JP2529133Y2 - オートスライドドアの駆動制御装置 - Google Patents

オートスライドドアの駆動制御装置

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JP2529133Y2
JP2529133Y2 JP40546690U JP40546690U JP2529133Y2 JP 2529133 Y2 JP2529133 Y2 JP 2529133Y2 JP 40546690 U JP40546690 U JP 40546690U JP 40546690 U JP40546690 U JP 40546690U JP 2529133 Y2 JP2529133 Y2 JP 2529133Y2
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勝也 松田
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータ等の駆動手段に
よって開閉駆動されるオートスライドドアの駆動制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スライドドアの駆動制御装置とし
ては、実開昭62−155185号公報に開示されたも
のが提案されている。この装置は、閉作動スイッチを操
作することによりスライドドアが閉方向に駆動され、該
スライドドアが全閉位置の少し手前の中間位置に到達し
た際には、該中間位置への到達が中間スイッチにより検
知される。するとスライドドアは、前記中間位置に到達
した時点で一時停止し、この状態で前記閉作動スイッチ
から一旦手指を離し、該閉作動スイッチを再操作すると
スライドドアは再度閉方向に駆動されて全閉位置に到達
する。したがって、スライドドアが閉方向に移動する際
には前記中間位置で一時停止することにより、スライド
ドアと車体開口部間に乗員の身体が挾持される不都合を
未然に防止することができるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスライドドア駆動制御装置にあっては、前記中間ス
イッチよりスライドドアが中間位置に到達したことを検
知し、これによりスライドドアを一時停止させるように
構成されている。したがって、中間スイッチの異常によ
りスライドドアが中間位置に到達したことを検知し得な
い場合には、スライドドアは一時停止することなく、全
閉位置まで連続的に駆動されてしまう。このため、スラ
イドドアの閉作動時に一時停止すると予期しつつ行動し
ていた乗員に対して、一時停止することなく連続的に作
動したスライドドアが身体の一部に接触してしまうおそ
れがあった。
【0004】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、前記中間位置を検知することが不
可能な状態においても、スライドドアが乗員の身体に接
触する不都合を防止したオートスライドドアの駆動制御
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、スライドドアを開方向と閉方向と
に駆動する駆動手段が設けられるとともに、前記スライ
ドドアが全開位置と全閉位置との間に設けられた中間位
置に到達したことを検知する中間位置検知手段が設けら
れ、該中間位置検知手段によりスライドドアの中間位置
への到達が検知されたとき、閉方向に駆動されているス
ライドドアを一時停止させて、引き続き閉方向に駆動さ
せる駆動制御装置において、前記中間位置検知手段にス
ライドドアの前記中間位置への到達を検知し得ない異常
状態が発生したとき該異常状態を検出する異常状態検出
手段が設けられ、前記異常状態にて前記スライドドアが
閉方向へ駆動された際に警報を発生させる警報手段が設
けられている。
【0006】また、前記異常状態にて前記スライドドア
が閉方向へ駆動された際に異常発生前の駆動速度より低
い速度にて前記駆動手段を作動させる速度制御手段が設
けられており、あるいは、前記異常状態にて前記スライ
ドドアのが閉方向へ駆動されたときスライドドアの全開
位置から前記中間位置への到達所要時間を計測して、ス
ライドドアの中間位置への到達を検知する到達検知手段
が設けられている。さらに、前記警報手段と、前記速度
制御手段、前記到達検知手段のいずれか少なくとも2つ
を組み合わせるように構成されている。
【0007】
【作用】前記警報手段が設けられた構成にあっては、前
記中間位置検出手段に前記異常状態が発生し、該異常状
態が異常状態検出手段により検出された場合には、スラ
イドドアが閉方向に駆動されたとき警報が発せられる。
よって、該警報により、前記中間位置検出手段に異常が
発生して、スライドドアが一時停止することなく、連続
的に閉方向へ駆動されるであろうことを知覚することが
可能となる。
【0008】また、前記速度制御手段が設けられた構成
にあっては、前記中間位置検出手段に前記異常状態が発
生し、該異常状態が異常状態検出手段により検出された
場合には、スライドドアが閉方向に駆動された際の速度
が異常発生前の通常時における速度より遅くなる。よっ
て、スライドドアは一時停止をせずとも、充分に余裕を
もった低速度にて全閉状態となる。
【0009】また、前記到達検知手段が設けられた構成
にあっては、前記中間位置検出手段に前記異常状態が発
生し、該異常状態が異常状態検出手段により検出された
場合には、前記スライドドアが全開位置から中間位置に
到達するまでの到達所要時間が計測され、該到達所要時
間によりスライドドアが前記中間位置へ到達したことが
検知される。よって、前記中間位置検出手段に異常が生
じても、前記到達検知手段によりスライドドアが中間位
置に到達したことを検知することができ、スライドドア
は中間位置に到達した時点で一時停止する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明する。すなわち、図2に示したように、ワンボック
スカーの車体1にはその側壁に、乗降用の車体開口部2
が設けられており、該車体開口部2には車体1の後部方
向RRである開方向Oと、車体1の前部方向FRである
閉方向Cとに開閉するスライドドア3が摺動自在に支持
されいる。前記車体開口部2には、スライドドア3のが
全閉状態となる全閉位置Pcに全開スイッチ4が取り付
けられ、全開状態となる全開位置Poに全開スイッチ5
が取り付けられているとともに、中間位置Pnには中間
位置検出手段としての中間スイッチ6が設けられてい
る。該中間スイッチ6は、前記全閉位置Pcと全開位置
Po間であって、前記全閉位置Pcより例えば400m
m開方向O側に設けられており、前記スライドドア3の
閉側端部7が前記中間位置Pnより閉方向C側に位置し
ている状態においては、オン状態を維持するように構成
されている。
【0011】図3は、本実施例の全体的な回路構成を示
すものであり 接地されたバッテリー8の陽極は、第1
配電リンク9及びサーキットブレーカ10を介して、マ
イクロコンピュータで構成され本実施例における異常状
態検出手段及び速度制御手段を構成するコントローラ3
2の入力端PWRBATに接続されており、前記第1配
電リンク9とサーキットブレーカ10間は、第1ヒュー
ズ11を介して入力端CONTBATに接続されてい
る。
【0012】また、入力端COM,Hi,Loには前記
スライドドア3の駆動手段であるスライドドアモータ1
2が接続されており、入力端P/RANGEにはPレン
ジスイッチ13が接続されてるとともに、入力端N/R
ANGEにはNレンジスイッチ14が接続されている。
前記Pレンジスイッチ13は、図外の変速レバーがP
(パーキング)にシフトされた状態でオンとなるスイッ
チであり、前記Nレンジスイッチ14はN(ニュートラ
ル)にシフトされた状態でオンとなるスイッチである。
【0013】また、入力端ACCは、第2ヒューズ1
5、キースイッチ16の端子ACC及び第2配電リンク
17を介して前記バッテリ8の陽極に接続されており、
前記キースイッチ16の端子INGは第3ヒューズ18
を介して、入力端IGNに接続されている。
【0014】さらに、前記バッテリ8の陽極は、第3配
電リンク19を介してオルターネータ20のA端子とS
端子とに接続されている。該オルターネータ20のL端
子は、メータチェックリレー21のコイルと前記第3ヒ
ューズ18とを介して、前記キースイッチ16の端子I
GNに接続されているとともに、ランプ22および第4
ヒューズ33を介して前記端子IGNに接続されてい
る。
【0015】さらに、入力端OPENには開作動スイッ
チ23が接続され、入力端CLOSEには閉作動スイッ
チ24が接続されており、この両開閉作動スイッチ2
3,24は、インストルメントパネルに配置されている
ことともに、同一可動接点を共有しており、該可動接点
は前記入力端IGNと第3ヒューズ18間に接続されて
いる。また、入力端CONTGNDは接地され、入力端
SPEEDSENSには、メータ25からスピードセン
サの値が入力されるようになっており、入力端P/BR
AKEにはパーキングブレーキを制動状態にすることに
よりオンとなるパーキングスイッチ26が接続されてい
る。
【0016】また、入力端AD(−),AD(+)には
オーディオ装置27が接続されているとともに、出力端
SP(−),SP(+)には警報手段としてのスピーカ
28が接続されている。さらに、入力端全開SW,中間
SW,全閉SWには、各々前記全開スイッチ5、中間ス
イッチ6、全閉スイッチ4が接続されており、出力端P
WRGNDは接地されている。
【0017】また、出力端CROSERBATは、前記
スライドドア3が前記全閉位置Pcにある状態におい
て、該スライドドア3内のオートクロジャーコントロー
ラ29に接続され、出力端DOORLOCKACTも同
様に前記スライドドア3が全閉位置Pcにある状態にお
いて、該スライドドア3内のロックアクチュエータ30
に接続されるようになっている。さらに、出力端LOC
KからはP/WDWアンプ31にロック信号が出力さ
れ、該P/WDWアンプ31からは前記ロックアクチュ
エータ30にアンロック信号が入力されるようになって
いる。なお、34はオートクロジャー用のモータであ
り,35は、ドアロック用のモータである。
【0018】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を図1に示した前記コントローラ32によって実行され
るフローチャートに従って説明する。すなわち、このフ
ローチャートは、キースイッチ16のIGNがオンとな
ることにより開始され、先ず開作動スイッチ23がオン
操作されているか否かが判別される(ステップ10
1)。この判別がYESであって、開作動スイッチ23
がオン操作されれば、さらに前記中間スイッチ6がオン
となっているか否かが判別される(ステップ102)。
該判別がYESであって、中間スイッチ6がオン状態に
あればスライドドア3は、その閉側端部7が中間位置P
nより閉方向Cに位置しており、例えば全閉状態となっ
ている。したがって、コントローラ32の出力端Hiか
らの出力によりスライドドアモータ12を通常の速度に
て回転させ、これによりスライドドア3を開方向Oへ通
常の速度にて作動させる(ステップ105)。
【0019】そして、前記スライドドア3が開方向Oへ
作動することにより、前記閉側端部7が中間位置Pnよ
り開方向O側に到来すると、中間スイッチ6はオフとな
り、これによりステップ102の判別はNOとなる。す
ると、フラグCTSTFがリセットされ(ステップ10
3)、次にスライドドア3が全開位置Poに到達して全
開スイッチ5がオンとなったか否かが判別される(ステ
ップ104)。この判別がNOであって、かつ開作動ス
イッチ23がオン状態にある間、ステップ101〜10
5のループが繰り返されスライドドア3は連続的に開方
向Oに駆動される。そして、該スライドドア3が全開状
態となって、その閉側端部7が全閉位置Poに到達する
と、ステップ104の判別はYESとなる。そこで、警
報を作動させることなく警報停止状態にし(ステップ1
09)、さらにスライドドアモータ12の電源を遮断し
てスライドドア3を停止させる(ステップ110)。こ
れにより、スライドドア3は前記閉側端部7が全開位置
Poに到達した全開状態にて停止する。
【0020】一方、ステップ101の判別がNOであっ
て開作動スイッチ23がオン操作されていなければ、さ
らに閉作動スイッチ24がオン操作されたか否かが判別
される(ステップ106)。この判別がNOであれば、
開作動スイッチ23と閉作動スイッチ24とがともに操
作されていないことから、当然に警報は停止した状態に
維持され(ステップ109)、また、スライドドア3も
停止状態に維持される(ステップ110)。そして、閉
作動スイッチ24をオン操作することによりステップ1
06の判別がYESとなると、先ず全閉スイッチ4がオ
ンとなっているか否かが判別される(ステップ11
1)。
【0021】ここで、例えば前記スライドドア3が全開
状態となっていると、全閉スイッチ4は当然にオフであ
ることから、その結果ステップ111の判別がNOとな
る。したがって、ステップ112に進んでフラグABN
Fがセット状態にあるか否かが判別され、該ABNF
は、後述するステップ108でセットされるフラグであ
って、この時点ではリセット状態にあることから、ステ
ップ112の判別はNOとなる。
【0022】したがって、ステップ112からステップ
113に進み中間スイッチ6がオンとなっているか否か
が判別され、該判別がNOであって中間スイッチ6が未
だオンとなっていなければ、スライドドア3は中間位置
Pnより開方向O側に位置していることが想定されるこ
とから、ステップ119に進みスライドドア3を前記通
常の速度で閉作動させる。そして、スライドドア3が閉
方向Cに作動することにより、前記中間位置Pnに到達
し、このとき中間スイッチ6が正常に作動してオンとな
れば、ステップ113の判別はYESとなる。よって、
ステップ114に進み、フラグCTSTFがセット状態
にあるか否かが判別されるが、該フラグCTSTFは前
述したステップ103でスライドドア3の開作動時にリ
セットされていることから、この判別はNOとなり中間
停止タイマがスタートされる(ステップ115)。
【0023】該中間停止タイマは、スライドドア3を一
時停止させる時間、例えば1秒を計測するタイマであっ
て、次のステップ116では、前記中間停止タイマがタ
イムアップしたか、つまり1秒が経過したか否かが判別
される。この判別がNOであって、未だタイムアップし
ていなければ、その間警報を発することなく(ステップ
109)、スライドドア3を停止させる(ステップ11
0)。これにより、閉方向Cに移動していたスライドド
ア3は、前記中間位置Pnにて1秒間一時停止する。
【0024】そして、ステップ116の判別がYESと
なって、スライドドア3が一時停止してから1秒間が経
過すると、フラグCTSTFがセットされた後(ステッ
プ117)、フラグABNFはリセットされる(ステッ
プ118)。引き続き、通常の速度にてスライドドア3
が閉方向Cに作動し(ステップ119)、これにより1
秒間一時停止した後は、閉作動スイッチ24がオンに操
作されている間、スライドドア3は閉方向Cへの作動を
継続する。そして、該スライドドア3が、全閉位置Pc
に到達すると、ステップ111の判別はYESとなり、
該ステップ111からステップ107に進み、フラグC
TSTFがセット状態にあるか否かが判別される。
【0025】前記中間スイッチ6が正常に機能している
場合には、前述したステップ117において、フラグC
TSTFはセットされていることから、前記ステップ1
07の判別はYESとなる。したがって、警報を停止さ
せた状態で(ステップ109)、スライドドア3を停止
させ(ステップ110)、これによりスライドドア3は
前記閉側端部7を全閉位置Pcに到達させた全閉状態に
て停止する。
【0026】以上のように中間スイッチ6が正常に機能
している場合には、スライドドア3は閉方向Cに作動し
た際、中間位置Pnにて一旦停止した後、閉作動スイッ
チ24がオン状態にある間、引き続き閉方向Cに作動
し、全閉位置Pcにて停止するのである。
【0027】これに対し、中間スイッチ6にスライドド
ア3の中間位置Pnへの到達を感知し得ない感知異常が
発生した場合には、スライドドア3が閉方向Cに作動し
て中間位置Pnに到達しても中間スイッチ6がオン作動
しないことから、ステップ113の判別は常にNOとな
ってしまう。その結果、スライドドア3が中間位置Pc
に到達しても、ステップ114〜118の判別処理は実
行されないこととなり、よって本来ステップ117でセ
ットされるべきフラグCTSTFはリセット状態に放置
される。したがって、スライドドア3が全閉位置Pcに
到達して全閉スイッチ4がオンとなり、ステップ111
の判別がYESとなると、次のステップ107でフラグ
CTSTFがセット状態にあるか否かを判別したとき、
この判別はNOとなる。よって、ステップ108に進
み、フラグABNFがセットされ、しかる後に警報を停
止させた状態で(ステップ109)、スライドドア3は
全閉位置Pcにて停止する(ステップ110)。
【0028】すなわち、このようにコントローラ32
は、スライドドア3が閉方向Cに作動したとき、中間ス
イッチ6がオンとなることなく、全閉スイッチ4のみが
オンとなった場合に、中間スイッチ6に前記感知異常が
発生したことを検出して、該感知異常の発生を示すフラ
グABNFをステップ108にてセット状態にするので
ある。
【0029】そして、再度スライドドア3を開状態した
後、閉作動させるべく閉作動スイッチ24をオンにする
と、ステップ106がYESとなって、ステップ111
に進み、該ステップ111の判別がNOであってスライ
ドドア3が全閉状態となっていないと、次のステップ1
12で前記フラグABNFがセット状態か否かが判別さ
れる。このとき、前述のように中間スイッチ6に感知異
常が生じているとフラグABNFは、ステップ108で
予めセットされていることから、前記ステップ112の
判別は、YESとなる。
【0030】したがって、ステップ111からステップ
120に進み、前記スピーカ28から中間スイッチ異常
警報を発生させるとともに、次のステップ121におい
ては、コントローラ32の出力端Loからの出力により
スライドドアモータ12を回転させ、これによりスライ
ドドア3を前記通常の速度より低速度にて閉作動させ
る。よって、乗員にあっては前記スピーカ28からの中
間スイッチ異常警報により、中間スイッチ6に感知異常
が生じていることを知覚することができ、スライドドア
3が閉作動する際、前述した一時停止を行うことなく、
連続的に作動することを予め認識することができる。よ
って、スライドドア3が一時停止することなく連続的に
閉作動しても、該連続的に閉作動するスライドドア3に
身体の一部を接触させてしまう不都合を未然に防止する
ことができ、中間スイッチ6が感知異常となっても、安
全にスライドドア3を閉作動させることができる。
【0031】しかも、中間スイッチ6が感知異常となっ
ている場合には、スライドドア3が正常時より遅い速度
にて閉作動することから、閉作動するスライドドア3に
身体の一部が接触する不都合を一層確実に回避すること
ができるのである。
【0032】図4及び図5は、本考案の第2実施例を示
す一連のフローチャートであり、このフローチャートに
おいては、前記コントローラ32に、スライドドア3が
一時停止する際の時間を計測する第1タイマT1と、図
6に示したようにスライドドア3が開方向Oに作動した
ときカウントアップし、閉方向Cに作動したときカウン
トダウンする第2タイマT2とが設けられている。ま
た、スライドドア3が全閉位置Pcから中間位置Pnま
でに要する所定時間をTCTとしてあり、さらにコントロ
ーラ32を、本実施例における不良状態検出手段、速度
制御手段、及び到達検知手段として機能させるように構
成されている。
【0033】すなわち、このフローチャートは、前記第
1実施例と同様にキースイッチ16のIGNがオンとな
ることにより開始され、先ずフラグABNFがセット状
態にあるか否かが判別される(ステップ201)。この
判別がNOであって、フラグABNFがリセット状態に
あれば、開作動スイッチ23がオン操作されているか否
かが判別される(ステップ202)。この判別がYES
であって、開作動スイッチ23がオン操作されれば、さ
らに前記中間スイッチ6がオンとなっているか否かが判
別される(ステップ203)。
【0034】該判別がYESであって、中間スイッチ6
がオン状態にあればスライドドア3は、その閉側端部7
が中間位置Pnより閉方向Cに位置しており、例えば全
閉状態となっている。したがって、前記第1タイマT1
をクリアした後(ステップ206)コントローラ32の
出力端Hiからの出力によりスライドドアモータ12を
通常の速度にて回転させ、これによりスライドドア3を
通常の速度にて開作動させる(ステップ207)。
【0035】そして、前記スライドドア3が開作動する
ことにより、前記閉側端部7が中間位置Pnより開方向
O側に到来すると、中間スイッチ6はオフとなり、これ
によりステップ203の判別はNOとなる。すると、フ
ラグCTSTFがリセットされ(ステップ204)、次
にスライドドア3が全開位置Poに到達して全開スイッ
チ5がオンとなったか否かが判別される(ステップ20
5)。この判別がNOであって、かつ開作動スイッチ2
3がオン状態にある間、ステップ201〜107のルー
プが繰り返されスライドドア3は連続的に開方向Oに駆
動される。そして、該スライドドア3が全開位置Poに
到達すると、ステップ205の判別はYESとなり、第
1タイマT1をクリアした後(ステップ209)、警報
を作動させることなく停止状態にして(ステップ21
3)、スライドドアモータ12の電源を遮断してスライ
ドドア3を停止させる(ステップ214)。
【0036】一方、ステップ202の判別がNOであっ
て開作動スイッチ23がオン操作されていなければ、さ
らに閉作動スイッチ24がオン操作されたか否かが判別
され(ステップ208)、この判別がNOであれば、開
作動スイッチ23と閉作動スイッチ24とが共に操作さ
れていないことから、第1タイマT1はクリアされ(ス
テップ209)、当然に警報は停止した状態に維持され
るとともに(ステップ213)、スライドドア3も停止
状態に維持される(ステップ214)。そして、閉作動
スイッチ24をオン操作することによりステップ208
の判別がYESとなると、先ず全閉スイッチ4がオンと
なっているか否かが判別される(ステップ210)。
【0037】この判別がNOであると、次に中間スイッ
チ6がオンとなっているか否かが判別され(ステップ1
15)、該判別がNOであって中間スイッチ6が未だオ
ンとなっていなければ、スライドドア3は中間位置Pn
より開方向O側に位置していることが想定されることか
ら、ステップ222に進み、スライドドア3を前記通常
の速度で閉作動させる。そして、スライドドア3が閉方
向Cに作動することにより、前記中間位置Pnに到達
し、このとき中間スイッチ6が正常に作動してオンとな
れば、ステップ215の判別はYESとなる。よって、
ステップ216に進み、フラグCTSTFがセット状態
にあるか否かが判別されるが、該フラグCTSTFは前
述したステップ204でリセットされていることから、
この判別はNOとなり第1タイマT1がスタートされる
(ステップ217)。
【0038】次のステップ218では、前記第1タイマ
T1がタイムアップしたか、つまり1秒が経過したか否
かが判別される。この判別がNOであって、未だタイム
アップしていなければ、その間警報を発することなく
(ステップ213)、スライドドア3を停止させる(ス
テップ214)。これにより、閉方向Cに移動していた
スライドドア3は、前記中間位置Pnにて1秒間一時停
止する。
【0039】そして、ステップ218の判別がYESと
なって、スライドドア3が一時停止してから1秒間が経
過すると、フラグCTSTFがセットされた後(ステッ
プ219)、第1タイマT1はクリアされ(ステップ2
20)、さらにフラグABNFはリセットされる(ステ
ップ221)。引き続き、通常の速度にてスライドドア
3が閉方向Cに駆動され(ステップ222)、これによ
り1秒間一時停止した後は、閉作動スイッチ24がON
に操作されている間、スライドドア3は閉方向Cへの作
動を継続する。そして、該スライドドア3が、全閉位置
Pcに到達すると、ステップ210の判別はYESとな
り、該ステップ210からステップ211に進み、フラ
グCTSTFがセット状態にあるか否かが判別される。
【0040】ここで、前記中間スイッチ6が正常に機能
している場合には、前述したステップ219において、
フラグCTSTFはセットされていることから、前記ス
テップ211の判別はYESとなる。したがって、ステ
ップ209に進んで第1タイマT1をクリアした後、警
報を停止させた状態で(ステップ213)、スライドド
ア3を停止させ(ステップ214)、これによりスライ
ドドア3は前記閉側端部7を全閉位置Pcに到達させた
全閉状態にて停止する。
【0041】以上のように中間スイッチ6が正常に機能
している場合には、スライドドア3は閉方向Cに作動し
た際、中間位置Pnにて一旦停止した後、閉作動スイッ
チ24がオン状態にある間、引き続き閉方向Cに作動
し、全閉位置Pcにて停止するのである。
【0042】これに対し、中間スイッチ6に感知異常が
発生した場合には、スライドドア3が中間位置Pnに到
達しても中間スイッチ6がオン作動しないことから、ス
テップ215の判別は常にNOとなってしまう。その結
果、スライドドア3が中間位置Pcに到達しても、ステ
ップ216〜221の判別処理は実行されないこととな
り、よって本来ステップ219でセットされるべきフラ
グCTSTFはリセット状態に放置される。したがっ
て、スライドドア3が全閉位置Pcに到達して全閉スイ
ッチ4がオンとなり、これによりステップ210の判別
がYESとなると、次のステップ211でフラグCTS
TFがセット状態にあるか否かを判別したとき、この判
別はNOとなる。よって、ステップ212に進み、中間
スイッチ6に検知異常が発生したことを示すフラグAB
NFがセットされ、しかる後に警報を停止させた状態で
(ステップ213)、スライドドア3は全閉位置Pcに
て停止する(ステップ214)。
【0043】すなわち、このようにコントローラ32
は、中間スイッチ6がオンとなることなく、全閉スイッ
チ4のみがオンとなった場合に、中間スイッチ6に感知
異常が発生したものとして、該感知異常の発生を示すフ
ラグABNFをセット状態にするのである。
【0044】そして、このようにフラグABNFがセッ
トされると、リターンして再度ステップ201からの判
別処理が実行された際、ステップ201の判別はYES
となる。したがって、ステップ201から図5のステッ
プ223に進み、開作動スイッチ23がオン操作されて
いるか否かが判別される。この判別がYESであって、
開作動スイッチ23がオン操作されれば、さらに全開ス
イッチ5がオンとなっているか否かが判別され(ステッ
プ224)、この判別がNOであれば、前記第2タイマ
T2をカウントアップさせる(ステップ225)。引き
続き、第1タイマT14をクリアした後(ステップ22
6)、警報を停止させた状態で(ステップ227)、通
常の速度にてスライドドア3を開作動させる(ステップ
228)。
【0045】そして、前記スライドドア3が開作動して
全開位置Poに到達すると、全開スイッチ5はオンとな
りステップ224の判別はYESとなる。してがって、
ステップ224からステップ230に進み、第2タイマ
T2をストップさせる。これにより第2タイマT2は、
図6に示したようにスライドドア3が全閉位置Pcから
全開位置Poするまでに要した時間がセットされた状態
で停止する。引き続き、第1タイマT1をクリアした後
(ステップ231)警報を作動させることなく停止状態
にして(ステップ232)、スライドドアモータ12の
電源を遮断してスライドドア3を停止させる(ステップ
233)。
【0046】一方、ステップ223の判別がNOであっ
て開作動スイッチ23がオン操作されていなければ、さ
らに閉作動スイッチ24がオン操作されたか否かが判別
され(ステップ229)、この判別がNOでれば、開
作動スイッチ23と閉作動スイッチ24とがともに操作
されていないことから、第2タイマT2はストップされ
た状態に維持され(ステップ230)、第1タイマT1
はクリアされるとともに(ステップ231)、当然に警
報は停止した状態に維持され(ステップ232)、ま
た、スライドドア3も停止状態に維持される(ステップ
233)。
【0047】そして、閉作動スイッチ24をオン操作す
ることによりステップ229の判別がYESとなると、
先ず全閉スイッチ4がオンとなっているか否かが判別さ
れる(ステップ234)。この判別がNOであって、ス
ライドドア3が全閉位置Pcに到達していなければ、第
2タイマT2の値が図6に示した所定時間TCT以下とな
っているか否かが判別され、この判別がNOであって、
第2タイマT2の値が所定時間TCTまでカウントダウン
されていなければ、次にフラグCTSTFがリセットさ
れ(ステップ247)、第2タイマT2の値がカウント
ダウンされる(ステップ248)。
【0048】引き続き、ステップ248からステップ2
45に進み、前記スピーカ28から中間スイッチ異常警
報を発生させるとともに、次にのステップ246におい
ては、コントローラ32の出力端Loからの出力により
スライドドアモータ12を低スピードにて回転させ、こ
れによりスライドドア3を前記通常の速度より低速度に
て閉作動させる。よって、乗員にあっては警報により、
中間スイッチ6に感知異常が生じていることを知覚する
ことができるとともに、スライドドア3が正常時より遅
い速度にて閉作動することから、これによっても、中間
スイッチ6に感知異常が生じていることを知覚すること
もできる。
【0049】なお、前記第2タイマT2はスライドドア
3の速度に応じてカウントダウン及びカウントアップを
行うように構成されている。したがって、スライドドア
3が通常の速度で開方向Oに作動した場合(ステップ2
28)には、前記通常の速度に応じたカウントアップ
(ステップ225)を行い、スライドドア3が低速度で
閉方向Cに作動した場合には、前記低速度に応じたカウ
ントダウンを行う(ステップ248)、よって、スライ
ドドア3を開作動させる場合と閉作動させる場合とで、
異なる速度で作動させた場合であっても、スライドドア
3のある時点における第2タイマT2の値は、開作動時
と閉作動時とで略同一となる。
【0050】したがって、ステップ246の処理によ
り、スライドドア3が閉方向Cに作動して、中間位置P
nをに到達すると、第2タイマT2の値はTCT以下とな
り、これによりステップ237の判別はYESとなる。
よって、ステップ238に進みフラグCTSTFがセッ
ト状態にあるか否かが判別される。該フラグCTSTF
は、前述したステップ247でリセットされていること
から、この判別はNOとなり、第1タイマT1がスター
トされる(ステップ239)。
【0051】次のステップ240では、前記第1タイマ
T1がタイムアップしたか、つまり1秒が経過したか否
かが判別される。この判別がNOであって、未だ第1タ
イマT1がタイムアップしていなければ、その間第2タ
イマT2をストップさせ(ステップ241)、スライド
ドア3を停止させる(ステップ233)。これにより、
閉方向Cに移動していたスライドドア3は、前記中間位
置Pnにて1秒間一時停止する(但し、この状態におい
て、警報は作動中である)。
【0052】したがって、中間スイッチ6に感知異常が
発生しても、スライドドア3が閉方向Cに作動した際に
は、該スライドドア3を前記中間位置Pnにて一時停止
させることができ、これにより中間スイッチ6が異常と
なった場合においても、正常時と同様に安全性を確保す
ることができる。
【0053】そして、ステップ240の判別がYESと
なって、スライドドア3が一時停止してから1秒間が経
過すると、フラグCTSTFがセットされた後(ステッ
プ242)、第1タイマT1はクリアされ(ステップ2
43)、第2タイマT2のカウントダウンが再開される
(ステップ244)。さらに、警報を発生させた状態で
(ステップ245)、低速度にてスライドドア3が閉方
向Cに作動し(ステップ246)、これにより1秒間一
時停止した後は、閉作動スイッチ24がONに操作され
ている間、スライドドア3は低速度にて閉方向Cへの作
動を継続する。そして、該スライドドア3が、全閉位置
Pcに到達すると、全閉スイッチ4がオンとなってステ
ップ234の判別はYESとなり、該ステップ234か
らステップ235に進み、第2タイマT2のカウントダ
ウンをストップさせた後(ステップ235)、該第2タ
イマT2のカウント値をクリアする(ステップ23
6)。引き続き、第1タイマT1をクリアした後(ステ
ップ231)、警報を停止させるとともに(ステップ2
32)、スライドドア3を停止させる(ステップ23
3)。これにより、該スライドドア3は、全閉位置Pc
にて停止するのである。なお、前記実施例においては、
中開位置Pnを全閉位置Pcから400mmとしたが、
これに限らず他の値であってもよい。
【0054】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、中間位置
検知手段によりスライドドアの中間位置への到達が検知
されたとき、閉方向に駆動されているスライドドアを一
時停止させる駆動制御装置において、前記中間位置検知
手段にスライドドアの前記中間位置への到達を検知し得
ない異常状態が発生したときには、スライドドアが閉方
向へ駆動された際に警報を発生させる警報手段を設ける
ようにした。よって、乗員にあっては前記中間スイッチ
異常警報により、中間スイッチに前記異常状態が生じて
いることを知覚することができ、スライドドアが閉作動
する際、前記一時停止を行うことなく、連続的に作動す
ることを予め認識することができる。よって、スライド
ドアが一時停止することなく連続的に閉作動しても、該
連続的に閉作動するスライドドアに身体の一部を接触さ
せてしまう不都合を未然に防止することでき、これによ
り前記中間位置検知手段に前記異常状態が発生した際の
スライドドア閉作動時における安全性を確保することが
可能となる。
【0055】また、前記異常状態が発生した状態にて前
記スライドドアが閉方向へ駆動された際には、異常発生
前の駆動速度より低い速度にてスライドドアを駆動させ
る速度制御手段を設けるようにした。よって、前記異常
状態が存在する場合には、スライドドアが低速度で作動
することから、スライドドアが一時停止しなくとも、閉
作動するスライドドアに身体の一部が接触する不都合を
回避することができ、これにより前記中間位置検知手段
に前記異常が発生した際のスライドドア閉作動時の安全
性を確保することが可能となる。
【0056】さらに、前記中間位置検知手段に前記異常
が発生した場合には、前記異常状態にて前記スライドド
アのが閉方向へ駆動されたときスライドドアの全開位置
から前記中間位置への到達所要時間を計測して、スライ
ドドアの中間位置への到達を検知する到達検知手段を設
けるようにしたことから、前記異常が発生してもスライ
ドドアの中間位置への到達を検知することができる。よ
って、中間位置検知手段が異常となっても、スライドド
アの閉作動時に該スライドドアを中間位置に一時停止さ
せることができ、これにより前記中間位置検知手段に前
記異常が発生した際においても、異常発生前と同様にス
ライドドア閉作動時の安全性を確保することが可能とな
る。
【0057】加えて、警報手段、速度制御手段、及び到
達検知手段のいずれか少なくとも2つを組み合わせるよ
うにしたことから、これにより前記中間位置検知手段に
前記異常が発生した際におけるスライドドア閉作動時の
安全性を、一層確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によって実行されるフロー
チャートである。
【図2】同実施例の車体側面図である。
【図3】同実施例の回路図である。
【図4】本考案の第2実施例によって実行されるフロー
チャートである。
【図5】図5に続く同実施例のフローチャートである。
【図6】同実施例の用いられる第2タイマT2のカウン
トアップ方向とカウントダウン方向とを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
3 スライドドア 4 全閉スイッチ 5 全開スイッチ 6 中間スイッチ(中間位置検知手段) 12 スライドドアモータ(駆動手段) 23 開作動スイッチ 24 閉作動スイッチ 28 スピーカ(警報手段) 32 コントローラ(不良状態検出手段、速度制御手
段、到達検知手段) Pc 全閉位置 Po 全開位置 Pn 中開位置 C 閉方向 O 開方向

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアを開方向と閉方向とに駆動
    する駆動手段が設けられるとともに、前記スライドドア
    が全開位置と全閉位置との間に設けられた中間位置に到
    達したことを検知する中間位置検知手段が設けられ、該
    中間位置検知手段によりスライドドアの中間位置への到
    達が検知されたとき、閉方向に駆動されているスライド
    ドアを一時停止させて、引き続き閉方向に駆動させる駆
    動制御装置において、前記中間位置検知手段にスライド
    ドアの前記中間位置への到達を検知し得ない異常状態が
    発生したとき該異常状態を検出する異常状態検出手段が
    設けられ、前記異常状態にて前記スライドドアが閉方向
    へ駆動される際に警報を発生させる警報手段が設けられ
    たことを特徴とするオートスライドドアの駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 スライドドアを開方向と閉方向とに駆動
    する駆動手段が設けられるとともに、前記スライドドア
    が全開位置と全閉位置との間に設けられた中間位置に到
    達したことを検知する中間位置検知手段が設けられ、該
    中間位置検知手段によりスライドドアの中間位置への到
    達が検知されたとき、閉方向に駆動されているスライド
    ドアを一時停止させて、引き続き閉方向に駆動させる駆
    動制御装置において、前記中間位置検知手段にスライド
    ドアの前記中間位置への到達を検知し得ない異常状態が
    発生したとき該異常状態を検出する異常状態検出手段が
    設けられ、前記異常状態にて前記スライドドアが閉方向
    へ駆動される際に異常発生前の駆動速度より低い速度に
    て前記駆動手段を作動させる速度制御手段が設けられた
    ことを特徴とするオートスライドドアの駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 スライドドアを開方向と閉方向とに駆動
    する駆動手段が設けられるとともに、前記スライドドア
    が全開位置と全閉位置との間に設けられた中間位置に到
    達したことを検知する中間位置検知手段が設けられ、該
    中間位置検知手段によりスライドドアの中間位置への到
    達が検知されたとき、閉方向に駆動されているスライド
    ドアを一時停止させて、引き続き閉方向に駆動させる駆
    動制御装置において、前記中間位置検知手段にスライド
    ドアの前記中間位置への到達を検知し得ない異常状態が
    発生したとき該異常状態を検出する異常状態検出手段が
    設けられ、前記異常状態にて前記スライドドアが閉方向
    へ駆動される際にスライドドアの全開位置から前記中間
    位置への到達所要時間を計測して、スライドドアの中間
    位置への到達を検知する到達検知手段が設けられたこと
    を特徴とするオートスライドドアの駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記警報手段と前記速度制御手段とが設
    けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のオート
    スライドドアの駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記警報手段と前記到達検知手段とが設
    けられたことを特徴とする請求項2又は3記載のオート
    スライドドアの駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記速度制御手段と前記到達検知手段が
    設けられたことを特徴とする請求項1又は3記載のオー
    トスライドドアの駆動制御装置。
  7. 【請求項7】前記警報手段と、前記速度制御手段、及び
    前記到達検知手段とが設けられたことを特徴とする請求
    項1から3にいずれか記載のオートスライドドアの駆動
    制御装置。
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