JP2525030Y2 - 電動式車両の駆動輪 - Google Patents

電動式車両の駆動輪

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JP2525030Y2
JP2525030Y2 JP1987117446U JP11744687U JP2525030Y2 JP 2525030 Y2 JP2525030 Y2 JP 2525030Y2 JP 1987117446 U JP1987117446 U JP 1987117446U JP 11744687 U JP11744687 U JP 11744687U JP 2525030 Y2 JP2525030 Y2 JP 2525030Y2
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JP
Japan
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tire
bearing
electric motor
ring member
outer periphery
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JP1987117446U
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▲吉▼和 杉浦
稔浩 杉浦
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杉国工業株式会社
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  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、タイヤや電動モータの点検や交換を容易
にするための改良を施した電動式車両の駆動輪に関す
る。
(従来の技術) 従来、例えば実開昭49−71656号公報や実開昭48−926
69号公報に開示されているように、フォークリフト車等
の電動式車両の駆動輪に、電動モータを取付け、該電動
モータによりタイヤを回転させるものが在る。
これらは、駆動輪の全体の寸法をコンパクトにするた
め、タイヤの内側に減速歯車と駆動モータを収容した、
いわゆるホイールインモータ方式を採用している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の公報に示されるものは、タイヤ
を挟んで電動モータと減速歯車機構が設けられているた
め、タイヤを交換するときには、減速歯車機構を取外さ
なければならないし、電動モータ全体がタイヤの側方に
突出するため、偏平モータを用いてコンパクト化を図る
必要があった。
また、後者の公報に示されるものは、タイヤが外周に
勘合されたドラム内に非回転状態に支持された駆動モー
タを収容した構造のため、偏平モータを用いなくてもコ
ンパクト化が図れるものであるが、反面、タイヤ交換が
困難であるし、電動モータの点検や交換も極めて困難で
あった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するため、電動モータの
一端側に設けられた段差状の印ろう部側に取付けられた
軸受部に回転軸が水平状に挿通され、前記軸受部は車両
の操舵軸下側または車両フレームに取付けられたブラケ
ット側面の垂直取付部に取付けられて前記電動モータを
支持固定するとともに、前記軸受部のフランジ部の外周
には回転可能にリング部材を設け、このリング部材と前
記回転軸との間に減速歯車機構を介装してリング部材を
回転可能に連繋し、また、前記電動モータの印ろう部の
外周にはベアリングを介して回転可能に、かつ前記リン
グ部材に着脱可能にタイヤを設けて、該タイヤの側方に
前記電動モータを片持ち状に支持する構成としたことで
あり、 また、前記印ろう部に外嵌してタイヤを回転可能に支
承するベアリングは、前記タイヤの幅方向の中心に位置
する構成としたことであり、 さらに、タイヤを着脱可能に取付けるリング部材は、
前記軸受部のフランジ部との間に摺動リングを介装して
前記タイヤを安定支持可能に構成した電動式車両の駆動
輪である。
(作用) 本考案は、電動モータの印ろう部を軸受部を介してブ
ラケットの垂直取付部に支持固定し、軸受部のフランジ
部の外周に摺動部材を介してリング部材を回動可能に設
け、上記印ろう部の外周にベアリングを介して回転可能
に、かつ上記リング部材に着脱可能にタイヤを設けて、
このタイヤの側方に電動モータを片持ち上に支持したの
で、駆動輪をコンパクト化が図れるとともに、タイヤは
電動モータ側から容易に着脱することができ、その点検
・交換作業が容易となる。また、電動モータにおいても
タイヤの側方へ片持ち支持したので、その回りには付帯
物が介在しないので点検・交換を容易に行うことができ
る。
また、タイヤを着脱可能に取付けるリング部材は、上
記軸受部のフランジ部との間に摺動リングを介装しての
でタイヤを安定支持することができる。
(実施例) 第1図は、本考案の一実施例の構成を示す断面図であ
る。
本実施例は、フォークリフト車等の電動式車両の可操
舵駆動輪に本考案を適用した例を示す。
操舵軸22は、車体フレームに軸支され、図示しないハ
ンドルの操作により水平方向に回動する。
この操舵軸22の下端には、縦断面が略L字状で図中左
方と下面が開口した紙面に垂直方向に円弧状に膨出した
形状のブラケット13が取付けられている。
このブラケット13の側面側の垂直取付部13bの中央に
は円筒状のボス部13aが水平方向に突出形成されてお
り、このボス部13aには軸受部14が嵌入固定されてい
る。
この軸受部14はフランジ部14aと軸支部14bとからな
り、その中心部には電動モータ1の回転軸23を回転可能
に挿通する挿通孔を有し、このフランジフ部14aは電動
モータ1の一端部に段差状に形成された印ろう部1Aの端
面側に冠状に取付け可能に設けられている。また、支軸
部14bはブラケット13のボス部13aに挿入可能に設けられ
ている。このように設けられた軸受部14には電動モータ
1の回転軸23が挿通されて、そのフランジ部14aは冠状
に取付けられてボルト16により止着されている。このよ
うに軸受部14を取付けた電動モータ1は同軸受部14がブ
ラケット13のボス部13aに挿入されて同端部に形成され
たねじ部にナット15が螺合されて止着されるとともに、
キー21により回り止め固定されている。この取付け状態
で電動モータ1はブラケット13の垂直取付部13bに対し
軸受部14を介して片持ち状に取り付け支持されている。
そして、電動モータ1の印ろう部1Aの外周には、1つ
のベアリング4が嵌入されて、その内輪はフランジ部14
aの外周縁部と印ろう部1Aの段部1cとに挾持されて軸線
方向へのずれが防止され、このベアリング4を介してタ
イヤ2が印ろう部1Aの外周回りに回転可能に取付けられ
るとともに、同タイヤ2は軸受部14のフランジ部14aの
外周に回動可能に取付けられたリング部材5に複数のボ
ルト3により着脱可能に取付けられている。このように
取付けられたタイヤ2に対し電動モータ1は側方へ張出
し状に片持ち支持されている。
このリング部材5の内周には、内歯歯車6が、ボルト
7により複数箇所で固定されていおり、前記ブラケット
13の上部には、前記内歯歯車6に噛合う小径歯車8の軸
8aが、ベアリング9を介して回転可能に挿通されてい
る。
小径歯車8の軸8aの図中右端には、大径歯車12がキー
11により、軸8aと一体に回転するように取付けられてお
り、この大径歯車12は、前記電動モータ1の回転軸23に
形成されたギア部1aに噛合っている。
従って、上記ギア部1a、大径歯車12、小径歯車8、内
歯歯車6により、電動モータ1の回転出力を減速してタ
イヤ2に伝達する減速歯車機構を構成している。
第2図は、上記減速歯車機構の伝達経路を分り易くす
るために、歯車部分を取出して示した図である。
ブラケット13の外側面には、上記小径歯車の軸8aの先
端を回転可能に支持するベアリング10、及び電動モータ
1の回転軸23を回転可能に支持するベアリング24を備え
たカバー19が、ボルト20により複数箇所で、ブラケット
13に固定されている。
このカバー19の外側面には、電動モータ1の回転軸23
の回転を制止するためのブレーキ18が、ボルト25により
複数箇所でカバー19に固定されている。
そして、前記ベアリング4は、タイヤ2の幅方向の中
心線上に配置されている。
また、リング部材5の内周と、軸受部14のフランジ部
14aの外周は、近接対向しており、リング5の内周に打
込み固定された摺動リング17が、フランジ部14aの外周
に摺接している。すなわち、リング部材5の内周とフラ
ンジ部14aの外周は、摺動リング17を介して摺接してい
る。
次に、本実施例の作用を説明する。
電動モータ1は、図示しないコントローラにより、正
転または逆転に応じて、駆動電流が供給され、回転軸23
が回転する。
回転軸23の回転は、大径歯車12、小径歯車8、内歯歯
車6により、減速されてタイヤ2に伝達され、タイヤ2
を回転させる。
電動モータ1は、ブラケット13と一体の軸受部14に固
定されているため、回転しない。
操舵軸22を回動させると、ブラケット13も水平方向に
回動し、このため、電動モータ1とタイヤ2も水平方向
に回動して、操舵が行われる。
本実施例は、タイヤ2を1つのベアリング4を介して
電動モータ1の印ろう部1Aの外周に回転可能に取付けて
あるため、ベアリング4を複数用いる場合、及びタイヤ
2を電動モータの回転軸側に配置する場合に比して、幅
方向の小形化が図られている。
しかも、ベアリング4を電動モータ1の印ろう部1Aの
外周に直接配置したことで、タイヤ用の軸受を別個に設
ける場合に比して、タイヤ2の径を小さくすることが可
能であり、これにより、駆動輪の高さ方向の小形化を図
ることができる。
また、ベアリング4を1つにしたことにより、ベアリ
ング4に加わる荷重によるベアリング4の変形が生じ、
タイヤ2の回転に振動が生じることを防止するため、本
実施例は、摺動リング17を介して、リング部材5と軸受
部14のフランジ部14aとを摺接させて、タイヤ2の上下
の変動を抑止している。
さらに、本実施例は、ベアリング4を、タイヤ2の幅
方向の中心線上に配置したことで、タイヤ2の荷重中心
にベアリング4が位置し、1つのベアリング4でも十分
に、タイヤ2を路面に対して垂直に支持することができ
る。
そして、タイヤ2を点検するには、第1図中左方向か
ら行えば、タイヤ2は、全体が露出しているため、容易
に点検が行なえる。また、タイヤ2を交換する場合に
は、同じく第1図中左方向から、ボルト3を抜くこと
で、容易にタイヤ2を取外すことができる。これは、電
動モータ1を片持ち式に支持し、タイヤ2を電動モータ
1の印ろう部1Aの外周に嵌入した構成による効果であ
る。
同様に、電動モータ1を片持ち式に支持した構成によ
り、電動モータ1は、第1図中左側に露出しているた
め、ブラシ1bの交換や点検が容易に行なえる。また、電
動モータ1の交換も、タイヤ2を取外し、ボルト16を抜
くことで、比較的容易に行うことができる。
なお、上記実施例では、可操舵駆動輪に、本考案を適
用した例を示したが、本考案は、これに限定されること
は無く、車体フレーム下面にブラケット13を取付けて、
非操舵駆動輪として用いることもできる。
また、本考案を適用可能な電動式車両は、フォークリ
フト等の荷搬車に限らず、電動式乗用車等の一般車両や
二輪車等にも適用できることは言うまでも無い。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案は、電動モータの
印ろう部の外周でタイヤが回転するとともに、電動モー
タをブラケットで片持ち式に支持する構成により、駆動
輪のコンパクト化が図れるとともに、タイヤは、電動モ
ータの非支持側から容易に取外すことができ、タイヤの
交換や点検が容易になる。
また、本考案は、電動モータが片持ち式に支持される
とともに、非支持側には、付帯物がないため、電動モー
タの点検や交換が容易に行なえる。
また、軸受部のフランジ部の外周とリング部材との間
に摺動リングを介装する構成としたことにより、タイヤ
側のベアリングと摺動リングとの協働によりタイヤを安
定支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す断面図、第2図
は同実施例中の減速歯車機構を構成する歯車列の正面図
である。 1……電動モータ 1a……ギア部 2……タイヤ 4……ベアリング 5……リング 6……内歯歯車 8……小径歯車 12……大径歯車 13……ブラケット 14……軸受部 14a……フランジ部 17……摺動リング 22……操舵軸 23……回転軸

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータの一端側に設けられた段差状の
    印ろう部側に取付けられた軸受部に回転軸が水平状に挿
    通され、前記軸受部は車両の操舵軸下側または車両フレ
    ームに取付けられたブラケット側面の垂直取付部に取付
    けられて前記電動モータを支持固定するとともに、前記
    軸受部のフランジ部の外周には回転可能にリング部材を
    設け、このリング部材と前記回転軸との間に減速歯車機
    構を介装してリング部材を回転可能に連繋し、また、前
    記電動モータの印ろう部の外周にはベアリングを介して
    回転可能に、かつ前記リング部材に着脱可能にタイヤを
    設けて、該タイヤより側方に前記電動モータを片持ち状
    に支持する構成とした電動式車両の駆動輪。
  2. 【請求項2】前記印ろう部に外嵌してタイヤを回転可能
    に支承するベアリングは、前記タイヤの幅方向の中心線
    上に位置する1個のベアリングである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電動式車両の駆動輪。
  3. 【請求項3】前記タイヤを着脱可能に取付けるリング部
    材は、前記軸受部のフランジ部との間に摺動リングを介
    装して前記タイヤを安定支持可能に構成した実用新案登
    録請求の範囲第1項もしくは第2項記載の電動式車両の
    駆動輪。
JP1987117446U 1987-07-30 1987-07-30 電動式車両の駆動輪 Expired - Lifetime JP2525030Y2 (ja)

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JPS6422531U JPS6422531U (ja) 1989-02-06
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JP4617130B2 (ja) * 2004-10-01 2011-01-19 荻野工業株式会社 ホイールモータ及び減速装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6422531U (ja) 1989-02-06

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