JP2525070Y2 - 船舶用パワーステアリング装置 - Google Patents

船舶用パワーステアリング装置

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JP2525070Y2
JP2525070Y2 JP778591U JP778591U JP2525070Y2 JP 2525070 Y2 JP2525070 Y2 JP 2525070Y2 JP 778591 U JP778591 U JP 778591U JP 778591 U JP778591 U JP 778591U JP 2525070 Y2 JP2525070 Y2 JP 2525070Y2
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power steering
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賢治 石川
好美 渡辺
泰夫 船見
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はハンドルの切れ角を倍力
して推進ユニットに伝達する船舶用パワーステアリング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドル操作をステアリングケーブル、
ステアリングシャフトを介してスプール弁に伝達し、ス
プール弁の作動で油路を切り替えて推進ユニットの向き
を変えるようにした船舶用パワーステアリング装置とし
て実開平2−60096号に開示されるものが知られて
いる。
【0003】この装置は図9に示すように、保持部10
0にハウジング101を取り付け、このハウジング10
1内にスプール弁102を組み込み、また保持部100
を貫通するステアリングシャフト103の一端にステア
リングケーブルアウタ104を螺着し、ステアリングシ
ャフト103内を通したステアリングケーブルインナ1
05の先端をクレビス106に止着し、クレビス106
を推進ユニットの向きを変えるステアリングアームに連
結している。
【0004】そして、ステアリングシャフト103の軸
方向の動きをスプール弁102に伝達し、図示しないシ
リンダユニットの油路を切り替えて前記クレビス106
を取り付けたピストンロッドを移動させるべく、ステア
リングシャフト103の外周にスライダ107を固着
し、このスライダ107の外周に形成した環状溝108
にコンロッド109の一端を係合し、このコンロッド1
09の他端をスプール弁102に螺着したスプールプッ
シュ110に係合している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来の構造に
おいて、スライダ107の外周に環状溝108を形成し
ているのは、ハンドルを廻してステアリングシャフト1
03を軸方向に動かすとき、ステアリングケーブルの構
造からステアリングケーブルアウタ104が捩れるよう
に回転するため、これにつれてステアリングシャフト1
03も回転し得るようにしておかなければならないから
である。
【0006】しかしながら、環状溝108を全周に亘っ
て等しい幅に切削することは困難であり、またある程度
環状溝108とコンロッド109との間に隙間がないと
ステアリングシャフト103が回転しにくくなるので、
コンロッド109の厚みよりも環状溝108の幅を大き
く設定している。その結果、ステアリングシャフト10
3の軸方向の動きを当該隙間の分だけスプール弁102
に正確に伝達できず、スムーズな動きが阻害される。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
考案は、船舶用パワーステアリング装置のステアリング
シャフトとスプール弁とをつなぐ連結機構を、ステアリ
ングシャフトの周囲に回転自在に外嵌され且つ一部に係
合孔を形成した環状部材と、この環状部材をストッパ側
に押し付けるプッシュプレートと、前記環状部材に形成
した係合孔に一端が係合し他端がスプール弁に係合する
コンロッドとから構成した。
【0008】
【作用】ハンドルを切るとステアリングケーブルインナ
の先端はクレビスに連結されているためケーブルアウタ
が動き、これによりステアリングシャフトが軸方向に移
動し、環状部材及びコンロッドを介してスプール弁が作
動し、クレビスを取り付けているピストンロッドがシリ
ンダユニットに対して進退動をなし、推進ユニットの向
きが変る。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで図1は本考案に係るパワーステアリン
グ装置の全体図、図2は図1のA方向矢視図、図3は同
パワーステアリング装置の断面図、図4は図3のB−B
線断面図、図5は同パワーステアリング装置の要部拡大
図、図6は同パワーステアリング装置の要部の分解図で
ある。
【0010】パワーステアリング装置はシリンダユニッ
ト1と保持部2とをアルミニウム合金等を材料として一
体鋳造しており、シリンダユニット1にはピストンロッ
ド3が摺動自在に挿入され、シリンダユニット1か
出したピストンロッド3の端部にクレビス4が取り付け
られ、このクレビス4を推進ユニットの向きを変える図
示しないステアリングアームに連結している。
【0011】保持部2にはピストンロッド3と平行に中
空ステアリングシャフト5を挿通し、このステアリング
シャフト5内にはハンドル側に連結するステアリングケ
ーブルインナ6を挿通してその先端を前記クレビス4に
止着し、またステアリングシャフト5の一端に形成した
雄ネジ部5aにステアリングケーブルアウタ7を螺着
し、更にステアリングシャフト5の小径部外周には一対
のリテーナ8,8を摺動自在に外嵌し、これらリテーナ
8,8間にステアリングシャフト5を中立位置に戻すリ
ターンスプリング9を縮装している。
【0012】また、保持部2にはボルトによってハウジ
ング10を取り付け、このハウジング10内にスプール
弁11を前記ピストンロッド3と平行に摺動するように
配置し、前記ステアリングシャフト5の動きを連結機構
12を介してスプール弁11に伝達するようにしてい
る。
【0013】連結機構12は環状部材13とコンロッド
14から構成される。環状部材13は図5及び図6に示
すようにステアリングシャフト5の外周に嵌め付けたス
トッパリング15,15間に止められ、一方のストッパ
リング15と環状部材13との間には皿バネ等のプッシ
ュプレート16を介設して環状部材13を他方のストパ
リング15に押し付けてガタつきをなくしている。
【0014】また環状部材13には係合孔17が形成さ
れ、この係合孔17にコンロッド14の一端が係合し、
コンロッド14の他端はスプール弁11に形成した係合
孔18に係合している。
【0015】一方、ハウジング10の内周面にはシリン
ダユニット1の油室S1(図7,8参)に通じる溝2
0、油室S2に通じる溝21、ポンプからの油が供給さ
れる溝22及びタンクに油を戻すための溝23が形成さ
れている。
【0016】以上において、ハンドルを切らない状態に
あっては、図7に示すようにスプール弁11に供給され
た油は溝20,21を介して油室S1、S2に供給さ
れ、ピストンには等しい油圧が作用しクレビス4は動か
ない。
【0017】この状態からハンドルを切ると、ステアリ
ングケーブルインナ6はクレビス4に止着されているた
め動かず反力でステアリングケーブルアウタ7が動き、
このステアリングケーブルアウタ7が螺着しているステ
アリングシャフト5も軸方向に動く。尚、ステアリング
ケーブルアウタ7は捩れるように動くため、ステアリン
グシャフト5は軸廻りに回転しながら移動する。そし
て、環状部材13はステアリングシャフト5に対して回
転自在となっているので、環状部材13は回転せずステ
アリングシャフト5のみが回転する。
【0018】このようにステアリングシャフト5が軸方
向に移動すると、スプール弁11も移動して図8に示す
状態となり、矢印で示す方向に油は流れピストンロッド
3が移動し、クレビス4を介して推進ユニットの向きが
変化する。
【0019】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
船舶ようパワーステアリング装置において、ステアリン
グシャフトの周囲に回転自在に環状部材を外嵌し、この
環状部材の一部に係合孔を形成し、また前記環状部材を
プッシュプレートにてストッパ側に押し付け、更に前記
環状部材に形成した係合孔にコンロッドの一端を係合
し、このコンロッドの他端をスプール弁に係合せしめた
ので、ステアリングシャフトの微小な動きまで正確にガ
タなくスプール弁に伝達することができ、高性能のパワ
ーステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパワーステアリング装置の全体図
【図2】図1のA方向矢視図
【図3】本考案に係るパワーステアリング装置の断面図
【図4】図3のB−B線断面図
【図5】本考案に係るパワーステアリング装置の要部拡
大図
【図6】本考案に係るパワーステアリング装置の要部の
分解図
【図7】作用を説明した図
【図8】作用を説明した図
【図9】従来のパワーステアリング装置の断面図
【符号の説明】
1…シリンダユニット、2…保持部、3…ピストンロッ
ド、4…クレビス、5…ステアリングシャフト、11…
スプール弁、12…連結機構、13…環状部材、14…
コンロッド、16…プッシュプレート、17…係合孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの切れ角をステアリングケーブ
    ルを介してステアリングシャフトに伝達し、このステア
    リングシャフトの動きを連結機構を介してスプール弁に
    伝達し、このスプール弁の作動により油圧によって推進
    ユニット側につながるクレビスを動かすようにした船舶
    用パワーステアリング装置において、前記ステアリング
    シャフトとスプール弁とをつなぐ連結機構は、ステアリ
    ングシャフトの周囲に回転自在に外嵌され且つ一部に係
    合孔を形成した環状部材と、この環状部材をストッパ側
    に押し付けるプッシュプレートと、前記環状部材に形成
    した係合孔に一端が係合し他端がスプール弁に係合する
    コンロッドとからなることを特徴とする船舶用パワース
    テアリング装置。
JP778591U 1991-01-28 1991-01-28 船舶用パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP2525070Y2 (ja)

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