JP2527457Y2 - 身長測定装置 - Google Patents

身長測定装置

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JP2527457Y2
JP2527457Y2 JP1992072396U JP7239692U JP2527457Y2 JP 2527457 Y2 JP2527457 Y2 JP 2527457Y2 JP 1992072396 U JP1992072396 U JP 1992072396U JP 7239692 U JP7239692 U JP 7239692U JP 2527457 Y2 JP2527457 Y2 JP 2527457Y2
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豊彦 赤沢
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カーソルを頭頂に接触
させて計測する身長測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カーソルを頭頂に接触させて身長を測定
する自動身長計には、カーソルの下面に頭頂への当接を
検出する停止検出手段が設けられており、測定の度毎に
カーソルの頭接するまでの下降と零点位置までの上昇
(復帰)を繰り返すものがある。このカーソルの停止検
出手段としては、圧力センサー(特公昭53−2583
号)、光センサー、リミットスイッチによるものなど各
種あり、これらの停止位置検出手段によって基準位置に
対するカーソルの変化の終点が検出されて身長が測定さ
れるようになっている。
【0003】しかし、カーソルの基準点(零点)は、最
大身長測定に合わせて2.2m以上に設定されており、
身長の小さい子供を測定する場合には、基準点から頭頂
までの距離が長く、カーソルの停止と基準位置までの復
帰に時間がかかりすぎる欠点がある。特に多勢を測定す
る学校、病院、フィットネスクラブなどでは効率良く速
く測定作業を行ないたいが、測定回数が多いためなかな
か捗らないという問題があった。なおかかる欠点は、カ
ーソルの昇降速度を速くすることにより回避可能である
が、カーソルが勢い良く頭頂に当るため、被測定者に不
快感を与えるばかりか、その圧接に伴い頭が移動して測
点誤差を招き易く、到底採用できるものではない。
【0004】またカーソルが頭頂部に当たるとカーソル
の下降を自動的に停止させるという実公平2−3224
3号なる提案もある。これは、図14に示すように、支
柱1に沿って下降するカーソル本体2に、枢軸3回りに
回動するレバー部材4が設けられ、このレバー部材4が
頭頂部に当って図14矢印A方向に回動すると、カーソ
ル本体2に設けた投受光センサー5の光結合路をレバー
部材4に設けた光結合路遮断片6が遮断し、これによっ
てカーソルの下降が自動的に停止し、カーソルが頭頂部
に勢いよく当たることがないというものである。
【0005】
【考案の解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術では、レバー部材4が枢軸3回りに回動する構造で
あるため、頭頂部がレバー部材4の枢軸3の近傍(図1
4矢印B参照)に当たった場合には、レバー部材4が回
動しない。このため頭頂部に当たるカーソルの衝撃の吸
収が十分でなく、しかも投受光センサー5が遮断されな
いためカーソルの下降が停止せず、痛い不快な思いをす
るとともに正確な身長測定もできないという問題があっ
た。
【0006】本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は被測定者に不快感を与えること
なく、カーソルを確実に停止することの可能な身長測定
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
めに、本考案に係る身長測定装置は、まず、被測定者乗
載用の基台と、前記基台から起立した支柱と、前記支柱
の上方に設けられ昇降可能な可動支柱と、前記可動支柱
に沿って昇降し、頭頂に接触して停止するカーソルと、
前記可動支柱内部に配設された昇降ベルトに固定され、
カーソルと一体に昇降移動するスライダーと、前記
カーソルの基準位置と頭頂への停止位置を検出する位置
センサーと、前記位置センサーの出力信号から身長を算
出する演算処理部と、を備える。 そして、被測定者の頭
部に当接する前記カーソル下面には、平行リンク機構を
介してカーソル本体に懸吊支持されて、前記基台の被測
定者乗載面と平行状態を保持しながらカーソル本体に対
し上昇動作可能とする当接板を設けるとともに、カー
ソル本体と当接板間に、カーソルの移動を停止させる
べく停止スイッチとして動作する当接板上昇検出手段を
設ける。 更に、前記スライダーを、水平断面コの字型の
ブラケットと、前記ブラケットの左右側面の上中下部を
それぞれ貫通して左右水平方向に配設された3本のロー
ラー軸と、前記上下2本のローラー軸の両端にそれぞれ
形成された2対のスライドローラーと、前記上下ローラ
ー軸の中間のローラー軸の両端に設けられた一対の脱輪
防止ローラと、前記脱輪防止用のローラ軸に前後方向に
螺合され、前記ブラケット背面に露出する前記脱輪防止
ローラを前後方向に移動させる調整ねじと、から構成す
る。 前記調整ねじの回動操作で、前記脱輪防止ローラを
前後方向に移動可能としたことにより、常に前記3対の
ローラーが前記可動支柱の内側面に上下に延設された一
対のガイド溝に沿って転動して、前記カーソルをスライ
ド昇降移動させることを特徴とする身長測定装置手段で
ある。
【0008】
【作用】 被測定者の頭頂部に当たった当接板は確実に
下降が妨げられてカーソル本体だけが左右前後方向にガ
タつくことなくスムーズに下降する。そして当接板上昇
検出手段がカーソル本体に対する当接板の上昇を検出
し、カーソル本体の下降動作を停止させる。平行リンク
機構を介してカーソル本体に懸吊支持された当接板は、
頭頂部が当接板のどの部位に当たろうが基台の被測定者
乗載面と常に平行状態を保持しながらカーソル本体に対
し上昇するので、当接板上昇検出手段がこれを確実に検
出する。
【0009】
【実施例】 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1から図12は本考案の一実施例である身長
体重測定装置を示すもので、図1は同装置の全体斜視
図、図2は同装置の電気コードのガイド構造を説明する
図、図3は、図2に示すプーリ周辺の要部拡大図、図4
は図2の一部拡大図、図5は図2の一部拡大図で、カー
ソルの支柱とのスライド係合部を断面で示す図、図6は
図2に示す線VI−VIに沿う断面図、図7は図5に示す線
VII −VII に沿う断面図、図8は図5に示す線VIII−VI
IIに沿う断面図、図9はカーソルの水平断面図、図10
はカーソル内の当接板の動きおよびカーソルのガイド溝
に沿っての走行を説明する断面図、図11はカーソル内
の当接板周辺の斜視図、図12はカーソルの走行路周辺
の斜視図である。
【0010】図1において、符号10は、内部に荷重検
出手段であるロードセルが収容されて、被測定者が乗る
ことのできる基台で、基台10からは長尺状の支柱20
が立設され、支柱20に組付けられたカーソル30が支
柱20に沿って昇降できる構造となっている。図4,5
に示すように、カーソル30の下面には、超音波発振子
32aと受信子32bからなり、被測定者の頭頂位置を
検出する検出手段である超音波センサユニット32が設
けられている。超音波発振子32aから発せられた超音
波が被測定者の頭頂部で反射して受信子32bで受信さ
れ、この発振から受信までの時間を測定することによっ
てカーソル30の頭頂部までの距離が検出される。図
2,3,4,5,7,8に示す符号37は、超音波セン
サユニット32に接続され、カーソル30から支柱20
内に導出する電気コードで、上方が後述するプーリ36
に巻回された後、支柱20内を垂下して下方が支柱20
内の下方に設けられた支持部材38に支持され(図2参
照)、さらに図示しないコネクターを介して支柱20外
に延びる電気コード37aに接続され、この電気コード
37aは表示部付きコントロールユニット40内の演算
処理部(図示せず)に接続されている。なお電気コード
37aは表面が絶縁被覆された横断面丸形の通常のコー
ドであるが、電気コード37は例えば、可撓性に富むフ
ラットケーブルで形成されている。
【0011】図4,5,9,10,12において、符号
62は、カーソル30の下面に上下昇降動作可能に設け
られた当接板であり、符号66は、カーソル本体61と
当接板62とを連結する平行リンク機構で、左右一対の
リンク67,67が前後方向にも所定距離離間して配設
された構造で、符号67aは左右のリンク67,67を
連結する水平プレート、符号68は枢支軸、符号69は
吊下部材を示す。
【0012】当接板62は、基台10の被測定者乗載面
と平行で、被測定者の頭頂部に直接当接する頭接板62
aと、頭接板62aの上方に頭接板62aと平行に配置
された天井板62bとが枠体状に一体化されたもので、
頭接板62aの前端部に折曲形成されたフック63がカ
ーソル本体61側のストッパ部64に掛止されて懸吊支
持されている。また天井板62bには、カーソル30か
ら頭頂部までの距離を測定するセンサである超音波発振
子32aと受信子32bとが固設されており、頭接板6
2aには超音波の送受信を妨げないように、孔62cが
開けられている。そしてカーソル30が下降し、頭頂部
にこの当接板62が当接すると、当接板62は平行リン
ク機構66によって平行状態を保持したまま上昇してカ
ーソル30が頭頂部に当たった際の衝撃を吸収する。ま
た当接板62とカーソル本体61間には、当接板62の
上昇を検出する手段であるフォトセンサー65が設けら
れている。即ち、当接板62には、左右方向に対向する
発光素子65aと受光素子65bとからなるフォトセン
サーが固設され、カーソル本体61側には当接板62の
上昇によってフォトセンサー65の光路を遮る遮光板6
5cが設けられている。このため当接板62が上昇する
と遮光板65cがフォトセンサー65の光路を遮断し、
このフォトセンサー65による信号が電気コード37,
37aを介してコントロールユニット40内の演算処理
部(図示せず)に入力する。そしてコントロールユニッ
ト40は後述するカーソル駆動用のモータMの駆動を停
止し、カーソル30の下降が止む。
【0013】支柱20は、基台10に固定された下側の
固定支柱27より少径で、この固定支柱27の内側に設
けられて固定支柱27に対し上下方向スライド可能に組
付けられた可動支柱21とからなり、固定支柱27に対
し可動支柱21を身長に合わせて上下スライドさせるこ
とによりカーソル30の高さを調整できる。即ち、背の
低い子供を測定する場合には、可動支柱21を固定支柱
27内にスライド挿入させてカーソル30を頭頂に接近
させておき、測定時におけるカーソル30の下降量を予
め小さくしておくことによって、短時間のうちに効率良
く身長が測定できる。
【0014】可動支柱21内の上端位置には、図2に示
すように上ローラ22が、下端位置には下ローラ23が
それぞれ設けられ、両ローラ22,23間にエンドレス
な歯付昇降ベルト24が介装されるとともに、下ローラ
23には、駆動用モータMの駆動力がギア機構25を介
して伝達されている。図2,6に示す符号25aは減速
機、符号21a,21bは下ローラ23やモータM等を
支持するブラケットで、可動支柱21の下端部に固定さ
れている。歯付昇降ベルト24には連結プレート30c
(図5参照)を介してカーソル30が連結されており、
可動支柱21の左右(身長体重測定装置を基台側から正
面視して左右)側面に対峙するカーソル30の側板3
1,31には、支柱21の背面側に設けられた縦スリッ
トS内を前後に貫通して延びるアーム部材80を介して
支柱21内に配設されたコの字型のブラケット70が固
定一体化され、このブラケット70の左右の側壁70
a,70b間には水平に延びるローラ軸28が上下方向
に離間して設けられ、このローラ軸28,28の両端部
には回転可能なスライドローラ28a,28bが設けら
れている。
【0015】そして、この4個のスライドローラ28
a,28bが可動支柱21の左右の内側面に形成されて
いる上下に延びるガイド溝82,82に沿って転動し、
ローラ28a,28bの設けられたブラケット70は支
柱21に沿って昇降動作するスライダーを構成してい
る。ブラケット70の上下方向略中央部には、スライド
ローラ28a,28bのガイド溝82からの脱落を防止
する一対の脱輪防止ローラ29aが設けられている。即
ち、ブラケット70の左右の側壁70a,70bには前
後に延びる長孔72が対向して設けられ、この長孔72
には脱軸防止ローラ29aを支承するローラ軸29が貫
通して設けられている。またこのローラ軸29およびブ
ラケット背面壁70cには調整ねじ74が螺合してお
り、この調整ねじ74を回動することによってローラ軸
29を長孔72に沿ってスライドでき、ローラ29aを
上下のスライドローラ28a,28bからガイド溝巾方
向に離間する方向に位置させて、常にローラ28a,2
8b,29aがガイド溝82に当接した状態に保持され
ている。またブラケット70の前面は、連結プレート3
0c,固定ねじ77を介して歯付き昇降ベルト24に固
定されている。このためカーソル30は一方の昇降ベル
ト24によりその移動方向へと誘導され、かつ前記スラ
イドローラ28a,28b,脱輪防止ローラ29aによ
り可動支柱21に沿って昇降する。なお符号75は固定
ねじ74の頭部とブラケット70間に介装された圧縮コ
イルスプリングで、ねじ74が勝手に弛まないようにす
るためのものである。また脱軸防止ローラ29aは図9
に示されるように円錐台形状に形成されており、これに
よってカーソル30はガイド溝巾方向(図9に示すX方
向)および左右方向(図9に示すY方向)に位置決めさ
れ、X,Yのいずれの方向にもガタつくことなく支柱2
1に沿ってスムーズにスライド走行できる。
【0016】前記歯付昇降ベルト24は、上下のローラ
22,23間において上下に平行に延びており、互いに
反対方向に走行するベルト24,24間には、ベルト2
4と平行に上下に延びる固定ラック26が設けられてい
る。図示例では、この固定ラック26は高剛性のベルト
で形成されており、この固定ラック26と一方の歯付昇
降ベルト24の間には、カーソル30の側板31,31
に枢支されているピニオンギア33が係合している。こ
のピニオンギヤ33は、カーソル30位置より上方位置
に設けられており、図7,8に示すように、ピニオンギ
ヤ33の前後(身長体重測定装置を基台側から正面視し
て前後)にはブラケット39に一体化された押えローラ
34,35が設けられ、ピニオンギヤ33が固定ラック
26の歯と昇降ベルト24の歯と的確に噛み合う構造と
なっている。このためピニオンギヤ33は一方の昇降ベ
ルト24の走行に伴って回転しつつ昇降ベルトの走行方
向へスライド、即ち転動する。また図7,8に示すよう
に、ピニオンギヤ33には、電気コード巻回ガイド用プ
ーリ36が同軸で一体化されており、前記センサユニッ
ト32から延びる電気コード37がこのプーリ36に巻
回されて下方に延び、下方に延びた電気コード37は前
述した様に固定支柱27の下端部に支持部材38によっ
て固定支持されている。このため支持部材38とカーソ
ル30間の電気コード37は弛むことなく一定の緊張状
態に保持される。即ち昇降ベルト24の上下走行に伴っ
てピニオンギヤ33(プーリ36)が固定ラック26に
沿って転動し、ピニオンギヤ33の昇降量H2は昇降ベ
ルト24(カーソル30)の昇降量H1の1/2である
ため、カーソル30の昇降に伴ってプーリ36も昇降
し、電気コード37は弛みのない常に一定の緊張状態に
保持される。
【0017】図6の符号46は昇降ベルト駆動用のロー
ラ23に軸着されたディスクであり、ディスク46の周
縁部にはスリットが等ピッチに形成されている。そして
ディスク46のスリットを挾んでフォトセンサーのセン
シング部47a,47bが設けられ、デイスク46の回
転量、すなわちカーソル30の移動を検出する距離セン
サーであるロータリーエンコーダ45が構成されてい
る。このロータリーエンコーダ45の出力は、支柱20
から延びる電気コード37aを介して、コントロールユ
ニット40内の演算処理部(図示せず)に入力され、こ
の演算処理部において基準位置からのカーソルの移動量
が算出され、これを基にして身長が算出されてコントロ
ールユニット40の表示部に表示される。
【0018】なお演算処理部には、超音波センサーユニ
ット32から、逐次カーソルから頭頂までの距離情報が
入力されており、演算処理部では、このカーソルから頭
頂までの距離情報に基づいてカーソルの下降速度を切換
える基準値(10cm)が予め設定入力されている。即
ち、身長測定のためカーソルが支柱27上の基準点位置
から下降し始めると、演算処理部では超音波センサーユ
ニット32から入力される距離情報を基準値(10c
m)と比較し、頭頂までの距離が基準値(10cm)以
上のときには駆動モータMの回転速度を大とするための
信号を出力し、一方頭頂までの距離が基準値(10c
m)以下のときには、駆動モータMの回転速度を小とす
るための信号を出力する。このためカーソル30は頭頂
近くまで急降下し、頭頂近く(頭頂から10cmの位
置)で減速してカーソル下面の当接板62がゆっくりと
頭頂に当たり、フォトセンサー63からの信号によりモ
ータMの駆動が停止し、距離センサであるロータリーエ
ンコーダ45が停止するとともに、カーソル30の下降
も停止する。また支柱27上のカーソルの基準点位置
(上端位置)と、この基準点位置の下方10cmの位置
には、カーソル30に設けた発光ダイオード(図示せ
ず)に対応する受光ダイオード(図示せず)がそれぞれ
設けられており、身長測定のために下降した位置にある
カーソル30が元の基準点位置まで戻る際に、基準点位
置の下方10cmの位置にある第1の受光ダイオードが
作動して、モータMの駆動速度が切換わるようになって
いる。即ち、基準点位置の下方10cmの位置までは、
カーソルが急上昇し、第1の受光ダイオードがカーソル
側の発光ダイオードの光を受けてカーソルの上昇降度が
ゆっくりとした速度に切換わり、さらに基準点位置の第
2の受光ダイオードが作動すると、カーソルの上昇が停
止する。このように、本実施例では、カーソルの下降及
び上昇が短時間で行なわれるので、測定に要す時間を著
しく短縮できる。
【0019】図13は本考案の他の実施例の要部を示す
もので、脱輪防止ローラ29aの移動調整ねじ74が2
本並設されている点に特徴がある。スライドローラ28
a,28bとガイド溝82間のガタを左右それぞれにつ
いて調整するので、前記した実施例よりもさらにX,Y
方向のガタが少ない。なお前記した実施例では、第1の
スライドローラ28a,28bがローラ軸28に支承さ
れた構造となっているが、ローラ軸を用いずに第1のス
ライドローラ28a,28bがスライダーであるブラケ
ット70の側壁70a,70bに直接支承された構造で
あってもよい。
【0020】また前記実施例では、カーソルを昇降させ
るための駆動モータMの回転速度を二段階に切り換える
ようになっているが、モータMの回転速度を一定とし、
モータMから下ローラ23間の回転駆動力伝達路に歯車
機構等の速度変換機構(クラッチ)を設けて、下ローラ
23の回転速度、即ちカーソルの昇降速度を切り換える
ようにしてもよい。
【0021】 また実施例では、当接板62の上昇を検
出するための手段としてフォトセンサー65を用いてい
るが、リミットスイッチであってもよい
【0022】
【考案の効果】 以上の説明から明らかなように、本考
案に係る身長測定装置によれば、被測定者の頭頂部に当
たった当接板は確実に下降が妨げられて、カーソル本体
だけが、カーソルと固定されて、可動支柱に設けられた
ブラケットのスムーズな昇降スライド動作により、左右
前後方向にガタつくことなくスムーズに下降する。この
確実かつ正確な昇降動作を行なえるカーソルに設けられ
当接板は、平行リンク機構を介してカーソル本体に懸
吊支持されているため、頭頂部が当接板のどの部位に当
たろうが基台の被測定者乗載面と常に平行状態を保持し
ながらカーソル本体に対し確実に上昇するので、カーソ
ルが頭頂部に当たる際の衝撃が確実に緩和され、更に、
当接板上昇検出手段がこの当接板の確実な上昇を検出し
てカーソルを停止させる動作をするので、カーソルのす
みやかな停止が可能となり、身長測定もより正確なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である身長測定装置の斜視図
【図2】同装置のカーソル及び電気コードガイド用プー
リの移動手段を説明する図
【図3】同移動手段の要部拡大図
【図4】同移動手段の拡大図
【図5】カーソルと電気コードガイド用プーリの移動量
の関係を示す図
【図6】昇降ベルトのモータ駆動部周辺の断面図
【図7】図5に示す線VII−VIIに沿う断面図
【図8】図5に示す線VIII−VIIIに沿う断面図
【図9】カーソルの水平断面図
【図10】カーソル内の当接板の動きおよびカーソルの
ガイド溝に沿っての走行を説明する断面図
【図11】 カーソル内の当接板周辺の斜視図
【図12】 カーソルの走行路周辺の斜視図
【図13】本考案の第2の実施例の要部断面図
【図14】従来の身長測定装置の要部断面図
【符号の説明】
20 支柱 21 可動支柱 21a ガイドレール 22 上ローラ 23 下ローラ 24 歯付昇降ベルト 25 ギア機構 26 固定ラック 27 固定支柱 28 ローラ軸 28a,28b スライドローラ 29 ローラ軸 29a 脱輪防止ローラ 30 カーソル 31 側板 32 位置検出手段である超音波センサユニット 32a 超音波発振子 32b 超音波受信子 33 ピニオンギヤ 36 電気コード巻回ガイド用プーリ 37 電気コード 40 表示部付コントロールユニット 45 距離検出手段であるロータリーエンコーダ 61 カーソル本体 62 当接板 65 当接板上昇検出手段であるフォトセンサー 65a 当接板上昇検出手段の一部を構成する発光素子 65b 当接板上昇検出手段の一部を構成する受光素子 65c 当接板上昇検出手段の一部を構成する遮光板 70 スライダであるブラケット 82 ガイド溝 M 駆動モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定者乗載用の基台と、前記基台から
    起立した支柱と、前記支柱の上方に設けられ昇降可能な
    可動支柱と、前記可動支柱に沿って昇降し、頭頂に接触
    して停止するカーソルと、前記可動支柱内部に配設され
    た昇降ベルトに固定され、前カーソルと一体に昇降移
    動するスライダーと、前記カーソルの基準位置と頭頂へ
    の停止位置を検出する位置センサーと、前記位置センサ
    ーの出力信号から身長を算出する演算処理部と、を備え
    た身長測定装置であって 被測定者の頭部に当接する前記カーソル下面には、平行
    リンク機構を介してカーソル本体に懸吊支持されて、前
    記基台の被測定者乗載面と平行状態を保持しながらカー
    ソル本体に対し上昇動作を可能とする当接板が設けら
    カーソル本体と当接板間には、カーソルの移動を停止さ
    せるべく停止スイッチとして動作する当接板上昇検出手
    段が設けられ 前記スライダーは、水平断面コの字型のブラケットと、
    前記ブラケットの左右側面の上中下部をそれぞれ貫通し
    て左右水平方向に配設された3本のローラー軸と、前記
    上下2本のローラー軸の両端にそれぞれ形成された2対
    のスライドローラーと、前記上下ローラー軸の中間のロ
    ーラー軸の両端に設けられた一対の脱輪防止ローラと、
    前記脱輪防止用のローラ軸に前後方向に螺合され、前記
    ブラケット背面に露出する前記脱輪防止ローラを前後方
    向に移動させる調整ねじと、から 構成され、 前記調整ねじの回動操作で、前記脱輪防止ローラを前後
    方向に移動可能としたことにより、常に前記3対のロー
    ラーが前記可動支柱の内側面に上下に延設された一対の
    ガイド溝に沿って転動して、前記カーソルをスライド昇
    降移動させることを特徴とする身長測定装置。
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