JP2523777B2 - 燃焼器 - Google Patents
燃焼器Info
- Publication number
- JP2523777B2 JP2523777B2 JP63100723A JP10072388A JP2523777B2 JP 2523777 B2 JP2523777 B2 JP 2523777B2 JP 63100723 A JP63100723 A JP 63100723A JP 10072388 A JP10072388 A JP 10072388A JP 2523777 B2 JP2523777 B2 JP 2523777B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- nozzle
- combustion
- air
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の燃焼器に関するものである。
従来の技術 従来この種の燃焼器は第２図に示すように円筒状燃焼
室10内のノズル部11に空気旋回部12をもち、ノズル11か
ら噴出する燃料と空気（矢印）を激しく混合して燃焼さ
せる元混合式の拡散燃焼器や、一部の空気を予混合して
ノズルから噴出させその周囲に拡散用燃焼用の空気を供
給して燃焼させる燃焼器はある。これらはいかにして早
く空気と燃料を混合して燃やすかということを狙いとし
て考えられてきた。すなわち、火炎の長いことは望まし
くなく、すすの発生をもたらすものであった。また、激
しい空気と燃料の混合は火炎の不安定をもたらし、混合
を弱くすると上記すすの発生を見た。
室10内のノズル部11に空気旋回部12をもち、ノズル11か
ら噴出する燃料と空気（矢印）を激しく混合して燃焼さ
せる元混合式の拡散燃焼器や、一部の空気を予混合して
ノズルから噴出させその周囲に拡散用燃焼用の空気を供
給して燃焼させる燃焼器はある。これらはいかにして早
く空気と燃料を混合して燃やすかということを狙いとし
て考えられてきた。すなわち、火炎の長いことは望まし
くなく、すすの発生をもたらすものであった。また、激
しい空気と燃料の混合は火炎の不安定をもたらし、混合
を弱くすると上記すすの発生を見た。
発明が解決しようとする課題 上記の構成では燃焼負荷は高く小さな燃焼室で燃焼を
終わらせられるが、燃焼部が非常に高温になり耐久性が
課題になる。一方、火炎を長くすれば、すすの課題より
その長さは制限される。実験によれば20〜25cmの長さが
限界である。
終わらせられるが、燃焼部が非常に高温になり耐久性が
課題になる。一方、火炎を長くすれば、すすの課題より
その長さは制限される。実験によれば20〜25cmの長さが
限界である。
本発明はかかる従来の課題を解決するもので、従来は
不可能とされていた長い火炎を形成し温度差の小さい長
い加熱面を得ることを目的とする。
不可能とされていた長い火炎を形成し温度差の小さい長
い加熱面を得ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の燃焼器は長い燃焼
管と、この燃焼管の一端に臨ませた燃料ノズルと、前記
燃焼管に連通し、燃料ノズルの上流側に設けた送風装置
とよりなり、前記ノズルの先端には平面状の保炎面を形
成し、かつこのノズルから距離をおいて上流に設けた旋
回体により前記送風装置からの空気に旋回流を与えて前
記燃焼管に供給してなる構成を備えたものである。
管と、この燃焼管の一端に臨ませた燃料ノズルと、前記
燃焼管に連通し、燃料ノズルの上流側に設けた送風装置
とよりなり、前記ノズルの先端には平面状の保炎面を形
成し、かつこのノズルから距離をおいて上流に設けた旋
回体により前記送風装置からの空気に旋回流を与えて前
記燃焼管に供給してなる構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成により、ノズルから噴出した燃
料の流れに沿わせるように、旋回を与えた空気をノズル
上流側から供給する。この旋回空気は前記燃料の流れを
引き伸ばし、拡散面を均一化することにより非常に長い
火炎を燃焼管中に形成させ熱均一性の高い長い輻射体と
することができるものである。
料の流れに沿わせるように、旋回を与えた空気をノズル
上流側から供給する。この旋回空気は前記燃料の流れを
引き伸ばし、拡散面を均一化することにより非常に長い
火炎を燃焼管中に形成させ熱均一性の高い長い輻射体と
することができるものである。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面を基に説明する。第
１図において、１は燃焼管で長さと直径は目的と燃焼量
で決められるが実験によると直径10〜50mm、長さ100cm
が適当な数値である。２は前記燃焼管１の一端に同心状
に挿入された燃料噴出用の燃料ノズルで、その先端はノ
ズル孔３周面に平面状の保炎面４を形成している。５は
ファンなどの送風装置６より供給される燃焼空気に旋回
を与える旋回羽根などの旋回体で、前記ノズル２の上流
にこのノズル２と同心状に設けられている。
１図において、１は燃焼管で長さと直径は目的と燃焼量
で決められるが実験によると直径10〜50mm、長さ100cm
が適当な数値である。２は前記燃焼管１の一端に同心状
に挿入された燃料噴出用の燃料ノズルで、その先端はノ
ズル孔３周面に平面状の保炎面４を形成している。５は
ファンなどの送風装置６より供給される燃焼空気に旋回
を与える旋回羽根などの旋回体で、前記ノズル２の上流
にこのノズル２と同心状に設けられている。
７は前記ノズルに燃料を送る燃料パイプである。８は
前記燃焼管１と同心状に形成される長い火炎である。９
は前記燃焼管１の出口端で排気口となる。尚、前記ノズ
ル２と旋回体５の間は管１に沿った旋回流がノズル２後
流に均一に与えられるように距離が取られている。
前記燃焼管１と同心状に形成される長い火炎である。９
は前記燃焼管１の出口端で排気口となる。尚、前記ノズ
ル２と旋回体５の間は管１に沿った旋回流がノズル２後
流に均一に与えられるように距離が取られている。
上記構成において、ノズル２より燃料ガスを噴出させ
るとともに送風装置６より空気を旋回体５を介して旋回
空気としてノズル２上流側より前記燃料ガスの流れに接
するように供給され、点火燃焼される。この時、火炎は
ガスと旋回空気の接触面で形成されるが、燃料の一部は
燃料ノズル２の先端の保炎面４に火炎を形成する。この
時に火炎の形成面は旋回空気流の背面になるために、空
気の流速が遅く、火炎の吹き飛びが少なく安定した火炎
を形成する。そして保炎面４の下流側においては旋回に
よる空気は均一で乱れの少ない接触面を形成するととも
に薄くかつ燃焼管の長さ方向にも均一に供給される。そ
して、非常に長く細い火炎が燃焼管１内の中央に形成さ
れる。我々の実験では、例えば直径16mm、長さ100cm、
燃焼量1500Kcalで火炎長さは40〜100cm以上を得てい
る。このような長さにおいてもすすの発生はなく、燃焼
管１内に長い火炎が形成されるため温度差の小さい、長
い加熱面が構成される。尚、前記空気の旋回流の強さは
ガスの噴出流れを乱さない程度であることが望ましい。
るとともに送風装置６より空気を旋回体５を介して旋回
空気としてノズル２上流側より前記燃料ガスの流れに接
するように供給され、点火燃焼される。この時、火炎は
ガスと旋回空気の接触面で形成されるが、燃料の一部は
燃料ノズル２の先端の保炎面４に火炎を形成する。この
時に火炎の形成面は旋回空気流の背面になるために、空
気の流速が遅く、火炎の吹き飛びが少なく安定した火炎
を形成する。そして保炎面４の下流側においては旋回に
よる空気は均一で乱れの少ない接触面を形成するととも
に薄くかつ燃焼管の長さ方向にも均一に供給される。そ
して、非常に長く細い火炎が燃焼管１内の中央に形成さ
れる。我々の実験では、例えば直径16mm、長さ100cm、
燃焼量1500Kcalで火炎長さは40〜100cm以上を得てい
る。このような長さにおいてもすすの発生はなく、燃焼
管１内に長い火炎が形成されるため温度差の小さい、長
い加熱面が構成される。尚、前記空気の旋回流の強さは
ガスの噴出流れを乱さない程度であることが望ましい。
発明の効果 以上のように本発明の燃焼器によれば、従来では考え
られないような長く安定した火炎を管内に形成させるこ
とを可能にし、かつ長く温度差の小さい加熱面を得るパ
イプ状の燃焼器が得られ、暖房・乾燥・オーブン加熱な
ど用途の多い加熱器を提供するものである。
られないような長く安定した火炎を管内に形成させるこ
とを可能にし、かつ長く温度差の小さい加熱面を得るパ
イプ状の燃焼器が得られ、暖房・乾燥・オーブン加熱な
ど用途の多い加熱器を提供するものである。
第１図は本発明の一実施例における燃焼器の要部断面
図、第２図は従来の燃焼器のバーナ部の断面図である。 １……燃焼管、２……ノズル、４……保炎面、５……旋
回体、６……送風装置。
図、第２図は従来の燃焼器のバーナ部の断面図である。 １……燃焼管、２……ノズル、４……保炎面、５……旋
回体、６……送風装置。
Claims (1)
- 【請求項１】長い燃焼管と、この燃焼管の一端に臨ませ
た燃料ノズルと、前記燃焼管に連通し、燃料ノズルの上
流側に設けた送風装置を備え、前記燃料ノズルの先端に
は平面状の保炎面を形成し、かつこの保炎面より一定の
距離をおいて前記送風機より供給される空気に旋回流を
与えて前記燃焼管に供給する旋回体を有する燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63100723A JP2523777B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63100723A JP2523777B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 燃焼器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01269813A JPH01269813A (ja) | 1989-10-27 |
| JP2523777B2 true JP2523777B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=14281548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63100723A Expired - Lifetime JP2523777B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2523777B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62190311A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-08-20 | Nippon Nenshiyou Syst Kk | ラジアントチユ−ブバ−ナ |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP63100723A patent/JP2523777B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01269813A (ja) | 1989-10-27 |
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