JP2528888Y2 - Acインレットフィルタコネクタ - Google Patents

Acインレットフィルタコネクタ

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JP2528888Y2
JP2528888Y2 JP1990094805U JP9480590U JP2528888Y2 JP 2528888 Y2 JP2528888 Y2 JP 2528888Y2 JP 1990094805 U JP1990094805 U JP 1990094805U JP 9480590 U JP9480590 U JP 9480590U JP 2528888 Y2 JP2528888 Y2 JP 2528888Y2
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博之 植村
一三 小林
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ノイズ除去用のフィルタ素子を内蔵したAC
インレットフィルタコネクタに関する。
(考案の概要) 本考案は、ノイズ除去用のフィルタ素子としてのコモ
ンモードチョークコイルを内蔵したACインレットフィル
タコネクタにおいて、一対の入力端子のそれぞれを絶縁
部材を介して出力端子と連結して出力端子の移動を防止
し、それらの端子をアース端子とコモンモードチョーク
コイルと共に樹脂で一体成形する構造とし、コモンモー
ドチョークコイルを収納するための絶縁ケースを別個に
設ける場合に比べて構造を簡略化し、生産性の向上を図
ったものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 従来、コモンモードチョークコイルの樹脂封止構造体
としては、第6図及び第7図に示すようにリードフレー
ム20を用いた構成が知られている。この場合、第6図に
示す如く、入力端子21と出力端子24がそれぞれ一対形成
されているリードフレーム20を用い、相互に位置決めさ
れている各端子の間に一対の巻線を有するコモンモード
チョークコイル3を配置し、該コモンモードチョークコ
イル3の各巻線5の一端を各入力端子21に、他端を各出
力端子24にそれぞれ接続する。それから第7図に示すよ
うに、コモンモードチョークコイル3及び各端子の巻線
5が接続されている端部を覆う如く、樹脂成形金型を用
いて封入樹脂成形を行なう。樹脂成形後、絶縁ケースと
なる樹脂成形体25の外側に延在しているリードフレーム
20を一点鎖線Xのようにカットすることにより、入力端
子と出力端子を一対ずつ有するコモンモードチョークコ
イルの樹脂封止構造体が得られる。
しかし、ACインレットフィルタコネクタのように入出
力端子として大きくて特定の形状のものが要求されかつ
端子厚みも大きいものは、リードフレーム自体の形成が
難しいし、材料取りが悪く廃棄する部分が多くなってコ
スト高となってしまう。
一方、リードフレームを使用する代わりに、第8図に
示すように、相互に独立した一対のAC電源入力端子1と
アース端子(図示省略)と一対のAC電源出力端子4とを
用い、フィルタ素子としてのコモンモードチョークコイ
ル3の各巻線5の一端を各入力端子1に、他端を各出力
端子4にそれぞれ接続後、それらを樹脂により一体成形
することが考えられる。
この第8図の場合、樹脂成形の際に一対の入力端子1
及びアース端子は一方の樹脂成形金型側にて位置決めで
きるが、出力端子4はコモンモードチョークコイル3と
接続されているだけで位置が不安定で動き易くなってい
るため、他方の金型に位置合わせすることが極めて困難
になる。従って、第8図の構成では実用化が極めて困難
である。
そこで、上記の出力端子の移動を防止するために、第
9図に示すような構造のACインレットフィルタコネクタ
が本考案者によって考慮されていた。これは、AC電源入
力端子と出力端子の間をコ字状に一体に連結した入出力
端子22を用いるもので、この場合、一対の入出力端子22
に形成された穴27Aにコモンモードチョークコイル3の
各巻線5の一端を、穴27Bに他端をそれぞれ接続し、ア
ース端子(図示省略)と共にそれらを樹脂で一体成形す
る。その際、入出力端子22のコ字状の連結部28が樹脂成
形体の側面に突出するようにし、樹脂成形体を形成後、
該樹脂成形体の側面に突出しているコ字状連結部28を一
点鎖線Yの如く切断して取り除く。これによって、連結
されていた一対の入力端子と出力端子は分断されて所要
の電気回路が構成されることになる。
ところで、上記第9図のように入力端子と出力端子を
一体とした端子を用いる構造では、樹脂成形時の出力端
子の位置の固定は容易であるが、樹脂成形後に切断した
部分が樹脂成形体の側面に露出することになる。しかも
各端子には電源電圧がかかるため、露出部分(活電部)
の絶縁保護やさび防止のための処理が必要となる嫌いが
ある。
本考案は、上記の点に鑑み、入力端子、アース端子、
出力端子及びコモンモードチョークコイルを樹脂で一体
成形して樹脂成形体を絶縁ケースとして利用することに
より構造の簡略化を図ると共に、樹脂成形時の入力端子
や出力端子の位置固定を容易にして歩留りの向上、ひい
ては生産性の向上を図ったACインレットフィルタコネク
タを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的と達成するために、本考案は、絶縁ケースの
前面凹部に先端が突出した一対の入力端子及びアース端
子と、前記前面凹部の背後側に配置される一対の巻線を
有するコモンモードチョークと、前記絶縁ケースの背面
側に引き出される一対の出力端子とを備えたACインレッ
トフィルタコネクタにおいて、 直方体状の連結樹脂部材で、前記入力端子及び出力端
子の連結側端部のみを覆って当該入力端子と出力端子と
を離間状態で連結一体化し、前記連結樹脂部材の外側に
配置された前記コモンモードチョークコイルの各巻線の
一端を各入力端子に、他端を各出力端子にそれぞれ接続
し、前記入力端子、出力端子、アース端子及びコモンモ
ードチョークコイルを樹脂により一体成形した樹脂成形
体で前記絶縁ケースを構成したことを特徴としている。
(作用) 本考案のACインレットフィルタコネクタにおいては、
入力端子と出力端子を直方体状の連結樹脂部材を介して
絶縁状態で連結しているため、入力端子と出力端子の位
置関係が安定して固定されており、各端子にコモンモー
ドチョークコイルの巻線端を接続したりアース端子とと
もに樹脂で一体成形する作業が容易になり、樹脂成形時
の衝撃による出力端子の位置ずれを防止することができ
る。この結果、不良品の発生を防止し、歩留りの向上を
図り得る。また、リードフレームを利用する場合に比
べ、端子材料に無駄が無いので材料コストの低減が実現
できる。
(実施例) 以下、本考案に係るACインレットフィルタコネクタの
実施例を図面に従って説明する。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示してお
り、これらの図においてACインレットフィルタコネクタ
は、一対のAC電源入力端子1とアース端子2とフィルタ
素子としてのコモンモードチョークコイル3と一対のAC
電源出力端子4とを備えている。
ここで、第3図の如く、AC電源入力端子1とAC電源出
力端子4とは、両者を離間した状態で絶縁樹脂で一体成
形することにより得られる直方体状連結樹脂部材6であ
らかじめ絶縁状態にて連結一体化されている。すなわ
ち、直方体状連結樹脂部材6は、図示したようにAC電源
入力端子1及びAC電源出力端子4の連結側端部のみを覆
って当該入力端子1と出力端子4とを離間状態で連結一
体化している。入力端子1にはコモンモードチョークコ
イル3の巻線5の一端が接続される穴7Aが1個形成され
ており、出力端子4には巻線の他端が接続される穴7Bと
外部接続リードのための穴7Cがそれぞれ形成されてい
る。
そして、第2図の電気回路を構成するように、コモン
モードチョークコイル3の各巻線5の一端を各入力端子
1の穴7Aに、各巻線5の他端を各出力端子4の穴7Bにそ
れぞれはんだ付け等で接続する。それから、前記アース
端子2とともに一対のAC電源入力端子1と樹脂成形金型
内に位置決め固定し、該樹脂成形金型を用いて例えば熱
可塑性樹脂で一体成形して樹脂成形体8を形成する。こ
の樹脂成形体8は絶縁ケースを構成するものであって、
前面にプラグと嵌合する凹部9及び取付用つば部10を有
し、前記凹部9内に前記一対の入力端子1及びアース端
子2の一端が突出する如く当該入力端子1及びアース端
子2は樹脂成形体8に固定されることになる。また、ア
ース端子2の他端と前記一対の出力端子4の端部は樹脂
成形体8の背面側に引き出される。前記取付用つば部10
には取付穴17が形成されている。
第4図は本考案の第2実施例を示しており、AC電源入
力端子1とAC電源出力端子4の連結に、予め絶縁樹脂で
形成された直方体状連結樹脂部材11を用いたものであ
る。該連結樹脂部材11は各端子が差し込まれる両端面に
差し込み用凹部13を有している。また、入力端子1と出
力端子4の連結する方の端部には差し込み部12がそれぞ
れ設けられており、この差し込み部12は連結樹脂部材11
の両端面の差し込み用凹部13に差し込んだ後に外れにく
い形状に形成されている。そして、連結樹脂部材の一端
面の差し込み用凹部13に前記入力端子1の差し込み部12
を、他端面の差し込み用凹部13に出力端子4の差し込み
部12をそれぞれ嵌入することにより、入力端子1と出力
端子4は絶縁状態で連結される。それから、前記第1実
施例と同様にコモンモードチョークコイル3を接続し、
アース端子2とともに樹脂成形を行ない、ACインレット
フィルタコネクタを作成する。
第5図は本考案の第3実施例を示しており、AC電源入
力端子1とAC電源出力端子4とを連結一体化し、かつ一
体化した入力端子1と出力端子4の対を所要間隔で保持
可能な連結樹脂部材14を用いている。この連結樹脂部材
14は一対の直方体状の端子連結部15とこれらを連結する
横連結部16とからなり、例えば相互に離間した入力端子
1と出力端子4の組を所定間隔で平行配置した状態で樹
脂で一体成形して作成する。あるいは、差し込み用凹部
を持つ連結樹脂部材14のみをあらかじめ樹脂成形し、あ
とから入力端子1と出力端子4を前述の第2実施例の場
合と同様に差し込むようにしても良い。いずれにして
も、連結樹脂部材14で一対の入力端子1と出力端子4を
一体化してから、上記第1実施例と同様に、コモンモー
ドチョークコイル3を接続し、アース端子2とともに樹
脂成形してACインレットフィルタコネクタを作成する。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のACインレットフィルタ
コネクタは、一対の入力端子のそれぞれを直方体状連結
樹脂部材を介して出力端子と連結して出力端子の移動を
防止し、それらの端子をアース端子とコモンモードチョ
ークコイルと共に樹脂で一体成形する構造としており、
コモンモードチョークコイルを収納するための絶縁ケー
スを別個に設ける場合に比べて構造を簡略化でき、また
入力端子と出力端子の位置関係が安定し作業性が良くな
り、樹脂で一体成形する際の衝撃による端子の移動を防
止し、不良発生を除去して歩留りの向上を図ることがで
きる。さらに、端子材料に無駄が無いので材料コストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るACインレットフィルタコネクタの
第1実施例を示す斜視図、第2図は同回路図、第3図は
同要部分解斜視図、第4図は本考案の第2実施例の要部
構成を示す斜視図、第5図は本考案の第3実施例の要部
構成を示す斜視図、第6図はコモンモードチョークコイ
ルの従来の樹脂封止構造体を説明する樹脂封止前の斜視
図、第7図は同樹脂封止後の斜視図、第8図はACインレ
ットフィルタコネクタの従来例を説明するための分解斜
視図、第9図はACインレットフィルタコネクタの他の従
来例を説明するための分解斜視図である。 1……AC電源入力端子、2……アース端子、3……コモ
ンモードチョークコイル、4……AC電源出力端子、5…
…巻線、6,11,14……連結樹脂部材、7A,7B,7C……穴、
8……樹脂成形体、9……凹部、10……取付用つば部、
12……差し込み部、13……差し込み用凹部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ケースの前面凹部に先端が突出した一
    対の入力端子及びアース端子と、前記前面凹部の背後側
    に配置される一対の巻線を有するコモンモードチョーク
    と、前記絶縁ケースの背面側に引き出される一対の出力
    端子とを備えたACインレットフィルタコネクタにおい
    て、 直方体状の連結樹脂部材で、前記入力端子及び出力端子
    の連結側端部のみを覆って当該入力端子と出力端子とを
    離間状態で連結一体化し、前記連結樹脂部材の外側に配
    置された前記コモンモードチョークコイルの各巻線の一
    端を各入力端子に、他端を各出力端子にそれぞれ接続
    し、前記入力端子、出力端子、アース端子及びコモンモ
    ードチョークコイルを樹脂により一体成形した樹脂成形
    体で前記絶縁ケースを構成してなることを特徴とするAC
    インレットフィルタコネクタ。
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