JP2528348Y2 - 補修用管継手 - Google Patents

補修用管継手

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JP2528348Y2
JP2528348Y2 JP1991109475U JP10947591U JP2528348Y2 JP 2528348 Y2 JP2528348 Y2 JP 2528348Y2 JP 1991109475 U JP1991109475 U JP 1991109475U JP 10947591 U JP10947591 U JP 10947591U JP 2528348 Y2 JP2528348 Y2 JP 2528348Y2
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pipe
pipe joint
repair
casing
rubber sleeve
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良平 阿部
利雄 湯原
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Sho Bond Corp
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Sho Bond Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種流体移送管の管継
手の、特にねじ込み式継手の接合個所からの流体の漏洩
個所を水密、油密及び気密を保つ補修に対して有効な補
修用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管体の破孔又は亀裂に対する補修
及びねじ込み式管継手のねじ込み接合個所の補修には、
機械的な圧着方式、物理的、化学的な融着方式の管継手
が多く採用されている。
【0003】機械的な圧着方式の補修用管継手は充分な
圧着力を得るために多くの太いボルトと堅牢なケーシン
グが必要であり、補修用管継手の外形が大きく、重量が
重く取扱いが困難で、さらには、多くのボルトを締め込
む必要から取り付けに時間が掛かり熟練を要していた。
【0004】ところが、近年、管体の破孔又は亀裂に対
する補修用として内圧封止式の補修用管継手が実用新案
登録第1799475号(実公昭64−3896)で提
案された。
【0005】この提案は、自らの圧力によって、ゴムス
リーブのゴムリップを管内を流通する流体の自らの圧力
によって圧着する内圧封止式、二つ割れ方式の管継手
で、シールゴムを圧着させるためのケーシングの緊結ボ
ルトの締め付け力はさほど必要とせず、ケーシングの構
造は、薄い鋼板で軽量なものを作ることができ、取扱い
も簡単にでき、有効で汎用的な補修用管継手である。
【0006】しかしながら、本考案における補修対象と
しての管継手と管との接合個所の補修には管継手と管の
外径が異なるのでそのまま使用することはできない。
【0007】管継手と管との外径の差を埋めるためだけ
であれば、ケーシング片に縁部を設け、この縁部の長さ
を管外径と管継手外径に合せて、管側を長く、管継手側
を短くすることにより解決するが、これだけでは実用に
不十分である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】管継手と管の接合部に
一対のケーシング片を向い合わせて締め付けると縁部の
内周も縮小し、ひずみを生じてケーシング片の破損の原
因となったり、管継手の外径寸法に誤差があると縁部が
外径に十分に接触せず必要な摩擦力を得られない。
【0009】また、一対のケーシング片の内面に内圧封
止式のゴムスリーブを装着しているので、ゴムスリーブ
の内面に漏洩した管内流体の圧力がゴムスリーブに均等
に伝達し、さらにケーシング片の内面に直角に均等に伝
達し、その圧力は管軸と水平方向の分力と直角方向の分
力に分けられるが、この分力を総合計すると管の外径と
管継手の外径を比較して細い側の方向に水平方向分力が
大きくなり、この方向に補修用管継手が移動するおそれ
がある。本考案は、管継手と管の外形の差を埋めるとと
もにこのような点を解決せんとするものである。
【0010】
【問題を解決するための手段】本考案は、補修を必要と
する接合部の管継手と管の外径差を埋めるとともにケー
シング片の破損を防止するため、補修用管継手の構造を
半円帯状の両外周に、間隙を設けて不連続となり、一方
の外周と他方の外周とでは長さが異なり、かつ、管軸方
向へ管継手の内側又は外側に折り曲がり角度を持つ対向
する縁部を形成した一対のケーシング片を向い合わせ、
ケーシング片の両縁部に接する内面にゴムリップを形成
したゴムスリーブを装着し、締結ボルトにより組み合わ
せ一個の円筒状になるように形成した。
【0011】また、好ましい構造としては、縁部の長さ
方向の先端に突起を形成した。
【0012】つぎに、本考案の実施例を図面に基いて説
明する。
【0013】
【実施例】図1は、本考案の補修用管継手の実施例を示
す斜視図、図2は、図1に示した補修用管継手の管軸方
向に直角な断面図、図3は、図2のA−A断面図、図4
は、図2のB−B断面図、図5は、補修用管継手の縁部
の詳細図、図6は、ケーシング片をみぞ形形状にするの
縁部の状態を示す平面図、図7は、本考案に係る補修用
管継手を管継手と管の接合個所に応用したところを示す
断面概略図である。
【0014】まず、図1から図6に基いて具体的に説明
する。
【0015】ケーシング片1、2は、薄鋼板の半円帯状
の両外周に、一方の外周と他方の外周とで長さの異なる
縁部14、15を連接して折り曲げ、みぞ形形状に形成
されてなる。
【0016】このケーシング片1、2は互いに向い合っ
て締結するための公知の手段、この実施例では、一方の
端部にヒンジピン9、リンク10を介して互いに連結す
るヒンジピン挿通孔を有する挿通片17とケーシング1
のもう一方の端部に緊結ボルト11と一体となったピン
12の挿通孔を有する挿通片18、ケーシング2のもう
一方の端部に緊結ボルトを渡すU字形の切り欠きと締め
付け用座金付きナット13を引掛ける台座19を備えて
なる。
【0017】ケーシング片1、2の縁部14、15は、
間隙20を設けて不連続となり、補修対象となる管と管
継手にあって、水平方向の圧力に対して、管軸方向へ管
継手の内側又は外側に折り曲がり角度を持つように形成
され、先端に管外径及び管継手外径に接触して食い込む
突起16を有している。
【0018】ここで、縁部14、15の長さは、補修対
象となる管と管継手の接合個所をまたいで、管側の縁部
14は長く、管継手側縁部15は短く、それらの長さの
差は、管と管継手の外径の半径の差にほぼ等しい。
【0019】ゴムスリーブ5は、その両側をケーシング
片1、2の内側にあって、縁部14、15に接する内圧
封止式のゴムリップ7、8及びゴムリップ7、8のほぼ
中間部に突起状のゴムリップ6を装備してなり、ケーシ
ング片1、2の内側に装着される。このゴムスリーブ5
には、ケーシング片1側の先端付近に補助ケーシング片
4と、全長の中間付近に補助ケーシング3が接着され、
ゴムスリーブ5はケーシング片1にあらかじめ接着して
なっている。
【0020】かくして、ケーシング1、2とは、ケーシ
ング片1と2が互いに向い合ってヒンジピン9とリンク
10を介して連結し、さらに締結ボルト11と一体とな
ったピン12を締結ボルト11に螺合した座金付きナッ
ト13を締め込むことにより一体化され、その内面にゴ
ムスリーブ5を装着する。
【0021】ここで、補助ケーシング3は、ゴムスリー
ブ5に接着され、ヒンジピン9とリンク10で連結され
たケーシング片1、2の向い合わせ部におけるゴムスリ
ーブ5の露出を覆い、同様に補助ケーシング4はゴムス
リーブの突き合わせ部の一方に接着し、締結ボルト11
の締め付け部におけるケーシング片1、2の向い合わせ
部のゴムスリーブ5の露出を覆うようにしている。
【0022】つぎに、図に基づき、使用状況を説明す
る。まず、漏洩を生じた管Aとねじ込み式管継手Bの外
周にゴムスリーブ5のゴムリップ7を管Aの外周に、ゴ
ムリップ8をねじ込み式管継手Bの外周に接触するよう
に、さらに突起状のゴムリップ6をねじ込み式管継手B
の側面に接触するとともにゴムスリーブの切断端部を突
き合わせるようにして囲撓し、その外周を前記ケーシン
グ片1、2で囲撓固定する。固定の仕方は上述したよう
に対向した挿通片18を挿通したピン12と一体のボル
ト11に螺合した座金付きナット13を台座19に引っ
掛け緊結することにより行う。なお、ゴムスリーブ5の
端部は補助ケーシング4の位置で突き合わせるものとす
る。
【0023】
【考案の効果】本考案は、上述のようにしてなるので、
つぎの効果を有する。請求項1において、ケーシング片
の外周に、一方の外周と他方の外周とでは長さの異なる
縁部を設けたので、補修を必要とする接合部の管と管継
手の外径差を埋めることができるとともにこの縁部を間
隔を設けて不連続としたのでケーシング片の締め付け時
における縁部内周の縮小方向のひずみの発生を防止でき
る。
【0024】そして、ケーシング片の縁部を管軸方向へ
管継手の内側又は外側に折り曲がり角度を持たせたの
で、管継手の外径寸法に誤差があっても締め付け時に縁
部が内側又は外側に広がり、寸法誤差に追随できるとと
もに管継手に対する管軸方向への水平方向の圧力に対し
ても管への摩擦力又は食い込みによって、補修用管継手
の水平移動を防止することができる。
【0025】ケーシング片の縁部の長さ方向の先端に突
起を形成したので、この突起が、管外周や管継手外周に
よく食い込み、水平移動の防止の作用が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の補修用管継手の実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した補修用管継手の管軸方向に直角な
断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】補修用管継手の縁部の詳細図である。
【図6】ケーシング片をみぞ形形状にする前の縁部の状
態を示す平面図である。
【図7】補修用管継手を管と管継手の接合個所に応用し
たところを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング片 2 ケーシング片 5 ゴムスリーブ 6 ゴムリップ 7 ゴムリップ 8 ゴムリップ 14 縁部 15 縁部 20 間隙

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円帯状の両外周に、間隙を設けて不連
    続となり、一方の外周と他方の外周とでは長さが異な
    り、かつ、管軸方向へ管継手の内側又は外側に折り曲が
    り角度を持つ対向する縁部を形成した一対のケーシング
    片を向い合わせ、内面に内圧封止式のゴムスリーブを装
    着し、締結ボルトにより組み合わせ、一個の円筒状にし
    たことを特徴とする補修用管継手。
  2. 【請求項2】 半円帯状の両外周に間隙を設けて不連続
    となり、一方の外周と他方の外周とでは長さが異なり、
    先端に突起を有し、かつ、管軸方向へ管継手の内側又は
    外側に折り曲がり角度を持つ対向する縁部を形成した一
    対のケーシング片を向い合わせ、内面に内圧封止式のゴ
    ムスリーブを装着し、締結ボルトにより組み合わせ、一
    個の円筒状にしたことを特徴とする補修用管継手。
JP1991109475U 1991-12-12 1991-12-12 補修用管継手 Expired - Lifetime JP2528348Y2 (ja)

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JPH0552495U JPH0552495U (ja) 1993-07-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5884289A (ja) * 1981-11-05 1983-05-20 イマヌエル・ストラウブ 管継ぎ手

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5884289A (ja) * 1981-11-05 1983-05-20 イマヌエル・ストラウブ 管継ぎ手

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JPH0552495U (ja) 1993-07-13

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