JP2532287B2 - 水なしps版用現像液 - Google Patents

水なしps版用現像液

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリコーンゴム層をインキ反発層とし、印
刷時に湿し水を必要としない平版印刷版(以下、「水な
し平版印刷版」と称す)の作成に供される感光性平版印
刷版(以下、「水なしPS版」と称す)用に使用される現
像液に関し、特に現像性及び網点再現性に優れ、しかも
泡立ちの少ない水なしPS版用現像液に関する。
(従来の技術及びその解決すべき課題) シリコーンゴム層をインキ反発層とする水なしPS版に
ついては既に種々のものが提案されている。それらの中
でも基板上に感光性樹脂層とシリコーンゴム層とを順次
塗設したものが、極めてすぐれた性能を有しており、例
えば特公昭54−26923号、特公昭55−22781号公報に記載
されている。
この中には特公昭42−21879号、特公昭46−16044号、
特開昭49−86103号、特開昭49−68803号や特公昭55−22
781号の各公報に記載されているように現像液におい
て、未露光部(画像部)が溶解され、それに伴って上層
のシリコーンゴム層が除去されるものと、特公昭54−26
923号、特公昭56−23150号や特公昭56−12861号の各公
報に記載されているように露光部(非画像部)を光接着
によって感光層と強固に接着させ、未露光部(画像部)
のシリコーンゴム層のみを膨潤させる有機溶媒によって
除去させるものとがある。
これらの水なし平版印刷版が適当な有機溶媒で現像す
ることができるが、着火の危険性を回避するために水を
主成分とした現像液が考案されている(特開平1−1596
44号及び特開平3−5756号)。
しかしながら、これらの水を主成分とする現像液は、
水に溶けにくい溶媒を界面活性剤を用いて溶解させたも
のであり、界面活性剤を使用しているために発泡し、自
動現像機を用いた場合、泡によって液があふれ出すとい
う欠点を有していた。また、この界面活性剤は感光層を
膨潤することも溶解することもないので、添加すること
により現像性を向上させることはなく、単に水の含有率
を下げてしまうので、水分量の割には現像性が良くなら
ないという欠点を有していた。
従って、本発明は、現像性及び網点再現性にすぐれか
つ泡立ちが少なくしかも水を主成分としながら界面活性
剤を必要としない水なしPS版用現像液を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討した
結果、下記一般式(I): (ただし、R1は炭素数4から12のアルキル基又はアルケ
ニル基を表わし、R2は水素又はメチル基を表わし、そし
てnは1〜6の整数を表わす。) で示されるアルコール誘導体1〜39重量%を、感光層の
1部を溶解もしくは膨潤しうる水溶性有機溶媒により水
に溶解させることによって、界面活性剤を必要とせず、
かつ泡立ちが少ないとともに、現像性及び網点再現性に
すぐれた、水を主成分とする水なしPS版用現像液が得ら
れることを見出し、この知見に基づいて本発明に到達し
たものである。
即ち、本発明は、支持体上の感光層及びシリコーンゴ
ム層を順次積層した水なしPS版用の現像液において、以
下の成分: (1)一般式(I): (ただし、R1は炭素数4から12のアルキル基又はアルケ
ニル基を表わし、R2は水素又はメチル基を表わし、そし
てnは1〜6の整数を表わす。) で示されるアルコール誘導体1〜39重量%、 (2)沸点が100℃以上の水溶性有機溶媒1〜39重量
%、及び (3)水60〜98重量%、 を含有する水溶液からなることを特徴とする水なしPS版
用現像液に関する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の現像液は、上記一般式(I)のアルコール誘
導体(1)を沸点が100℃以上の水溶性有機溶剤(2)
により水(3)に可溶化したものである。
上記アルコール誘導体(1)の具体例としてはジエチ
レングリコール−モノ−n−ペンチルエーテル、ジエチ
レングリコール−モノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチ
レングリコール−モノ−n−ヘプチルエーテル、ジエチ
レングリコール−モノ−オクチルエーテル、エチレング
リコール−モノ−n−ペンチルエーテル、エチレングリ
コール−モノ−n−ヘキシルエーテル、エチレングリコ
ール−モノ−n−ヘプチルエーテル、エチレングリコー
ル−モノ−オクチルエーテル、プロピレングリコール−
モノ−ブチルエーテル、プロピレングリコール−モノ−
ペンチルエーテル、プロピレングリコール−モノ−n−
ヘキシルエーテル、プロピレングリコール−モノ−ヘプ
チルエーテル、プロピレングリコール−モノ−オクチル
エーテル、ジプロピレングリコール−モノ−ブチルエー
テル、ジプロピレングリコール−モノ−ペンチルエーテ
ル、ジプロピレングリコール−モノ−n−ヘキシルエー
テル、ジプロピレングリコール−モノ−オクチルエーテ
ル、ジエチレングリコール−モノ−オクチルエーテル等
が挙げられる。
水溶性有機溶剤(2)としては、具体的にはグリセロ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール−モノ−メ
チルエーテル、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、カルビトール、乳酸、酢
酸、リン酸トリエチル、乳酸メチル、乳酸エチル等が挙
げられる。
一般式(I)で示されるアルコール誘導体は、現像主
薬(これがあるので現像剤としての性能が出る)であっ
て、1%より少ないと現像剤としての性能が出ない。一
方、39%より多くなると、水の含有量を60%以上とする
ことができず水性現像液としての特徴がうすれて着火の
危険性が出てきて(消防法の爆発物、危険物になる)、
好ましくない。
また、水溶性有機溶剤の方も1%より少ないと上記ア
ルコール誘導体の水への可溶化がむずかしくなり、一
方、39%より多いと上記と同じ問題が生じ、好ましくな
い。
必要に応じて、現像力を制御するために可溶化剤とし
て界面活性剤を併用することもできる。上記アルコール
誘導体の可溶化に併用される界面活性剤としては、アニ
オン型、非イオン型、カチオン型、両性型活性剤のいず
れをも使用できるが、特にアニオン型界面活性剤が好ま
しく用いられる。
これ等界面活性剤の含有量は、一般に0.01〜20重量%
である。勿論、界面活性剤の含有量はできる限り少ない
方が望ましく、最も好ましくは含まない。
必要に応じて、現像性を向上させるために水なしPS版
の光重合性接着層の種類に応じてプロピオン酸、n−酪
酸、イソ酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、メチルエチル
酢酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、イソカプロン酸、
α−メチル吉草酸、2−エチル−n−酪酸、エナント
酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸等の有機酸や、
メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ブチ
ルアミン、アミルアミン、ジプロピルアミン、ジブチル
アミン、ジアミルアミン、トリプロピルアミン、トリブ
チルアミン、メチルジエチルアミン、エチレンジアミ
ン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
ベンジルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−
ジエチルベンジルアミン、o−、m−又はp−メトキシ
又はメチルベンジルアミン、N,N−ジ(メトキシベンジ
ル)アミン、β−フェニルエチルアミン、γ−フェニル
プロピルアミン、シクロヘキシルアミン、α又はβ−ナ
フチルアミン、o−、m−又はp−フェニレンジアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、2−メチルアミノエタノール、2−
エチルアミノエタノール、2−(2−アミノエチル)エ
タノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−ア
ミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオー
ル、3−メトキシプロピルアミン、3−エトキシプロピ
ルアミン、3−プロポキシプロピルアミン、3−イソプ
ロポキシプロピルアミン、3−ブトキシプロピルアミ
ン、3−イソブトキシプロピルアミン、2−エチルヘキ
シロキシプロピルアミン、2−エトキシエチルアミン、
2−プロポキシエチルアミン、2−ブトキシエチルアミ
ン等のアミン化合物を添加してもよい。
以上の他に更にクリスタルバイオレット、アストラゾ
ンレッドなどの染料を現像液に加えて現像と同時に画像
部の染色を行なうことも出来る。
本発明の現像液が使用される水なしPS版は、シリコー
ンゴム層をインキ反撥層とするPS版であり、特に支持体
上に感光層とシリコーンゴム層とを順次積層した水なし
PS版である。
水なしPS版の支持体は通常の平版印刷機にセットでき
る可撓性と、印刷時にかかる荷重に耐えうるものでなけ
ればならない。代表的な支持体としては、コート紙、金
属板(鋼、鉄、アルミニウム、アルミニウム合金等)あ
るいはポリエチレンテレフタレートのようなプラスチッ
クフィルム、上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着
された紙もしくはプラスチックフィルム等が含まれる。
これ等の支持体のうち、アルミニウム板は寸度的に著し
く安定であり、しかも安価であるので特に好ましい。
これ等の支持体の表面には後述の感光性層を均一に塗
布出来るようにするため、また感光性層と支持体との接
着性を向上させるためにプライマー層などを必要に応じ
て設けてもよい。
プライマー層としては、特公昭61−54219号公報に示
されるようなエポキシ樹脂を含むものや、ウレタン樹
脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、
ポリエステル、ポリアミド、メラミン樹脂等を使用する
ことが出来る。また、感光性層と類似の組成物を光硬化
したものを使用しても良い。また、これ等のプライマー
層にはハレーション防止及びその他の目的で染料、顔料
等の添加剤も含有させてもよい。
プライマー層の厚さは被覆量にして1〜50g/m2の範囲
が適当である。
本発明で使用される感光層は一般的には露光によって
現像液に対する溶解性に差が生じるか、又は上層のシリ
コーンゴム層との界面で接着性に変化を生じるものであ
ればいかなるものであっても使用することができる。画
像形成は、ネガ型でもポジ型でもかまわない。
このような感光層を構成する化合物又は組成物には、
次のものが含まれる。
(A)光重合型感光性樹脂層: (i)オレフィン性不飽和二重結合基を有するモノマ
ー又はオリゴマー、(ii)必要に応じて使用される、フ
ィルム形成能を有する高分子化合物及び(iii)光重合
開始剤からなる光重合性組成物の層。
上記成分(i)〜(iii)を含む感光性樹脂層の中で
成分(i)と(ii)が結合した高分子化合物、即ち、側
鎖に光重合可能又は光架橋可能でかつオレフィン性の不
飽和二重結合基を有するとともにフィルム形成能を有す
る高分子化合物を含む感光性樹脂層も本発明に用いるの
に好適である。また、成分(i)と(ii)が結合した化
合物に、更に成分(i)のモノマー又はオリゴマーを添
加した感光性樹脂層は更に好適である。ただし、本発明
はこれらに限定されることはない。
成分(i):オレフィン性不飽和二重結合基を有するモ
ノマー又はオリゴマー このようなモノマー又はオリゴマーとしては、ポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート等の単官能のアクリレー
トやメタクリレート;ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)
エーテル、トリ(アクリロイロキシエチル)イソシアヌ
レート、(メタ)アクリル酸カルシウム、(メタ)アク
リル酸ナトリウム、グリセリンやトリメチロールエタン
等の多官能アルコールにエチレンオキサイドやプロピレ
ンオキサイドを付加させた後(メタ)アクリレート化し
たもの、特公昭48−41708号、特公昭50−6034号、特開
昭51−37193号各公報に記載されているようなウレタン
アクリレート類、特開昭48−64183号、特公昭49−43191
号、特公昭52−30490号各公報に記載されているポリエ
ステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリ
ル酸を反応させたエポキシアクリレート類等の多官能の
アクリレートやメタクリレート、米国特許第4540649号
公報に記載のN−メチロールアクリルアミド誘導体を挙
げることができる。更に日本接着協会誌Vol.20、No.7、
300〜308頁(1984年)に光硬化性モノマー及びオリゴマ
ーとして紹介されているものも使用することができる。
これらのモノマー及びオリゴマーは一般に全感光性樹脂
層の70〜1重量%、好ましくは50〜3重量%で含まれ
る。
成分(ii):フィルム形成能を有する化合物 このようなフィルム形成能を有する高分子化合物とし
ては、メタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、ク
ロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル
化マレイン酸共重合体、酸性セルロース誘導体、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、アルコール
可溶性ナイロン、ポリエステル、不飽和ポリエステル、
ポリウレタン、ポリスチレン、エポキシ樹脂、フェノキ
シ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、部分アセ
タール化ポリビニルアルコール、水溶性ナイロン、水溶
性ウレタン樹脂、ゼラチン、水溶性セルロール誘導体等
を挙げることが出来る。
成分(i)と(ii)が結合した高分子化合物 このような高分子化合物としては、特開昭59−53836
号公報に記載されているようなアリル(メタ)アクリレ
ート/(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加
重合性ビニルモノマー共重合体、及びそのアルカリ金属
塩又はアミン塩;特公昭59−45979号公報に記載されて
いるヒドロキシエチル(メタ)アクリレート/(メタ)
アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレート共重合体及
びそのアルカリ金属塩又はアミン塩に(メタ)アクリル
酸クロライドを反応させたもの;特開昭59−71048号公
報に記載されているような無水マレイン酸共重合体にペ
ンタエリスリトールトリアクリレートを半エステル化で
付加させたもの及びそのアルカリ金属塩又はアミン塩;
スチレン/無水マレイン酸共重合体にモノヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレートやポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレートを半エステル化で付加させた
もの及びそのアルカリ金属塩やアミン塩;(メタ)アク
リル酸共重合体やクロトン酸共重合体のカルボン酸の一
部にグリシジル(メタ)アクリレートを反応させたもの
及びそのアルカリ金属塩やアミン塩;ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート共重合体、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルブチラールに無水マレイン酸や無水イタ
コン酸を反応させたもの及びそのアルカリ金属塩やアミ
ン塩;ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート/(メ
タ)アクリル酸共重合体に2,4−トリレンジイソシアネ
ート/ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート=1/1
付加物を反応させたもの及びそのアルカリ金属塩やアミ
ン塩;特開昭59−53836号公報に記載されている(メ
タ)アクリル酸共重合体の一部をアリルグリシジルエー
テルで反応させたもの及びそのアルカリ金属塩又はアミ
ン塩;(メタ)アクリル酸ビニル/(メタ)アクリル酸
共重合体及びそのアルカリ金属塩又はアミン塩;(メ
タ)アリルアクリレート/スチレンスルホン酸ナトリウ
ム共重合体;(メタ)アクリル酸ビニル/スチレンスル
ホン酸ナトリウム共重合体、(メタ)アリルアクリレー
ト/アクリルアミド−1,1−ジメチルエチレンスルホン
酸ナトリウム共重合体、(メタ)アクリル酸ビニル/ア
クリルアミド−1,1−ジメチルエチレンスルホン酸ナト
リウム共重合体、2−アリロキシエチルメタアクリレー
ト/メタクリル酸共重合体、2−アリロキシエチルメタ
アクリレート/2−メタクリロキシエチル水素サクシネー
ト共重合体等を挙げることが出来る。
この高分子化合物は、一般に全感光性樹脂層中30〜99
重量%、好ましくは50〜97重量%で含まれる。
成分(iii):光重合開始剤 このような光重合開始剤としては、米国特許第2,367,
660号明細書に開示されているビシナールポリケタルド
ニル化合物、米国特許第2,367,661号及び第2,367,670号
明細書に開示されているα−カルボニル化合物、米国特
許第2,448,828号明細書に開示されているアシロインエ
ーテル、米国特許第2,722,512号明細書に開示されてい
るα−炭化水素で置換された芳香族アシロイン化合物、
米国特許第3,046,127号及び第2,951,758号明細書に開示
されている多核キノン化合物、米国特許第3,549,367号
明細書に開示されているトリアリールイミダゾールダイ
マー/p−アミノフェニルケトンの組み合せ、米国特許第
3,870,524号明細書に開示されているベンゾチアゾール
系化合物、米国特許第4,239,850号明細書に開示されて
いるベンゾチアゾール系化合物/トリハロメチル−s−
トリアジン系化合物及び米国特許第3,751,259号明細書
に開示されているアクリジン及びフェナジン化合物、米
国特許第4,212,970号明細書に開示されているオキサジ
アゾール化合物、米国特許第3,954,475号、特開昭53−1
33428号、米国特許第4,189,323号、特開昭60−105667
号、特開昭26−58241号、特開昭63−153542号公報に開
示されている発色団基を有するトリハロメチル−s−ト
リアジン系化合物、特開昭59−197401号、特開昭60−76
503号公報に開示されているベンゾフェノン基含有オペ
オキシエステル化合物等を挙げることができる。
これらの光重合開始剤の添加量は全感光性樹脂層に対
して0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
その他の成分 以上の他に、感光性樹脂層には、プライマー層との接
着性を改善させるために少量の光硬化性ジアゾ樹脂を添
加しても良い。このようなジアゾ樹脂としては、米国特
許第3867147号や米国特許第2632703号の公報に記載のも
のが挙げられるが、特に芳香族ジアゾニウム塩と活性な
カルボニル含有化合物(例えばホルムアルデヒド)との
縮合物で代表されるジアゾ樹脂が有用である。好ましい
ジアゾ樹脂には、例えばp−ジアゾフェニルアミンとホ
ルムアルデヒド又はアセトアルデヒドの縮合物のヘキサ
フルオロリン酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、リン酸塩
が含まれる。また、米国特許第3300309号公報に記載さ
れているようなp−ジアゾジフェニルアミンとホルムア
ルデヒドの縮合物のスルホン酸塩(例えばp−トルエン
スルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、2−メ
トキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスル
ホン酸塩など)、ホスフィン酸塩、有機カルボン酸塩な
ども好ましい。上記ジアゾ樹脂の好ましい添加量は全感
光性樹脂層に対して0.1〜5重量%である。
更に、感光性樹脂層には熱重合防止剤を加えておくこ
とが好ましい。例えば、ハイドロキノン、p−メトキシ
フェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガ
ロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4′
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2′−、メチレンビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾー
ル等が有用である。
また、場合によっては感光性樹脂層の着色を目的とし
て染料もしくは顔料や焼き出し剤としてpH指示薬やロイ
コ染料を添加してもよい。目的によっては更に感光性樹
脂層中に少量のポリジメチルシロキサン、メチルスチレ
ン変性ポリジメチルシロキサン、オレフィン変性ポリジ
メチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロ
キサン、シランカップリング剤、シリコーンジアクリレ
ート、シリコーンジメタクリレート等のシリコーン化合
物を添加してもよい。また、塗布適性を向上させるため
にフッ素系界面活性剤やフッ素系表面配向剤を添加して
もよい。これらの添加剤の添加量は通常全感光性樹脂層
に対して10重量%以下である。更に場合によってはシリ
コーンゴム層との接着性を強化するために、シリカ粉末
や、表面を(メタ)アクリロイル基やアリル基含有シラ
ンカップリング剤で処理した疎水性シリカ粉末を全感光
性樹脂層に対して50重量%以下の量で添加してもよい。
(B)光二重化型感光層: 重合体の主鎖又は側鎖に、 (Rは炭素数1〜10のアルキル基)、 (R1、R2はそれぞれアルキル基を示し、R1とR2とが一緒
になって5員環又は6員環を形成してもよい)、又は (Rは炭素数1〜10のアルキル基) 基を含む高分子化合物からなるものが含まれる。
重合体主鎖又は側鎖に感光性基として、 を含むポリエステル類、ポリアミド類、ポリカーボネー
ト類のような感光性重合体を主成分とするもの(例えば
米国特許第3,030,208号、同第3,707,373号及び同第3,45
3,237号の各明細書に記載されているような化合物);
シンナミリデンマロン酸等の(2−プロペリデン)マロ
ン酸化合物及び二官能性グリコール類から誘導される感
光性ポリエステル類を主成分としたもの(例えば、米国
特許第2,956,878号及び同第3,173,737号の各明細書に記
載されているような感光性重合体);ポリビニルアルコ
ール、澱粉、セルロース及びその類似物のような水酸基
含有重合体のケイ皮酸エステル類(例えば、米国特許第
2,690,966号、同第2,752,372号、同第2,732,301号等の
各明細書に記載されているような感光性重合体)、更に
特開昭58−25302号、同59−17550号公報に記載されてい
る重合体等が包含される。
(C)光硬化性ジアゾ樹脂あるいはアジド樹脂と、必要
ならば光増感剤と、若干の充填材添加物とからなる組成
物: 光硬化性ジアゾ樹脂としては、パラジアゾジフェニル
アミン、パラジアゾモノエチルアニリン、パラジアゾベ
ンジルエチルアニリンなどのジアゾ系アミンとホルムア
ルデヒドとの縮合物の塩化亜鉛複塩を挙げることができ
る。
この感光性樹脂層は光重合性不飽和二重結合基を有す
る化合物を含有しない点で(A)で上げた感光性樹脂層
とは本質的に異る。
光硬化性ジアゾ樹脂としては、ポリビニルアルコール
のアジドフタル酸エステル、あるいはアジド安息香酸エ
ステル、スチレン−無水マレイン酸共重合体と、芳香族
アジド系アルコール、例えばβ−(4−アジドフェノー
ル)エタノールのエステルなどが挙げられる。
光増感剤、充填材、添加物としては(A)の例で挙げ
たものを使用できる。
(D)o−キノンジアジド化合物からなる組成物: 特に好ましいo−キノンジアジド化合物はo−ナフト
キノンジアジド化合物であり、例えば米国特許第2,766,
118号、同第2,767,092号、同第2,772,972号、同第2,85
9,112号、同第2,907,665号、同第3,046,110号、同第3,0
46,111号、同第3,046,115号、同第3,046,118号、同第3,
046,119号、同第3,046,120号、同第3,046,121号、同第
3,046,122号、同第3,046,123号、同第3,061,430号、同
第3,102,809号、同第3,106,465号、同第3,635,709号、
同第3,647,443号の各明細書をはじめ、多数の刊行物に
記されており、好適に使用することができる。これらの
内でも、特に芳香族ヒドロキシ化合物のo−ナフトキノ
ンジアジドスルホン酸エステル又はo−ナフトキノンジ
アジドカルボン酸エステル、及び芳香族アミン化合物の
o−ナフトキノンジアジドスルホン酸アミド又はo−ナ
フトキノンジアジドカルボン酸アミドが好ましく、例え
ばベンゾキノン−1,2−ジアジドスルホン酸、ナフトキ
ノン−1,2−ジアジドスルホン酸とポリヒドロキシフェ
ニルとのエステル(以下、エステルとは部分エステルも
含める)、ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホ
ン酸又はナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン
酸とピロガロールアセトン樹脂とのエステル、ベンゾキ
ノン−1,2−ジアジドスルホン酸又はナフトキノン−1,2
−ジアジドスルホン酸とノボラック型フェノールホルム
アルデヒド樹脂又はノボラック型クレゾールホルムアル
デヒド樹脂のエステル、ポリ(p−アミノスチレン)と
ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホン酸又はナ
フトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸のアミ
ド、ポリp−ヒドロキシスチレンをナフトキノン−1,2
−ジアジド−4−スルホン酸又はナフトキノン−1,2−
ジアジド−5−スルホン酸のエステル、ポリエチレング
リコールとナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホ
ン酸又はナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン
酸のエステル、重合体アミンとナフトキノン−1,2−ジ
アジド−4−スルホン酸又はナフトキノン−1,2−ジア
ジド−5−スルホン酸のアミド、ポリメタクリル酸p−
ヒドロキシアニリドナフトキノン−1,2−ジアジド−4
−スルホン酸又はナフトキノン−1,2−ジアジド−5−
スルホン酸のエステル、天然樹脂ロジンをアミン変性し
たものとナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン
酸のアミド、ビスフェノールAとプロピレンオキシドか
らのエポキシ樹脂とナフトキノン−1,2−ジアジド−5
−スルホン酸のエステル、(メタ)アクリル酸とジヒド
ロキシフェニルのモノエステルのポリマーとナフトキノ
ン−1,2−ジアジド−4−スルホン酸又はナフトキノン
−1,2−ジアジド−5−スルホン酸のエステル、アミノ
イソフタル酸ジアリルエステルとナフトキノンジアジド
スルホン酸の縮合物を重合させたもの、ポリカルボナー
トとのキノンジアジドスルホン酸エステル又はキノンジ
アジド類をイソシアネート等で架橋したもの、ビスフェ
ノールAとナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホ
ン酸又はナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン
酸のエステル、ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−ス
ルホン酸とフェノール、p−クレゾールなどのフェノー
ル類、エチル、プロピル、ブチル、アミルアルコールな
どのアルコール類とのエステル、ナフトキノン−1,2−
ジアジド−5−スルホン酸とアニリン、p−ヒドロキシ
アニリンなどのアミン類との酸アミドなどが挙げられ
る。
上述の如き感光層用の組成物は、更に必要に応じて米
国特許第3,787,351号、同第4,487,823号、同第4,822,71
3号などに記載されているような界面活性剤を含有させ
た上、例えば2−メトキシエタノール、2−メトキシエ
チルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、メタノール、エタノー
ル、メチルエチルケトン、水などの適当な溶剤の単独又
はこれらの適当に組合せた混合溶媒に溶解して、支持体
上に設けられる。その被覆量は乾燥後の重量で約0.1〜1
0g/m2の範囲が適当であり、好ましくは0.5〜5g/m2であ
る。
シリコーンゴム層は0.5〜50μm、好ましくは0.5〜5
μmの厚さが望ましい。有用なシリコーンゴムは末端基
同志の縮合によって架橋する分子量100〜100,000の線状
オルガノポリシロキサン(好ましくはジメチルポリシロ
キサン)を主成分とする、いわゆる縮合型シリコーンゴ
ム組成物、あるいは両末端あるいは主鎖中にビニル基を
有する線状オルガノポリシロキサンと白金触媒存在下で
メチルハイドロジェンシロキサン単位を有する架橋剤と
を反応させる、いわゆる付加型シリコーンゴム組成物か
ら得られるものがある。
シリコーンゴム層はインキ反撥性を有するものであ
り、その表面はいくぶん粘着性を有し、埃などが付着し
やすい。そのため、露光工程においてポジフィルムが十
分に密着しにくいなどの問題が起こりやすい。そこで、
シリコーンゴム層の表面に、薄い透明性の保護フィルム
を張りつけることもできる。このように、保護フィルム
は露光工程において有用であるが、勿論、現像工程にお
いて剥離又は溶解によって除去され、印刷工程において
は不必要なものである。有用な保護フィルムは紫外線を
透過し得る透明性と、100μm以下、好ましくは10μm
以下の厚みを有する。その代表例としては、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレ
フタレート、セロファンを挙げることができる。
更に、上記保護フィルムの表面にポジフィルムの真空
焼枠中での密着速度を向上たせるため、例えば特公昭61
−11673号公報に記載されているような方法でドットパ
ターンを付与することも出来る。
このようにして構成された水なしPS版に通常の平版用
真空焼枠を用いてポジフィルムを真空密着し、該フィル
ムを通して活性光線を照射する。保護フィルムが存在す
る場合は、保護フィルムを取り去った後、本発明の現像
液を用いて、ガーゼ、不織布などの柔らかいパッドで版
面を軽くこすることにより、実質的に画線部のシリコー
ンゴム層を剥ぎ取り、画線部の感光層あるいは支持体を
露出させることができる。
必要ならば露出した感光層、プライマー層あるいは支
持体を特開昭54−103103号公報に記載の染色液を用いて
染色することが出来る。
上述のような処理は、プレート搬送型の自動現像機に
より行なうことができる。これが現像部及び必要に応じ
て染色部を有し、各々の部には回転ブラシが臨設された
ものからなる。現像部の回転ブラシはプレートの搬送方
向に対して順方向に回転させ、かつ回転ブラシの回転軸
方向にオッシレートさせることが好ましい。染色部の回
転ブラシがプレート搬送方向に対して逆回転に回転させ
ることが好ましい。現像液及び染色液は、それぞれ現像
部及び染色部においてスプレーパイプなどによりプレー
ト表面に施される。
(発明の効果) 本発明の現像液を用いることにより、水なしPS版処理
における泡立ちが少なくなり、すぐれた現像性と、網点
再現性とを有し、かつスクラッチ傷などの欠点の少ない
水なし平版印刷版が得られる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。な
お、「%」は他に指定のない限り、重量%を示す。
実施例1 通常の方法で脱脂し、ケイ酸ソーダ水溶液で処理した
スムースアルミニウム板でγ−アミノプロピルトリメト
キシシラン0.1%水溶液で10秒間処理し、140℃で1分間
乾燥した。このアルミニウム板上に下記処方のチタンホ
ワイト分散液を塗布し、乾燥重量で4.0g/m2のプライマ
ー層を設けた。
チタンホワイト分散液 上記プライマー層を塗設したアルミニウム板上に、下
記の光重合性感光組成物を用い、乾燥重量で2.0g/m2
感光層を設けた。
感光組成物 次に、上記感光層上に下記のシリコーンゴム組成物を
乾燥重量で2.0g/m2になるように塗布し、乾燥して、シ
リコーンゴム硬化層を得た。
シリコーンゴム組成物 上記のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に
厚さ9μmの片面マット化OPP(二軸延伸ポリプロピレ
ン)フィルムをラミネートし、水なしPS版を得た。この
ようにして得られた水なしPS版にポジフィルムを重ね、
真空密着させ、通常の露光装置を用いて画像露光した
後、ラミネートフィルムを剥離し、下記水系現像液に1
分間浸漬し、現像パッドで軽く1〜2分こすったとこ
ろ、未露光部のシリコーンゴム層のみ除去された。
現像液 かくして得られた平版印刷版を用いて湿し水供給装置
をはずした小森印刷機械(株)製「リスロン」印刷機で
印刷した結果、5万枚以上の良好な印刷物が得られた。
実施例2 支持体上に、感光層とシリコーンゴム層とを設けた水
なしPS版TAP(東レ製)にポジフィルムを重ね、真空密
着させ、通常の露光装置を用いて画像露光した後、ラミ
ネートフィルムを剥離し、下記水系現像液を第1浴と第
2浴とに満たし水なしPS版用自動現像機TWL860(東レ
製)において第1浴を35℃に、第2浴を室温にしてこの
プレートを処理したところ、未露光部のシリコーンゴム
層のみ除去された、ポジフィルムの画像を忠実に再現し
た水なし平版印刷版が得られた。
現像液 また、第3浴に染色液PA−2(東レ製)を満たして染
色処理を続けて施すことにより、検版性のよい平版印刷
版が得られた。
また、自動現像機運転中の現像液の泡立ちは1cmを超
えなかった。
比較例1 実施例2と同様の方法でTWL860の第1浴と第2浴に下
記水系現像液を投入し、TAPの画像露光品を処理したと
ころ、現像液が著るしく泡立ち現像浴からあふれ出てし
まった。
ただし、画像再現性は実施例2と全く同等であった。
現像液 実施例3〜6 実施例2と同様の方法でTWL860の第1浴と第2浴に下
記水系現像液3〜6を投入し、TAPの画像露光品を処理
したところ、全べて画像再現性は実施例2と同様に良好
であった。
現像液3〜6 実施例7 通常の方法で脱脂したスムースアルミニウム板上に乾
燥重量で8.0g/m2となるように下記のプライマー層用の
組成物を塗布し、120℃で3分間加熱し、乾燥硬膜させ
た。
プライマー層用組成物の調製 からなる溶液を70℃に加温、攪拌しながら下記のカゼイ
ン粉末を添加し、溶解した。
乳酸カゼイン 50重量部 (ニュージーランド産 Murray Coulburn Cooperative Co.Ltd.製) 次に、このカゼイン水溶液中に以下の成分を配合して
プライマー層用組成物とした。
次に、該プライマー層上に、以下の成分からなる感光
層用組成物を乾燥重量で3.0/m2となるように塗布し100
℃、1分間乾燥させた。
感光用組成物 得られた感光層上に下記組成のシリコーンゴム層用の
組成物を乾燥重量で2.0g/m2となるように塗布し、140
℃、2分間乾燥させ、シリコーンゴム硬化層を得た。
上記のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に
厚さ9μmの片面マット化ポリプロピレンフィルムをラ
ミネートし、水なし平版原板を得た。
この印刷版にポジフィルムを重ね、真空密着させヌア
ーク社製FT26V UDNS ULTRA−PLUSFLIP−TOP PLATE MAKE
Rにより30カウント露光した後ラミネートフィルムを剥
離し、実施例2と同様の方法で現像処理したところ、未
露光部の感光層及びシリコーンゴム層が除去され、露出
したプライマー層が染色された。その結果、印刷版全面
にわたってポジフィルムの画像を忠実に再現した水なし
平版印刷版が得られた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に感光層及びシリコーンゴム層を
    順次積層した水なしPS版用の現像液において、以下の成
    分: (1)一般式(I): (ただし、R1は炭素数4から12のアルキル基又はアルケ
    ニル基を表わし、R2は水素又はメチル基を表わし、そし
    てnは1〜6の整数を表わす。) で示されるアルコール誘導体1〜39重量%、 (2)沸点が100℃以上の水溶性有機溶媒1〜39重量
    %、及び (3)水60〜98重量%、 を含有する水溶液からなることを特徴とする水なしPS版
    用現像液。
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