JP2532451B2 - 海洋廃棄物処分場におけるゴムシ−トの敷設方法 - Google Patents

海洋廃棄物処分場におけるゴムシ−トの敷設方法

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JP2532451B2
JP2532451B2 JP62071648A JP7164887A JP2532451B2 JP 2532451 B2 JP2532451 B2 JP 2532451B2 JP 62071648 A JP62071648 A JP 62071648A JP 7164887 A JP7164887 A JP 7164887A JP 2532451 B2 JP2532451 B2 JP 2532451B2
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信康 生駒
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、海洋廃棄物処分場におけるゴムシートの敷
設方法に関する。
〔従来の技術〕
日本は一部臨海地域に人口が集中しており、臨海部の
大都市圏では、海洋を廃棄物処分場として利用するよう
になつてきた。
そこで、そのような廃棄物処理場として利用する場
合、環境保全や二次汚染防止の処置問題の他に海底の状
態が問題となる。つまり、海底が強固で不透水層が存在
する場合には海底がかたくてしつかりしているために廃
棄物処分場をコンクリート壁で囲つたり、ケーソンを沈
設させたりしたものが用いられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したように海底が強固で不透水層の場合には上記
の構造でもよいが、海底に不透水層が存在しない場合に
は廃棄物処分場に汚水漏洩対策として不透水材による底
部を構築しなければならない。しかし、このような海底
に広い範囲にわたつてコンクリートの底部を構築するこ
とは非常に困難であると共に基礎工事に膨大な費用がか
かり、そのために廃棄物処分場として利用できない個所
があり、その結果、非常に具合の悪い場所であつても地
盤がかたくかつ不透水層の存在する場所をさがして処分
場とするようなことが行なわれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ゴムシートを海底に敷設し、外周隔壁をス
チールをゴムで被覆した複合材で構成して廃棄物処分場
とすることを特徴とする。
〔作用〕
敷設地の幅方向に長尺のゴムシートの両側を隔壁にわ
たしたガイドロープで横方向に連続して支持し、この状
態のゴムシートを幅一杯に海上に展張し、互のゴムシー
トを接続ロープで全一体に連結し、所定個所にマンホー
ル穴を設けておきゴムシートの上下面の海水を循環させ
ながら全体を中心から波紋状に外周に向けてガイドロー
プから外して海中に沈めることにより処分地海底に起伏
があつてもシートが宙吊り現象を起すことなく地形に沿
つて敷設することができるほか、海底がヘドロ等の軟弱
地盤であつても海底をかく乱させることなく敷設が可能
であり、この複合材と外周隔壁との接合部には水中コン
クリートを打つて全一体の構造とするものである。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は作業工程を示す説明図である。
(1)処分場の外周に鋼管杭や鋼矢板等の支持杭1を打
設しておく(第1図(A))。
(2)護岸に所定間隔にアンカー等によつて支点2を設
置する(第1図(B))。
(3)上記支点2に対向する沖の支持杭1の水面付近に
プレートが滑車3を取付ける(第1図(C))。なお支
持杭に取付が不可能な場合には沖の台船等を係船にして
行なうことも可能である。
(4)台船によつて支点2と滑車3の間にガイドロープ
4をわたし、ウインチで張力をかける(第1図
(D))。
(5)陸上カード上で長尺のゴムシート5の両側に、先
端から順次所定間隔に案内ガイド6を取付ける。この案
内ガイド6はロープで連結してあり、リングが取付けて
あつて吊下ロープ7によつてゴムシート5と結ぶ(第1
図(E))。
(6)先端の案内ガイド6を主ロープ8に連続し、この
主ロープ8を支持杭1に取付けた滑車3に掛け、ウイン
チ9に連結する(第1図(F))。
(7)案内ガイド6の両端に取付けたリンク10を順次ガ
イドロープ4に接続する(第1図(G))。
(8)ウインチ9の運転によりゴムシート5を支持杭1
側に牽引し、ゴムシート5を支点2と滑車3との間に張
設する。このようにして複数のゴムシート5を並べて張
設する(第1図(H))。
(9)隣り同志のゴムシート5のアイレツト11にロープ
12を通して結び互いに連結する(第1図(I))。
(10)ゴムシート5に取付けた吊手13とガイドロープ4
とを保持ロープ14で連結する(第1図(J))。
(11)隣同志並んでいる一方のガイドロープ4、本実施
例では左側に浮力体15を取付けてゴムシート5を水面上
に保つ(第1図(K))。
(12)案内ガイド6両端のリング10を開き、案内ガイド
6をガイドロープ4から外しウインチ9を駆動して案内
ガイド6を回収する(第1図(L))。
(13)案内ガイド6を回収したら吊下ロープ7を順次切
断してゴムシート5を保持ロープ14だけでガイドロープ
4に吊下して浮力体15を取付けていない方のガイドロー
プ4を撤去回収する(第1図(M))。
(14)ゴムシート5に取付けてある第1覆シート16をア
イレツトを結束した個所に被せ、第2覆シート17を上記
第1覆シート16の上に反対側から被せて、この第2覆シ
ート17に設けたアイレツトと吊手13をロープで結んで第
1、第2覆シート16,17を止めると共にゴムシート5の
接続部を覆う(第1図(N))。
(15)中央列のゴムシートの中央部の保持ロープ14から
順次、その点を中心として波紋状に保持ロープ14を切断
する(第1図(O))。
(16)水中ポンプに接続したホースをゴムシート5の所
定個所にあけたマンホール18に取付けてゴムシート5下
面と上面の海水を強制的に循環させて沈下を促進させる
(第1図(P))。
(17)外壁縁部の保持ロープ14を切断し、必要に応じて
案内ガイドの鋼管パイプを切断して重錘とし、このよう
にしてゴムシート5を中央から順次沈下させることによ
り、ゴムシート5と海底との間に空気を入れることな
く、海底の***に沿つて処分場全体に敷設することがで
きる。
次に、周囲の隔壁について述べる。
隔壁に使用する材料は、応力材としての剛性体製の線
材、本実施例では鉄線を並べてゴム材で被覆した複合材
でありシート状になつている。
この複合材は表面弾性があり、補強効果にも優れ、さ
らに任意な形状に保持することもできる。以下に作業工
程を第2図を用いて説明する。
(1)型枠19の上に隔壁材20を配列して1スパンとし、
型枠19を利用して支持杭1の外形に近似した形状に曲
げ、保持型枠21で保持する(第2図(A))。
(2)リンクプレートを取付けた支持型鋼22を支持杭1
の杭頭に取付け、型枠19と共に隔壁材20を上記支持型鋼
22に位置合せをし、型枠19を支持型鋼22のリンクプレー
トにシヤツクル23で接続する(第2図(B))。
(3)各スパン間、本実施例では支持杭5本分を互にボ
ルトで接続する(第2図(C))。
(4)型枠19と隔壁材20の固定および保持型枠21との固
定を解除して型枠19を取除き、この型枠19を用いて上記
の作業を繰返して隔壁とする。
(5)この隔壁と上記ゴムシート5との接続部に水中コ
ンクリート24の打設を行なう(第1図(D))。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によると、廃棄物処分場の幅方向
に長尺のゴムシートをその両側を外周隔壁にわたしたガ
イドロープで横方向に連続して支持し、この状態のゴム
シートを廃棄物処分場の海上に展張し、互のゴムシート
を接続ロープで全一体に連結し、所定個所にあけたマン
ホールの穴からゴムシート上下面の海水を循環させなが
ら、全体を中心から波紋状に外周に向けてガイドロープ
から外して海中に沈めることにより処分地海底に起伏が
あつてもゴムシートが宙吊り現象を起すことなく地形に
沿つて敷設することができ、この複合材と外周隔壁との
接合部に水中コンクリートを打設して全一体の構造とす
ることにより、廃棄処分場の海底の地形にかかわらず敷
設することができると共にヘドロのような軟弱な地盤の
海底においても容易に敷設することができるものであ
る。
また、マンホールは、海底がヘドロ等であつて、ガス
化あるいは液状化してその処理を必要とする場合は、マ
ンホールをゴムシートより立ち上らせておくことにより
ガス状、液状となつた海底土の圧力抜きとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をゴムシートの敷設工程図、
第2図は隔壁材の構築工程図である。 1…支持杭、4…ガイドロープ、5…ゴムシート、7…
吊下ロープ、14…保持ロープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物処分場の幅方向に長尺のゴムシート
    をその両側を外周隔壁にわたしたガイドロープで横方向
    に連続して支持し、この状態のゴムシートを廃棄物処分
    場の海上に展張し、互のゴムシートを接続ロープで全一
    体に連結し、全体の中心から波紋状に外周に向けてガイ
    ドロープから外して海中に沈めることにより海底に敷設
    することを特徴とする海洋廃棄物処分場におけるゴムシ
    ートの敷設方法。
JP62071648A 1987-03-27 1987-03-27 海洋廃棄物処分場におけるゴムシ−トの敷設方法 Expired - Lifetime JP2532451B2 (ja)

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