JP2536024Y2 - 押釦装置 - Google Patents

押釦装置

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JP2536024Y2
JP2536024Y2 JP1989130133U JP13013389U JP2536024Y2 JP 2536024 Y2 JP2536024 Y2 JP 2536024Y2 JP 1989130133 U JP1989130133 U JP 1989130133U JP 13013389 U JP13013389 U JP 13013389U JP 2536024 Y2 JP2536024 Y2 JP 2536024Y2
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JP1989130133U
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政雄 佐藤
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、押釦の作動のための押圧力を設定する付
勢部材を備えた押釦装置に関する。
「従来の技術」 従来、カメラ等のレリーズ釦の押圧力に対する付勢力
は、それぞれのメーカーにより独自に一定に設定されて
おり、例えば特公昭37-8428号公報に記載されているよ
うに、約200〜300gの押圧力によってシャッターを作動
させるように設定されている。
「考案が解決しようとする課題」 上記レリーズ釦を作動させるために押圧する押圧力
は、使用者にとっては重要であるが、各メーカーにより
一定に設計されているため使用者によっては、自分の感
触と合わない場合がありうる。したがって、レリーズ釦
を押圧する際、カメラぶれが生じやすくなる。
この考案はかかる事情に鑑みて成されたものであり、
各メーカーによっていったん設定されたレリーズ釦の付
勢力を、使用者の好みに応じて容易に変更することので
きる、押釦装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために、本考案の押釦装置は、本
体外装(1)の裏面側に設けられた切欠(15)と押釦
(2)の下部に設けられた爪部(3)とにより上記外装
(1)に形成された開口中に着脱自在に挿入されている
上記押釦(2)と、上記押釦(2)の裏面中央部に下方
に突出するように設けられ、受板(8)に固定されたタ
クトスイッチ(6)と圧接可能な当接部材(4)と、上
記押釦(2)に対して押圧方向に抗する方向に付勢力を
与えるようになされた付勢部材(5)とを有し、上記付
勢部材(5)は、上記押釦(2)に接続された矩形の中
央部(5a)と、この中央部(5a)の対向する2辺にそれ
ぞれ延出するように設けられ、弾性体からなる、切欠き
(9)を有する複数の脚部(10)とを含んでなることを
特徴とする。
「作用」 押釦に付勢力を与える付勢部材を、曲げる、切断する
等、変形させることによって付勢力を調整し、使用者の
好みに応じた押圧力で作動する押釦とすることができ
る。
「実施例」 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1A図は、本考案の実施例を示す断面図である。
カメラ本体の外装1には、これに形成された開口中に
レリーズ釦2が着脱自在に挿入されている。このレリー
ズ釦2は、下端外周に突設され、外装1の下面に係合
し、レリーズ釦2の上方向の移動を規制する爪部3と、
中央部に設けられ下方に突出し、受板8に固定されたタ
クトスイッチ6を圧接可能な当接部材4とを有してい
る。レリーズ釦2には、これを上方へ弾性的に付勢する
と共に、外装1に爪部3を係合させる付勢部材5である
板ばねが設けられている。レリーズ釦2を付勢部材5の
付勢力に抗して押圧し、当接部材4をタクトスイッチ6
に圧接することによって、シャッターが作動する。この
レリーズ釦2を、外装1から容易に着脱することができ
るように、外装1の開口外周には、第1B図で示すよう
に、爪部3が挿入できるように複数の切欠15が周状に設
けられている。レリーズ釦2を切欠15を介して挿入し、
爪部3が点線の位置にくるように回転すると、爪部3が
外装1の底面に付勢部材5の付勢力によって係合し、レ
リーズ釦2は固定される。
上記付勢部材5は、押釦装置のメーカー出荷もしくは
販売時には第1C図に示すように構成されている。この付
勢部材5は、薄い金属板の一体成型により形成され、矩
形の中央部5aと、この中央部5aの左側並びに右側よりそ
れぞれ4本ずつ下方に傾斜して突出(中央部5aの対向す
る2辺にそれぞれ延出)し、弾性力を有する合計8本の
脚部10とにより構成されている。左側の脚部と右側の脚
部とは、互いに対向するように位置しており、また各側
の脚部は互いに側方に離間されている。各脚部10の両側
には切欠き9が形成されており、この切欠き9のところ
から脚部10を中央部5aより容易に切り離せるようになっ
ている。したがって、所定の本数の脚部10を切り離すこ
とによって、この付勢部材5の付勢力を減じ、所望の付
勢力に調整することができる。例えば、脚部1本当たり
50gの付勢力を有しているとすると、全部で400gの付勢
力を有していることとなる。したがって、第1D図に示す
ように左側の脚部と右側の脚部とを1本ずつ切り離す
と、300gの付勢力となり、第1E図に示すように左側の脚
部と右側の脚部とを2本ずつ切り離すと、200gの付勢力
となり、第1F図に示すように片方の脚部を2本切り離
し、もう片方の脚部を3本切り離すと、150gの付勢力と
なる。もちろん脚部を切り離す際、安定性を考慮して上
述したように、左右がほぼ等しくなるように切り離すこ
とが好ましい。また、いったん脚部を切り離すと、付勢
力を元に戻すことができなくなるため、切欠き9は、脚
部を5,6回折り曲げることによって切り離しできるよう
に、適度の強度を持たせて刻んでおく。こうすると、脚
部を必ずしも切り離す必要がなく、脚部を元に戻すこと
ができるように外方に曲げて弾性力を付与しないように
しておけば、いったん減らした付勢力を、脚部をまた元
に戻すことによって増加することができる。
第2A図および第2B図は、本考案に関連した押釦装置を
示す断面図である。
本例では、レリーズ釦2に設けられた円柱状の当接部
材4は、その上下方向に沿って、適当量の長さだけ雄ね
じが形成された大径の上部と、雄ねじが形成されていな
い小径の下部とにより構成されている。この雄ねじ外周
には、コイルばね20の上部が一定の接触圧力をもって係
合されている。コイルバネ20の下端は、受板8に設けら
れたばね固定部材11に固定されている。コイルばね20の
下部には当接部材4の下部が遊挿され、かくして、コイ
ルばね20の下部が自由に上下方向に伸び縮みでき、その
結果レリーズ釦2に付勢力を与えることができる。尚、
タクトスイッチ6の上方のばね固定部材11には、当接部
材4が挿入可能な開口が形成されており、この開口より
当接部材4が下降し、タクトスイッチ6を押圧可能とな
っている。
販売時等最初の状態でコイルばね20は、第2A図に示す
ように、雄ねじの上端にまで巻回されており、コイルば
ねとして最も伸びた状態にある。レリーズ釦2に対する
コイルばね20の付勢力は、当接部材4の下部の上下方向
の範囲21に位置する部分の巻数により決定される。した
がって、この状態では、範囲21の部分には、コイルばね
の巻数が最も少ないため、最も弱い付勢力となってい
る。コイルばねの付勢力をもう少し強めようとする場
合、当接部材4と一体となっているレリーズ釦2を、矢
印方向に回転させる。当接部材4とコイルばね20とは、
ねじ対偶をなしているために、当接部材4が回転する
と、コイルばね20は、下端方向下へ第2B図に示すように
シフトする。この結果、範囲21で示される部分に、コイ
ルばねの上部が一部下がってコイルバネの巻数がこの範
囲で多くなり、付勢力が増加する。逆にこの状態から付
勢力を弱めようとする場合は、レリーズ釦2を反矢印方
向に回転する。そうすると、コイルばね20は伸び、付勢
力は減少する。即ち、レリーズ釦2を所定方向に回転す
ることにより、付勢力を調整することができる。本例で
は、第1A図乃至第1F図の本実施例とは異なり、付勢力を
無段階に調整することができる。
第3A図乃至第3C図は、本考案に関連した押釦装置を示
す。
本例では、レリーズ釦2の下面に9個の円形穴が同じ
円周上に形成されている。これら穴は、互いに120°の
間隔を有する3個で1グループとなっている。グループ
相互の穴は異なる深さを有し、かつ同一グループの穴は
等しい深さを有するように形成されている。この結果、
第3A図および第3B図に示すように、符号50で示したグル
ープの穴の底面と受板8との間の距離はH2であり、符号
51で示したグループの穴のそれはH3であり、符号52で示
したグループの穴のそれはH4になるように形成されてい
る。なお、レリーズ釦2の下面と受板8との間の距離
は、H1に設定されている。ここで、H1からH4の関係は、
H1<H2<H3<H4となっている。一方、当接部材4には、
円筒形のホルダー30が当接部材4の外周に回転可能に同
軸的に装着されており、このホルダー30の上面には、同
グループの3個の穴に、上部が挿入可能な互いに120°
離間した円柱状の挿入部材31が突設されている。そし
て、ホルダー30と受板8との間には、レリーズ釦2に付
勢力を与える付勢部材32(コイルばね等)が設けられて
いる。
まず最初に、3本の挿入部材31の上端がレリーズ釦2
の下面と当接する位置にあったとする。付勢部材32は最
も圧縮した状態にあり、したがって付勢力は最も大きく
なる。次にレリーズ釦2を外装1から外して、ホルダー
30を回転し、3本の挿入部材31を第1のグループ50の穴
中に挿入する。すると付勢部材32は、多少伸びた状態と
なり、付勢力は減少することとなる。以下同様な操作を
行い、3本の挿入部材31がグループ52の穴中に挿入され
たとき、付勢部材32は最も伸びた状態となり、付勢力は
最も小さくなる。したがってホルダー30を回転し、挿入
部材31の挿入位置を変えることによって、付勢力を調整
することができる。この場合、レリーズ釦2の表面に第
3C図で示すように、数字を付しておけば、現在の付勢力
の状態を容易に確認することができる。
上述した実施例において、タクトスイッチ6は、当接
部材4によって圧接されるようになっていたが、これ
を、爪部3によって圧接されるように構成しても良い。
また、この押釦装置は、カメラのレリーズ釦に限られ
ず、種々の釦装置に応用することができる。例えば、ワ
ードプロセッサ等において、人差し指で操作する押釦
は、比較的大きな付勢力を与え、小指で操作する押釦
は、比較的小さい付勢力を与えることによって、作業能
率の向上を図ることができる。
「考案の効果」 押釦を有する装置において、押釦に付勢力を与える付
勢部材を変形させることによって、使用者は容易に、好
みの押釦の押圧力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図乃至第1F図は、本考案の実施例を示し、第1A図
は、全体の断面図、第1B図は、レリーズ釦を着脱容易に
するための構造を示す平面図、第1C図は、初期の付勢部
材を示す斜視図、第1D図乃至第1F図は、それぞれ異なる
状態に変形させた付勢部材の斜視図、 第2A図および第2B図は、本考案に関連した押釦装置をそ
れぞれ異なる動作状態で示す断面図、そして第3A図乃至
第3C図も、本考案に関連した押釦装置を示し、第3A図
は、全体の断面図、第3B図は、第3A図の3B-3B断面図、
第3C図は、レリーズ釦の平面図である。 1……外装,2……レリーズ釦,3……爪部,4……当接部
材,5……付勢部材,6……タクトスイッチ,8……受板,15
……切欠,30……ホルダー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体外装(1)の裏面側に設けられた切欠
    (15)と押釦(2)の下部に設けられた爪部(3)とに
    より上記外装(1)に形成された開口中に着脱自在に挿
    入されている上記押釦(2)と、上記押釦(2)の裏面
    中央部に下方に突出するように設けられ、受板(8)に
    固定されたタクトスイッチ(6)と圧接可能な当接部材
    (4)と、上記押釦(2)に対して押圧方向に抗する方
    向に付勢力を与えるようになされた付勢部材(5)とを
    有し、 上記付勢部材(5)は、上記押釦(2)に接続された矩
    形の中央部(5a)と、この中央部(5a)の対向する2辺
    にそれぞれ延出するように設けられ、弾性体からなる、
    切欠き(9)を有する複数の脚部(10)とを含んでなる
    ことを特徴とする押釦装置。
JP1989130133U 1989-11-09 1989-11-09 押釦装置 Expired - Lifetime JP2536024Y2 (ja)

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JP1989130133U JP2536024Y2 (ja) 1989-11-09 1989-11-09 押釦装置

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JP1989130133U JP2536024Y2 (ja) 1989-11-09 1989-11-09 押釦装置

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JPH0368325U JPH0368325U (ja) 1991-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5129769B2 (ja) * 2008-08-08 2013-01-30 創市 小川 水槽内清掃具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914847B2 (ja) * 1979-06-15 1984-04-06 松下電器産業株式会社 押釦装置
JPS62283510A (ja) * 1986-05-30 1987-12-09 松下電器産業株式会社 押ボタンスイツチ

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JPH0368325U (ja) 1991-07-04

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