JP2530613Y2 - 電動シヤツターの安全装置 - Google Patents
電動シヤツターの安全装置Info
- Publication number
- JP2530613Y2 JP2530613Y2 JP1990008362U JP836290U JP2530613Y2 JP 2530613 Y2 JP2530613 Y2 JP 2530613Y2 JP 1990008362 U JP1990008362 U JP 1990008362U JP 836290 U JP836290 U JP 836290U JP 2530613 Y2 JP2530613 Y2 JP 2530613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat plate
- shutter curtain
- obstacle
- shutter
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、建造物の開口部等に建付けられる電動シヤ
ツターの安全装置に関するものである。
ツターの安全装置に関するものである。
［従来技術及び考案が解決しようとする課題］ 従来、この種電動シヤターのなかには、シタツターカ
ーテンの下降時、開口部に障害物が存在するとこれを挟
んでしまうことがあるので、これを回避すべく例えばシ
ヤツターカーテン最下端の座板にテープスイツチ等の障
害物検知スイツチを設け、これによつて座板に障害物が
接触したとき、モータの駆動を緊急停止せしめるように
した安全装置が設けられているものがある。
ーテンの下降時、開口部に障害物が存在するとこれを挟
んでしまうことがあるので、これを回避すべく例えばシ
ヤツターカーテン最下端の座板にテープスイツチ等の障
害物検知スイツチを設け、これによつて座板に障害物が
接触したとき、モータの駆動を緊急停止せしめるように
した安全装置が設けられているものがある。
しかるにこの場合、障害物検知スイツチは座板が障害
物に接当したことと、床面（あるいは地面）に接触した
こととの識別をすることができず、このため、座板が床
面に接地する少し前の段階でリミツトスイツチを作動さ
せて安全装置をOFF状態にし、座板が接地した場合にモ
ータが緊急停止しないようにしている。
物に接当したことと、床面（あるいは地面）に接触した
こととの識別をすることができず、このため、座板が床
面に接地する少し前の段階でリミツトスイツチを作動さ
せて安全装置をOFF状態にし、座板が接地した場合にモ
ータが緊急停止しないようにしている。
しかしながらこの様にすると、安全装置がOFF状態に
切換えられている範囲では、障害物検知をおこなうこと
ができず、この結果、座板が床面との間に小石等を挾み
込んで歪んだ状態のまま停止してしまう等の不都合が生
じるばかりでなく、シヤツターカーテン開閉作動ごとに
障害物検知スイツチのON−OFF切換えがあつてスイツチ
の耐久性にも問題が生じる。
切換えられている範囲では、障害物検知をおこなうこと
ができず、この結果、座板が床面との間に小石等を挾み
込んで歪んだ状態のまま停止してしまう等の不都合が生
じるばかりでなく、シヤツターカーテン開閉作動ごとに
障害物検知スイツチのON−OFF切換えがあつてスイツチ
の耐久性にも問題が生じる。
［課題を解決する手段］ 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる電動シヤツターの安全装置を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、電動シヤ
ツターを構成するシヤツターカーテンの最下端に上下移
動自在に連結される座板と、座板がシヤツターカーテン
に対して相対的に上動するのを障害物に接当したとして
検知する障害物検知スイツチと、上端が座板直上のスラ
ツトに支持され、下端が自然垂下状態の座板と共に床面
に接地する規制部材とを備え、かつ前記座板の上下移動
範囲は規制部材の高さ内に設定されていることを特徴と
するものである。
掃することができる電動シヤツターの安全装置を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、電動シヤ
ツターを構成するシヤツターカーテンの最下端に上下移
動自在に連結される座板と、座板がシヤツターカーテン
に対して相対的に上動するのを障害物に接当したとして
検知する障害物検知スイツチと、上端が座板直上のスラ
ツトに支持され、下端が自然垂下状態の座板と共に床面
に接地する規制部材とを備え、かつ前記座板の上下移動
範囲は規制部材の高さ内に設定されていることを特徴と
するものである。
そして本考案は、この構成によつて、座板が床面に接
地するまで障害物検知を行うことができるようにしたも
のである。
地するまで障害物検知を行うことができるようにしたも
のである。
［実施例］ 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、１は建造物の開口部を開閉するために設
けられる電動シヤツターのシヤツターカーテンであつ
て、該シヤウターカーテン１は、制御部２からの駆動指
令に基づいてモータ（開閉機）３が正逆駆動することに
よつて、ガイドレール４にガイドされながら昇降するも
のであるが、シヤツターカーテン１は、各スラツト1a並
びにカーテン最下端の座板５が所定間隔を存して上下に
離接自在に連結されており、そして座板５が丁度床面に
接地した状態では、各スラツト1a間は間隙が開いた半開
状態になり、さらにシヤツターカーテン１を繰り出すこ
とによつて下側スラツト1a間が接当して前記間隙が次第
に下側から閉鎖する構成になつていること等は、何れも
従来通りの構成となつている。
図面において、１は建造物の開口部を開閉するために設
けられる電動シヤツターのシヤツターカーテンであつ
て、該シヤウターカーテン１は、制御部２からの駆動指
令に基づいてモータ（開閉機）３が正逆駆動することに
よつて、ガイドレール４にガイドされながら昇降するも
のであるが、シヤツターカーテン１は、各スラツト1a並
びにカーテン最下端の座板５が所定間隔を存して上下に
離接自在に連結されており、そして座板５が丁度床面に
接地した状態では、各スラツト1a間は間隙が開いた半開
状態になり、さらにシヤツターカーテン１を繰り出すこ
とによつて下側スラツト1a間が接当して前記間隙が次第
に下側から閉鎖する構成になつていること等は、何れも
従来通りの構成となつている。
前記座板５の両端部にはブラケツト６が一体的に設け
られているが、該ブラケツト６には、弾機７によつて上
方に向けて付勢された規制部材８が上下移動自在に設け
られている。そしてこの規制部材８は、座板５が相対的
に上下移動するように連結された最下端スラツト1aの下
端縁に接当支持されることによつてシヤツターカーテン
１に対しては不動となるよう構成されている。そしてこ
の規制部材８は、シヤツターカーテン１の下降に際し、
略座板５と共に下端部が床面に接地して床面と座板直上
スラツト1aとのあいだに挟まれてシヤツターカーテン１
の自重を受ける状態になつて、前記接地した座板５はシ
ヤツターカーテン１に対して相対的に上動するのを規制
するようになつている。
られているが、該ブラケツト６には、弾機７によつて上
方に向けて付勢された規制部材８が上下移動自在に設け
られている。そしてこの規制部材８は、座板５が相対的
に上下移動するように連結された最下端スラツト1aの下
端縁に接当支持されることによつてシヤツターカーテン
１に対しては不動となるよう構成されている。そしてこ
の規制部材８は、シヤツターカーテン１の下降に際し、
略座板５と共に下端部が床面に接地して床面と座板直上
スラツト1aとのあいだに挟まれてシヤツターカーテン１
の自重を受ける状態になつて、前記接地した座板５はシ
ヤツターカーテン１に対して相対的に上動するのを規制
するようになつている。
９は座板５に設けた障害物スイツチであつて、該障害
物検知スイツチ９は、前記規制部材８に設けた突片8aに
対向するように配設されている。そして障害物検知スイ
ツチ９は、座板５がシヤツターカーテン１に対して自重
垂下（実施例では弾機７の付勢力も働く）している状態
では、突片8aから離間しているが、座板５が障害物に接
当してシヤツターカーテン１に対して相対的に持ち上げ
られることに基づき不動の突片8aに接当して切換り、こ
れによつて障害物検知をするよう構成されている。
物検知スイツチ９は、前記規制部材８に設けた突片8aに
対向するように配設されている。そして障害物検知スイ
ツチ９は、座板５がシヤツターカーテン１に対して自重
垂下（実施例では弾機７の付勢力も働く）している状態
では、突片8aから離間しているが、座板５が障害物に接
当してシヤツターカーテン１に対して相対的に持ち上げ
られることに基づき不動の突片8aに接当して切換り、こ
れによつて障害物検知をするよう構成されている。
何述の如く構成された本考案の実施例において、シヤ
ツターカーテン１を下降する過程で座板５が障害物に接
当し、シヤツターカーテン１に対して相対的に上動する
と、前述したように障害物検知スイツチ９が上動して不
動の規制部材８側に接当して障害物検知がなされ、モー
タ２を緊急停止する等の安全装置がなされる。
ツターカーテン１を下降する過程で座板５が障害物に接
当し、シヤツターカーテン１に対して相対的に上動する
と、前述したように障害物検知スイツチ９が上動して不
動の規制部材８側に接当して障害物検知がなされ、モー
タ２を緊急停止する等の安全装置がなされる。
この様に本考案が実施されたものにおいては、障害物
検知スイツチ９が用いての障害物検知が確実にできるも
のであるが、座板５が障害物に接当することなく無事接
地した場合、略これと同時に規制部材８が接地して床面
と座板直上スラツト1aとのあいだに挟まれることにな
る。この結果、前記接地した座板５が、シヤツターカー
テン１の更なる繰出し作動によつてシヤツターカーテン
１に対して相対的に上動してしまうことがなく、座板５
と上側スラツト1aとの間隔は、障害物検知のない状態、
つまり障害物検知スイツチ９と突片8aとが離間した状態
のままに維持される。従つて、従来のように座板が接地
する少し前の段階で安全装置をOFF状態に切換えるよう
な必要が全くなくなつて、座板５が接地するまでのすべ
ての下降行程で、安全装置を有効に作動させて障害物検
知ができ、小石を挾み込んでしまうような不具合がない
うえ、障害物検知スイツチ９のON−OFF切換する回数が
減少し耐久性が向上する。
検知スイツチ９が用いての障害物検知が確実にできるも
のであるが、座板５が障害物に接当することなく無事接
地した場合、略これと同時に規制部材８が接地して床面
と座板直上スラツト1aとのあいだに挟まれることにな
る。この結果、前記接地した座板５が、シヤツターカー
テン１の更なる繰出し作動によつてシヤツターカーテン
１に対して相対的に上動してしまうことがなく、座板５
と上側スラツト1aとの間隔は、障害物検知のない状態、
つまり障害物検知スイツチ９と突片8aとが離間した状態
のままに維持される。従つて、従来のように座板が接地
する少し前の段階で安全装置をOFF状態に切換えるよう
な必要が全くなくなつて、座板５が接地するまでのすべ
ての下降行程で、安全装置を有効に作動させて障害物検
知ができ、小石を挾み込んでしまうような不具合がない
うえ、障害物検知スイツチ９のON−OFF切換する回数が
減少し耐久性が向上する。
そしてこの場合に、シヤツターカーテン１の自重は、
座板直上スラツト1aと床面との間に介装される規制部材
８が梁として機能して床面で受けられることになつて、
座板５を含めた障害物検知部材にシヤツターカーテン１
の自重が働くことがなく、この結果、障害物検知部材
を、シヤツターカーテン１の自重に耐えられるよう強度
的に優れたものにする必要がなく、構造簡単でコンパク
トなものにでき、精度的にも優れたものにできる。
座板直上スラツト1aと床面との間に介装される規制部材
８が梁として機能して床面で受けられることになつて、
座板５を含めた障害物検知部材にシヤツターカーテン１
の自重が働くことがなく、この結果、障害物検知部材
を、シヤツターカーテン１の自重に耐えられるよう強度
的に優れたものにする必要がなく、構造簡単でコンパク
トなものにでき、精度的にも優れたものにできる。
しかもこのものは、障害物検知スイツチ９および規制
体８が座板５の左右両端部に配されていて、ガイドレー
ル４内に隠れるように組付けられているので、誤作動も
少なく、また悪戯されることもなく、もつて信頼性の向
上が図れることになる。
体８が座板５の左右両端部に配されていて、ガイドレー
ル４内に隠れるように組付けられているので、誤作動も
少なく、また悪戯されることもなく、もつて信頼性の向
上が図れることになる。
［作用効果］ 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもの
で、あるから、シヤツターカーテンの下降作動に際し、
座板が障害物に接当して持ち上げられると、これを障害
物検知スイツチが検知することになるが、座板が床面に
接地した場合、該座板は、略同時に接地した規制部材に
よつてシヤツターカーテンに対して相対的に上動するこ
とが規制されて、自然垂下状態に維持され、障害物検知
スイツチは非検知状態のままとなる。この結果、座板が
接地するまで障害物検知がなされ、従来のように全閉の
少し前位置で障害物検知を無効にする必要がない。
で、あるから、シヤツターカーテンの下降作動に際し、
座板が障害物に接当して持ち上げられると、これを障害
物検知スイツチが検知することになるが、座板が床面に
接地した場合、該座板は、略同時に接地した規制部材に
よつてシヤツターカーテンに対して相対的に上動するこ
とが規制されて、自然垂下状態に維持され、障害物検知
スイツチは非検知状態のままとなる。この結果、座板が
接地するまで障害物検知がなされ、従来のように全閉の
少し前位置で障害物検知を無効にする必要がない。
しかもこの場合に、シヤツターカーテンの自重は、座
板直上スラツトと床面との間に介装される規制部材が梁
として機能することになつて床面で受けられることにな
つて、座板を含めた障害物検知部材にシヤツターカーテ
ンの自重が働くことがなく、この結果、障害物検知部材
を、シヤツターカーテンの自重に耐えられるよう強度的
に優れたものにする必要がなく、構造簡単でコンパクト
なものにでき、精度的にも優れたものにできる。
板直上スラツトと床面との間に介装される規制部材が梁
として機能することになつて床面で受けられることにな
つて、座板を含めた障害物検知部材にシヤツターカーテ
ンの自重が働くことがなく、この結果、障害物検知部材
を、シヤツターカーテンの自重に耐えられるよう強度的
に優れたものにする必要がなく、構造簡単でコンパクト
なものにでき、精度的にも優れたものにできる。
図面は本考案に係る電動シヤツターの安全装置の一実施
例を示したものであって、第１図は電動シヤツターの一
部概略斜視図、第２図Ａ、Ｂは要部の作用説明図であ
る。 図中、１はスヤツターカーテン、２は制御部、５は座
板、８は規制部材、９は障害物検知スイツチである。
例を示したものであって、第１図は電動シヤツターの一
部概略斜視図、第２図Ａ、Ｂは要部の作用説明図であ
る。 図中、１はスヤツターカーテン、２は制御部、５は座
板、８は規制部材、９は障害物検知スイツチである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 敦司 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 三 和シヤッター工業株式会社内 (56)参考文献 実公 昭56−45993（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】電動シヤツターを構成するシヤツターカー
テンの最下端に上下移動自在に連結される座板と、座板
がシヤツターカーテンに対して相対的に上動するのを障
害物に接当したとして検知する障害物検知スイツチと、
上端が座板直上のスラツトに支持され、下端が自然垂下
状態の座板と共に床面に接地する高さの規制部材とを備
え、かつ前記座板の上下移動範囲は規制部材の高さ内に
設定されていることを特徴とする電動シヤツターの安全
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990008362U JP2530613Y2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 電動シヤツターの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990008362U JP2530613Y2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 電動シヤツターの安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0399197U JPH0399197U (ja) | 1991-10-16 |
| JP2530613Y2 true JP2530613Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31511996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990008362U Expired - Lifetime JP2530613Y2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 電動シヤツターの安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530613Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4460375B2 (ja) * | 2004-07-14 | 2010-05-12 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
| JP5726573B2 (ja) * | 2011-03-01 | 2015-06-03 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置の開閉体停止装置 |
| JP6047613B2 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-12-21 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置の開閉体停止装置 |
| JP6225221B2 (ja) * | 2016-06-08 | 2017-11-01 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置の開閉体停止装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5645993U (ja) * | 1979-09-10 | 1981-04-24 |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP1990008362U patent/JP2530613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0399197U (ja) | 1991-10-16 |
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