JP2534113Y2 - 吸気系部品の水抜穴構造 - Google Patents

吸気系部品の水抜穴構造

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JP2534113Y2
JP2534113Y2 JP1991071344U JP7134491U JP2534113Y2 JP 2534113 Y2 JP2534113 Y2 JP 2534113Y2 JP 1991071344 U JP1991071344 U JP 1991071344U JP 7134491 U JP7134491 U JP 7134491U JP 2534113 Y2 JP2534113 Y2 JP 2534113Y2
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JP
Japan
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water
intake system
drain hole
bead
bottom wall
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照芳 西原
充弘 松田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエアクリーナ等、吸気系
部品の水抜穴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両が冠水した道路を走行するとき、ま
たは豪雨時の走行等においては、エアクリーナへ吸入さ
れる空気とともに水も吸入されてしまう。そして、この
ようにしてエアクリーナに吸入された水がフィルタエレ
メントにより除去されないとエンジントラブルを起こす
恐れがある。そこで、エアクリーナの容積室の底面壁ま
たはダクトの下部壁に水抜用の穴を開け、エアクリーナ
内に吸入された水を外部へ排出していた。
【0003】しかし、容積室の底面壁またはダクトの下
部壁に穴を開けると、車両が冠水路を走行するとき等
に、タイヤがかき上げた水が、水抜穴の設置場所に激し
く掛かり、水が水抜穴より内部に浸入する恐れがある。
【0004】このため、従来から水抜穴からエアクリー
ナ内部に水が浸入しない様にしたエアクリーナの水抜穴
構造が提案されている。
【0005】このような従来の吸気系部品の水抜穴構造
としては、エアクリーナに関して例えば図6または図7
に示すようなものがある(実開昭56−150856号
公報、実開昭62−36257号公報参照)。
【0006】すなわち、図6に示す従来例においては、
底面壁21に穿たれた水抜穴22に水抜き弁23を配
し、エアクリーナ内に溜った水の自重によって、水抜弁
23を開いて、内部の水を排水し、外部からの水は弁で
内部への浸入を防止している。
【0007】また図7に示す従来例においては底面壁2
4を傾斜させた最低部にパイプ25を接続して、排水さ
せるととも外部から水が浸入し難いようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吸気系部品の水抜穴構造にあっては、容積室
底部の数個所に水の溜り場を設け、水の自重で開閉する
弁を設置する。あるいは、容積室の底面壁を傾斜させそ
の最低部にパイプを取り付ける。等を行っていたので、
構造が複雑になり、コスト的にも不利であるという問題
点があった。
【0009】本考案は、従来のこのような問題点に着目
してなされたものであり、簡単な構造で、水が水抜穴よ
り内部へ浸入することのないエアクリーナ等の吸気系部
品の水抜穴構造を提供することを目的としている。
【0010】このため、本考案は、容積室の底面壁が合
成樹脂からなり、該底面壁の下面に、壁状に突出する補
強用のビードが一体に形成されてなる吸気系部品におい
て、上記ビードから僅かな間隔を保ちつつ該ビードに沿
って開口する細長い矩形の貫通孔を形成するとともに、
この貫通孔の下方ならびに周囲の三方を囲んで上記ビー
ドに対向する開口部のみが側方に開口してなる突出部を
上記底面壁に一体に形成して水抜部を構成した。
【0011】
【作用】雨中走行時等に、エアクリーナ等の容積室内部
に吸入空気とともに吸入された水は、底面壁の貫通孔お
よびこれに連続した開口部を通して、ビードとの間から
外部へ排出される。
【0012】冠水路走行時等に、タイヤでかき上げられ
た水が水抜部に掛かっても、水はビードもしくは突出部
に衝突し、貫通孔へ達することがないので、内部への侵
入は阻止される。
【0013】
【実施例】以下本考案を図面に基づいて説明する。図1
〜図4はエアクリーナに適用した本考案の一実施例を示
す図である。
【0014】先ず構成を説明する。図1はエアクリーナ
を下から見た底面の平面図、図2は側断面図である。エ
アクリーナ1の底面壁2には、水抜部3が2個所設けら
れている。また底面壁2にはビード4が設けられてい
る。ビード4は放射状及び同心円状に設けられ円環状ビ
ードの中心部には吸気チャンバーのボデイにエアクリー
ナ1を装着するための取付部5が設けられている。
【0015】水抜部3は、エアクリーナ内部を上方にし
て描いた、図1のN−N断面を示す図3及びT−T断面
を示す図4に図示したように、底面壁2に穿たれた貫通
孔6と該貫通孔6を覆って底面壁2より突出する第1突
出部7によって水抜穴8を形成している。第1突出部7
は一方向のみに開口部9を有し、水抜穴8は上方を壁7
aで3側方は壁7bで囲まれている。
【0016】また、第1突出部7の開口部9に対向して
底面より第2突出部10が突出して設けられている。な
お、本実施例においては第2突出部10として図3の場
合にはビード4の一部を図4の場合には側壁11に連続
するビードを使用している。
【0017】次に作用を図5を参照して説明する。吸入
空気とともに吸入され、エアクリーナ1内に溜った水
は、図5に矢印Eで示すように水抜穴8内を流れて外部
に排出される。
【0018】車両が冠水路を走行すると、例えばタイヤ
によってかきあげられたダッシュロアに衝突した水が、
はね返ってエアクリーナ1の水抜部3に激しく掛かる
等、水抜部3には四方から水が掛かる。
【0019】このようなときには、図5に示すように矢
印A方向から水が掛った場合には、水は第1突出部7の
壁7aに衝突するので、水抜穴8から内部への浸入が阻
止される。矢印B方向より水が掛かった場合には、第1
突出部7の壁7bにより内部への浸入が阻止される。矢
印C方向より水が掛かった場合には第2突出部10によ
り内部への浸入が阻止される。このようにして、水抜穴
8は、その回りを第1突出部7の上方壁7a,3側方壁
7b及び第2突出部10によって囲まれているので、水
抜部3にいかなる方向から水が掛かってもエアクリーナ
1内部への水の浸入は阻止される。
【0020】尚、以上の実施例はエアクリーナについて
説明したが、本案はエアクリーナに限定されるものでは
無く、吸気レゾネータ等その他の吸気系部品にも適用で
きるのは勿論である。
【0021】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、この考案
によれば、吸気系部品内部に吸入された水を確実に排出
できると同時に、外部から水抜部に掛かる水の内部への
侵入を阻止することができる。そして、合成樹脂製底面
壁に補強のために設けられているビードが水の侵入を阻
止するための邪魔板として利用されるので、実質的に
は、貫通孔を備えた突出部のみを成形すればよく、非常
に簡単な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、底面下から見た平面
図。
【図2】同じく一実施例を示す側断面図。
【図3】図1のN−N断面を示す断面図。
【図4】図1のT−T断面を示す断面図。
【図5】本考案の作用を説明する断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
【図7】他の従来例を示す断面図。
【符号の説明】
2…底面壁 3…水抜部 4…ビード 7…第1突出部 8…水抜穴 9…開口部 10…第2突出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容積室の底面壁が合成樹脂からなり、該
    底面壁の下面に、壁状に突出する補強用のビードが一体
    に形成されてなる吸気系部品において、上記ビードから
    僅かな間隔を保ちつつ該ビードに沿って開口する細長い
    矩形の貫通孔を形成するとともに、この貫通孔の下方な
    らびに周囲の三方を囲んで上記ビードに対向する開口部
    のみが側方に開口してなる突出部を上記底面壁に一体に
    形成したことを特徴とする吸気系部品の水抜穴構造。
JP1991071344U 1991-09-05 1991-09-05 吸気系部品の水抜穴構造 Expired - Lifetime JP2534113Y2 (ja)

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