JP2534535Y2 - 回転電機の冷却装置 - Google Patents

回転電機の冷却装置

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JP2534535Y2
JP2534535Y2 JP1991013753U JP1375391U JP2534535Y2 JP 2534535 Y2 JP2534535 Y2 JP 2534535Y2 JP 1991013753 U JP1991013753 U JP 1991013753U JP 1375391 U JP1375391 U JP 1375391U JP 2534535 Y2 JP2534535 Y2 JP 2534535Y2
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圭史 尾崎
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】[考案の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本考案は、冷却性能を改善した回
転電機の冷却装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の回転電機の冷却装置について、図
6及び図7を参照して説明する。まず、図7において、
回転電機1の軸方向左側部には外扇カバー2が取り付け
られている。そして、冷却風を回転電機1の外周面に供
給するため、回転電機1と外扇カバー2との間にはその
全周にわたって通風部3が形成されている。
【0004】また、図6に示すように、この外扇カバー
2の内周面には、導風ガイド4a,4b,4c,4dが
形成されており、更に、この外扇カバー2の内部には、
同心状に配設された円筒壁2aにより環状の風洞5が形
成され、更に、この風洞5の内周壁である円筒壁2aの
外周にも導風ガイド6が送風口8に向けて形成されてい
る。そして、外扇カバー3の外周部には、冷却ファン7
が配設されている。このように、冷却ファン7を外扇カ
バー3の外周部に配設したのは、装置全体の軸方向寸法
を短くしてコンパクトにするためである。
【0005】このように構成された回転電機の冷却装置
においては、回転電機1が運転されて冷却ファン7から
冷却風が生成されると、この冷却風は図6の矢印Eで示
すように、送風口8を通って風洞5内へ流れ込む。そし
て、この冷却風は、風洞5に沿って流れながら、順次、
導風ガイド4a,4b,4c,4dに当たって軸方向
(図7の矢印F方向)へ向きを変え、通風部3から回転
電機1の外周面に向かって流れ出す。これにより、回転
電機1の外表面に冷却風が供給されて、回転電機1が冷
却される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成では、送
風口8から風洞5内に吹き出す冷却風の多くは軸方向
(図7の矢印B方向)へ向きを変えることなく、そのま
ま風洞5の奥方部分9へ流れ込んでしまう傾向がある。
このため、回転電機1に対する冷却風の供給分布は、図
4に一点鎖線で示すように、風洞5の奥方部分9側へ片
寄ったものとなってしまい、送風口8に近い部分で冷却
風量が不足する領域が発生していた。その結果、図5に
二点鎖線で示すように、冷却風量が不足する領域で過熱
部分が出来てしまい、絶縁物の劣化等により回転電機1
の寿命が低下する問題があった。また、これを防止する
ためには、回転電機1の外形を大きくしたり、冷却ファ
ン6の送風能力を大きくする等の対策が必要になってし
まい、装置全体が大形化してしまう問題もあった。
【0007】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、回転電機の外周面へ十分な量の冷
却風をまんべんなく供給できる回転電機の冷却装置を安
価に提供することにある。
【0008】[考案の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の回転電機の冷却
装置は、回転電機の軸方向一側部に配設され内部に環状
の風洞が形成された外扇カバーと、この外扇カバーの外
周部に配設され前記風洞内へ冷却風を吹き出す冷却ファ
ンと、前記外扇カバー内に配設され前記冷却ファンの送
風方向に対して傾斜することに伴い前記風洞に沿って正
方向へ流れる大風量流,逆方向へ流れる小風量流を形成
する第1の導風ガイドと、前記外扇カバー内に配設され
前記大風量流を前記回転電機の円周方向に分割誘導すべ
く高さ寸法が相違する複数の第2の導風ガイドとを備
え、前記外扇カバー内に、前記小風量流を前記回転電機
の円周方向に分割誘導する別の導風ガイドを少なくとも
1つ配設したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、冷却ファンから外扇カバー
内に冷却風が送風されると、第1の導風ガイドが冷却風
を分割し、外扇カバーの風洞に沿って正方向へ流れる大
風量流および逆方向へ流れる小風量流を形成する。する
と、高さ寸法が異なる複数の第2の導風ガイドが大風量
流を回転電機の円周方向に分割誘導し、別の導風ガイド
が小風量流を回転電機の円周方向に分割誘導する。この
ため、図4に実線で示すように、回転電機の円周方向に
十分な量の冷却風が均一に供給されるようになり、図5
に実線で示すように、回転電機を所定の低温度に保つこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1ないし
図5を参照して説明する。まず、図2において、固定子
11が固定された固定子枠10の左右両端には、軸受け
ブラケット12、12が取り付けられている。一方、回
転子14が嵌め込み固定された回転軸13は、軸受け1
5、15を介して前記軸受けブラケット12、12に回
転可能に支持されている。
【0012】このように構成された回転電機16の軸方
向左側部には、外扇カバー17が取り付けられている。
この外扇カバー17は、前記軸受けブラケット12に設
けられたボス部18に固定されており、前記固定子枠1
0との間にはその全周にわたって通風部19が形成され
ている。また、図1に示すように、この外扇カバー17
の内部には、同心状に設けられた円筒壁17aによって
環状の風洞20が形成されている。この外扇カバー17
の外周部の上方寄り部位には冷却ファン21が設けら
れ、この冷却ファン21から吹き出た冷却風が送風口2
2を通って風洞20内へ供給されるようになっている。
【0013】この場合、送風口22の中央やや下寄り部
位には第1の導風ガイド23が傾斜状に設けられてお
り、前記冷却ファン21から吹き出た冷却風がこの第1
の導風ガイド23に案内されて、風洞20の内周壁であ
る円筒壁17aに吹き付けるようになっている。本実施
例では、第1の導風ガイド23の取付角度θは、例え
ば、20°に設定されている。更に、この第1の導風ガ
イド23の矢印A方向側には第2の導風ガイド24a、
24b、24cが外扇カバー17の内周に合計個形成
され、第1の導風ガイド23の矢印B方向側には別の導
風ガイド24dが形成されている。これら導風ガイド2
4a、24b、24c、24dは、前記風洞20内を流
れる冷却風を軸方向(回転電機16方向)へ案内するた
めのものであり、その突出長さ(高さ寸法)は24a、
24b、24cの順に長くなっている。更に、風洞20
の内周壁である円筒壁17aには、第1の導風ガイド2
3に対応して第3の導風ガイド25が斜め上向きに設け
られている。この第3の導風ガイド25は、第1の導風
ガイド23によって円筒壁17a側に案内される冷却風
の一部を、より確実に軸方向(回転電機16方向)へ案
内するためのものである。
【0014】次に上記構成の作用について説明する。回
転電機16の運転中は、冷却ファン21が運転されて冷
却風が生成される。この冷却風は、送風口22を通り、
第1の導風ガイド23によって図1の矢印A(正方
向)、矢印B(逆方向)の両方向へ所定の割合で分配さ
れ、矢印A方向への大風量流および矢印B方向への小風
量流となって風洞20内へ流れ込む。
【0015】この場合、矢印Aの冷却風の一部は、第1
の導風ガイド23によって案内されて、風洞20の内周
壁である円筒壁17aに吹き付けられる。更に、この冷
却風は、第3の導風ガイド25によってせき止められ
て、軸方向(図2の矢印C方向)に案内され、通風部1
9を通り回転電機16の外表面に吹き出される。そし
て、残りの冷却風は、そのまま風洞20内を矢印D方向
へ向かって流れ、その一部の風が、最初に、第2の導風
ガイド24aに当たって軸方向へ向きを変え、通風部1
9を通って回転電機16の外表面に吹き出される。この
後も、矢印Dの冷却風は、順次、第2の導風ガイド24
b、24cに当たって向きを変えて、回転電機16の外
表面に吹き出されることになる。
【0016】一方、矢印Bで示す冷却風であるが、これ
も同様に、一部の風が別の導風ガイド24dに当たって
向きを変えて回転電機16の外表面に吹き出される。そ
して、各導風ガイド24a〜24d、25を乗り越えて
風洞20内を流れている冷却風は、最終的に風洞20の
奥方部分26に突き当たり、そこから、通風部19を介
して回転電機16側へ吹き出される。このように、各導
風ガイドによって分散されて、回転電機16側へ供給さ
れた冷却風量の分布図を、図4実線で示す。これから
明らかなように、回転電機16の全周にわたって冷却風
はまんべんなく供給されており、しかも、風洞20の奥
方部分26における冷却風の滞留が少なくなるため、風
洞20内の冷却風の流れが良くなって、回転電機16へ
の冷却風供給量は従来(一点鎖線)に対して約20%増
えている。このため、回転電機16の冷却効果を向上で
きて、図5実線で示すように、回転電機16の外表面
を許容温度以下の所定の低温度に保つことができる。
【0017】このように本実施例によれば、冷却ファン
21からの冷却風を矢印A方向へ流れる大風量流および
矢印B方向へ流れる小風量流に分割し、大風量流を高さ
寸法が異なる複数の第2の導風ガイド24a〜24cに
より回転電機16の円周方向に分割誘導し、小風量流を
別の導風ガイド24dにより回転電機16の円周方向に
分割誘導した。このため、回転電機16の円周方向に冷
却風が均一に供給されるので、従来冷却風量の少なかっ
た送風口22の近辺にも十分な量の冷却風を供給でき
る。従って、冷却風の分布を理想的なものにすることが
できるので、回転電機16の冷却効果を従来に比し大幅
に向上できる。これにより、温度による絶縁物の劣化等
を少なくできて、回転電機1の寿命を長くできる。
【0018】しかも、斯かる優れた冷却効果を、外扇カ
バー17内に導風ガイド23、25、24a〜24dを
設けるだけで得られるので、構成も極めて簡単であり、
コスト低減にも寄与できる。
【0019】尚、本実施例においては、冷却ファン21
の位置を、外扇カバー17の図1の右側面上部とした
が、これに限らず、外扇カバー17の左側面部であって
も、それに対応するように、導風ガイド2324a〜
24dを配置すれば良い。
【0020】また、本実施例では、導風ガイド24a,
24b,24c,24dの合計個数は4個としたが、こ
れに限らず、第1の導風ガイド23の両側に各々1個以
上配置してあれば何個でも良い。更に、本実施例では、
風洞20の内周壁である円筒壁17aに第3の導風ガイ
ド25を設けたが、この第3の導風ガイド25が無くて
も、円筒壁17aのうちの送風口22に近い部分の断面
形状を、冷却風を受け易いように適宜変更することによ
って、同様の効果を得ることは可能である。
【0021】その他、本考案は、第1の導風ガイド23
の取付角度θを、送風口22や風洞20の配置関係に合
わせて、適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲
内で種々の変形が可能である。
【0022】
【考案の効果】以上の説明にて明らかなように、本考案
によれば、冷却ファンからの冷却風を大風量流および小
風量流に分割し、大風量流を高さ寸法が異なる複数の第
2の導風ガイドにより回転電機の円周方向に分割誘導
し、小風量流を別の導風ガイドにより回転電機の円周方
向に分割誘導した。このため、回転電機の円周方向に十
分な量の冷却風が均一に供給されるので、回転電機の冷
却性能が従来に比し大幅に向上する。
【0023】しかも、斯かる優れた冷却効果を、外扇カ
バー内に各導風ガイドを設けるだけで得られるので、構
成も極めて簡単であり、コスト低減にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す外扇カバーの縦断側面
【図2】全体の部分破断正面図
【図3】外扇カバーを一部破断して示す平面図
【図4】回転電機外周面の冷却風量分布図
【図5】回転電機外周面の温度分布図
【図6】従来例を示す外扇カバーの縦断側面図
【図7】全体の部分破断正面図
【符号の説明】
16は回転電機、17は外扇カバー、20は風洞、21
は冷却ファン、23は第1の導風ガイド、24a,24
b,24cは第2の導風ガイド、24dは別の導風ガイ
を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の軸方向一側部に配設され
    部に環状の風洞が形成された外扇カバーと、 この外扇カバーの外周部に配設され前記風洞内へ冷却
    風を吹き出す冷却ファンと 前記外扇カバー内に配設され、前記冷却ファンの送風方
    向に対して傾斜することに伴い、前記風洞に沿って正方
    向へ流れる大風量流,逆方向へ流れる小風量流を形成す
    る第1の導風ガイドと、 前記外扇カバー内に配設され、前記大風量流を前記回転
    電機の円周方向に分割誘導すべく高さ寸法が相違する複
    数の第2の導風ガイドとを備え、 前記外扇カバー内には、前記小風量流を前記回転電機の
    円周方向に分割誘導する別の導風ガイドが少なくとも1
    つ配設されている ことを特徴とする回転電機の冷却装
    置。
JP1991013753U 1991-02-19 1991-02-19 回転電機の冷却装置 Expired - Lifetime JP2534535Y2 (ja)

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JPH04101265U JPH04101265U (ja) 1992-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH087812Y2 (ja) * 1988-07-25 1996-03-04 三菱電機株式会社 回転電機の冷却装置

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JPH04101265U (ja) 1992-09-01

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