JP2525338B2 - ヒ―トポンプ式空気調和機のデフロスト機構 - Google Patents

ヒ―トポンプ式空気調和機のデフロスト機構

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JP2525338B2
JP2525338B2 JP5348819A JP34881993A JP2525338B2 JP 2525338 B2 JP2525338 B2 JP 2525338B2 JP 5348819 A JP5348819 A JP 5348819A JP 34881993 A JP34881993 A JP 34881993A JP 2525338 B2 JP2525338 B2 JP 2525338B2
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成夫 南
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東洋キャリア工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートポンプ式空気調
和機のデフロスト機構に係り、特に、ヒートポンプ式空
気調和機の暖房運転時のデフロスト操作に於て、室内側
へ冷風を吹き出さないようにしたヒートポンプ式空気調
和機のデフロスト機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のヒートポンプ式空気調和機は、例
えば図3に示されているように、その暖房運転時のデフ
ロスト操作の際に、冷媒サイクルを四方弁22によって
冷房サイクルに切り換えて行うものであり、圧縮機21
より吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方弁22を通り
室外機コイル(熱交換器)23に入り、そのコイル23
に付着した霜を溶かして冷媒ガスは凝縮液化する。その
凝縮液化した冷媒ガスは該室外機の出口側に設備された
膨張弁24と並列する逆止弁25側を通り、室内機の入
口側に設備された逆止弁26と並列する膨張弁27側を
通って室内機コイル(熱交換器)28で蒸発して冷媒ガ
スとなる。その低温低圧となった冷媒ガスはアキューム
レータ29を介して前記圧縮機21に送られる。以後、
同様の動作を連続して繰り返す。
【0003】その際、前記室内機コイル28は室内側の
空気より熱を奪って室内を冷房することになる。そのた
めに、暖房運転時のデフロスト操作時には、室内機の送
風機30を停止、又は、送風量を少なくして室内側の温
度低下を少なくするようにしている。
【0004】このようにデフロスト運転中に室内側が冷
却されたり、又は、送風機が停止或は少風量運転するこ
とにより室内の気流分布が停滞し悪化すると同時に、外
気の取り入れなどの吸排気量も低下して換気の不良が生
じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヒートポン
プ式空気調和機の暖房運転時のデフロスト操作時の室内
側への冷風の吹き出しによる室温低下及びその冷風を直
接に身体に受けることにより室内の人間が感じる寒けさ
と不快感、或は、室内側送風機停止による換気不良、送
風機発停による騒音の発生などを一挙に解消し、デフロ
スト運転中、通常の暖房運転と同様に、室内機側送風機
を運転し続けることができるヒートポンプ式空気調和機
のデフロスト機構を得ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き観
点に鑑みてなされたものであって、ヒートポンプ式空気
調和機の暖房回路において、圧縮機側と、高圧圧力調整
弁とキャピラリとの並列接続を経て送風機を備えた室外
機コイルの出口側へ通じる逆止弁とホットガスバイパス
弁とに分岐する側に連通し、四方弁側へは遮断する一方
の三方弁と、前記ホットガスバイパス弁とアキュームレ
ータとに分岐して通じる膨張装置側と前記室外機コイル
の入口側の並列する逆止弁と膨張弁側に連通し、送風機
を備えた室内機コイルからその出口側に並列する逆止弁
と膨張弁側へは遮断する他方の三方弁と、前記一方の三
方弁側と室外機コイル側とを連通し、又、前記アキュー
ムレータ側と室内機コイル側とを連通する前記四方弁と
を設け、前記ホットガスバイパス弁はその出口側の圧力
が低くならないようにし、又、アキュームレータに戻る
冷媒及び圧縮機に吸入される冷媒がガス状となるように
冷媒流量が調節されてなるヒートポンプ式空気調相機の
デフロスト機構を提供しようとするものである。
【0007】
【作用及び実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参
照しながら作用と共に説明する。図1は、本発明一実施
例のヒートポンプ式空気調和機の基本構成回路における
暖房サイクル運転時の動作を説明する構成図である。ま
ず、二つの三方弁A、Bと四方弁Cとを図示のように切
り換える。即ち、三方弁Aを圧縮機1と四方弁Cとを連
通し、三方弁Bを室内機コイル(熱交換器)2の出口側
の逆止弁5と室外機コイル(熱交換器)8の入口側の膨
張弁7とを連通し、四方弁Cを三方弁Aと室内機コイル
2とを連通すると同時に室外機コイル8とアキュームレ
ータ10とを連通するように設定する。
【0008】そうして、圧縮機1を動作させると、冷媒
ガスは矢印で示す方向に流れる。即ち、圧縮機1で高温
高圧の冷媒ガスとなって三方弁Aから四方弁Cを通って
室内機コイル2へ送られ、該室内機コイル2は加熱され
て室内機側送風機3の運転により温風が室内に送風され
る。それにより室内は暖房されると共に該室内機コイル
2は空冷されて冷媒ガスは液化する。液化冷媒ガスは室
内機の出口側に設備された膨張弁4と並列する逆止弁5
側を通って三方弁Bを介して室外機の入口側に設備され
た逆止弁6と並列する膨張弁7へ流される。該膨張弁7
で液化冷媒ガスは減圧されて室外機コイル8で低温低圧
のガス相になる。それにより該室外機コイル8は冷却さ
れ、それを室外機送風機(ファン)9の運転により空熱
する。そして、その低温低圧となった冷媒ガスは四方弁
Cを介してアキュームレータ10を経由して前記圧縮機
1に送られる。以後、同様の動作を連続して繰り返して
暖房サイクル運転が行われる。
【0009】図2は、本発明一実施例のヒートポンプ式
空気調和機の基本構成回路におけるデフロストサイクル
運転時の動作を説明する構成図である。まず、二つの三
方弁A、Bと四方弁Cとを図示のように切り換える。即
ち、三方弁Aを圧縮機1と、高圧圧力調整弁11とキャ
ピラリ12の並列接続とを連通し、三方弁Bを膨張装置
15と室外機コイル8の入口側の逆止弁6とを連通し、
四方弁Cを三方弁Aと室外機コイル8とを連通し、又、
室内機コイル2とアキュームレータ10とを連通するよ
うに設定する。
【0010】そうして、圧縮機1を動作させると、冷媒
ガスは矢印で示す方向に流れる。即ち、圧縮機1より吐
き出された高温高圧の冷媒ガスは、三方弁Aを通って高
圧圧力調整弁11及び並列に接続されているキャピラリ
12に入り、そこで吐き出し圧力が維持されるように絞
られる。該高圧圧力調整弁11にはキャピラリ12が並
列に接続さ札 その高圧圧力調整弁11が万一全閉にな
ったときでも冷媒回路が閉鎖されないようになってい
る。該高圧圧力調整弁11を通過した冷媒ガスは二方へ
分流する。その一方はホットガスバイパス弁13へ流れ
る。他方は逆止弁14を通った後更に分流するが、四方
弁Cに入り三方弁Aに通じる冷媒は該三方弁Aで閉塞さ
れて流れない。もう一方は室外機コイル8へ流れ、ここ
で該コイル8に付着している霜を溶かす。それによりそ
の冷媒ガスは熱を奪われて液化し、その液化冷媒ガス
は、膨張弁7は通常閉まっているので、逆止弁6を通り
三方弁Bを介して膨張装置15を経由し、ここで減圧さ
れる。そこで、前記ホットガスバイパス弁13に入って
通過した冷媒ガスと混合されてアキュームレータ10に
入るが、もう一方は、四方弁Cから室内機コイル2及び
逆止弁5、膨張弁4へ通じているが、その先の三方弁B
で閉塞されているので冷媒は殆ど流れないため、室内機
コイル2で熱交換が殆どないので、室内器側から冷風は
出ない。むしろ、多少の冷媒が室内機コイル2で凝縮す
るため、やや暖かい風が室内器側より吹き出される場合
がある。前記ホットガスバイパス弁13はその出口側の
圧力が低くならないようにし、又、アキュームレータ1
0に戻る冷媒及び圧縮機1に吸入される冷媒がガス状と
なるように冷媒流量を調節する。前記アキュームレータ
10に入った冷媒はそこで冷媒の液分が分離されてガス
分だけが圧縮機1に吸入される。
【0011】このように、デフロスト運転時において、
室内機コイル(熱交換器)2に冷媒が流れないため、室
内側ユニットからは室内機側送風機3を運転していても
冷風が流れ出ることなくデフロスト運転を行うことがで
きる。
【0012】尚、前記高圧圧力調整弁11に替えて、複
数のキャピラリ又は複数の電磁弁等を使用して冷媒の流
量又は圧力の調整を行えるようにした装置でもよい。
又、前記デフロスト運転時に送風機を停止させても差し
支えないものである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、デフロスト運転中に室内機側の送風機の稼
動を停止せずに運転を継続させていても、室内側ユニッ
トから冷風が吹き出さないので、室内換気を良好に保つ
ことができるのと相俟って室内居住者の不快感をもたら
さずに快適な住環境を確保することができる。また、送
風機発停による騒音の発生がないので動作は静かであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のヒートポンプ式空気調和機の
基本構成回路における暖房サイクル運転時の動作を説明
する構成図である。
【図2】本発明一実施例のヒートポンプ式空気調和機の
基本構成回路におけるデフロストサイクル運転時の動作
を説明する構成図である。
【図3】従来のヒートポンプ式空気調和機の基本構成回
路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 室内機コイル(熱交換器) 3 室内機側送風機 4 膨張弁 5 逆止弁 6 逆止弁 7 膨張弁 8 室外機コイル(熱交換器) 9 室外機送風機(ファン) 10 アキュームレータ 11 高圧圧力調整装置 12 キャピラリ 13 ホットガスバイパス弁 14 逆止弁 15 膨張装置 A 三方弁 B 三方弁 C 四方弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートポンプ式空気調和機の暖房回路に
    おいて、圧縮機1側と、高圧圧力調整弁11とキャピラ
    リ12との並列接続を経て送風機9を備えた室外機コイ
    ル8の出口側へ通じる逆止弁14とホットガスバイパス
    弁13とに分岐する側に連通し、四方弁C側へは遮断す
    る一方の三方弁Aと、 前記ホットガスバイパス弁13とアキュームレータ10
    とに分岐して通じる膨張装置15側と前記室外機コイル
    8の入口側の並列する逆止弁6と膨張弁7側に連通し、
    送風機3を備えた室内機コイル2からその出口側に並列
    する逆止弁5と膨張弁4側へは遮断する他方の三方弁B
    と、 前記一方の三方弁A側と室外機コイル8側とを連通し、
    又、前記アキュームレータ10側と室内機コイル2側と
    を連通する前記四方弁Cとを設け、 前記ホットガスバイパス弁13はその出口側の圧力が低
    くならないようにし、又、アキュームレータ10に戻る
    冷媒及び圧縮機1に吸入される冷媒がガス状となるよう
    に冷媒流量が調節されてなることを特徴とするヒートポ
    ンプ式空気調和機のデフロスト機構。
JP5348819A 1993-12-27 1993-12-27 ヒ―トポンプ式空気調和機のデフロスト機構 Expired - Lifetime JP2525338B2 (ja)

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