JP2526967Y2 - 結合装置 - Google Patents

結合装置

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JP2526967Y2
JP2526967Y2 JP1991044930U JP4493091U JP2526967Y2 JP 2526967 Y2 JP2526967 Y2 JP 2526967Y2 JP 1991044930 U JP1991044930 U JP 1991044930U JP 4493091 U JP4493091 U JP 4493091U JP 2526967 Y2 JP2526967 Y2 JP 2526967Y2
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guide
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flexible
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JP1991044930U
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隆悦 及川
友康 村上
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はジャンクションブロッ
クやヒューズボックス、或いは電気接続箱等を車体パネ
ル等に取付ける場合に用いる結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の結合装置としては、例え
ば、実開平2−5284号公報に記載された図16に示
すものがある。即ち、この結合装置は取付体としてのブ
ラケット1とガイド3とから成るもので、ブラケット1
は、例えば車体パネル等に固定され、ガイド3は被取付
体としての例えばコネクタ5に設けられているものであ
る。前記ガイド3は断面L形で左右一対備えられ、差込
方向の奥側はガイド3と同様にL形断面をしたストッパ
壁7で連結されている。又、前記ブラケット1の先端側
は前記ガイド3に差し込まれるように平板状を呈した差
込部9となっている。更に、ガイド3間においてコネク
タの表面には係止部としての突起11が設けられ、ブラ
ケット1には差込完了状態で突起11に係合する係合部
として係合穴13が設けられている。そして、車体パネ
ルにコネクタ5を固定する際には、ブラケット1にガイ
ド3を対向させ、ガイド3間にブラケット1の差込部9
を案内するように相対的に差し込むと、差込完了状態に
おいて突起11が係合穴13に係合し、差込状態がロッ
クされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の場合、左右のガイド3とブラケット1の差
込部9との巾寸法T1 とT2 との間には差し込みを容易
にするためT1 >T2 の関係がある。更に、突起11と
係合穴13との間にも係合を容易にするため所定のクリ
アランスが存在する。従って、これらクリアランスの存
在によってブラケット1に対しガイド3は僅かではある
が相対的に動くことができ、車両振動等によって異音を
招く恐れがあった。
【0004】そこでこの考案は、異音を防止することの
できる結合装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案は、取付体又は被取付体の一方に形成され
た断面L形の左右一対のガイドと、他方に形成され前記
ガイドに差し込まれる差込部と、前記取付体又は被取付
体の一方に形成された突状の係止部と、他方に形成され
前記ガイドへ差込部の差し込みが完了した状態で前記係
止部に係合する係合部とよりなり、前記ガイド又は差込
部の少なくとも一方の左右両側に可撓部を設け、この可
撓部を前記差し込みが完了した状態で他方に左右方向に
弾接すると共に、同完了する前からも弾接する位置に形
成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】左右一対のガイド間に差込部が差し込まれ、そ
の差し込みが完了すると係合部が係止部に係合する。そ
してガイド又は差込部の少なくとも一方に形成された可
撓部が他方に弾接して、ガイド及び差込部間のクリアラ
ンスを吸収する。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例を説明する。
【0008】図1乃至図5で示す結合装置も、例えば被
取付体としてのコネクタ5を車体パネルに取付体として
のブラケット1を介して固定するために用いるもので、
基本的な構成は図16に示すものと同様であり、同一構
成部分には同符号をもって示し、重複した説明を省略す
る。
【0009】一方、この考案の実施例では、左右ガイド
3の長手方向中間部において側壁3aをスリット15を
もって切欠き、可撓部17を設けている。可撓部17は
係止部としての突起11側へ突出して形成されているも
ので、その突出状態は図4で示すように、傾斜部19を
もって行なわれ、可撓部17相互間の上部間隔T3 が差
込部9の巾T2 よりも小さく、可撓部17の根元部の間
隔T4 が差込部9の巾T2 より大きく形成されている。
【0010】又、可撓部17はガイド3の平面方向から
見ると傾斜部19側がRをもって形成され、差込部9の
差し込みを容易にしている。
【0011】そして、コネクタ5を車体パネルに取り付
ける時にはブラケット1にガイド3を対向させ、そのま
ま差し込めばブラケット1の差込部9がガイド3へ相対
的に差し込まれ、差込完了状態において、突起11が係
合部としての係合穴13へ係合する。
【0012】又、図2のように両可撓部17がガイド3
の外方へ若干撓んで可撓部17の上部側がブラケット1
の差込部9の上部側へ弾接し、両ガイド3とブラケット
1との間のクリアランスを吸収することができる。従っ
て、車体振動等があってもブラケット1とガイド3とは
強固に結合され異音を招くことがない。また、可撓部1
7はガイド3をスリット15によって切欠くことにより
形成しているので僅かのスペースでも充分に強度の高い
ものを得ることができ、しかも、差込部9は可撓部17
の傾斜部19から荷重Fを受けるため、ブラケット1と
ガイド3との間のがたつきを強固に防止することができ
るものである。
【0013】図6は可撓部17の個数および設ける位置
の変形例を、図6(a)で示す上記実施例の配置及び個
数と比較して示すものである。即ち、図6(b)は可撓
部17を左右側壁3aにそれぞれ2個ずつ計4個設けた
ものである。従って、この例では差込部9を左右両側の
4点で押えることになり、ブラケット1とガイド3との
間のがたつきを、より強固に放置することができる。
【0014】図6(c)の場合は、図6(b)の例に加
え、ストッパ壁7側にも2個の可撓部17を設けたもの
である。従って、この変形例では差込部9を左右両側の
4箇所で押えることができ、かつ、差込部9の先端両側
においても押えることができ、よりがたつきを強固に防
止することができる。
【0015】図6(d)の場合は、図6(a)の例に加
え、ストッパ壁7の中央部に1個、可撓部17を設けた
ものである。従って、この変形例では、差込部9を左右
両側2点で押え、さらに先端側の中央部1点の3点支持
となり、ブラケット1とガイド3との間のがたつきを強
固に防止することができる。
【0016】図7は他の実施例を示すものである。この
実施例ではコネクタ5側に係合穴13を有した差込部9
を設け、車体側にガイド3、係合突起11及び可撓部1
7を設けたものである。
【0017】従って、この場合にも上記実施例と同様な
作用によりがたつきを防止することができる。
【0018】図8乃至図10はさらに他の実施例を示す
ものである。
【0019】図8はブラケット1にガイド3を差し込む
前の状態の斜視図を示すものであり、図9はブラケット
3に差込部3を差し込んだ状態の平面図を示し、図10
は図9のX−X線矢視部分断面図を示すものである。こ
れら図8乃至図10において、左右のガイド3はそれぞ
れ独立しており、差込方向の奥側でコネクタ5の表面に
ストッパ用の突条21が突設され、左右のガイド3の差
込方向奥側には弾性アーム状の可撓部23がそれぞれ傾
斜して設けられている。一方ブラケット1の差込部9先
端両側には前記可撓部23の傾斜に対応した面取9aを
施してある。
【0020】従って、この実施例では左右ガイド3に対
しブラケット1の差込部9が図8の状態から図9のよう
に差し込まれると、突起11が係合穴13に係合すると
共に左右の可撓部23がブラケット1の差込部左右の面
取9aに弾接する。従って、図10のように突起11が
係合穴13に当接して両者間のクリアランスが吸収さ
れ、がたつきなく固定されるものである。ブラケット1
の差込部9とガイド3との差込に際し、通常状態では面
取9aが可撓部23に当接することにより差込は完了す
るが、必要以上に差し込まれた時には差込部9の先端が
コネクタ5の突条21に当接して差込過ぎが規制され
る。このようにして、差込部9の差込が規制されれば、
その後は可撓部23の弾性復帰によって前記したと同様
に図10のような状態となるものである。
【0021】図11乃至図14はさらに他の実施例に係
るものであり、図11乃至図13は前記図8乃至図10
に対応しており、それぞれ斜視図、平面図、及び図12
のXIII−XIII線矢視部分断面図であり、図14はさらに
作用説明図を示すものである。そしてこの実施例では、
可撓部25が左右のガイド3に渡って形成されたもので
中央の湾曲部25aと左右の傾斜部25bとをアーム2
5cで一体に連続形成したものである。また、ブラケッ
ト1の差込部9の左右両側はR9bとなっている。
【0022】従って、この実施例では可撓部25の左右
傾斜部25bが図9の可撓部23と同様の作用をして、
前記同様に突起11と係合穴13とのクリアランスを吸
収することができる。
【0023】また、この実施例ではガイド3に差込部9
を差込過ぎた時には、図14で示すように中央の湾曲部
25a、左右傾斜部25b及びアーム25cが矢印Pの
ように撓み、差込部9に対する必要以上の差込を規制す
ることができる。また、可撓部25の弾性的な復元力Q
によって図14の状態から図12の状態へ移行し、前記
のように突起11と係合穴13とのクリアランスが吸収
され、がたつきのない強固な固定を行なうことができる
ものである。
【0024】図15はブラケット1の変形例を示すもの
である。この変形例では差込部9の両側に可撓部27を
設けたものである。従って、この実施例では左右のガイ
ド3に可撓部を設けていなくても差込部9の可撓部27
の働きで図1とほぼ同様な作用効果を奏することができ
る。さらに、このようなブラケット1を図8、図11の
もの、或いは図6(c)(d)の左右ガイドの可撓部1
7を取除いたものに組合わせて用いることにより、がた
つきのない強固な固定を行なうことができる。
【0025】
【考案の効果】以上より明らかなように、この考案の構
成によれば、差込の完了状態においてガイド又は差込部
の少なくとも一方に設けた可撓部が他方に弾接するため
両者のがたつきを防止することができる。しかも、係止
部と係合部との左右方向の隙間が僅かであっても、差し
込みが完了する前から可撓部が少なくとも左右方向に弾
接し、係止部及び係合部相互間の位置規制が行なわれる
ため、差し込みが容易であり、且つよりがた付き防止機
能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】この考案の一実施例に係る分解斜視図。
【図4】図3のB−B線矢視断面図。
【図5】可撓部の背面を示すガイドの側面図である。
【図6】可撓部の配置と個数の変形例を示す平面図であ
る。
【図7】他の実施例に係る分解斜視図である。
【図8】他の実施例に係る斜視図である。
【図9】他の実施例に係る平面図である。
【図10】図9のX−X線矢視断面図である。
【図11】さらに他の実施例に係る斜視図である。
【図12】同実施例に係る平面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視断面図である。
【図14】作用説明図である。
【図15】ブラケットの変形例を示す斜視図である。
【図16】従来例に係る分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 3 ガイド 3a 側壁 5 コネクタ(ブロック) 9 差込部 11 突起 13 係合穴(係合部) 15 スリット 17,23,25,27 可撓部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付体又は被取付体の一方に形成された
    断面L形の左右一対のガイドと、他方に形成され前記ガ
    イドに差し込まれる差込部と、前記取付体又は被取付体
    の一方に形成され左右一対のガイドの左右中間部の位置
    に対応する突状の係止部と、他方に形成され前記ガイド
    へ差込部の差し込みが完了した状態で前記係止部に係合
    する係合部とよりなり、前記ガイド又は差込部の少なく
    とも一方の左右両側に、可撓部を設け、この可撓部を前
    記差し込みが完了した状態で他方に少なくとも左右方向
    に弾接すると共に、同完了する前からも少なくとも左右
    方向に弾接する位置に形成したことを特徴とする結合装
    置。
JP1991044930U 1991-06-14 1991-06-14 結合装置 Expired - Lifetime JP2526967Y2 (ja)

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JPH04136885U JPH04136885U (ja) 1992-12-21
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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5189940B2 (ja) * 2008-09-16 2013-04-24 矢崎総業株式会社 コネクタ
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JP2014120348A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Fujitsu Ltd 電子装置
DE102013103446A1 (de) * 2013-04-05 2014-10-09 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Steckverbindungsvorrichtung
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JPH0621193Y2 (ja) * 1988-06-22 1994-06-01 古河電気工業株式会社 コネクタの取付部

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JPH04136885U (ja) 1992-12-21

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