設けた合成樹脂製
皿状の盲端板4aが被着される一方、下端にはウレタン樹
脂などの弾性材からなりボデーに対する密封手段を兼ね
た内周部にシール用突条を有する環状の端板4bが被着さ
れている。しかし、上記環状端板4bは従来のように環状
板の下面に弾性密封材を設けたものとしてもよい。
に形成したろ材3aとその内外に嵌挿した多孔筒3b（ただ
し、外筒は設けない場合もある）とで円筒状をなし、そ
の上端には中心部にほぞ状の凹所4cを設けた合成樹脂製
皿状の盲端板4aが被着される一方、下端にはウレタン樹
脂などの弾性材からなりボデーに対する密封手段を兼ね
た内周部にシール用突条を有する環状の端板4bが被着さ
れている。しかし、上記環状端板4bは従来のように環状
板の下面に弾性密封材を設けたものとしてもよい。
２は合成樹脂製皿状のカバーであって、中心部にはろ
過エレメントの盲端板4aのほぞ状凹所4cに密嵌する内向
き（図では下向き）ほぞ状の突子2aが設けられると共に
周囲部下面にはろ過エレメントｅの上部外周を支える環
状ガイド2bが設けられている。
過エレメントの盲端板4aのほぞ状凹所4cに密嵌する内向
き（図では下向き）ほぞ状の突子2aが設けられると共に
周囲部下面にはろ過エレメントｅの上部外周を支える環
状ガイド2bが設けられている。
しかして、組立時には上記ろ過エレメントｅを先ずそ
の下側の環状端板4bをボデー底壁上の環状ガイド1cに密
接状態に嵌合させてボデー１内に配設し、次いでろ過エ
レメントｅの上側の盲端板4a中心部のほぞ状凹所4cに、
カバー２の内向き突子2aを嵌め込みつつ、ろ過エレメン
トｅの上部外周をカバー２内面の環状ガイド2bに嵌め合
せ、更にカバー２の周縁部をボデー１の開口端縁に突き
合せてボデー１上にカバー２を施し、両者の突き合せ周
縁部の複数箇所をクリップ金具などの結合部材５で結合
することにより一つのエアクリーナに無理なく組立てら
れる。
の下側の環状端板4bをボデー底壁上の環状ガイド1cに密
接状態に嵌合させてボデー１内に配設し、次いでろ過エ
レメントｅの上側の盲端板4a中心部のほぞ状凹所4cに、
カバー２の内向き突子2aを嵌め込みつつ、ろ過エレメン
トｅの上部外周をカバー２内面の環状ガイド2bに嵌め合
せ、更にカバー２の周縁部をボデー１の開口端縁に突き
合せてボデー１上にカバー２を施し、両者の突き合せ周
縁部の複数箇所をクリップ金具などの結合部材５で結合
することにより一つのエアクリーナに無理なく組立てら
れる。
かくて、ろ過エレメントｅをボデー１内に収容した
際、その上半部が多少横ぶれしていたにしても、盲端板
4aのほぞ状凹所4cにカバー２の内向き突子2aが密嵌する
ことによりエレメントｅの片寄りが修正され、ボデー１
との同心性が確保され、それと同時にろ過エレメントｅ
は底壁上の環状ガイド1cとカバー内面の環状ガイド2bに
よりぐらつかないように強固に支持される。
際、その上半部が多少横ぶれしていたにしても、盲端板
4aのほぞ状凹所4cにカバー２の内向き突子2aが密嵌する
ことによりエレメントｅの片寄りが修正され、ボデー１
との同心性が確保され、それと同時にろ過エレメントｅ
は底壁上の環状ガイド1cとカバー内面の環状ガイド2bに
よりぐらつかないように強固に支持される。
その使用時には、入口パイプ1aから流入する外気はろ
過エレメントｅの周囲部を旋回しつつ、ろ材3aを横切っ
て内側に向うことにより浄化されて出口パイプ1bからエ
ンジン側に出ていく。また、ろ過エレメントｅの交換時
には結合部材５を解いて、カバー２をボデー１およびろ
過エレメントｅから取外すことにより、簡単に新しいエ
レメントと交換することができる。
過エレメントｅの周囲部を旋回しつつ、ろ材3aを横切っ
て内側に向うことにより浄化されて出口パイプ1bからエ
ンジン側に出ていく。また、ろ過エレメントｅの交換時
には結合部材５を解いて、カバー２をボデー１およびろ
過エレメントｅから取外すことにより、簡単に新しいエ
レメントと交換することができる。
第３図は内外二重のろ過エレメントe1，e2を用いてろ
過性能を高めるようにしたいわゆる二筒式のエアクリー
ナの例を示すものであり、この場合には、合成樹脂製コ
ップ状のボデー１の底壁上には中央の環状ガイド1cの他
に内外のろ過エレメントe1，e2の下端部を支える環状ガ
イド1d,1eが設けられ、内側ろ過エレメントe1の上端に
は中心部にほぞ状の凹所4cを有する合成樹脂製の盲端板
4aが被着されると共に下端には弾性材からなり密封手段
を兼ねた外周部にシール用突条を有する環状端板4bが被
着され、また、外側のろ過エレメントe2の上下端にはウ
レタン樹脂などの弾性材からなり密封手段を兼ねた内周
部にシール用突条を有する環状端板14a,14bがそれぞれ
被着されている。一方、皿状のカバー２は合成樹脂製で
あって、中心部に内側エレメントの盲端板4aのほぞ状凹
所4cに密嵌する内向き突子2aを有すると共に内面の中間
部と周囲部には内側ろ過エレメントe1の上部外周および
外側ろ過エレメントe2の上部外周を支える環状ガイド2
b,2cが設けられている。そして、このものでは、内側ろ
過エレメントe1の下端の環状端板4bをボデー底壁上の中
央の環状ガイド1cと中間の環状ガイド1dとの間に密に嵌
挿して内側ろ過エレメントe1をボデー１内に収容すると
共に外側ろ過エレメントe2の下端の環状端板14bを中間
の環状ガイド1dと周囲部の環状ガイド1eとの間に密に嵌
挿して外側ろ過エレメントe2をボデー１内に配設し、そ
の後において、内側ろ過エレメントe1の盲端板4aの中心
部のほぞ状凹所4cに、カバー２の内向き突子2aを嵌め込
みつつ、内側ろ過エレメントe1の上部外周と外側ろ過エ
レメントe2の上部内周との間にカバー内面の中間の環状
ガイド2bを差し入れかつ外側ろ過エレメントe2の上部外
周にカバー２周囲部の環状ガイド2cを嵌め合せてボデー
１上にカバー２を施し、両者の突き合せ周縁部を複数の
結合部材５により結合して組立てられる。この場合には
内側ろ過エレメントe1の盲端板4aのほぞ状凹所4cにカバ
ー２の内向き突子2aを嵌め込み、かつカバー下面の環状
ガイド2bまたは2cで外側ろ過エレメントe2の上部周縁を
支えることにより内外エレメントの同心性とボデー１に
対する同心性は確保され、そして、内外のろ過エレメン
トe1，e2は底壁上の環状ガイド1c,1d,1eとカバー内面の
環状ガイド2b,2cによりぐらつかないように一定の状態
に強固に支持される。
過性能を高めるようにしたいわゆる二筒式のエアクリー
ナの例を示すものであり、この場合には、合成樹脂製コ
ップ状のボデー１の底壁上には中央の環状ガイド1cの他
に内外のろ過エレメントe1，e2の下端部を支える環状ガ
イド1d,1eが設けられ、内側ろ過エレメントe1の上端に
は中心部にほぞ状の凹所4cを有する合成樹脂製の盲端板
4aが被着されると共に下端には弾性材からなり密封手段
を兼ねた外周部にシール用突条を有する環状端板4bが被
着され、また、外側のろ過エレメントe2の上下端にはウ
レタン樹脂などの弾性材からなり密封手段を兼ねた内周
部にシール用突条を有する環状端板14a,14bがそれぞれ
被着されている。一方、皿状のカバー２は合成樹脂製で
あって、中心部に内側エレメントの盲端板4aのほぞ状凹
所4cに密嵌する内向き突子2aを有すると共に内面の中間
部と周囲部には内側ろ過エレメントe1の上部外周および
外側ろ過エレメントe2の上部外周を支える環状ガイド2
b,2cが設けられている。そして、このものでは、内側ろ
過エレメントe1の下端の環状端板4bをボデー底壁上の中
央の環状ガイド1cと中間の環状ガイド1dとの間に密に嵌
挿して内側ろ過エレメントe1をボデー１内に収容すると
共に外側ろ過エレメントe2の下端の環状端板14bを中間
の環状ガイド1dと周囲部の環状ガイド1eとの間に密に嵌
挿して外側ろ過エレメントe2をボデー１内に配設し、そ
の後において、内側ろ過エレメントe1の盲端板4aの中心
部のほぞ状凹所4cに、カバー２の内向き突子2aを嵌め込
みつつ、内側ろ過エレメントe1の上部外周と外側ろ過エ
レメントe2の上部内周との間にカバー内面の中間の環状
ガイド2bを差し入れかつ外側ろ過エレメントe2の上部外
周にカバー２周囲部の環状ガイド2cを嵌め合せてボデー
１上にカバー２を施し、両者の突き合せ周縁部を複数の
結合部材５により結合して組立てられる。この場合には
内側ろ過エレメントe1の盲端板4aのほぞ状凹所4cにカバ
ー２の内向き突子2aを嵌め込み、かつカバー下面の環状
ガイド2bまたは2cで外側ろ過エレメントe2の上部周縁を
支えることにより内外エレメントの同心性とボデー１に
対する同心性は確保され、そして、内外のろ過エレメン
トe1，e2は底壁上の環状ガイド1c,1d,1eとカバー内面の
環状ガイド2b,2cによりぐらつかないように一定の状態
に強固に支持される。
なお、上述の説明ではカバー側を上方、その反対側を
下方としたが、これは便宜のためで、使用時には横置き
することもあるので、これに制限されるものではない。
下方としたが、これは便宜のためで、使用時には横置き
することもあるので、これに制限されるものではない。
（考案の効果） 以上のようにこの考案では、エンジン用のエアクリー
ナとして、コップ状のボデーの内部に、中心部にほぞ状
の凹所を設けた盲端板を一端に被着した円筒状のろ過エ
レメントを少なくとも一つ配設し、ボデーの底壁上には
一つまたは複数のエレメント受け用の環状ガイドを設
け、カバーには中心部に内向きほぞ状の突子を設けると
共に内面には一つまたは複数の環状ガイドを設け、カバ
ーの内向き突子をろ過エレメントの盲端板のほぞ状凹所
に嵌合させると共に環状ガイドをろ過エレメントの上部
外周に嵌め合せ、かつろ過エレメント他端の環状端板を
ボデー底壁上の環状ガイドに嵌合支持するようにしたの
で、従来のエアクリーナのようなブリッジやセンターボ
ルト，ナット部材などを必要とせず、ろ過エレメントの
着脱が容易であるばかりでなく、ろ過エレメントの装着
時には、盲端板におけるほぞ状凹所とカバー内面の内向
きほぞ状突子との嵌合関係によりろ過エレメントとボデ
ーとの同心性が確実に保持され、それと同時にボデー底
壁上の環状ガイドとカバー内面の環状ガイドによりろ過
エレメントをぐらつかないように一定のシール状態を維
持して強固に支持することができ、しかもろ過エレメン
ト内には空気流れを妨げるものが存在しないので、ろ過
効率を向上させることができ、樹脂化が可能で、計量か
つ安価に生産できるなどの利点を有する。
ナとして、コップ状のボデーの内部に、中心部にほぞ状
の凹所を設けた盲端板を一端に被着した円筒状のろ過エ
レメントを少なくとも一つ配設し、ボデーの底壁上には
一つまたは複数のエレメント受け用の環状ガイドを設
け、カバーには中心部に内向きほぞ状の突子を設けると
共に内面には一つまたは複数の環状ガイドを設け、カバ
ーの内向き突子をろ過エレメントの盲端板のほぞ状凹所
に嵌合させると共に環状ガイドをろ過エレメントの上部
外周に嵌め合せ、かつろ過エレメント他端の環状端板を
ボデー底壁上の環状ガイドに嵌合支持するようにしたの
で、従来のエアクリーナのようなブリッジやセンターボ
ルト，ナット部材などを必要とせず、ろ過エレメントの
着脱が容易であるばかりでなく、ろ過エレメントの装着
時には、盲端板におけるほぞ状凹所とカバー内面の内向
きほぞ状突子との嵌合関係によりろ過エレメントとボデ
ーとの同心性が確実に保持され、それと同時にボデー底
壁上の環状ガイドとカバー内面の環状ガイドによりろ過
エレメントをぐらつかないように一定のシール状態を維
持して強固に支持することができ、しかもろ過エレメン
ト内には空気流れを妨げるものが存在しないので、ろ過
効率を向上させることができ、樹脂化が可能で、計量か
つ安価に生産できるなどの利点を有する。
第１図はこの考案の一実施例の断面図。 第２図はカバーを分離した部分切断斜視図。 第３図は他の実施例の断面図。 第４図は従来品の断面図。 図中、 １…ボデー、1a…入口パイプ、1b…出口パイプ、２…カ
バー、2a…内向き突子、3a…ろ材、3b…多孔筒、4a…盲
端板、4b…環状端板、4c…ほぞ状凹所、e,e1，e2…ろ過
エレメント。
バー、2a…内向き突子、3a…ろ材、3b…多孔筒、4a…盲
端板、4b…環状端板、4c…ほぞ状凹所、e,e1，e2…ろ過
エレメント。
Claims (1)
- 【請求項１】入口通路と出口通路を有するコップ状のボ
デーと皿状のカバーとからなり、ボデーの内部には、中
心部にほぞ状の凹所を設けた盲端板を一端に被着する一
方、他端には環状の端板を被着した円筒状のろ過エレメ
ントを少なくとも一つ配設し、ボデーの底壁上には一つ
または複数のエレメント受け用の環状ガイドを設け、カ
バーには中心部に内向きほぞ状の突子を設けると共に内
面には一つまたは複数の環状ガイドを設け、該カバーの
内向き突子を上記ろ過エレメントの盲端板のほぞ状凹所
に嵌合させると共に環状ガイドをろ過エレメントの上部
外周に嵌め合せ、かつろ過エレメント他端の環状端板を
ボデー底壁上の環状ガイドに嵌合支持してなるエアクリ
ーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990123621U JP2536162Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990123621U JP2536162Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | エアクリーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0481623U JPH0481623U (ja) | 1992-07-16 |
| JP2536162Y2 true JP2536162Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31871316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990123621U Expired - Lifetime JP2536162Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | エアクリーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536162Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101776494B1 (ko) * | 2016-04-28 | 2017-09-07 | 현대자동차주식회사 | 라운드형 차량용 에어필터와 이를 포함하는 차량용 에어클리너 어셈블리 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2806229B2 (ja) * | 1993-10-26 | 1998-09-30 | 三菱自動車工業株式会社 | エアクリーナ |
| EP2543833B1 (en) * | 2007-06-14 | 2017-08-09 | Donaldson Company, Inc. | Crankcase ventilation filter arrangements; components; and, methods |
| JP5250861B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2013-07-31 | 株式会社医器研 | 酸素濃縮装置 |
| JP2015004316A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | エアクリーナ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS479420U (ja) * | 1971-05-20 | 1972-10-04 | ||
| JPH0620495B2 (ja) * | 1988-12-13 | 1994-03-23 | 山陽電子工業株式会社 | 消音吸入フィルター |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP1990123621U patent/JP2536162Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101776494B1 (ko) * | 2016-04-28 | 2017-09-07 | 현대자동차주식회사 | 라운드형 차량용 에어필터와 이를 포함하는 차량용 에어클리너 어셈블리 |
| CN107339176A (zh) * | 2016-04-28 | 2017-11-10 | 现代自动车株式会社 | 圆筒形车辆用空气过滤器和车辆用空气滤清器组件 |
| CN107339176B (zh) * | 2016-04-28 | 2021-10-26 | 现代自动车株式会社 | 圆筒形车辆用空气过滤器和车辆用空气滤清器组件 |
| DE102016224139B4 (de) | 2016-04-28 | 2023-03-16 | Hyundai Motor Company | Rundluftfilter und Luftreinigeranordnung für ein Fahrzeug mit dem Luftfilter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0481623U (ja) | 1992-07-16 |
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