JP2524397Y2 - コンパクト容器 - Google Patents
コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2524397Y2 JP2524397Y2 JP1990030799U JP3079990U JP2524397Y2 JP 2524397 Y2 JP2524397 Y2 JP 2524397Y2 JP 1990030799 U JP1990030799 U JP 1990030799U JP 3079990 U JP3079990 U JP 3079990U JP 2524397 Y2 JP2524397 Y2 JP 2524397Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- lid
- locking
- recess
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧料を収容したコンパクト容器に関す
る。
る。
従来、合成樹脂製の容器本体と蓋体とを、後縁で開閉
回動自在に設けて、前縁で双方を離脱可能に係合させる
ようにして容器本体内に化粧料を収容したコンパクト容
器がよく知られている。
回動自在に設けて、前縁で双方を離脱可能に係合させる
ようにして容器本体内に化粧料を収容したコンパクト容
器がよく知られている。
化粧料を収容したコンパクト容器は、女性の化粧具た
る持ち物として広く用いられているが、そのフアッショ
ン性よりして意匠的にスマートな形状に主眼が置かれ、
且つ携帯に際して邪魔にならないように外表面形状が滑
らかな流線型であって突出部のないように形成されてお
り、さらに、蓋体がみだりに開いてしまっては携帯時に
取り扱いに不便であることから、蓋体は容器本体に係合
部等を介して確実に係止されている。
る持ち物として広く用いられているが、そのフアッショ
ン性よりして意匠的にスマートな形状に主眼が置かれ、
且つ携帯に際して邪魔にならないように外表面形状が滑
らかな流線型であって突出部のないように形成されてお
り、さらに、蓋体がみだりに開いてしまっては携帯時に
取り扱いに不便であることから、蓋体は容器本体に係合
部等を介して確実に係止されている。
従って、この種のコンパクト容器は、容器本体と蓋体
との係合部分に弾性材を利用して閉蓋状態を確保し、閉
蓋状態でこの弾性材の弾力に抗して押圧することにより
上記係合部分の係合が外れて蓋体が開くように形成され
たものが多く知られている。
との係合部分に弾性材を利用して閉蓋状態を確保し、閉
蓋状態でこの弾性材の弾力に抗して押圧することにより
上記係合部分の係合が外れて蓋体が開くように形成され
たものが多く知られている。
しかしながら、前記コンパクト容器は、閉蓋状態で前
記弾性材の弾力に抗して弾性材を押圧することにより上
記係合部分の係合を外すために大きな押圧力を必要とし
て操作がむずかしい。あるいは、押圧力を小さくするた
めに別個の部品を設けて、この部品に押圧力を与えて係
合部分には間接的に係合を外す力を生じるようにして、
蓋体を開くことができるように形成しているので、構造
が複雑になる。
記弾性材の弾力に抗して弾性材を押圧することにより上
記係合部分の係合を外すために大きな押圧力を必要とし
て操作がむずかしい。あるいは、押圧力を小さくするた
めに別個の部品を設けて、この部品に押圧力を与えて係
合部分には間接的に係合を外す力を生じるようにして、
蓋体を開くことができるように形成しているので、構造
が複雑になる。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、容器
本体と蓋体との開閉係止の構造が簡単で蓋体の開閉操作
を容易にすることを技術的課題とする。
本体と蓋体との開閉係止の構造が簡単で蓋体の開閉操作
を容易にすることを技術的課題とする。
本考案は、前記の技術的課題を解決するために以下の
ような構成とした。
ような構成とした。
即ち、容器本体１と蓋体10の前部に第1,第２凹所3,13
を夫々形成し、容器本体１には、前記第１凹所３に傾斜
部４を設けると共に、この傾斜部４の下側に係止段部５
を設け、さらに、容器本体１の後部に蓋体10の後部を回
動可能に取り付け、そして、蓋体10の前記第２凹所13に
は、フック20を回動可能に取り付け、このフック20の下
部には、指掛け部21を設けると共に、この指掛け部21の
上端部に前記係止段部５に係止する係止部22を設け、こ
の係止部22が係止段部５に係止したときに指掛け部21が
フック20の回転中心よりも後方に位置するように形成
し、そして、前記フック20の上部であってフック20の回
転中心よりも後方に弾性部23を設け、この弾性部23は、
前記第２凹所13を形成している周壁14に当接して、前記
係止部22を後方に付勢し、蓋体10を閉じる際に蓋体10を
押圧すると、前記フック20の下部が前記傾斜部４に摺接
し、そして、前記係止部22を前記係止段部５に係合する
ように案内され、さらに、開蓋時に前記指掛け部21を前
方に押し出すと前記フック20が回動して、前記弾性部23
が圧縮されて、前記係止段部５と前記係止部22の係合が
解除するように形成したコンパクト容器とした。
を夫々形成し、容器本体１には、前記第１凹所３に傾斜
部４を設けると共に、この傾斜部４の下側に係止段部５
を設け、さらに、容器本体１の後部に蓋体10の後部を回
動可能に取り付け、そして、蓋体10の前記第２凹所13に
は、フック20を回動可能に取り付け、このフック20の下
部には、指掛け部21を設けると共に、この指掛け部21の
上端部に前記係止段部５に係止する係止部22を設け、こ
の係止部22が係止段部５に係止したときに指掛け部21が
フック20の回転中心よりも後方に位置するように形成
し、そして、前記フック20の上部であってフック20の回
転中心よりも後方に弾性部23を設け、この弾性部23は、
前記第２凹所13を形成している周壁14に当接して、前記
係止部22を後方に付勢し、蓋体10を閉じる際に蓋体10を
押圧すると、前記フック20の下部が前記傾斜部４に摺接
し、そして、前記係止部22を前記係止段部５に係合する
ように案内され、さらに、開蓋時に前記指掛け部21を前
方に押し出すと前記フック20が回動して、前記弾性部23
が圧縮されて、前記係止段部５と前記係止部22の係合が
解除するように形成したコンパクト容器とした。
本考案は、フック20の上部に設けた弾性部23により前
記フック20の係止部22を後方に付勢しているので、開蓋
状態において、蓋体10を閉じる際蓋体10を押圧すると、
フック20の下部が容器本体１の傾斜部４に摺接し、そし
て、フック20の係止部22を容器本体１の係止段部５に係
合するように案内されて、さらに、押圧し続けると、前
記係止部22を前記係止段部５に係合して蓋体10を閉じ
る。
記フック20の係止部22を後方に付勢しているので、開蓋
状態において、蓋体10を閉じる際蓋体10を押圧すると、
フック20の下部が容器本体１の傾斜部４に摺接し、そし
て、フック20の係止部22を容器本体１の係止段部５に係
合するように案内されて、さらに、押圧し続けると、前
記係止部22を前記係止段部５に係合して蓋体10を閉じ
る。
また、閉蓋状態において、蓋体10を開く際前記フック
20の指掛け部21を押圧すると、前記フック20が回動し
て、前記弾性部23が圧縮されて、前記係止段部５と前記
係止部22の係合が解除して蓋体10を開く。
20の指掛け部21を押圧すると、前記フック20が回動し
て、前記弾性部23が圧縮されて、前記係止段部５と前記
係止部22の係合が解除して蓋体10を開く。
以下、本考案による一実施例について第１図及び第２
図を参照しつつ説明する。
図を参照しつつ説明する。
このコンパクト容器は、化粧料の収容部２を有する容
器本体１と鏡11を有する蓋体10の前部である前縁に第1,
第２凹所3,13を夫々切欠部により形成している。そし
て、容器本体１の前記第１凹所３は、後方に向かって上
方に傾斜する面で傾斜部４を形成している。
器本体１と鏡11を有する蓋体10の前部である前縁に第1,
第２凹所3,13を夫々切欠部により形成している。そし
て、容器本体１の前記第１凹所３は、後方に向かって上
方に傾斜する面で傾斜部４を形成している。
この傾斜部４の下側の縁部に係止段部５を設けてい
る。さらに、容器本体１の後部である後縁に蓋体10の他
側部である後縁を回動可能に取り付けている。
る。さらに、容器本体１の後部である後縁に蓋体10の他
側部である後縁を回動可能に取り付けている。
そして、蓋体10の前記第２凹所13は、前記第２凹所13
の両側に設けた透孔12,12に短軸24,24を枢着したフック
20を回動可能に取り付けている。
の両側に設けた透孔12,12に短軸24,24を枢着したフック
20を回動可能に取り付けている。
このフック20の下部には、閉蓋時において前方に向か
って下方に傾斜する面で指掛け部21を形成して、この指
掛け部21の上端部に前記係止段部５に係止する係止部22
を突設している。このフック20は係止部22が係止段部５
に係止したときに指掛け部21がフック20の回転中心より
も後方に位置するように形成されている。
って下方に傾斜する面で指掛け部21を形成して、この指
掛け部21の上端部に前記係止段部５に係止する係止部22
を突設している。このフック20は係止部22が係止段部５
に係止したときに指掛け部21がフック20の回転中心より
も後方に位置するように形成されている。
そして、前記フック20の上部の両側であってフック20
の回転中心よりも後方には、薄板からなるＵ形状の弾性
部23,23を連設して、これらの弾性部23,23は、前記第２
凹所13を形成している周壁14に当接して、前記短軸24,2
4を中心にして前記係止部22を後方に付勢している。
の回転中心よりも後方には、薄板からなるＵ形状の弾性
部23,23を連設して、これらの弾性部23,23は、前記第２
凹所13を形成している周壁14に当接して、前記短軸24,2
4を中心にして前記係止部22を後方に付勢している。
そして、蓋体10を閉じる際蓋体10を押圧すると、前記
フック20下部の前記係止部22が前記傾斜部４の傾斜面に
摺接し、そして、前記係止部22を前記係止段部５に係合
するように案内されて、前記係止部22を前記係止段部５
に係合し、さらに、閉蓋時に前記指掛け部21を指で前方
へ向けて押圧すると前記フック20が回動して、前記弾性
部23が圧縮されて、前記係止段部５と前記係止部22の係
合が解除するように形成した構造になっている。
フック20下部の前記係止部22が前記傾斜部４の傾斜面に
摺接し、そして、前記係止部22を前記係止段部５に係合
するように案内されて、前記係止部22を前記係止段部５
に係合し、さらに、閉蓋時に前記指掛け部21を指で前方
へ向けて押圧すると前記フック20が回動して、前記弾性
部23が圧縮されて、前記係止段部５と前記係止部22の係
合が解除するように形成した構造になっている。
この実施例では、フック20は指掛け部21、係止部22及
び弾性部23を一体に形成して構造が簡単であるので、安
価な製造コストで提供することが可能である。
び弾性部23を一体に形成して構造が簡単であるので、安
価な製造コストで提供することが可能である。
また、容器本体１に対して蓋体10の開閉操作は、前記
作用の項で述べたようにして行うが、フック20は、指先
の挿入し易いように指掛け部21に傾斜面を設け、そし
て、フック20の指掛け部21の上端部に、容器本体１の係
止段部５に係止する係止部22を突設しているので、指掛
け部21を指で押圧すると簡単に係止段部５と前記係止部
22の係合が解除され蓋開操作が極めて容易である。
作用の項で述べたようにして行うが、フック20は、指先
の挿入し易いように指掛け部21に傾斜面を設け、そし
て、フック20の指掛け部21の上端部に、容器本体１の係
止段部５に係止する係止部22を突設しているので、指掛
け部21を指で押圧すると簡単に係止段部５と前記係止部
22の係合が解除され蓋開操作が極めて容易である。
以上説明したように、本考案によるコンパクト容器
は、構造が簡単で、蓋体を閉じる際蓋体を押圧するだけ
で、フックの下部が容器本体の傾斜部に摺接して、フッ
クの係止部を容器本体の係止段部に係合するように案内
されて係合し、また、蓋体を開く際前記フックの指掛け
部を前方に押し出すと、前記フックが回動して、前記弾
性部が圧縮されて、前記係止段部と前記係止部の係合が
解除するので、容器本体と蓋体の開閉操作が容易であ
る。
は、構造が簡単で、蓋体を閉じる際蓋体を押圧するだけ
で、フックの下部が容器本体の傾斜部に摺接して、フッ
クの係止部を容器本体の係止段部に係合するように案内
されて係合し、また、蓋体を開く際前記フックの指掛け
部を前方に押し出すと、前記フックが回動して、前記弾
性部が圧縮されて、前記係止段部と前記係止部の係合が
解除するので、容器本体と蓋体の開閉操作が容易であ
る。
さらに、係止部22が係止段部５に係止したときに指掛
け部21がフック20の回転中心よりも後方に位置すること
により、フック20の回転中心よりも前方に突出する寸法
を小さくできるためコンパクト容器の小型化を可能にす
ることができる。
け部21がフック20の回転中心よりも後方に位置すること
により、フック20の回転中心よりも前方に突出する寸法
を小さくできるためコンパクト容器の小型化を可能にす
ることができる。
第１図及び第２図は本考案による一実施例を示し、第１
図は要部の断面図、第２図は要部の分解斜視図である。 １……容器本体、３……第１凹所、４……傾斜部、５…
…係止段部、10……蓋体、13……第２凹所、14……周
壁、20……フック、21……指掛け部、22……係止部、23
……弾性部。
図は要部の断面図、第２図は要部の分解斜視図である。 １……容器本体、３……第１凹所、４……傾斜部、５…
…係止段部、10……蓋体、13……第２凹所、14……周
壁、20……フック、21……指掛け部、22……係止部、23
……弾性部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−23907（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−91207（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−161915（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−25912（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−44706（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−163010（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】容器本体１と蓋体10の前部に第1,第２凹所
3,13を夫々形成し、容器本体１には、前記第１凹所３に
傾斜部４を設けると共に、この傾斜部４の下側に係止段
部５を設け、さらに、容器本体１の後部に蓋体10の後部
を回動可能に取り付け、そして、蓋体10の前記第２凹所
13には、フック20を回動可能に取り付け、このフック20
の下部には、指掛け部21を設けると共に、この指掛け部
21の上端部に前記係止段部５に係止する係止部22を設
け、この係止部22が係止段部５に係止したときに指掛け
部21がフック20の回転中心よりも後方に位置するように
形成し、そして、前記フック20の上部であってフック20
の回転中心よりも後方に弾性部23を設け、この弾性部23
は、前記第２凹所13を形成している周壁14に当接して、
前記係止部22を後方に付勢し、蓋体10を閉じる際に蓋体
10を押圧すると、前記フック20の下部が前記傾斜部４に
摺接し、そして、前記係止部22を前記係止段部５に係合
するように案内され、さらに、開蓋時に前記指掛け部21
を前方に押し出すと前記フック20が回動して、前記弾性
部23が圧縮されて、前記係止段部５と前記係止部22の係
合が解除するように形成したコンパクト容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990030799U JP2524397Y2 (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990030799U JP2524397Y2 (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03123408U JPH03123408U (ja) | 1991-12-16 |
| JP2524397Y2 true JP2524397Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31533509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990030799U Expired - Fee Related JP2524397Y2 (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524397Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6123907U (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-13 | 和田工業株式会社 | 化粧用コンパクト |
| JPS6391207U (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-13 |
-
1990
- 1990-03-26 JP JP1990030799U patent/JP2524397Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03123408U (ja) | 1991-12-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |