JP2533413B2 - 脚伸展力による瞬発力測定装置 - Google Patents

脚伸展力による瞬発力測定装置

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JP2533413B2
JP2533413B2 JP3067321A JP6732191A JP2533413B2 JP 2533413 B2 JP2533413 B2 JP 2533413B2 JP 3067321 A JP3067321 A JP 3067321A JP 6732191 A JP6732191 A JP 6732191A JP 2533413 B2 JP2533413 B2 JP 2533413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人間の体力を測定する装
置に関する。特に、パワー理論に基づいて、被検者の脚
伸展力により動的に単発性脚筋力の瞬発力を測定する方
法に関し、動作的には垂直跳びのような動的な単発性多
関節運動の瞬発力を測定する測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の体力診断テスト、たとえば垂直跳
び、反復跳び、背筋テストについてはつぎのような疑問
が提示されている。 (1)各機能が分断されて評価されるため総合評価への
リンクが難しい。 (2)評価基準があい昧である。たとえば垂直跳びでは
跳び上がった高さが評価基準であるが、これはパフォ−
マンスの指標であり、体力の指標としては間接的、代替
的なものである。 (3)統一的な科学的裏付けがない。 (4)非日常的な動作を伴い、負荷も大きく、傷害が発
生し易い。
【0003】一方、近年体力への関心が高まり、簡易、
安全かつ正確に体力を測定する方法および装置が要望さ
れ、パワー理論による体力の指標づくりの検討が行われ
ている。パワー理論では体力をエネルギーの容量(パワ
ーの積算値)またはパワーを指標として測定する。パワ
ーの発現形態を生体内のエネルギー発現機構に応じて分
類し、それぞれのパワーの発現形態ごとに、対応するエ
ネルギー発現機構を維持させながらパワーの上限値を測
定し、エネルギー発現機構ごとの体力の指標にしてい
る。
【0004】具体的にはつぎのように測定する。 (a)有酸素性エネルギー機構 持続時間:無限大 上限値パワー評価:最高心拍数の75%に達する心拍数
でのパワー等 エネルギー発生の主要因:酸素 (b)乳酸系無酸素性エネルギー機構 持続時間:30秒程度 上限値パワー評価:平均パワー、クリティカルパワー等 エネルギー発生の主要因:グリコ−ゲン (c)非乳酸系無酸素性エネルギー機構 持続時間:7秒程度 上限値パワー評価:5〜6秒前後のピ−クパワーのうち
スピ−ド、発現力で決まる最適値 エネルギー発生の主要因:ATP−CP系化学エネルギ
ー 前記(a)および(c)のエネルギー機構については、
当出願人により自転車エルゴメータを用いた測定装置が
実用化されており(特公平1−42694号参照)、こ
の技術を応用した装置としてAEROBIKEおよびP
OWERMAX(双方ともコンビ株式会社の登録商標及
び出願中の商標で、前者は登録第1840771号、後
者は商公昭61−42348号)が知られている。
(b)のエネルギー機構についてはウィンゲ−ト・テス
トが知られている。
【0005】このように自転車エルゴメ−タを主体とし
た被検者の瞬発パワー測定装置はペダル動作が日常的な
走運動に近いリズミカルな運動のため傷害が少ない、パ
ワー発揮の効率がよい等の特徴を有している。一方、自
転車のような連続性脚筋力運動、あるいはその他の同じ
ような多関節運動でも、日常生活で障害物を急によける
等の動作に於いては、動的で、しかも単発性脚筋力の瞬
発力も重要な要素となる。単発性脚筋力の瞬発力の測定
装置としては、従来、たとえば実開昭63−18103
号のように、脚伸展力を油圧シリンダー乃至空気シリン
ダーで受け、該シリンダーの変化データに基づいて被検
者の体力を測定するものが有る。
【0006】しかし、前記脚伸展力測定装置はシリンダ
ー等のアジャストが非常に難しく、しかも負荷が速度に
より変化するため瞬発力の正確な測定が難しく、また油
圧シリンダーでは油圧の応答時間が遅いため正確な測定
結果が得られないという欠点を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情を
考慮してなされたものであり、パワー理論に基づいて、
測定系の不安定な箇所を極力少なくし、瞬発力の正確な
測定を行おうとするものである。そこで、慣性によるパ
ワー測定への影響をできるだけ少なくするためにパウダ
ーブレーキを用い、従来の非乳酸系無酸素エネルギー機
構のパワー測定装置に比べてフットプレートの蹴り出し
時間を可能な限り短くし、被験者の測定に対する負担を
軽減させ、単発性脚筋力の瞬発力を測定することのでき
る脚伸展力による瞬発力測定装置を提供することを目的
としている。
【0008】また、負荷の印加形態としては、油圧方
式、あるいはダイナモ方式等のように踏力速度により負
荷の大きさを変える方式ではなく、定トルク負荷方式を
用いる。すなわち、パウダーブレーキによる負荷応答時
間が200ms程であることを考えると0.3秒程の測
定では途中負荷を変えることは不可能である。そこで精
度を上げるために定トルクを採用する。これにより測定
中の負荷の変化を無くし、測定の安定化を図る脚伸展力
による瞬発力測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】さらにまた、脚伸展中は足裏の屈折角度が
変わるため、従来のようにフットプレートの角度を固定
的にすると踏力が不安定になるので、本発明ではフット
プレートの角度を脚伸展に追随させて自動的に対応する
脚伸展力による瞬発力測定装置を提供することを目的と
している。さらにまた、上記の目的を達成するため、図
1(a)、(b)に示した垂直跳びで得るフットプレー
ト反力と人間の重心速度の関係が、そのまま図2
(a)、(b)に示した脚伸展に移行できることに着目
し、かつ運動方程式の関係からパウダーブレーキ負荷
は、垂直跳び中下肢に掛かる体重重力相当分、又慣性質
量Wo/gは垂直跳び中下肢に慣性力として負担される
上肢質量相当分に当たる。特に脚伸展計は垂直跳び同様
下肢を動かすため、水平移動する上肢の慣性質量を考え
れば十分である。たとえば(人体は体重の約70%分が
上肢質量といわれている。)65Kgの人は46Kg相
当である重量で40Kg〜50Kgを選んでフットプレ
ートの等価質量1Wo/gとし、フットプレートに上肢
質量相当分の等価質量を与えることで垂直跳びに近い脚
伸展パワーを測定する。
【0010】つまり、負荷設定値を体重にフットプレー
ト等価質量を人体の上肢質量として選ぶことで、垂直跳
びに近い脚伸展パワーの測定を可能にした。さらにま
た、フットプレートに取り付けた力センサーを用いた測
定では構造が複雑になり操作が容易でない。さらにま
た、従来のパワー計算では、ブレーキ負荷に対して行っ
た仕事量から脚伸展力による瞬発パワーを計算するのが
普通であるが、係る計算では、全力で蹴る場合時間が非
常に短い(0,3秒程)ということで全力で蹴る力を受
けるためフットプレートの構造が重く作られ、しかもフ
ットプレートやブレーキ回転系が吸収する運動エネルギ
ーや、慣性エネルギーが考慮に入れられていなかったた
め、正確な脚伸展による瞬発パワーの測定が非常に困難
であった。
【0011】さらにまた、その構造の重さからくる蹴り
終った際の足に掛かる衝撃を防ぐためのブレーキ手段が
何ら施されていなかったため、脚伸展力による瞬発パワ
ーの測定に誤差が生じることがあり、又フットプレート
が慣性で足を引き伸ばすこともあり安全とは言えない。
こうした問題を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では以上の目的を
達成するために、長尺部材を平行に配置したベースフレ
ームと、該ベースフレームの後部上方に設けた箱体と、
該箱体の内部に組み込まれた駆動ユニットと、該駆動ユ
ニットの上方であって、箱体の上面に配置された被検者
が着座するためのシートと、前記箱体の前面上方を基端
としてベースフレームと同じ方向に延出させ、かつ前記
ベースフレームの先端に立設した垂直プレート間に設け
られるガイド部と、該ガイド部に沿って前後にスライド
する角度が変化するフット部と、該フット部のスライド
状況を計測する計測ユニットと、該計測ユニットで計測
した被検者の脚伸展による諸データを視覚的あるいは聴
覚的に表示する表示部と、被検者が測定に際し、必要と
する所定のデータを入力するための入力部とで構成す
る。
【0013】
【作用】本発明は上記の測定装置を採用したので、フッ
トプレートに対し極めて短時間の全力キックによって瞬
発力を測定でき、しかもフットプレータのキックによる
ごく自然な運動方式によるから被験者の肉体的負担は少
なく、しかも被験者の脚伸展力測定が非常に簡単に行い
得、その瞬発力の測定精度も非常に高い。
【0014】上記の全力キック運動により、動作的には
垂直跳びのような動的な単発性多関節運動の脚伸展力に
よる瞬発力を測定することができる。
【0015】
【実施例】以下、図3、図4、図5、図6、図7、図8
および図9に基づいて本発明に係る脚伸展力による瞬発
力測定装置を詳細に説明する。図3は装置全体の斜視
図、図4は装置全体の側面から見た説明図、図5は装置
の駆動ユニットの要部平面図、図6は装置の全体を示す
ブロック図、図7は測定順序を説明するためのフローチ
ャート、図8は平均脚伸展パワーの算出グラフ、図9は
ドラム軸エンコーダパルスによるLpの測長を示すグラ
フである。
【0016】同図中、1は本発明に係る脚伸展力による
瞬発力測定装置である。該脚伸展力による瞬発力測定装
置1は、二本の長尺部材(本実施例では金属製の角材を
使用した)2aを平行に配置したベースフレーム2と、
該ベースフレーム2の後部に設けた箱体3と、該箱体3
の内部に組み込まれた駆動ユニット4と、該駆動ユニッ
ト4の上方であって、箱体3の上面に配置された被検者
Mが着座するためのシート5と、前記箱体3の前面上方
を基端としてベースフレーム2と同じ方向に延出させ、
かつ前記ベースフレーム2の先端に立設した垂直プレー
ト2b間に設けられるガイド部6と、該ガイド部6に沿
って前後にスライドするフット部7と、該フット部7の
スライド状況を計測する計測ユニット8と、該計測ユニ
ット8で計測した被検者Mの脚伸展による諸データを視
覚的あるいは聴覚的に表示する表示部9と、被検者Mが
測定に際し、必要とする所定のデータを入力するための
入力部10とにより主要部が構成されている。
【0017】前記ベースフレーム2を構成した二本の長
尺部材2aは左右一定の間隔をもって平行に配置され、
両長尺部材2aの後端部左右には上下にアジャスト可能
な二個のアジャスター2cが配置され、また箱体3の前
面部下方位置と、ベースフレーム2の先端に立設した垂
直プレート2bの直下左右位置には、ベースフレーム2
を水平に保持し、かつ安定に固定するための固定アジャ
スタ2dが前後、左右に都合四個配置されている。
【0018】前記箱体3は、ベースフレーム2の後方に
垂直に立設した四本の支柱3aの周りにプレート3bを
配置して構成したものである。また、前記駆動ユニット
4は、箱体3の内部前方寄り左右に立設したブラケット
4a間に配置する回転軸4bに挿通した後述するロープ
11を巻き回したロープドラム4cと、該ロープドラム
4cに併設したリターンスプリング4d(該リターンス
プリング4dの構成は図に示ように筒状スプリングが採
用されている)と、該ロープドラム4cの片側に配置さ
れた第1スプロケット4eと、該第1スプロケット4e
に巻き回したチェーン4fを介して一方向に回転される
中間軸機構4g(該中間軸機構4gは箱体3の内部略中
央位置に立設した左右のブラケット4g1に挿通した回
転軸4g2と、該回転軸4g2に装着したフリーホイル
4g3を内蔵し、前記チェーン4fに巻き回したフリー
ホイルスプロケット4g4と、同じく回転軸4g2に固
定した第3スプロケット4g5とで構成されている。)
と、前記第3スプロケット4g5に巻き回したチェーン
4hを介して一方向に回転されるパウダーブレーキ機構
4i、該パウダーブレーキ機構4iは、前記箱体3の内
部後方位置に立設したブラケット4i1と、該ブラケッ
ト4i1に挿通した回転軸4i2と、該回転軸4i2に
固定され前記チェーン4hにより一方向へ回転される第
4スプロケット4i3と、前記回転軸4i2により回転
するパウダーブレーキ4i4とで構成されている。
【0019】また、前記駆動ユニット4の上方であっ
て、箱体3の上面に配置された被検者Mが着座するため
のシート5は、シート5の下面の左右に配置した平行な
アジャストガイドシャフト5aを箱体3の上面に突設し
た左右のシャフト受け部5bに挿通することにより前後
に所定幅でスライドさせて被検者Mの着座位置を最適な
位置にアジャストできるように構成されている。
【0020】また、前記箱体3の前面上方を基端として
ベースフレーム2と同じ方向に延出させて構成したガイ
ド部6は、前記ベースフレーム2の先端に立設した垂直
プレート2b間に水平に差し渡し架設する左右の上部ガ
イドシャフト6aと、同じく前記箱体3の前面上方を基
端としてベースフレーム2と同じ方向に延出させ、かつ
前記ベースフレーム2の先端に立設した垂直プレート2
b間に前方が低くなるように傾斜させて差し渡し架設し
た中央の下部ガイドシャフト6bとで構成されている。
【0021】また、前記ガイド部6に沿って前後にスラ
イドするフット部7は、前記上部ガイドシャフト6aに
左右に設けた挿通孔7aを挿通させて前後、水平にスラ
イドするスライダー7b(該スライダー7bの後部中央
には前述したロープドラム4cに巻き回したロープ11
の一端が結束されている)と、該スライダー7bの前方
に立設したブラケット部で裏面を揺動自在にヒンジし、
表面に被検者Mが両足を揃えて載せる足受部7dを有し
たフットプレート7eで構成され、該フットプレート7
eは足受部7dの下方に突出させて設けた支持部7fを
スライダー7bの中央部に形成した穴7gを介して下方
に臨ませ、支持部7fの下端に設けた挿通孔7hに下部
ガイドシャフト6bを挿通させてガイドすることによ
り、前後に移動するフットプレート7eの足受部7dの
角度が被検者Mの脚伸展に応じて最適な角度にあるよう
に構成されている。
【0022】また、フット部7のスライド状況を計測す
る計測ユニット8は、ロープドラム4cのスプロケット
4eに固定したドラム軸エンコーダ8aと、該ドラム軸
エンコーダ8aの回転数を検出するフォトセンサー8b
を備えたロープドラム4cの正・逆転パルス検出カウン
ター8cと、パウダーブレーキ機構4iの回転軸4i2
に固定した負荷軸エンコーダ8dと、該負荷軸エンコー
ダ8dの回転を検出するフォトセンサー8eを備えたパ
ウダーブレーキ4i4の回転を検出する負荷軸回転パル
ス検出カウンター8fと、前記パウダーブレーキ4i4
の電流を調整するための負荷電流調整器8gと、上記の
両パルス検出カウンター8c、8fからのパルス信号、
モード切換スイッチ8hで選択したモード信号および後
述する入力部10より入力するデータ信号に基づいて被
検者Mがフットプレート7eを適数回繰り返し蹴った場
合の脚伸展力を演算する演算処理装置8i(以下、マイ
クロコンピュータと称する)とで構成され、該計測ユニ
ット8は、ドラム軸エンコーダ8aと、該ドラム軸エン
コーダ8aの回転数を検出するフォトセンサー8bおよ
び負荷軸エンコーダ8dと、該負荷軸エンコーダ8dの
回転を検出するフォトセンサー8eを除く構成部分は、
適宜な箇所にICカード用のカードリーダ/ライター1
2を備え、かつ測定の結果を記録するためのプリンター
13を備えたキャビネット14の内部に組み込まれてい
る。なお、前記ICカード用のカードリーダ/ライター
12およびプリンター13は、被検者Mの体重入力デー
タ、パワー出力データを上位コンピュータで管理し易く
するために採用した。
【0023】また、前記キャビネット14は、本実施例
では前述したベースフレーム2aの側部に着脱可能に立
設したフレーム15上に装備され、かつシート5に着座
した被検者Mが操作し易い位置に配置されている。ま
た、前記計測ユニット8で計測した所定のデータを視覚
的乃至聴覚的に表示するための、例えばステップ数カウ
ンター、被検者Mの体重数値(kg)、パワー値
(W)、所要時間(S)等を表示する表示部9は、前述
した計測ユニット8を組み込んだキャビネット14の表
面上方に配列したLED表示器9aあるいはキャビネッ
ト14内に組み込んだブザー9b等で構成されている。
【0024】また、前記マイクロコンピュータ8iに被
検者M自身が既に有する体重等の諸データを入力する入
力部10は、同じく前述した計測ユニット8を組み込ん
だキャビネット14の表面下方に配列したキー10b等
で構成されている。また、前述したマイクロコンピュー
タ8iの出力は、負荷電流調整器8gを介してパウダー
ブレーキ4i4に入力され、被検者Mが蹴り出すフット
プレート7eの前方へのスライドを制動(被検者Mの脚
の測長を利用した簡易なブレーキであり、かつリアルタ
イムでフットプレート7eのVmaxを検出することが
可能な所謂自動ブレーキ機構を採用した)するように構
成されたものであり、該フットプレート7eに対するブ
レーキ位置は、被検者Mが測定に先立ち予め測定する被
検者Mの自然な状態での脚伸展長の最長距離に設定さ
れ、フットプレート7eの蹴り終わりに発生する慣性衝
撃を防ぎ、安定した測定ができるように構成されてい
る。
【0025】また、前記マイクロコンピュ−タ8iの各
データはインターフェース回路16を介してホストコン
ピュ−タ(図では省略)に接続され、測定結果が外部装
置によっても管理されるように構成されている。ところ
で、前記マイクロコンピュータ8iによる被検者Mの脚
伸展力の演算は、被検者Mがフットプレート7eを蹴り
出すことにより発生する脚伸展力をロープ11を介して
ロープドラム4cに伝達し、該ロープドラム4cの回転
に伴って回転するドラム軸エンコーダ8aの回転数をフ
ォトセンサー8bで検出して正・逆転パルス検出カウン
ター8cを介してマイクロコンピュータ8iにロープド
ラム4cの回転数信号を入力すると共に、前記ロープド
ラム4cの回転を第1スプロケット4e、中間軸機構4
gを介して最終的にパウダーブレーキ4i4に伝達し、
パウダーブレーキ4i4の回転軸4i2に固定した負荷
軸エンコーダ8dの回転をフォトセンサー8eで検出
し、該検出信号を負荷軸回転パルス検出カウンター8f
を介してマイクロコンピュータ8iに入力せしめて被検
者Mの脚伸展力を正確に演算する。
【0026】上記の演算に当たって、本発明では精度良
く測定するためロープドラム4cの回転軸4b、中間軸
機構4gを構成する回転軸4g2およびパウダーブレー
キ4i4等の回転系の等価質量を演算して求める。
【0027】
【数1】
【0028】そして、上記で求めた回転系の等価質量
に、さらに実際のフットプレート7eの質量を加え、被
検者Mの脚伸展の運動方程式を以下のように演算して求
める。
【0029】
【数2】
【0030】上記の脚伸展の運動方程式が求まると、前
述したドラム軸エンコーダ8aおよび負荷軸エンコーダ
8dの回転より、フットプレート最大速度Vmax、及
びその出現時間Tmaxより脚伸展力を推定、即ち被検
者Mの脚伸展で発生したパワーを求め、これにパウダー
ブレーキ4i4に対して成した仕事量にパウダーブレー
キ4i4、中間軸機構4gの回転軸4g2およびロープ
ドラム4cの回転軸4bから成る回転系が吸収する慣性
エネルギー分の仕事量、またフットプレート7eが得た
運動エネルギー分の仕事量を加え、これを本発明独自の
新しい脚伸展パワーと定義し、所定の演算を行って被検
者Mの平均脚伸展パワーを求める。
【0031】
【数3】
【0032】
【数4】
【0033】
【数5】
【0034】『負荷軸エンコーダ8dの回転パルスによ
るフットプレート7eの速度Vの測定』
【0035】
【数6】
【0036】『ドラム軸エンコーダ8aの回転によるロ
ープ11の移動量Lpの測定』ドラム軸エンコーダ8a
の回転パルス当たりのロープ11の移動距離をΔxとす
る。また、正・逆転パルス検出カウンター8cで正転、
逆転パルスを検出(2相カウンター)すると共に、ドラ
ム軸エンコーダ8aによるカウンターをC2 とし、フッ
トプレート7eの原点よりの移動距離をLpとすれば、
2 のオフセット値はCOFF (フットプレート7eが原
点に戻る場合のミスカウントを考慮している)となる。
Lpの測定を行うため被検者Mは、フットプレート7e
を軽く2回伸展させてC2 のカウンターを計数させる。
この時伸展中の足のブレによるミスカウントを防ぐため
アップカウントCu の条件により、またダウンカウント
D は、ダウンカウントCD の条件により区別させ適当
にヒステリシスを持たせる。
【0037】
【数7】
【0038】なお、上記の演算に当たっては、垂直跳び
の運動方程式上の類推から垂直跳びで発生するフットプ
レート反力が体重の重心が重力の影響の下で行われてい
る事を考慮して、本発明に係る脚伸展力による瞬発力測
定装置にでもパウダーブレーキ4i4のブレーキ設定値
を定めるに当たって被検者Mの体重負荷を選んだ。以
下、上記の実施例に基づいて本発明に係る脚伸展力によ
る瞬発力測定装置の作用を説明する。
【0039】
【装置の作動】脚伸展力による瞬発力測定装置1の作動
は、シート5に着座した被検者Mがフットプレート7e
をおもいきり前方に蹴り出すことによりなされる。被検
者Mにより前方に蹴り出されるフットプレート7eは、
スライダー7bに対して揺動自在にヒンジし、かつスラ
イダー7bの穴7gを介して下方に突出する支持部7f
の下端を前方に行くに従って漸次傾斜する下部ガイドシ
ャフト6bでガイドしたものであるから、脚を折り曲げ
た状態より前方へ伸展する被検者Mの足の角度は、フッ
トプレート7eの角度の変化、つまり図4に実線と仮想
線で示した如く、手前では前傾姿勢にあり前方に行くに
従って略垂直な状態に角度が変わるのに追随して変化す
る。従って、測定の際の被検者Mの脚の伸展動作は、無
理なくごく自然の状態でおもいきって脚を伸展させてフ
ットプレート7eを蹴り出し測定に入ることができる。
【0040】ところで、被検者Mに蹴り出されたフット
プレート7eは、前方移動に伴いフットプレート7eの
後部中央に連結したロープ11を勢いよく引き出す。そ
のため、ロープ11を巻き回したロープドラム4cは、
リターンスプリング4dに抗して回転する。そして、こ
の回転は回転軸4bの片側に装備したドラム軸エンコー
ダ8a、フォトセンサー8bおよび正・逆パルス検出カ
ウンター8cを介してマイクロコンピュータ8iに入力
される。
【0041】また、前記ロープドラム4cの回転は第1
スプロケット4e→チェーン4f→フリーホィル4g3
→フリーホイルスプロケット4g4→第3スプロケット
4g5→チェーン4h→第4スプロケット4i3を介し
てパウダーブレーキ4i4に伝達される。なお、前記パ
ウダーブレーキ4i4の回転は回転軸4i2の片側に装
備した負荷軸エンコーダ8d、フォトセンサー8eおよ
びパルス検出カウンター8fを介してマイクロコンピュ
ータ8iに入力される。
【0042】また、被検者Mが前方に蹴り出したフット
プレート7eの前方への移動は、被検者Mの脚が測長し
た位置に到達すると、足がフットプレート7eの重さで
引っ張られないようにパウダーブレーキ4i4にブレー
キが掛かり停止する。これにより被検者Mは脚を折り曲
げ、フットプレート7eを元の位置へ引き戻す。このフ
ットプレート7eの戻しにはロープドラム4cに併設し
たリターンスプリング4dの順方向への弾発力が作用す
るため非常にスムースになされ、かつロープ11は弛む
ことなくロープドラム4cに巻き回される。
【0043】
【測定要領】
(1)先ず、被検者Mはシート5に着座し、そのままの
姿勢でシート5を前後にスライドさせて、測定に当たっ
てフットプレート7eを蹴り出すのに最適な状態にセッ
トする。このシート5のアジャストに際し、フットプレ
ート7eはブレーキを掛けた状態とし、被検者Mはフッ
トプレート7eの反力を利用してシート5の前後のアジ
ャストを行う。 (2)次に、被検者Mはフットプレート7eの足受部7
dに両足を載せて足受部7dに装備したフットベルトを
締めて足をフットプレート7eに固定すると共に、シー
ト5に装備したシートベルトを腰に装着して下半身を安
定に保持して測定開始前の体勢を整える。 (3)次に、被検者Mは表示部9の近傍に装備したモー
ド切換スイッチ8hを操作して測定モード、例えばフロ
ーチャート(図 参照)に示した内の、Aモード(被検
者Mが自ら自己の体重をキーで入力して測定に入るモー
ド)、Bモード(ICカードをICカード用のカードリ
ーダ/ライター12に挿入し、ICカードに記録してい
るデータに従って測定に入るモード)、Cモード(被検
者Mが自己の体力に合った負荷データをキーで入力して
測定に入るモード)の何れかのモードを選択する。
【0044】なお、上記のモード選択は表示部9に設け
たLED表示器9aにより表示され、例えば被検者Mが
Aモードを選択すると、表示部9の体重入力を意味する
表示が点灯する。この点灯を確認して被検者Mは自己の
体重である所定の数値をキーを操作することにより入力
する。この入力する数値は、前述したLED表示器9a
により正確に表示され被検者Mに知らせる。 (4)次に、被検者Mは測長キーを押す。測長キーが押
されると測長LED表示器9aがフラッシュを開始して
測長キーが操作されたことを被検者Mに知らせる。これ
に従って被検者Mはスタートキーを操作してフットプレ
ート7eを2回蹴り出し、脚が伸展した場合の測長を行
う。この測長によりマイクロコンピュータ8iはパウダ
ーブレーキ4i4に対してブレーキを掛けるタイミング
を記憶する。しかして、上記の測長が終了すると、測長
LED表示器9aがフラッシュから静止した点灯に換わ
り測長が終了したことを被検者Mに知らせる。
【0045】なお、上記の測長操作ステップは、自動ブ
レーキモードで測定を行う場合は、省略される。(自動
ブレーキは、Vmaxのピーク値をリアルタイムに検出
し、ブレーキを掛ける方式で、ピーク検出後にブレーキ
力が掛かるため測長によるブレーキに比べ遅れ時間が発
生するため簡単な方式として用いられる。) (5)上記の測長が終了すると、測定可能を意味する測
定LED表示器9aがフラッシュして、測定が可能な状
態に入ったことを被検者Mに知らせる。これを確認した
被検者Mは、スタートキーを押して脚伸展力による瞬発
力測定を開始する。スタートキーが押されると、測定可
能な状態でフラッシュしていた測定LED表示器9aが
静止した点灯に換わり測定が開始されたことを被検者M
に知らせる。
【0046】なお、上記の状態は、外部表示器を使用す
る場合は、同時に当該外部表示器にもマイクロコンピュ
ータ8aより所定の信号が送出され、上記と同様に表示
される。また、外部コンピュータ等が接続されている場
合は、同様にマイクロコンピュータ8iより所定の測定
シーケンスコードが送出され、外部コンピュータによっ
ても記録される。 (6)測定LED表示器9aが点灯すると同時にマイク
ロコンピュータ8iは測定前の10秒タイマーダウンカ
ウントに入る。この10秒カウントが終了すると、被検
者Mは、第1ステップの3秒間瞬発力測定に入る。この
場合のフットプレート7eの蹴り出しタイミングは、例
えばブザー9bの音に従ってなされ、被検者Mはブザー
音と同時にフットプレート7eをおもいきり蹴り出すこ
とによって測定を行う。
【0047】第1ステップの終了は終了LED表示器9
aにより表示され、同時に第1ステップで測定したパワ
ーは表示器9にて表示される。なお、蹴り出した後、被
検者Mは20秒間の休みを持ち、この間に蹴り出したフ
ットプレート7eを元の位置に引き戻す。この時点での
パウダーブレーキ4i4には、ブレーキが作動して静止
状態に戻る。(このブレーキにより被検者Mは足をフッ
トプレート7eに掛けたまま休むことができる。) (7)上記の第1ステップ後の20秒間の休みが終了す
ると、第1ステップの時と同様、表示器9に測定可能を
意味する測定LED表示器9aがフラッシュして第2ス
テップ(第3ステップ、第4ステップ、第5ステップも
同様である)の測定が可能な状態に入ったことを被検者
Mに知らせる。これを確認した被検者Mは、再度スター
トキーを押して脚伸展力による瞬発力測定を開始する。
【0048】上記の第1ステップ〜第5ステップで測定
した結果は、各ステップ毎にマイクロコンピュータ8i
で演算、即ちパウダーブレーキ4i4に対して成した仕
事量に、パウダーブレーキ4i4、中間軸機構4g、ロ
ープドラム4cの回転軸4bから成る回転駆動系が吸収
する等価慣性エネルギー分の仕事量と、実際のフットプ
レート7eが得た運動エネルギー分の仕事量とを加え
て、フットプレート7eの最大速度Vmax及びその出
現時間Tmaxが求められ、該フットプレート7eの最
大速度Vmax及びその出現時間Tmaxより、被検者
Mの脚伸展により発生した平均パワーが測定される。 (8)しかして、前述した第1ステップ〜第5ステップ
の各測定が終了すると、終了LED表示器9aが点灯し
て測定の終了を被検者Mに知らせる。同時のこの測定終
了はブザー音にても確認され、測定パワーの結果は表示
器9にて表示される。
【0049】なお、測定パワーの結果は、プリンター1
3にて印字され、またICカード用のカードリーダ/ラ
イターにセットしたICカードに記録されて全ての測定
は終了する。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明によれ
ば定トルク低慣性の負荷機構としてはパウダーブレーキ
を採用し、フットプレートに対し極めて短時間の全力キ
ックによって瞬発力を測定するので、キックによるごく
自然な運動方式のため被験者の肉体的負担は少なく、し
かも被験者の脚伸展力測定は簡単で、その瞬発力の測定
精度も非常に高い。上記の全力キック運動により、動作
的には垂直跳びのような動的な単発性多関節運動の瞬発
力を測定することができる等、種々の優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は垂直跳びで得るフットプレート反力と人間の
重心の関係を示す図
【図2】は脚伸展で得るフットプレート反力および速度
の関係を示す図
【図3】は装置全体の斜視図
【図4】は装置全体の側面から見た説明図
【図5】は装置の駆動ユニットの要部平面図
【図6】は装置の全体を示すブロック図
【図7】は測定順序を説明するためのフローチャート
【図8】は平均脚伸展パワーの算出グラフ
【図9】はドラム軸エンコーダパルスによるLpの測長
を示すグラフ
【符号の説明】
1 脚伸展力による瞬発力測定装置 2 ベースフレーム 2a 長尺部材 2b 垂直プレート 2c アジャスター 2d 固定アジャスタ 3 箱体 3a 支柱 3b プレート 4 駆動ユニット 4a ブラケット 4b 回転軸 4c ロープドラム 4d リターンスプリング 4e 第1スプロケット 4f チェーン 4g 中間軸機構 4g1 ブラケット 4g2 回転軸 4g3 フリーホイル 4g4 フリーホイルスプロケット 4g5 第3スプロケット 4h チェーン 4i パウダーブレーキ機構 4i1 ブラケット 4i2 回転軸 4i3 第4スプロケット 4i4 パウダーブレーキ 5 シート 5a アジャストガイドシャフト 5b シャフト受け部 6 ガイド部 6a 上部ガイドシャフト 6b 下部ガイドシャフト 7 フット部 7a 挿通孔 7b スライダー 7c ブラケット 7d 足受部 7e フットプレート 7f 支持部 7g 穴 7h 挿通孔 8 計測ユニット 8a ドラム軸エンコーダ 8b フォトセンサー 8c 正・逆転パルス検出カウンター 8d 負荷軸エンコーダ 8e フォトセンサー 8f パルス検出カウンター 8g 負荷電流調整器 8h モード切換スイッチ 8i 演算処理装置 9 表示部 9a LED表示器 9b ブザー 10 入力部 11 ロープ 12 ICカード用のカードリーダ/ライター 13 プリンター 14 キャビネット 15 フレーム 16 インターフェース回路 M 被検者

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺部材を平行に配置したベースフレーム
    と、該ベースフレームの後部に設けた箱体と、該箱体の
    内部に組み込まれた駆動ユニットと、該駆動ユニットの
    上方であって、箱体の上面に配置された被検者が着座す
    るためのシートと、前記箱体の前面を基端としてベース
    フレームと同じ方向に延出させ、かつ前記ベースフレー
    ムの先端に立設した垂直プレート間に設けられるガイド
    部と、該ガイド部に沿って前後にスライドする角度が可
    変であるフット部と、ロープドラムの回転軸に固定した
    ドラム軸エンコーダと、該ドラム軸エンコーダの回転数
    を検出するフォトセンサーを備えたロープドラムの正・
    逆転パルス検出カウンターと、パウダーブレーキ機構の
    回転軸に固定した負荷軸エンコーダと、該負荷軸エンコ
    ーダの回転を検出するフォトセンサーを備えたパウダー
    ブレーキの回転を検出する負荷軸回転パルス検出カウン
    ターと、前記パウダーブレーキの電流を調整するための
    負荷電流調整器と、上記の両パルス検出カウンターから
    のパルス信号、モード切換スイッチで選択したモード信
    号およびキー入力部より入力するデータ信号に基づいて
    被検者Mがフットプレートを適数回繰り返し蹴った場合
    の脚伸展力を演算する演算処理装置とで構成した前記フ
    ット部のスライド状況を計測する計測ユニットと、該計
    測ユニットで計測した被検者の脚伸展による諸データを
    視覚的あるいは聴覚的に表示する表示部と、被検者が測
    定に際し、必要とする所定のデータを入力するための入
    力部とで構成したことを特徴とする脚伸展力による瞬発
    力測定装置。
  2. 【請求項2】前記ベースフレームを構成した二本の長尺
    部材は左右一定の間隔をもって平行に配置され、両長尺
    部材の後端部左右には上下にアジャスト可能な二個のア
    ジャスターが配置され、また箱体の前面部下方位置と、
    ベースフレームの先端に立設した垂直プレートの直下左
    右位置には、ベースフレームを水平に保持し、かつ安定
    に固定するための固定アジャスタが前後、左右に都合四
    個配置されたことを特徴とする請求項1の脚伸展力によ
    る瞬発力測定装置。
  3. 【請求項3】前記駆動ユニットは、箱体の内部前方寄り
    左右に立設したブラケット間に配置する回転軸に挿通し
    た後述するロープを巻き回したロープドラムと、該ロー
    プドラムに併設したリターンスプリングと、該ロープド
    ラムの片側に配置された第1スプロケットと、該第1ス
    プロケットに巻き回したチェーンを介して一方向に回転
    される中間軸機構と、前記中間軸機構に巻き回したチェ
    ーンを介して一方向に回転されるパウダーブレーキ機構
    とで構成したことを特徴とする請求項1の脚伸展力によ
    る瞬発力測定装置。
  4. 【請求項4】前記箱体の上面に配置された被検者が着座
    するためのシートは、シートの下面の左右に配置した平
    行なアジャストガイドシャフトを箱体の上面に突設した
    左右のシャフト受け部に挿通することにより前後に所定
    幅でスライドさせて被検者の着座位置を最適な位置にア
    ジャストできるように構成したことを特徴とする請求項
    1の脚伸展力による瞬発力測定装置。
  5. 【請求項5】前記箱体の前面上方を基端としてベースフ
    レームと同じ方向に延出させて構成したガイド部は、前
    記ベースフレームの先端に立設した垂直プレート間に水
    平に差し渡し架設する左右の上部ガイドシャフトと、同
    じく前記箱体の前面上方を基端としてベースフレームと
    同じ方向に延出させ、かつ前記ベースフレームの先端に
    立設した垂直プレート間に前方が低くなるように傾斜さ
    せて差し渡し架設した中央の下部ガイドシャフトとで構
    成したことを特徴とする請求項1の脚伸展力による瞬発
    力測定装置。
  6. 【請求項6】前記ガイド部に沿って前後にスライドする
    フット部は、前記上部ガイドシャフトに左右に設けた挿
    通孔を挿通させて前後、水平にスライドするスライダー
    と、該スライダーの後部中央に一端を結束し、他端をロ
    ープドラムに巻き回したロープと、スライダーの前方に
    立設したブラケットで裏面を揺動自在にヒンジし、表面
    に被検者が両足を揃えて載せる足受部を有したフットプ
    レートとで構成し、該フットプレートは足受部の下方に
    突出させて設けた支持部をスライダーの中央部に形成し
    た穴を介して下方に臨ませ、支持部の下端に設けた挿通
    孔に下部ガイドシャフトを挿通させてガイドすることに
    より、前後に移動するフットプレートの足受部の角度が
    被検者の脚伸展に応じて最適な角度に変位するように構
    成したことを特徴とする請求項1の脚伸展力による瞬発
    力測定装置。
  7. 【請求項7】前記計測ユニットには、適宜な箇所にIC
    カード用のカードリーダ/ライターと、測定の結果を記
    録するためのプリンターとが装備され、かつこれらIC
    カード用のカードリーダ/ライターおよびプリンターの
    出力データは外部の上位コンピュータに接続されて管理
    されるように構成したことを特徴とする請求項1の脚伸
    展力による瞬発力測定装置。
  8. 【請求項8】前記フットプレートの前方への移動は被検
    者の脚の測長を利用し、フットプレートの蹴り終わ点て
    パウダーブレーキを制動させて蹴り終わりに発生する慣
    性衝撃を防ぐように構成したことを特徴とする請求項1
    の脚伸展力による瞬発力測定装置。
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