JP2533980Y2 - オイルタンク - Google Patents

オイルタンク

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JP2533980Y2
JP2533980Y2 JP1991020778U JP2077891U JP2533980Y2 JP 2533980 Y2 JP2533980 Y2 JP 2533980Y2 JP 1991020778 U JP1991020778 U JP 1991020778U JP 2077891 U JP2077891 U JP 2077891U JP 2533980 Y2 JP2533980 Y2 JP 2533980Y2
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佳寿 津田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイルタンクからの排
気に伴って飛散しようとするオイルを回収し、周囲にオ
イルを飛ばすことのないオイルタンクに関する。
【0002】
【従来技術】従来,図4,図5に示すごとく,フォーク
リフトトラック等に搭載したオイルタンクには,その本
体頭部82にブリーザー9を有するものがある。該ブリ
ーザー9は,常時は閉止状態にあり,タンク本体8内は
密閉されている。ところで,タンク本体8内のオイル8
1は,例えばフォークリフトのマストシリンダの上昇時
に,図4に示すごとく,オイルパイプ75を通じてポン
プ74により,シリンダ7内へ送り出される。この時,
上記タンク本体8内は,オイルレベル(液面)811が
下がり,負圧状態になる。そこで,上記ブリーザー9内
では,図6に示すごとく,インナーバルブ92が負圧に
より引き下げられる。そのため,エアー6は,通気口9
7より流入し,フィルター96を通り,更にエアー取入
穴95,エアーの流通口90よりタンク本体8内へ入
る。これにより,該タンク本体8内の負圧は解消され,
内気圧は平常状態に戻る。
【0003】一方,上記シリンダ7内のオイル81が,
例えばフォークリフトのマストシリンダの下降時に,図
4に示すごとく,オイルパイプ76を通じてタンク本体
8内へ戻されると,オイルレベル811が上昇し,該タ
ンク本体8内は加圧状態になる。そこで,上記ブリーザ
ー9内では,図7に示すごとく,上記インナーバルブ9
2が加圧により押し上げられる。その結果,アウタバル
ブ93は,上記インナーバルブ9の係止部922により
引き上げられる。そのため,エアー吹出穴94が開放さ
れ,上記タンク本体8内のエアー6の一部が,上記通気
口97より排出される。なお,図中符号921はインナ
ーバルブ用コイルスプリング,931はアウターバルブ
用コイルスプリングを示す。このように,上記ブリーザ
ー9は,タンク本体8内のオイルレベル811の上下動
や温度差に伴う内気圧の変動を生ずる度毎に,該タンク
本体8内の内気圧を一定に保つよう作動する。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題点がある。即ち,上記タンク本体8内の
加圧時においては,図7に示すごとく,エアー6が通気
口97より排出するとき,オイル81が一緒に吹き出る
ことがある。そのため,上記オイル81は,本体頭部8
2上に落下して,該本体頭部82を汚すことになる。上
記オイル81は,排出するエアー6に巻き込まれて,僅
かに含有されているのみであるが,その排出回数は多
い。そのため,そのオイルによる汚染及び排出量は無視
することができない。本考案は,上記従来の問題点に鑑
みてなされたもので,オイルタンクからの排気に伴って
飛散しようとするオイルを回収し,周囲にオイルを飛ば
すことのない,オイルタンクを提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題の解決手段】本考案は,タンク本体と,その上方
に配設したブリーザーとよりなるオイルタンクにおい
て,前記ブリーザー内部に設けた通気口の下方にオイル
受けを設けると共に,該オイル受けの底部とタンク本体
の内部とを,逆止弁を介して連通し,かつ,前記オイル
受けの上部周縁にはエアー出入穴を設けたことたことを
特徴とするオイルタンクにある。本考案において最も注
目すべきことは,上記ブリーザーの通気口の下方にはオ
イル受けを設け,また該オイル受けとタンク本体との間
に,逆止弁を介設したことである。そして,さらに注目
すべきことは上記オイル受けの上部周縁にはエアー出入
穴を設けたことである(実施例1参照)。上記ブリーザ
ーにおけるオイル受けは,例えば該ブリーザー本体と略
同径の偏平な環状の受皿である(図1参照)また,上記
逆止弁は,上記オイル受けとタンク本体との間に介設
し,タンク本体内が負圧のときに開くオイル戻し弁を有
する。該逆止弁には,タンク本体内へゴミが混入するこ
とを防止するため,フィルターを設けることが好まし
い。また,上記ブリーザーは,実施例2(図3)に示す
ごとく,オイル戻し及びエアー取入兼用のブリーザーを
配設することが好ましい。
【0006】
【作用及び効果】本考案においては,通気口の下方にオ
イル受けを配設している。そのため,タンク本体が加圧
状態になった場合においては,排出されるエアーに伴っ
たオイルは上記通気口を通じてオイル受け内へ吹き出
て,該オイル受け内に溜まる。また,上記エアーは上記
オイル受けの上部周縁のエアー出入穴を通じてブリーザ
ーの外へ出る(実施例1参照)。そして,上記タンク本
体内が負圧状態になった場合には,戻しパイプに内設し
たオイル戻し弁が開く。そのため,上記オイル受け内に
溜まったオイルは,戻しパイプを通じてタンク本体内に
戻る。それ故,オイルがタンク本体の本体頭部へ吹き出
て,汚染することがない。そのため,一旦オイル受け内
に溜まったオイルは再びタンク本体内に戻り,オイルの
再利用が可能となる。したがって,本考案によれば,オ
イルタンクからの排気に伴って飛散しようとするオイル
を回収し,周囲にオイルを飛ばすことのない,オイルタ
ンクを提供することができる。
【0007】
【実施例】実施例1 本考案の実施例にかかるオイルタンクにつき,図1及び
図2を用いて説明する。即ち,本例のオイルタンクは,
図1に示すごとく,タンク本体8と,その上方に配設し
たブリーザー2とよりなる。そして,上記ブリーザー2
の内部に設けた通気口27の下方には,オイル受け1を
設け,また該オイル受け1の底部とタンク本体8との間
には,逆止弁18を介設する。また,上記逆止弁18に
は,上記タンク本体8内が負圧になったときに開くオイ
ル戻し弁16を設ける。
【0008】上記ブリーザー2は,図1に示すごとく,
本体ケース20と,その中央部に配設したバルブハウジ
ング21と,該バルブハウジング21の上部に配設した
エアー取入口210と,その下方に配設したエアー吹出
穴24と,該バルブハウジング21の中で上下動するイ
ンナーバルブ22とを有する。また,該インナーバルブ
22と係合して上下動するアウターバルブ23と,上記
バルブハウジング21に隣接するエアー取入室25と,
該エアー取入室25の中に配設したエアーフィルターフ
ィルター26と,該エアーフィルター26の下方に設け
た通気口27と,該通気口27の下方に設けたオイル受
け1とを有する。また,上記オイル受け1は,図2に示
すごとく,本体ケース10と,該本体ケース10の上部
周縁に配設したエアー出入穴11と,該本体ケース10
の下部に配設したオイル戻し穴12とを有する。また,
該オイル戻し穴12より下方には,円筒状の弁室13
と,該弁室13の上部に配設したフィルター14と,該
フィルター14の下方に配設したオイル戻し弁16とか
らなる逆止弁18を有する。また,該オイル戻し弁16
の下方は,戻しパイプ17と,該戻しパイプ17を取付
け固定する戻しノズル部85を有する(図1参照)。
【0009】そして、上記オイル受け1の本体ケース1
0は、上記ブリーザー2の本体ケース20と略同径で偏
平なリング皿形状を有する。上記エアー出入穴11は、
上記本体ケース10の上方周縁に多数配設する。また、
上記オイル戻し穴12は、上記通気口27の下方に1か
所設ける。また、上記弁室13は、円筒形を有し、上方
にフィルター装着部131を有する。また、上記オイル
戻し弁16は、上記弁室13の略中央部にコイルスプリ
ング15により付勢して配設する。また、上記弁室13
と戻しノズル部85との間には、上記逆止弁18を介設
する。また、該戻しパイプ17は、上記弁室13の外周
下方部及び戻しノズル部85の外周にリング状の係止具
19により取付け固定する。そして、その他の構成は、
上記従来例と同様である。なお、図1において、符号2
21はインナーバルブ用コイルスプリング、231はア
ウターバルブ用コイルスプリングを示す。
【0010】次に,作用効果につき説明する。本例にか
かるオイルタンクにおいては,通気口27の下方にオイ
ル受け1を配設している。そのため,タンク本体8内が
加圧状態になった場合においては,エアーと共にオイル
81の一部が上記通気口27を通じてオイル受け1内へ
入る。そして,オイル81は,該オイル受け1内に溜ま
る。また,上記加圧状態においては,エアー6は,エア
ー吹出穴24,エアー取入室25,通気口27,エアー
出入穴11を通じて外へ出る。一方,負圧状態において
は,上記インナーバルブ22が下がり,エアー6は,エ
アー出入穴11,通気口27,エアーフィルター26,
エアー取入口210を通じ,該インナーバルブ22とア
ウターバルブ23との隙間より入る。また,上記タンク
本体8内が負圧状態になった場合には,弁室13に内設
したオイル戻し弁16が,コイルスプリング15の付勢
力に抗してタンク本体側に開く。そして,上記コイルス
プリング15により付勢されたオイル戻し弁16と弁室
のオイル戻し穴132との間に,隙間を生ずる。そのた
め,上記オイル受け1内に溜まったオイル81は,戻し
パイプ17を通じてタンク本体8内に戻る。それ故,従
来のごとくオイル81がタンク本体8の本体頭部82へ
吹き出て,該本体頭部82を汚染することがない。ま
た,上記オイル受け1内に溜まったオイル81は,タン
ク本体8内へ回収するので,オイルの再利用をすること
ができる。
【0011】実施例2 本例は,図3に示すごとく,負圧時にエアーがオイル戻
し弁からオイルと共に入るように,構成したものであ
る。即ち,本例のオイル受け3は,本体ケース30と,
該本体ケース30に配設したエアー出入穴31と,該本
体ケース30により形成されたエアー取入室32とより
なる。上記本体ケース30は,ブリーザー2の本体ケー
ス20と略同径で偏平なリング皿形状を有する。また,
上記エアー取入穴31は,上記本体ケース30の上方に
多数設ける。また,上記エアー取入室32は,その内部
にエアーフィルターを有しない。
【0012】そして上記本体ケース30の下方には,実
施例1と同様に,オイル戻し弁16を内設した逆止弁1
8を配設する。その他の構成は,実施例1と同様であ
る。本例のブリーザー3は,上記のごとく構成されてい
るため,タンク本体8内が加圧状態となったときには,
次のように作動する。まず,エアー6が流通口90を通
じ,アウターバルブ23を押し上げる。そして,エアー
6は,エアー吹出穴24より,上記エアー取入室32内
に入る。このとき,エアー6と共に吹き出したオイル8
1はその全部が,オイル受け3内に溜まる。
【0013】一方,タンク本体8内が負圧状態になった
ときには,上記逆止弁18は次のように作動する。ま
ず,オイル戻し弁16がコイルスプリング15に抗し
て,負圧により下方へ下がる。次に,該オイル戻し弁1
6とオイル戻し穴132との間に生じた隙間より,オイ
ル81がタンク本体8内に落下する。また,エアー6が
エアー取入穴31より入り,フィルター14を通って,
タンク本体8内に入る。そして,タンク本体8内は平常
状態となる。本例によれば,上記エアー取入室内にエア
ーフィルターを配設する必要がないので,実施例1と同
様の効果を有するオイルタンクを,より安価に提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるオイルタンクの断面図。
【図2】実施例1にかかる逆止弁付近の拡大断面図。
【図3】実施例2にかかるオイルタンクの一部断面図。
【図4】従来例のオイルタンク全体の説明図。
【図5】従来例にかかるオイルタンクの断面図。
【図6】負圧状態における従来のオイルタンクの断面
図。
【図7】加圧状態における従来のオイルタンクの断面
図。
【符号の説明】
1,3...オイル受け, 11,31...エアー取入穴, 16...オイル戻し弁, 17...戻しパイプ, 18...逆止弁, 2...ブリーザー, 22...インナーバルブ, 23...アウタバルブ, 25,29...エアー取入室, 26...フィルター, 27...通気口, 8...タンク本体, 81...オイル, 82...本体頭部,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体と,その上方に配設したブリ
    ーザーとよりなるオイルタンクにおいて, 前記ブリーザー内部に設けた通気口の下方にオイル受け
    を設けると共に,該オイル受けの底部とタンク本体の内
    部とを,逆止弁を介して連通し,かつ,前記オイル受けの上部周縁にはエアー出入穴を設
    たことを特徴とするオイルタンク。
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JPH04110276U JPH04110276U (ja) 1992-09-24
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