JP2527307B2 - 煙草有害物質除去方法 - Google Patents
煙草有害物質除去方法Info
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- JP2527307B2 JP2527307B2 JP61020378A JP2037886A JP2527307B2 JP 2527307 B2 JP2527307 B2 JP 2527307B2 JP 61020378 A JP61020378 A JP 61020378A JP 2037886 A JP2037886 A JP 2037886A JP 2527307 B2 JP2527307 B2 JP 2527307B2
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- JP
- Japan
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- smoke
- cigarette
- leaves
- pine
- removal method
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- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明は煙草有害物質除去方法に関するものである。
ロ）従来の技術 従来フィルターに活性炭や繊維質を用い煙草のタール
その他の成分を吸着除去させることが行われている。又
煙を水中を通過させることにより水溶性物質を除去する
ことが行われている。
その他の成分を吸着除去させることが行われている。又
煙を水中を通過させることにより水溶性物質を除去する
ことが行われている。
ハ）解決すべき問題点 これらは何れも煙中の有害物質の除去には或る程度有
効であるが、他の積極的な効能を期待することは出来な
いため、有害物質の体内吸引を多少減ずる程の効果しか
得られない。
効であるが、他の積極的な効能を期待することは出来な
いため、有害物質の体内吸引を多少減ずる程の効果しか
得られない。
ニ）問題点を解決するための手段 そこで本発明に於ては、繊維質その外の物質によって
煙中のタール等を吸着させ、有害物質を除去させると共
に煙草の燃焼熱による含有物質の熱分解により生成する
物質が、夫々の有する薬効を発揮し、両者相俟って喫煙
者の健康保持に効あらしめんとするもので刻んだマツ葉
を、煙草と混ぜるか塊り状で煙草中に置き、或はパイプ
の吸入口に通ずる煙道内に充填して、煙草の煙中の有害
物質を除去することを特徴とする。
煙中のタール等を吸着させ、有害物質を除去させると共
に煙草の燃焼熱による含有物質の熱分解により生成する
物質が、夫々の有する薬効を発揮し、両者相俟って喫煙
者の健康保持に効あらしめんとするもので刻んだマツ葉
を、煙草と混ぜるか塊り状で煙草中に置き、或はパイプ
の吸入口に通ずる煙道内に充填して、煙草の煙中の有害
物質を除去することを特徴とする。
ホ）実施例 第１図はパイプを使用するもので、１はパイプで、煙
草２の差込口３と吸入口４を夫々に設けた螺子溝５、６
により螺入、螺脱自在としてある。７、８は夫々差込口
３と吸入口４に設けた煙道である。９は吸入口４前端に
設けた孔部で、刻んだマツ葉10、10..を収容したケース
11を挿通できる如く形成してある。ケース11の前後端に
は煙道７、８に対応した通孔に12を穿設してある。孔部
９は吸入口４側のみに限らず差込口３側にも亘って形成
されることもある。何れも孔部９内に収納されたケース
11は吸入口４差込口３間に挟持されている。又マツ葉1
0、10..は必ずしもケース11に充填されなくてもよく、
そのまま孔部９に充填してもよい。又、刻んだマツ葉を
煙草のフィルターに装填ないし混入させてもよい。更に
刻んだマツ葉を煙草中に混入させてもよい。マツ葉の刻
みは煙草の葉程度がよいが、それに限定されるものでは
ない。該マツ葉は生葉を採取し乾燥したものを用い、落
葉は用いない。
草２の差込口３と吸入口４を夫々に設けた螺子溝５、６
により螺入、螺脱自在としてある。７、８は夫々差込口
３と吸入口４に設けた煙道である。９は吸入口４前端に
設けた孔部で、刻んだマツ葉10、10..を収容したケース
11を挿通できる如く形成してある。ケース11の前後端に
は煙道７、８に対応した通孔に12を穿設してある。孔部
９は吸入口４側のみに限らず差込口３側にも亘って形成
されることもある。何れも孔部９内に収納されたケース
11は吸入口４差込口３間に挟持されている。又マツ葉1
0、10..は必ずしもケース11に充填されなくてもよく、
そのまま孔部９に充填してもよい。又、刻んだマツ葉を
煙草のフィルターに装填ないし混入させてもよい。更に
刻んだマツ葉を煙草中に混入させてもよい。マツ葉の刻
みは煙草の葉程度がよいが、それに限定されるものでは
ない。該マツ葉は生葉を採取し乾燥したものを用い、落
葉は用いない。
煙草の吸引により、その煙が煙道を通る際に刻んだマ
ツ葉間を通過し、タールその他の有害成分が繊維質及び
マツ葉のヤニの有する吸着作用により附着する。同時に
煙の温度により揮散するマツ葉に含有される精油は殺菌
作用があるだけでなくその他の作用は中国の古い薬物書
（本草網目）にも記されていて、中国でも日本でもこれ
を毒性のない薬として用いているものである。
ツ葉間を通過し、タールその他の有害成分が繊維質及び
マツ葉のヤニの有する吸着作用により附着する。同時に
煙の温度により揮散するマツ葉に含有される精油は殺菌
作用があるだけでなくその他の作用は中国の古い薬物書
（本草網目）にも記されていて、中国でも日本でもこれ
を毒性のない薬として用いているものである。
この結果、マツ葉と接触した煙は大部分の有害物質を
除去され、人体に入る煙は大幅に清浄化されていること
になる。
除去され、人体に入る煙は大幅に清浄化されていること
になる。
以下、本方法により清浄化した煙のベンゾａピレンの
測定結果を示せば次の通りである。
測定結果を示せば次の通りである。
上記マツ葉は、生葉を室温にて自然乾燥させたものを
1mm長に刻んだものを使用した。
1mm長に刻んだものを使用した。
更に最近、がんを体細胞突然変異の一種とみる考え方
があり、がん物質の約85〜90％が突然変異を指標とする
短期検出法によって検出されている事実があり、煙草タ
ール中のトリプトファン焦成物より抽出される、トリプ
トファンＰ−１、トリプトファンＰ−２が発がん物質と
されている。これは煙草煙中ハルマン系化合物、例えば
ノルハルマンがアセトアミド、ベンゾピレン、バターイ
エロー等の共存下Trp−Ｐ−１、Trp−Ｐ−２と結合する
とノルハルマン結合物質がDNA内に入り込み変異作用を
起すとみられている。そこで本方法について変異原性試
験を行なった。
があり、がん物質の約85〜90％が突然変異を指標とする
短期検出法によって検出されている事実があり、煙草タ
ール中のトリプトファン焦成物より抽出される、トリプ
トファンＰ−１、トリプトファンＰ−２が発がん物質と
されている。これは煙草煙中ハルマン系化合物、例えば
ノルハルマンがアセトアミド、ベンゾピレン、バターイ
エロー等の共存下Trp−Ｐ−１、Trp−Ｐ−２と結合する
とノルハルマン結合物質がDNA内に入り込み変異作用を
起すとみられている。そこで本方法について変異原性試
験を行なった。
試験方法 1.材料 添付図面に示す通り、1mm長に刻んだマツ葉0.1gを7mm
径、1.5cm長のケース11に充填し、煙道に置いたパイプ
を通過させた煙草の煙中のメタノール可容物の青綿吸着
物１検体、 先端に煙草の挿通口と後端に吸口を有し、挿通口と吸
口間を通孔にて連結したパイプを通過させた煙草の煙中
のメタノール可容物の青綿吸着物２検体。（こゝで青綿
は、綿にヘム化合物を吸着し、青系統の色素で着色した
もので、変更原物質の選択的吸着に使用される。） 2.検体の調製 青綿1kgを水洗し、１試料につき１規定のアンモニア
水（アンモニアとして4.3g）を含むメタノール25mmlで
２回抽出し、抽出液を減圧下蒸発乾固させた。
径、1.5cm長のケース11に充填し、煙道に置いたパイプ
を通過させた煙草の煙中のメタノール可容物の青綿吸着
物１検体、 先端に煙草の挿通口と後端に吸口を有し、挿通口と吸
口間を通孔にて連結したパイプを通過させた煙草の煙中
のメタノール可容物の青綿吸着物２検体。（こゝで青綿
は、綿にヘム化合物を吸着し、青系統の色素で着色した
もので、変更原物質の選択的吸着に使用される。） 2.検体の調製 青綿1kgを水洗し、１試料につき１規定のアンモニア
水（アンモニアとして4.3g）を含むメタノール25mmlで
２回抽出し、抽出液を減圧下蒸発乾固させた。
3.変異原性試験 労働省労働基準局安全衛生部「微生物を用いる変異原
性試験ガイドライン」に従って行った。被検菌はサルモ
ネラ菌Salmonella typhimurium TA98株を用い活性化
酵素系としてPCB処置ラットの肝9,000g上清画分（Ｓ−
９）をプレート（ペトリ皿）１枚当り25μ用い、プレ
インキュベーション法にて行った。検体は、ジメチルス
ルフォキシドに溶解し、プレート１枚当たり煙草、ピー
ス（商品名）１本分の抽出量1/25本,1/50本,1/100本分
相当量を試験に用いた。
性試験ガイドライン」に従って行った。被検菌はサルモ
ネラ菌Salmonella typhimurium TA98株を用い活性化
酵素系としてPCB処置ラットの肝9,000g上清画分（Ｓ−
９）をプレート（ペトリ皿）１枚当り25μ用い、プレ
インキュベーション法にて行った。検体は、ジメチルス
ルフォキシドに溶解し、プレート１枚当たり煙草、ピー
ス（商品名）１本分の抽出量1/25本,1/50本,1/100本分
相当量を試験に用いた。
又陽性コントロールとしてベンゾピレン５μg/プレー
ト用いて試験を行った。
ト用いて試験を行った。
なお、試験はすべて３枚ずつのプレートを用いて行っ
た。
た。
Ｓ−９ 25μ／プレート Ｌ＝1/100本分 Ｍ＝1/50本分 Ｍ＝1/25本分 夫々煙草（ピース（商品名））の抽出物／プレート 検体１〜６には青綿吸着物２検体を用い、検体７〜９
にはサンプル100mg吸着の青綿吸着一検体を用いた。
にはサンプル100mg吸着の青綿吸着一検体を用いた。
各プレートは、前記労働省のガイドラインに記載ある
如く、寒天培地を用いている。
如く、寒天培地を用いている。
結果 表−１に示すように、検体１〜６に比べ、検体７〜９
は復帰コロニーが半数に減少している。煙草１本当りの
復帰コロニー数を単純に計算すると、パイプに何も充填
しないもの（検体3,6）では平均コロニー数212/プレー
ト×25＝5300コロニー／本となるが、サンプル（1mm長
に刻んだマツ葉）の0.1g充填の検体９で平均コロニー数
116×25＝2900コロニー／本（50％）となる。
は復帰コロニーが半数に減少している。煙草１本当りの
復帰コロニー数を単純に計算すると、パイプに何も充填
しないもの（検体3,6）では平均コロニー数212/プレー
ト×25＝5300コロニー／本となるが、サンプル（1mm長
に刻んだマツ葉）の0.1g充填の検体９で平均コロニー数
116×25＝2900コロニー／本（50％）となる。
以上の結果よりパイプにサンプル（1mm長に刻んだマ
ツ葉）を充填したとき煙草の煙中のメタノール可容物の
変異原性は低下する。以上の結果より、発がん物質と見
られる物質の含量が低下したものであることが判明し
た。
ツ葉）を充填したとき煙草の煙中のメタノール可容物の
変異原性は低下する。以上の結果より、発がん物質と見
られる物質の含量が低下したものであることが判明し
た。
ト）発明の効果 上記の如き本発明によれば、刻んだマツ葉をたばこの
煙道内に設置するので、喫煙時煙草の吸引により煙はマ
ツ葉間を通過する際に、マツ葉の繊維質によりタールそ
の他の発がん物質等を低下させ、同時に煙の温度により
発するマツ葉の含有する成分により変異原性は低下し、
人体に対する好影響を与える等の効果がある。
煙道内に設置するので、喫煙時煙草の吸引により煙はマ
ツ葉間を通過する際に、マツ葉の繊維質によりタールそ
の他の発がん物質等を低下させ、同時に煙の温度により
発するマツ葉の含有する成分により変異原性は低下し、
人体に対する好影響を与える等の効果がある。
図は本発明一実施例縦断側面図である。１ ……パイプ、２……煙草、３……差込口 ４……吸入口、5,6……螺子溝 7,8……煙道、10……マツ葉 11……ケース、12……通孔
Claims (1)
- 【請求項１】刻んだマツ葉を、煙草と混ぜるか塊り状で
煙草中に置き、或はパイプの吸入口に通ずる煙道内に充
填して、煙草の煙中の有害物質を除去することを特徴と
する煙草有害物質除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61020378A JP2527307B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 煙草有害物質除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61020378A JP2527307B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 煙草有害物質除去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62179378A JPS62179378A (ja) | 1987-08-06 |
| JP2527307B2 true JP2527307B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=12025382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61020378A Expired - Lifetime JP2527307B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 煙草有害物質除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2527307B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH044558Y2 (ja) * | 1987-04-10 | 1992-02-10 | ||
| JPH0159095U (ja) * | 1987-10-12 | 1989-04-13 | ||
| JPH0624497U (ja) * | 1992-08-03 | 1994-04-05 | 武雄 増田 | たばこ用自然繊維のフイルター付パイプ |
| JP2008271884A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Nozomi Yoneda | パイプたばこの喫煙方法およびそれに用いるパイプ |
| JP5873687B2 (ja) | 2011-11-01 | 2016-03-01 | 日本ピラー工業株式会社 | ダイヤフラムポンプ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58190385A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-07 | 小林 幸三 | タバコの葉を使わないタバコの代用品 |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP61020378A patent/JP2527307B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62179378A (ja) | 1987-08-06 |
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