JP2528869B2 - インストルメントパネル - Google Patents
インストルメントパネルInfo
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- JP2528869B2 JP2528869B2 JP62078457A JP7845787A JP2528869B2 JP 2528869 B2 JP2528869 B2 JP 2528869B2 JP 62078457 A JP62078457 A JP 62078457A JP 7845787 A JP7845787 A JP 7845787A JP 2528869 B2 JP2528869 B2 JP 2528869B2
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- Japan
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- instrument panel
- duct
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、自動車に取付けられるインストルメントパ
ネルの構成に関するものである。
ネルの構成に関するものである。
パネルの内部にエアダクトを具備せしめる構造の従来
のインストルメントパネルは、例えば第３図に示す如き
構造のものがある。このインストルメントパネルの構成
は、塩化ビニール等の樹脂シートを素材として真空成形
した表皮11と、鋼板等を素材としてプレス形成してなる
芯材12と、その芯材12と表皮11との間に、ウレタン樹脂
等を発泡成形せしめてなるクッション層13を形成してイ
ンストルメントパッド14を形成し、さらにこのインスト
ルメントパッド14に、ブロー成形、又は射出成形等によ
り予め形成されているエアダクト15の表側に取付けて、
エアダクト一体のインストルメントパネルを得ているも
のであった。
のインストルメントパネルは、例えば第３図に示す如き
構造のものがある。このインストルメントパネルの構成
は、塩化ビニール等の樹脂シートを素材として真空成形
した表皮11と、鋼板等を素材としてプレス形成してなる
芯材12と、その芯材12と表皮11との間に、ウレタン樹脂
等を発泡成形せしめてなるクッション層13を形成してイ
ンストルメントパッド14を形成し、さらにこのインスト
ルメントパッド14に、ブロー成形、又は射出成形等によ
り予め形成されているエアダクト15の表側に取付けて、
エアダクト一体のインストルメントパネルを得ているも
のであった。
しかしながら、このようなエアダクト一体のインスト
ルメントパネルの製造工程にあっては、表皮11の成形工
程，芯材12の成形工程，注入発泡によるクッション層13
の成形工程，さらには、エアダクト15の成形工程，この
エアダクト15と上記インストルメントパッド14との結合
工程等が必要であって、完成されるまでに多くの工程が
必要となって、製産性が悪い。また表皮11と芯材12との
間に発泡成形したクッション層13と、表皮11又は芯材12
との接着性が悪かったり、その発泡成形時に表皮11に皺
が生じる、さらには発泡剤の注入時に、該発泡剤が洩出
する等の問題点があり、良質の製品が得られなかった。
ルメントパネルの製造工程にあっては、表皮11の成形工
程，芯材12の成形工程，注入発泡によるクッション層13
の成形工程，さらには、エアダクト15の成形工程，この
エアダクト15と上記インストルメントパッド14との結合
工程等が必要であって、完成されるまでに多くの工程が
必要となって、製産性が悪い。また表皮11と芯材12との
間に発泡成形したクッション層13と、表皮11又は芯材12
との接着性が悪かったり、その発泡成形時に表皮11に皺
が生じる、さらには発泡剤の注入時に、該発泡剤が洩出
する等の問題点があり、良質の製品が得られなかった。
本発明はかかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、エアダクトとそのエアダクトの周囲に位置される表
皮とを、ブロー成形により同時成形し、さらにそのエア
ダクトと表皮との間に形成された袋状部内に粒状の充填
材を充填することにより、製造工程を簡素化して良質の
インストルメントパネルを生産することができるように
したものである。
で、エアダクトとそのエアダクトの周囲に位置される表
皮とを、ブロー成形により同時成形し、さらにそのエア
ダクトと表皮との間に形成された袋状部内に粒状の充填
材を充填することにより、製造工程を簡素化して良質の
インストルメントパネルを生産することができるように
したものである。
以下に本発明の第１図及び第２図に示す実施例に基い
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
１は硬質樹脂によりブロー成形されるエアダクトであ
って、このエアダクトのブロー成形と同時に、該エアダ
クトの外側に位置される表皮２を軟質樹脂でブロー成形
するものである。このエアダクト１と表皮２との同時ブ
ロー成形時において、そのエアダクト１と表皮２とが接
着されないように、エアダクト１と表皮２の間にエアー
を供給して中空部を形成する。次いでこの中空部即ちエ
アダクト１と表皮２との間に発泡ビーズ又はバルーン等
の発泡樹脂粒子３を充填することにより、この発泡樹脂
粒子３が衝撃吸収のクッション機能を有するインストル
メントパネル４が構成されるものである。
って、このエアダクトのブロー成形と同時に、該エアダ
クトの外側に位置される表皮２を軟質樹脂でブロー成形
するものである。このエアダクト１と表皮２との同時ブ
ロー成形時において、そのエアダクト１と表皮２とが接
着されないように、エアダクト１と表皮２の間にエアー
を供給して中空部を形成する。次いでこの中空部即ちエ
アダクト１と表皮２との間に発泡ビーズ又はバルーン等
の発泡樹脂粒子３を充填することにより、この発泡樹脂
粒子３が衝撃吸収のクッション機能を有するインストル
メントパネル４が構成されるものである。
このように本実施例においては、エアダクト１と表皮
２とがブロー成形により同時形成されることから、従来
のようにエアダクトと表皮とを個別に成形する多工程が
省け、生産性を高めることができる。さらに本実施例で
はエアダクト１と表皮２との間に形成された空間部に、
発泡樹脂粒子３を充填して衝撃吸収機能をもたせるもの
であるから、従来の発泡成形工程が省け、さらには発泡
材の洩出または不均一発泡等による衝撃材硬度の不均一
性等による不具合が解消でき、全体に亘って均一なる衝
撃吸収層が形成される良質の製品即ちインストルメント
パネルを量産化することもできる効果がある。
２とがブロー成形により同時形成されることから、従来
のようにエアダクトと表皮とを個別に成形する多工程が
省け、生産性を高めることができる。さらに本実施例で
はエアダクト１と表皮２との間に形成された空間部に、
発泡樹脂粒子３を充填して衝撃吸収機能をもたせるもの
であるから、従来の発泡成形工程が省け、さらには発泡
材の洩出または不均一発泡等による衝撃材硬度の不均一
性等による不具合が解消でき、全体に亘って均一なる衝
撃吸収層が形成される良質の製品即ちインストルメント
パネルを量産化することもできる効果がある。
以上のように本発明は、ブロー成形により形成された
硬質樹脂材料のダクト部１と、該ダクト部１の外周に該
外周の一部と融着され該ダクト部を包囲するように該ダ
クト部と一体的にブロー成形された表皮部２と、該表皮
部２と前記ダクト部１の間に充填される発泡樹脂粒子３
とから成ることを特徴とするインストルメントパネルで
ある。
硬質樹脂材料のダクト部１と、該ダクト部１の外周に該
外周の一部と融着され該ダクト部を包囲するように該ダ
クト部と一体的にブロー成形された表皮部２と、該表皮
部２と前記ダクト部１の間に充填される発泡樹脂粒子３
とから成ることを特徴とするインストルメントパネルで
ある。
従ってこの発明によれば、ダクト部１と表皮部２と
が、ブロー成形により同時形成されることから、従来の
ようにダクト部と表皮部とを個別に成形する多工程が省
けるので、生産性を高めることができる。さらに本発明
ではダクト部１と表皮部２との間に形成された空間部
に、発泡樹脂粒子３を充填して衝撃吸収機能をもたせる
ものであるから、従来の発泡成形工程が省け、さらには
発泡剤の洩出または不均一発泡等による衝撃材硬度の不
均一性等による不具合が解消でき、全体に亘って均一な
る衝撃吸収層が形成される良質の製品即ちインストルメ
ントパネルを量産化することもできる効果がある。
が、ブロー成形により同時形成されることから、従来の
ようにダクト部と表皮部とを個別に成形する多工程が省
けるので、生産性を高めることができる。さらに本発明
ではダクト部１と表皮部２との間に形成された空間部
に、発泡樹脂粒子３を充填して衝撃吸収機能をもたせる
ものであるから、従来の発泡成形工程が省け、さらには
発泡剤の洩出または不均一発泡等による衝撃材硬度の不
均一性等による不具合が解消でき、全体に亘って均一な
る衝撃吸収層が形成される良質の製品即ちインストルメ
ントパネルを量産化することもできる効果がある。
第１図は本実施例よりなるインストルメントパネルを示
した斜視図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、
第３図は従来例の斜視図である。 １……エアダクト、２……表皮 ３……発泡樹脂粒子 ４……インストルメントパネル
した斜視図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、
第３図は従来例の斜視図である。 １……エアダクト、２……表皮 ３……発泡樹脂粒子 ４……インストルメントパネル
Claims (1)
- 【請求項１】ブロー成形により形成された硬質樹脂材料
のダクト部（１）と、該ダクト部（１）の外周に該外周
の一部と融着され該ダクト部を包囲するように該ダクト
部と一体的にブロー成形された表皮部（２）と、該表皮
部（２）と前記ダクト部（１）の間に充填される発泡樹
脂粒子（３）とから成ることを特徴とするインストルメ
ントパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62078457A JP2528869B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | インストルメントパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62078457A JP2528869B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | インストルメントパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63242736A JPS63242736A (ja) | 1988-10-07 |
| JP2528869B2 true JP2528869B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=13662563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62078457A Expired - Fee Related JP2528869B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | インストルメントパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528869B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2756514B1 (fr) * | 1996-12-04 | 2001-09-28 | Valeo Climatisation | Conduit d'air pour planche de bord de vehicule automobile |
| US6174470B1 (en) | 1998-12-04 | 2001-01-16 | Ford Global Technologies, Inc. | Method for blow-molding an automotive instrument panel having an integral airbag door |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP62078457A patent/JP2528869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63242736A (ja) | 1988-10-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |