JP2534013Y2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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JP2534013Y2
JP2534013Y2 JP1991061742U JP6174291U JP2534013Y2 JP 2534013 Y2 JP2534013 Y2 JP 2534013Y2 JP 1991061742 U JP1991061742 U JP 1991061742U JP 6174291 U JP6174291 U JP 6174291U JP 2534013 Y2 JP2534013 Y2 JP 2534013Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
dew
indoor unit
receiving groove
air passage
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1991061742U
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English (en)
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JPH058311U (ja
Inventor
康鋭 浅見
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空気調和機の室内ユニッ
トに係わり、さらに詳しくは、冷房運転中に同室内ユニ
ットの内壁に発生する露付きの防止手段に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内ユニットの筐体は、本
体と、この本体に着脱可能に被せられる前面カバーとで
構成されており、この筐体の上部には室内空気を取り込
むための吸込口が設けられ、前面下部には熱交換された
空気を室内に送出するための吹出口が形成されている。
これら吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路内には、例え
ば、逆V字形に形成された熱交換器を前記本体側と前面
カバーにそれぞれ対向させて配置すると共に、送風機
(クロスフローファン)を前記熱交換器の下部に配置し
ている。ところで、熱交換器には冷房運転時に結露水が
付着し、熱交換性能を低下させることがあるので除霜運
転等を実行させ、前記結露水を流下させるようにしてい
るが、流下する結露水は熱交換器の下部に別途設けられ
た露受け溝で受けた後、室外に通じる排水管に通して排
水するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、熱交換
器が上述のように逆V字形に形成されていると、結露水
を受けるための露受け溝も前後二箇所に設ける必要があ
る。そして、これら二つの露受け溝に流下した熱交換器
からの結露水は排水管により室外に排水しなければなら
ないが、その排水管は一つだけであるので同排水管の接
続口(入口)までは水路を設けて流下させるようになっ
ている。ところが、前記二つの露受け溝の内、後方の露
受け溝と前記水路とは直結されておらず、後方の露受け
溝からの結露水は熱交換器や送風機等が収容されている
空気通路の外壁に沿って流下した後、同空気通路の外壁
に設けられている水路に受け止められ、排水管の入口に
向かうようになっているが、結露水が流下する空気通路
の外壁側にも諸々の構成部品があるためスペース的に余
裕がなく、空気通路の側壁の断熱を十分に行うことがで
きないという問題がある。これに加えて、空気通路の側
壁を流下する結露水の温度は空気通路内の温度に比して
10℃も低くなる場合があり、この空気通路の内外の温度
差によって空気通路の内壁が結露し、時にはその水滴が
空気の吹出口から室内に放出される(落下する)という
問題がある。このような問題は室内ユニットの取付状態
や、空気通路内に取付けられた熱交換器の左右の傾きの
度合いにも関係し、もし、熱交換器が傾いた状態になっ
ていると熱交換器から流下する結露水はその傾斜してい
る熱交換器の一側下端からまとまって流下するため背面
側の露受け溝から水路へ流下する結露水も短時間に多量
に流下することになり、空気通路の内外の温度差が益々
大きくなり、結露し易くなる。したがって、本考案にお
いてはこれらの課題を解決し、結露の発生を抑えた空気
調和機の室内ユニットを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するためになされたものであり、筐体上部の吸込口
と、同筐体下部の吹出口とを結ぶ空気通路に、同空気通
路の前面および背面にそれぞれ対向する逆V字形の熱交
換器を設け、同熱交換器から流下する結露水を、同熱交
換器の下部に配置されている前後二つの露受け溝に集め
た後、排水管を通して室外に排水するようにしてなる空
気調和機の室内ユニットにおいて、前記背面側に設けら
れている露受け溝の内部に前記熱交換器の底面に接する
複数のリブを所定の間隔で配置することにした。
【0005】
【作用】上記の構成であれば、露受け溝内に配置された
幾つかのリブが熱交換器と接触しているため、熱交換器
からの結露水はそれらのリブを伝わり、露受け溝内に流
下するため、筐体が傾斜していても熱交換器からの結露
水は同熱交換器の下部一側から集中的に流下するような
ことはなく、リブが設けられている複数箇所から露受け
溝に流下するようになる。したがって、この露受け溝か
ら流下して排水管側に向かう結露水も短時間に集中的に
流れるようなことがなくなるので、空気通路の側壁が極
端に冷やされることもなくなる。そのため、空気通路の
内壁での結露が生じ難くなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1は室内ユニットの外観を表す斜視
図、図2は同室内ユニットの内部を表す側断面図で、筐
体1は本体2と、この本体2に着脱自在に被せられる前
面カバー3とから成り、前面カバー3の正面パネル3a
は上部で開閉自在に軸支されている。また、前面カバー
3の上部には室内空気の吸込口4a,4bが設けられ、
前面下部には吹出口5が形成されている。吸込口4a,
4bと吹出口5との間には空気通路6が形成されてお
り、この空気通路6内には前面カバー3の内面に沿わせ
て本体2寄りまで移動させることのできる着脱自在なエ
アーフィルタ7と、三分割された熱交換器8と、送風機
(クロスフローファン)9とが配置され、熱交換器8に
より熱交換された空気は送風機9により吹出口5に送ら
れ、室内への風向は風向板10によって調節されるように
なっている。
【0007】熱交換器8は水平方向に三分割され、隣接
する二つが逆V字形に形成されたもので、その一つを本
体2側に向け、他を前面カバー3側に向けて配置してい
る。送風機9は逆V字形に形成された熱交換器8の下部
中央に設けている。このような配置であれば送風機9と
三分割された各熱交換器との距離差が少なくなり熱交換
器8を通過する空気の分布(風速分布)を良くすること
ができると共に、筐体1を小型化することができるから
である。
【0008】図中、11および12はそれぞれ熱交換器8に
沿って流下する結露水を受けるための露受け溝である
が、前面カバー3寄りの露受け溝11は結露水を受けるだ
けのものではなく破線で表しているように空気通路6の
壁の一部にも成っている。13は露受け溝12の一部で、本
体2側に配置される熱交換器8の結露水を受けると共
に、送風機9の後側舌片を兼ねるように本体2の内面に
形成されたリブで、その先端部は熱交換器8の傾斜面に
沿ってほぼ平行に伸びている。したがって、空気の流れ
を邪魔するような出っ張り等が無く、空気通路6が広く
確保された状態になっている。
【0009】14は空気通路6の側壁の一部を表してお
り、その側壁14には前後二つの露受け溝11,12からの結
露水を受けて排水管(図示省略)へ流下させる水路15が
設けられている。この水路15は空気通路6の背面側まで
伸びており、露受け溝12から空気通路6の背面に沿って
流下する結露水も受け止めることができるようになって
いる。この水路に受け止められた結露水は矢印の方向に
進み、排水口16から排水管に注入され、室外に排水され
る仕組みになっている。
【0010】図3は露受け溝12の要部拡大図であるが、
本実施例ではこの図に示されるような複数のリブ17が約
50mm間隔で露受け溝12の底面に立設されている。こ
れらリブ17の上面は熱交換器8の底部に軽く接触するよ
うになっており、また、露受け溝12の底の方には隙間を
設けてリブ間に結露水が溜まらないようになっている。
したがって、室内ユニットの取付が多少傾いていても熱
交換器8から流下する結露水は、同熱交換器8の一側下
部から集中的に流下するようなことにはならず、複数の
リブ17によって分散された状態で露受け溝12内に流下す
る。そのため、結露水が露受け溝12から水路15へ一気に
流下するようなこともなくなり、空気通路6の側壁14が
極端に冷やされることもないので、同空気通路6の内壁
が結露することはない。なお、側壁を流下する結露水の
量を更に少なくするためには、空気通路6の左右両側壁
に水路15を設けると共に、露受け溝12の左右が、同露受
け溝12の中央部よりも低くなるように傾斜させ、熱交換
器8からの結露水を左右側壁に分流させるようにしても
よい。
【0011】
【考案の効果】以上、説明したようなリブを熱交換器の
露受け溝内に有する室内ユニットであるならば、熱交換
器からの結露水を徐々に流下させ、室外に排水すること
ができるので空気通路の側壁を極度に冷却してしまうよ
うなことがなくなり、これに伴って空気通路の内外の温
度差も少なくなるので、その内壁が結露するようなこと
もなくなる。また、結露の恐れがなくなれば結露水が流
下する側壁や水路部の断熱材をより薄くしたり、無くし
たりすることも可能であるので室内ユニットの小型化が
より一層図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す室内ユニットの外観斜
視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す室内ユニットの要部側
断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す要部拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 本体 3 前面カバー 4a 吸込口 4b 吸込口 5 吹出口 6 空気通路 7 エアーフィルタ 8 熱交換器 9 送風機 10 風向板 11 露受け溝 12 露受け溝 13 リブ 14 側壁 15 水路 16 排水口(排水管接続口) 17 リブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体上部の吸込口と、同筐体下部の吹出
    口とを結ぶ空気通路に、同空気通路の前面および背面に
    それぞれ対向する逆V字形の熱交換器を設け、同熱交換
    器から流下する結露水を、同熱交換器の下部に配置され
    ている前後二つの露受け溝に集めた後、排水管を通して
    室外に排水するようにしてなる空気調和機の室内ユニッ
    トにおいて、前記背面側に設けられている露受け溝の内
    部に、前記熱交換器の底面に接する複数のリブを所定の
    間隔で配置してなることを特徴とする空気調和機の室内
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記背面側の露受け溝の左右が、同露受
    け溝の中央部よりも低くなるように傾斜させ、前記熱交
    換器からの結露水を左右に分流させるようにしてなる請
    求項1記載の空気調和機の室内ユニット。
JP1991061742U 1991-07-11 1991-07-11 空気調和機の室内ユニット Expired - Lifetime JP2534013Y2 (ja)

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JPH058311U JPH058311U (ja) 1993-02-05
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