JP2527385B2 - トンネル覆工型枠の位置決め方法 - Google Patents

トンネル覆工型枠の位置決め方法

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JP2527385B2
JP2527385B2 JP2304009A JP30400990A JP2527385B2 JP 2527385 B2 JP2527385 B2 JP 2527385B2 JP 2304009 A JP2304009 A JP 2304009A JP 30400990 A JP30400990 A JP 30400990A JP 2527385 B2 JP2527385 B2 JP 2527385B2
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真一 笹島
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトンネル構築時におけるトンネル覆工型枠の
位置決め方法に係るものである。
(従来の技術) 本発明者等は特開平2−266097号公報において、トン
ネル中心付近の任意の位置に設置された覆工機械の位置
座標を測定し、そのデータを基にトンネル断面に対する
軌道計算を行ない、トンネルの設計断面に沿って型枠の
自動移動を行なうようにしたトンネルの覆工型枠の位置
決め方法を提案した。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の方法は、トンネルの設計断面に沿って覆工
型枠を移動させるものであるが、トンネルの覆工断面に
は支保工を建込むことが多く、その建込み精度によっ
て、支保工面と設計断面とは必らずしも同一でなく、そ
のためコンクリートの覆工面と支保工面との間に段差が
生じることが多い。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、コンクリート覆工面
を支保工あるいは既設のコンクリート面と同一になるよ
うに覆工型枠を円周方向に移動させるようにしたトンネ
ル覆工型枠の位置決め方法を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係るトンネル覆
工型枠の位置決め方法によれば、ベースマシンに搭載さ
れたメインブーム旋回アクチュエータ、同アクチュエー
ターに装架されたメインブーム伸縮ジャッキ及び型枠傾
斜ジャッキよりなる型枠支持調整装置を介して支持され
た覆工型枠の坑口側及び切羽側における各円周方向端部
に、夫々支保工、または前記覆工型枠若しくは既設の覆
工コンクリートに対面する距離センサーを配設し、同セ
ンサーによって前記覆工型枠と支保工、または既設の覆
工コンクリート面との距離を常時測定し同距離が常に一
定値を保つように、前記覆工型枠を同型枠支持調整装置
を介して前記覆工型枠を円周方向に移動調整するもので
ある。
(作用) 本発明によれば覆工型枠表面の坑口側及び切羽側にお
ける各円周方向端部に夫々配設された合計4点の夫々前
記支保工または前記覆工型枠、若しくは既設の覆工コン
クリートに対向する距離センサーによって、前記覆工型
枠と支保工あるいは既設の覆工コンクリート面との距離
を常時計測し、覆工型枠面と支保工あるいは既設の覆工
コンクリート面との距離が常に一定に保たれるように、
前記覆工型枠面が支保工面、または既設の覆工コンクリ
ート面と同一面を描くようにベースマシンに搭載された
メインブーム旋回アクチュエータ、同アクチュエーター
に装架されたメインブーム、伸縮ジャッキ及び型枠傾斜
ジャッキよりなる型枠調整装置によって時々刻々位置を
調整しながら円周方向に移動せしめるものである。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
1は覆工型枠で、ベースマシン2に搭載されたメイン
ブーム旋回アクチユエーター3、同アクチユエーター3
に装架されたメインブーム伸縮ジヤツキ4、及び型枠傾
斜調整ジヤツキ5によって位置が調整されるようになっ
ている。
前記覆工型枠1の坑口側及び切羽側における円周方向
両端近傍に夫々距離センサー6が配設されている。
而して前記アクチユエーター3、前記各ジヤツキ4、
5を手動で操作して、覆工型枠1を概略位置にセツトし
たのち、同型枠1に配設された合計4個の距離センサー
6によって、覆工型枠1と支保工7または既設の覆工コ
ンクリート8との距離を計測し、同計測信号をベースマ
シン2に搭載された制御装置(図示せず)に送り、これ
らの距離が常に一定値を保持するように、即ち覆工型枠
1が支保工7または既設の覆工コンクリート8の面に沿
って円周方向に移動するように、前記各ジヤツキ4,5を
自動制御する。
図中9は地山、10は未覆工部である。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、覆工型枠表面の坑口
側及び切羽側における各円周方向端部に夫々前記支保工
または前記覆工型枠若しくは既設の覆工コンクリートに
対向するように夫々配設された距離センサーによって、
前記覆工型枠と支保工あるいは既設の覆工コンクリート
面との距離を計測し、同距離が常に一定値を保持するよ
うに自動制御して、覆工型枠を支保工または既設の覆工
コンクリートに追従して円周方向に自動的に移動せしめ
ることによって、覆工出来形はこれらの面と同一で且つ
平滑な仕上りとなり、更に軌道計算が省略できるのでサ
イクルタイムの短縮が図られるものである。
この点について更に説明すると、従来の方法において
は、ベースマシンの設置位置から円周移動型枠の軌道計
算を行っていたが、本発明では型枠と、既設の覆工コン
クリートあるいは支保工との距離を覆工型枠に配設した
前記距離センサーによって直接計測し、型枠の位置を調
整するため、軌道計算が不要となる。これにより従来方
法において行っていた(ベースマシン位置の軽量→起動
計算→計算結果の制御コンピュータへのデータ転送)と
いう手順が省略でき、覆工にかかるサイクルタイムの短
縮が図れる。
また従来方法においては、事前に計算した起動計算値
に従って型枠を円周移動させていたが、この方法では、
例えば覆工中にベースマシンの傾きなどが生じた場合で
も、既設コンクリートに関係なく、計算値通りに型枠を
移動させるため、既設コンクリートあるいは支保工との
間に隙間が生じる場合がある。
本発明の方法によれば、型枠の移動は型枠と既設のコ
ンクリートあるいは支保工との距離を一定に保つように
行うことから、前述の様にベースマシンが傾いた場合に
おいても、既設コンクリートあるいは支保工との隙間が
生じることなく平滑な覆工体を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトンネル覆工型枠の位置決め方法
の一実施例の実施状況を示す縦断面図、第2図は第1図
の矢視II−II図である。 1……覆工型枠、2……ベースマシン、 3……メインブーム旋回アクチユエーター、 4……メインブーム伸縮ジヤツキ、 5……型枠傾斜調整ジヤツキ、 6……距離センサー、 7……支保工、 8……既設の覆工コンクリート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースマシンに搭載されたメインブーム旋
    回アクチュエーター、同アチュエータに装架されたメイ
    ンブーム伸縮ジャッキ及び型枠傾斜ジャッキよりなる型
    枠支持調整装置を介して支持された覆工型枠の坑口側及
    び切羽側における各円周方向端部に、夫々支保工、また
    は前記覆工型枠若しくは既設の覆工コンクリートに対面
    する距離センサーを配設し、同センサーによって前記覆
    工型枠と支保工、または既設の覆工コンクリート面との
    距離を常時測定し同距離が常に一定値を保つように、前
    記覆工型枠を同型枠支持調整装置を介して前記覆工型枠
    を円周方向に移動調整することを特徴とするトンネル覆
    工型枠の位置決め方法。
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