JP2534288Y2 - 中空軸エンコーダ用軸受構造 - Google Patents
中空軸エンコーダ用軸受構造Info
- Publication number
- JP2534288Y2 JP2534288Y2 JP4817791U JP4817791U JP2534288Y2 JP 2534288 Y2 JP2534288 Y2 JP 2534288Y2 JP 4817791 U JP4817791 U JP 4817791U JP 4817791 U JP4817791 U JP 4817791U JP 2534288 Y2 JP2534288 Y2 JP 2534288Y2
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- JP
- Japan
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- hollow shaft
- bearing
- oil
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- bearing structure
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中空軸エンコーダ用軸
受構造に関し、特に、軸受から飛散する軸を油切体で除
去することにより、回転スリット円板への油の飛散を防
止するための新規な改良に関する。
受構造に関し、特に、軸受から飛散する軸を油切体で除
去することにより、回転スリット円板への油の飛散を防
止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の中空軸エ
ンコーダ用軸受構造としては、種々あるが、その中で代
表的なものについて述べると、第2図で示す特開平2−
40509号公報に開示された構成を挙げることができる。
すなわち、図において符号1で示されるものは発光体2
を有する基台であり、この基台1の軸受孔3には第1軸
受4が設けられている。前記基台1の上方には、この基
台1に設けられた支壁5を介して支持体6が固設されて
おり、この支持体6は、第1支持体部6aおよび第2支
持体部6bとから構成されている。前記第1支持体部6
aの内壁6aAには、第2軸受7が設けられ、前記第2
支持体部6bには、前記発光体2に対応して受光体8が
設けられている。前記各軸受4,7の各内輪4a,7a
には、一対の油切体11,12を有する中空軸9が回転
自在に設けられ、この中空軸9は、前記基台1の案内孔
1aおよび前記第1支持体部6Aの案内孔6Aを貫通し
て各々外方に突出している。従って、中空軸9の回転に
よってこの中空軸9に設けられた回転スリット円板10
が回転することにより、発光体8からの光が回転スリッ
ト円板10のスリット(図示せず)を介して受光体8に
到達することにより得られるパルス信号に基づいて、中
空軸9の回転状態を検出している。
ンコーダ用軸受構造としては、種々あるが、その中で代
表的なものについて述べると、第2図で示す特開平2−
40509号公報に開示された構成を挙げることができる。
すなわち、図において符号1で示されるものは発光体2
を有する基台であり、この基台1の軸受孔3には第1軸
受4が設けられている。前記基台1の上方には、この基
台1に設けられた支壁5を介して支持体6が固設されて
おり、この支持体6は、第1支持体部6aおよび第2支
持体部6bとから構成されている。前記第1支持体部6
aの内壁6aAには、第2軸受7が設けられ、前記第2
支持体部6bには、前記発光体2に対応して受光体8が
設けられている。前記各軸受4,7の各内輪4a,7a
には、一対の油切体11,12を有する中空軸9が回転
自在に設けられ、この中空軸9は、前記基台1の案内孔
1aおよび前記第1支持体部6Aの案内孔6Aを貫通し
て各々外方に突出している。従って、中空軸9の回転に
よってこの中空軸9に設けられた回転スリット円板10
が回転することにより、発光体8からの光が回転スリッ
ト円板10のスリット(図示せず)を介して受光体8に
到達することにより得られるパルス信号に基づいて、中
空軸9の回転状態を検出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の中空軸エンコー
ダ用軸受構造は、以上のように構成されていたため、次
のような課題が存在していた。すなわち、各軸受から飛
散した油が回転スリット円板に到達し、そのために、回
転スリット円板のスリットパターンが乱されることがあ
り、回転検出信号の精度を著しく損なうことがあった。
ダ用軸受構造は、以上のように構成されていたため、次
のような課題が存在していた。すなわち、各軸受から飛
散した油が回転スリット円板に到達し、そのために、回
転スリット円板のスリットパターンが乱されることがあ
り、回転検出信号の精度を著しく損なうことがあった。
【0004】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、軸受から飛散する油を油切
体で除去することにより、回転スリット円板への油の飛
散を防止するようにした中空軸エンコーダ用軸受構造を
提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、軸受から飛散する油を油切
体で除去することにより、回転スリット円板への油の飛
散を防止するようにした中空軸エンコーダ用軸受構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による中空軸エン
コーダ用軸受構造は、基台およびこの基台と別体の支持
体に設けられた第1,第2軸受に回転自在に設けられた
中空回転軸と、前記第1軸受の一端側に位置する第1油
切体と、前記第2軸受の一端側に位置する第2油切体
と、前記中空軸の外周に設けられた回転スリット円板
と、前記回転スリット円板に対向して設けられた発光体
および受光体とを備えた構成である。
コーダ用軸受構造は、基台およびこの基台と別体の支持
体に設けられた第1,第2軸受に回転自在に設けられた
中空回転軸と、前記第1軸受の一端側に位置する第1油
切体と、前記第2軸受の一端側に位置する第2油切体
と、前記中空軸の外周に設けられた回転スリット円板
と、前記回転スリット円板に対向して設けられた発光体
および受光体とを備えた構成である。
【0006】
【作用】本考案による中空軸エンコーダ用軸受構造にお
いては、各軸受の一端側に油切体が設けられているた
め、各油切り体の手前位置で、回転スリット円板への油
の飛散を防止し、常に、スリットの状態を良好に保つこ
とができ、安定した回転検出信号を得ることができる。
いては、各軸受の一端側に油切体が設けられているた
め、各油切り体の手前位置で、回転スリット円板への油
の飛散を防止し、常に、スリットの状態を良好に保つこ
とができ、安定した回転検出信号を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本考案による中空軸エンコ
ーダ用軸受構造の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を
付して説明する。第1図は、本考案による中空軸エンコ
ーダ用軸受構造を示す断面図である。
ーダ用軸受構造の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を
付して説明する。第1図は、本考案による中空軸エンコ
ーダ用軸受構造を示す断面図である。
【0008】図において、符号1で示されるものは発光
体2を有する基台であり、この基台1の軸受孔3には第
1軸受4が設けられている。前記基台1の上方には、こ
の基台1に設けられた支壁5を介して支持体6が固設さ
れており、この支持体6は、第1支持体部6aおよび第
2支持体部6bとから構成されている。尚、各支持体部
6a,6bは一体とすることもできる。
体2を有する基台であり、この基台1の軸受孔3には第
1軸受4が設けられている。前記基台1の上方には、こ
の基台1に設けられた支壁5を介して支持体6が固設さ
れており、この支持体6は、第1支持体部6aおよび第
2支持体部6bとから構成されている。尚、各支持体部
6a,6bは一体とすることもできる。
【0009】前記第1支持体部6aの内壁6aAには、
第2軸受7が設けられ、前記第2支持体部6bには、前
記発光体2に対応して受光体8が設けられている。
第2軸受7が設けられ、前記第2支持体部6bには、前
記発光体2に対応して受光体8が設けられている。
【0010】前記各軸受4,7の各内輪4a,7aに
は、全体形状が輪状をなす一対の第1,第2油切体1
1,12を第1,第2スペーサ13,14を介して有す
る中空軸9が回転自在に設けられ、この中空軸9は、前
記基台1の案内孔1a及び前記第1支持体部6Aの案内
孔6Aを貫通して各々外方に突出している。
は、全体形状が輪状をなす一対の第1,第2油切体1
1,12を第1,第2スペーサ13,14を介して有す
る中空軸9が回転自在に設けられ、この中空軸9は、前
記基台1の案内孔1a及び前記第1支持体部6Aの案内
孔6Aを貫通して各々外方に突出している。
【0011】前記第1油切体11は第1軸受4の一端側
4Aに位置すると共に、これに近接した状態で位置して
いる。また、前記第2油切体12は第2軸受7の一端側
7Aに位置すると共に、これに近接した状態で位置して
いる。
4Aに位置すると共に、これに近接した状態で位置して
いる。また、前記第2油切体12は第2軸受7の一端側
7Aに位置すると共に、これに近接した状態で位置して
いる。
【0012】また、中空軸9の中央位置、すなわち、各
軸受4,7間位置には、所定パターンのスリット(図示
せず)を有する回転スリット円板10が取付けられてお
り、この中空軸9を回転することにより、受光体8から
の光が回転スリット円板10のスリットを介して受光体
8に到達することにより得られるパルス信号に基づい
て、中空軸9の回転状態を検出している。
軸受4,7間位置には、所定パターンのスリット(図示
せず)を有する回転スリット円板10が取付けられてお
り、この中空軸9を回転することにより、受光体8から
の光が回転スリット円板10のスリットを介して受光体
8に到達することにより得られるパルス信号に基づい
て、中空軸9の回転状態を検出している。
【0013】
【考案の効果】本考案による中空軸エンコーダ用軸受構
造は、以上のように構成されているため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、軸受から飛散する油
は、油切体によって検出されるため、回転スリット円板
のスリットは常に汚れのない正常な状態に保たれ、差値
に安定した回転検出信号を得ることができる。
造は、以上のように構成されているため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、軸受から飛散する油
は、油切体によって検出されるため、回転スリット円板
のスリットは常に汚れのない正常な状態に保たれ、差値
に安定した回転検出信号を得ることができる。
【図1】本考案による中空軸エンコーダ用軸受構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】従来構成を示す断面図である。
1 基台 2 発光体 4 第1軸受 4A 一端側 7 第2軸受 7A 一端側 8 受光体 9 中空軸 10 回転スリット円板 11 第1油切体 12 第2油切体 13 第1スペーサ 14 第2スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 基台(1)およびこの基台(1)と別体の支持
体(6)に設けられた第1,第2軸受(4,7)に回転自在に設
けられた中空回転軸(9)と、前記第1軸受(4)の一端側(4
A)に位置する第1油切体(11)と、前記第2軸受(7)の一
端側(7A)に位置する第2油切体(12)と、前記中空軸(9)
の外周に設けられた回転スリット円板(10)と、前記回転
スリット円板(10)に対向して設けられた受光体(8)およ
び発光体(2)とを備え、前記各油切体(11,12)が前記中空
軸(9)に設けられていることを特徴とする中空軸エンコ
ーダ用軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4817791U JP2534288Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 中空軸エンコーダ用軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4817791U JP2534288Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 中空軸エンコーダ用軸受構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052020U JPH052020U (ja) | 1993-01-14 |
JP2534288Y2 true JP2534288Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=12796106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4817791U Expired - Fee Related JP2534288Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 中空軸エンコーダ用軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534288Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP4817791U patent/JP2534288Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052020U (ja) | 1993-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |