JP2527532Y2 - ワイパのピボット軸防水構造 - Google Patents

ワイパのピボット軸防水構造

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JP2527532Y2
JP2527532Y2 JP8617792U JP8617792U JP2527532Y2 JP 2527532 Y2 JP2527532 Y2 JP 2527532Y2 JP 8617792 U JP8617792 U JP 8617792U JP 8617792 U JP8617792 U JP 8617792U JP 2527532 Y2 JP2527532 Y2 JP 2527532Y2
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JP
Japan
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pivot shaft
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cap
vehicle body
waterproof structure
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JP8617792U
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政巳 原
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等に搭載されるワ
イパのピボット軸防水構造に係わり、詳しくは、ピボッ
ト軸と車体との隙間の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイパアームの軸心に固定さ
れワイパアームと共に往復回動運動する金属製のピボッ
ト軸は、ワイパリンク機構に連結され、車体側に固定さ
れたハウジングボスによって回動自在に軸支されてい
る。そして、ピボット軸には、前記ハウジングボスに対
する軸方向への移動を防止するためのリング状のティー
スワッシャが圧入されている。また、車体から突出した
ピボット軸と車体との隙間の防水対策として、ピボット
軸の外周部に密接するリップ部を有した弾性体のキャッ
プを車体側に取り付けることによって隙間内への雨滴等
の浸入を防止している。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】しかし、上記ティースワッシャおよび上記
ピボット軸は共に金属製であるため、ティースワッシャ
をピボット軸に圧入する際に互いに擦れ合いピボット軸
の外周部に軸方向に走る傷がついてしまうという問題が
あった。その結果、ピボット軸の外周部に密接するキャ
ップのリップ部と傷との隙間から雨滴が浸入し、ピボッ
ト軸、ハウジングボス等の金属部分に錆が発生してしま
う。
【0004】そこで本考案は、上記事実を考慮し、ティ
ースワッシャをピボット軸に圧入する際、ピボット軸側
に傷がついてもピボット軸とキャップとの隙間を確実に
防水できるワイパのピボット軸防水構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本考案は、車体のウインドシールドガラスを払拭す
るワイパアームの軸心に固定され該ワイパアームと共に
往復回動運動するピボット軸、該ピボット軸を前記車体
に回動自在に軸支するハウジングボス、該ハウジングボ
スに対する前記ピボット軸の軸方向への移動を防止する
ために該ピボット軸の外周に圧入されたリング状のティ
ースワッシャ、および前記ピボット軸と前記車体との隙
間を防水する弾性体から成るキャップを具備し、該キャ
ップは前記車体に取り付けられる取り付け部と前記ピボ
ット軸に摺接する円環状のリップ部とを有するワイパの
ピボット軸防水構造において、前記ピボット軸はピボッ
ト軸本体と外周部とから成り、該外周部は前記ピボット
軸本体に圧入され該ピボット軸本体の表面を覆う合成樹
脂製の円筒部材から成り、前記キャップの前記リップ部
が該円筒部材の周面に密接していると共に、前記ティー
スワッシャは前記ピボット軸本体の外周に接して挿嵌さ
れていることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、本考案のワイパのピボット
軸防水構造は、ハウジングボスに対するピボット軸本体
の軸方向への移動を防止するためのティースワッシャが
該ピボット軸本体の外周に接して挿嵌されている。前記
ティースワッシャは前記ピボット軸本体に圧入されるた
め、前記ピボット軸本体の外周に軸方向に走る傷がつい
てしまう。しかし、傷のついた前記ピボット軸本体に合
成樹脂製の円筒部材が圧入され、ピボット軸本体の表面
が覆われるため、キャップの一部を成す円環状のリップ
部がピボット軸の外周部を成す前記円筒部材の周面に密
接する。したがって、前記円筒部材の周面には傷がない
ため、前記リップ部と前記円筒部材との間には隙間はな
くなり前記ピボット軸と前記リップ部との間からの雨滴
等の浸入を確実に防止することができる。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案では、ティー
スワッシャをピボット軸本体に圧入する際にピボット軸
本体に傷がついても、ピボット軸とキャップとの隙間を
確実に防水でき金属部分の錆の発生を防止することがで
きる。
【0008】
【実施例】次に、本考案のワイパのピボット軸防水構造
に係わる一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】本発明の実施例のワイパのピボット軸防水
構造10において、図1に示すように、ピボット軸12
は、一端がアームヘッド20の軸心に固定され、他端が
図示しないワイパモータ等を具備したワイパリンク機構
30に固定されている。そして、ピボット軸12は、ワ
イパリンク機構30の駆動に伴いアームヘッド20を往
復回動運動させ、該アームヘッド20に連結された図示
しないワイパアームが、車体50の図示しないウインド
シールド面上を往復回動運動する。また、ピボット軸1
2は、ハウジングボス14によって軸支されており、該
ハウジングボス14は、ワイパリンク機構30の一部に
固定され、且つ、車体50に対してピボット軸12を回
動自在に軸支している。さらに、ピボット軸12と車体
50との隙間は後述するキャップ40によって閉塞され
ており、車体50の外部から隙間内への雨滴等の浸入を
防止している。
【0010】ここで、上記ピボット軸12は、図2に示
すように、金属部材から成る円柱状のピボット軸本体1
2aおよびピボット軸12の外周部を成す合成樹脂製の
円筒状のカラー12bによって構成されている。該カラ
ー12bは本考案の円筒部材を成している。そして、ピ
ボット軸本体12aには金属部材から成るリング状のテ
ィースワッシャ16が圧入されており、ピボット軸本体
12aが上記ハウジングボス14に対して軸方向に移動
するのを防止している。また、ティースワッシャ16が
圧入されたピボット軸本体12aには前記カラー12b
が圧入されており、カラー12bはピボット軸本体12
aと共に往復回動運動する。
【0011】一方、上記キャップ40は、クロロプレン
系の合成ゴム部材から成り、内部にピボット軸12がハ
ウジングボス14と共に挿入されている。そして、キャ
ップ40には、車体50に取り付けられる取り付け部4
0aとピボット軸12の先端側に設けられたリップ部4
0bとが一体的に形成されている。また、取り付け部4
0aの周辺はリップ部40bの周辺に比べて肉厚に形成
されており、取り付け部40aは肉厚な部分に円環状に
設けられた切り込み部40cを有し、該切り込み部40
cはキャップ40を切り込み部40cにて車体50に嵌
合させている。そして、キャップ40は上述したように
合成ゴム部材であるため、切り込み部40cが弾性によ
って車体50に隙間なく嵌合され外部からの雨滴等の浸
入を防止している。一方、リップ部40bは円環状、且
つ、断面凹凸状に形成されており、リップ部40bの凸
部40dの内周全体は常にカラー12bの外周に密接し
ている。そして、リップ部40bの外部周辺は前記アー
ムヘッド20に形成された周壁部20aによって囲ま
れ、且つ、上記リップ部40bの凸部40dがピボット
軸12に対して隙間を閉塞しているため外部からの雨滴
等の浸入が防止される。さらに、キャップ40におい
て、リップ部40bの外周側には円環状の溝部40eが
形成されており車体50側からの跳ね返りによる雨滴等
の浸入をさらに防止している。
【0012】ここで、本実施例のワイパのピボット軸防
水構造の組立工程において、ティースワッシャ16をピ
ボット軸本体12aに圧入する際、ティースワッシャ1
6およびピボット軸本体12aは共に金属部材であるた
めに、互いが擦れ合いピボット軸本体12aの軸方向に
傷がついてしまう。しかし、傷のついたピボット軸本体
12aの外周に合成樹脂製の上記カラー12bが圧入さ
れるため、傷はカラー12bによって覆われ塞がれる。
そして、リップ部40bの凸部40dの内周全体がピボ
ット軸12の外周部を成す前記カラー12bの周面に密
接する。したがって、カラー12bの外周面には傷がな
いため、リップ部40bの凸部40dとカラー12bの
外周面との間には隙間はなくなりピボット軸12とリッ
プ部40bとの間からの雨滴等の浸入を確実に防止する
ことができる。
【0013】以上述べたように、本実施例において、テ
ィースワッシャをピボット軸本体に圧入する際にピボッ
ト軸本体に傷がついても、ピボット軸本体に合成樹脂製
のカラーを圧入させることによってピボット軸とキャッ
プとの隙間が確実に防水され、ピボット軸本体、ティー
スワッシャ、ハウジングボス等、金属部分の錆の発生を
防止することができる。
【0014】また、本実施例において、傷がついたピボ
ット軸本体にカラーを圧入させることで、従来、往復回
動運動中に傷とリップ部との密接部に発生していた雑音
を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイパのピボット軸防水構造に係わる
一実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】上記実施例における一部断面拡大図である。
【符号の説明】
10 ワイパのピボット軸防水構造 12 ピボット軸 12a ピボット軸本体 12b 円筒部材 14 ハウジングボス 16 ティースワッシャ 40 キャップ 40a 取り付け部 40b リップ部 50 車体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のウインドシールドを払拭するワイ
    パアームの軸心に固定され該ワイパアームと共に往復回
    動運動するピボット軸、 該ピボット軸を前記車体に回動自在に軸支するハウジン
    グボス、 該ハウジングボスに対する前記ピボット軸の軸方向への
    移動を防止するために該ピボット軸の外周に圧入された
    リング状のティースワッシャ、および前記ピボット軸と
    前記車体との隙間を防水する弾性体から成るキャップを
    具備し、該キャップは前記車体に取り付けられる取り付
    け部と前記ピボット軸に摺接する円環状のリップ部とを
    有するワイパのピボット軸防水構造において、 前記ピボット軸はピボット軸本体と外周部とから成り、
    該外周部は前記ピボット軸本体に圧入され該ピボット軸
    本体の表面を覆う合成樹脂製の円筒部材から成り、前記
    キャップの前記リップ部が該円筒部材の周面に密接して
    いると共に、前記ティースワッシャは前記ピボット軸本
    体の外周に接して挿嵌されていることを特徴とするワイ
    パのピボット軸防水構造。
JP8617792U 1992-11-20 1992-11-20 ワイパのピボット軸防水構造 Expired - Lifetime JP2527532Y2 (ja)

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JPH0642475U JPH0642475U (ja) 1994-06-07
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JP2000344058A (ja) * 1999-06-04 2000-12-12 Asmo Co Ltd ワイパピボット

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