JP2521567Y2 - 地盤改良機の撹拌混合軸 - Google Patents
地盤改良機の撹拌混合軸Info
- Publication number
- JP2521567Y2 JP2521567Y2 JP3166091U JP3166091U JP2521567Y2 JP 2521567 Y2 JP2521567 Y2 JP 2521567Y2 JP 3166091 U JP3166091 U JP 3166091U JP 3166091 U JP3166091 U JP 3166091U JP 2521567 Y2 JP2521567 Y2 JP 2521567Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- gear
- pipe
- shaft
- mixing shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は地盤改良機の撹拌混合軸
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】地盤改良等でセメントミルク等を注入
し、撹拌混合する場合、完全に混合しない場合がある。
し、撹拌混合する場合、完全に混合しない場合がある。
【０００３】図５は公知撹拌混合軸の１例である。これ
は中空の駆動軸２７の下部に上下に間隔を置いて２段の
回転翼28aと28bが固設され、上下回転翼の中間に静止翼
２９がとりつけられている。そして上部のセメントミル
ク注入管３０からセメントミルクを注入し、駆動軸２７
内を通り、駆動軸２７の下端に設けたセメントミルク吐
出口３１から土中に吐出す構成となっている。３２はオ
−ガモ−タ、３３はオ−ガ駆動減速機である。３４は駆
動軸下端の掘削ビットである。
は中空の駆動軸２７の下部に上下に間隔を置いて２段の
回転翼28aと28bが固設され、上下回転翼の中間に静止翼
２９がとりつけられている。そして上部のセメントミル
ク注入管３０からセメントミルクを注入し、駆動軸２７
内を通り、駆動軸２７の下端に設けたセメントミルク吐
出口３１から土中に吐出す構成となっている。３２はオ
−ガモ−タ、３３はオ−ガ駆動減速機である。３４は駆
動軸下端の掘削ビットである。
【０００４】図６は２軸の場合である。この場合には、
２本の駆動軸27a，27bが平行に設けられ、各軸に回転翼
28aと28bが上下に隔設され、これらの間に２本の駆動軸
間を連結する連結部材２９′が設けられている。
２本の駆動軸27a，27bが平行に設けられ、各軸に回転翼
28aと28bが上下に隔設され、これらの間に２本の駆動軸
間を連結する連結部材２９′が設けられている。
【０００５】図５の単軸或いは図６の２軸の場合、共に
静止翼２８或いは連結部材２８′は地盤から受ける抵抗
により回転せず静止翼として働いている。しかし回転翼
27a,27b と静止翼２８又は連結部材２８′との間に石等
がかみこむと、共回りする欠点がある。また、軟弱地盤
の場合でも共回りしないという保証はない。
静止翼２８或いは連結部材２８′は地盤から受ける抵抗
により回転せず静止翼として働いている。しかし回転翼
27a,27b と静止翼２８又は連結部材２８′との間に石等
がかみこむと、共回りする欠点がある。また、軟弱地盤
の場合でも共回りしないという保証はない。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、理論的に回
転が正転及び逆転する回転翼を設けることにより、土砂
とセメントミルク等を確実に混合できる様にすることを
目的とする。
転が正転及び逆転する回転翼を設けることにより、土砂
とセメントミルク等を確実に混合できる様にすることを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】撹拌混合軸をセメントミ
ルクの供給通路となる内管と外管の２重構造とし、外管
の下部外周に正転翼を、又外管下端に太陽歯車を取付
け、この太陽歯車から遊星歯車を介し、外周に正転翼よ
り長い固定翼を固着したリングギヤと噛合せ、他方遊星
歯車軸を内管に対し回転可能で、外周に正転翼と同寸の
逆転翼を備えた下部ボディの上部に取付けた。
ルクの供給通路となる内管と外管の２重構造とし、外管
の下部外周に正転翼を、又外管下端に太陽歯車を取付
け、この太陽歯車から遊星歯車を介し、外周に正転翼よ
り長い固定翼を固着したリングギヤと噛合せ、他方遊星
歯車軸を内管に対し回転可能で、外周に正転翼と同寸の
逆転翼を備えた下部ボディの上部に取付けた。
【０００８】
【実施例】図１〜図４に基いて説明する。図１で９はベ
−スマシンで、この上にリ−ダ１０を立設し、これに本
考案に係る撹拌混合軸１１が支持されている。図２は撹
拌混合軸１１の下部の拡大断面図、図３は撹拌混合軸の
内部に設けた遊星歯車機構の平面図、図４は施工時の状
態を示す断面図である。
−スマシンで、この上にリ−ダ１０を立設し、これに本
考案に係る撹拌混合軸１１が支持されている。図２は撹
拌混合軸１１の下部の拡大断面図、図３は撹拌混合軸の
内部に設けた遊星歯車機構の平面図、図４は施工時の状
態を示す断面図である。
【０００９】図１で撹拌混合軸１１は内管１２と外管１
３とからなっている。内管１２はロッドガイド１４に固
定するかあるいは外管１３と回転可能又は固定のいずれ
かで取付けられ、外部からセメントミルク等が供給され
る。外管１３の下部には遊星歯車機構（図２）が組み込
まれている。駆動軸となる外管１３の回転は遊星歯車機
構の太陽歯車１５に伝達される。太陽歯車１５の回転は
１段目の遊星歯車16aから２段目の遊星歯車16b と伝え
られ、リングギヤ１７へとトルクが伝達される。内歯歯
車を備えたリングギヤ１７の外部には固定翼１８が固着
され、これによって地盤から回転反力を受ける。即ち固
定翼１８と一体のリングギヤ１７は回転しないことにな
る。
３とからなっている。内管１２はロッドガイド１４に固
定するかあるいは外管１３と回転可能又は固定のいずれ
かで取付けられ、外部からセメントミルク等が供給され
る。外管１３の下部には遊星歯車機構（図２）が組み込
まれている。駆動軸となる外管１３の回転は遊星歯車機
構の太陽歯車１５に伝達される。太陽歯車１５の回転は
１段目の遊星歯車16aから２段目の遊星歯車16b と伝え
られ、リングギヤ１７へとトルクが伝達される。内歯歯
車を備えたリングギヤ１７の外部には固定翼１８が固着
され、これによって地盤から回転反力を受ける。即ち固
定翼１８と一体のリングギヤ１７は回転しないことにな
る。
【００１０】太陽歯車１５が伝達されたトルクは、遊星
歯車16b とリングギヤ１７の噛み合い部より遊星歯車16
aと16bの保持ブロック１９と一体となって、駆動軸であ
る外管１３の回転方向と逆方向の回転をする。
歯車16b とリングギヤ１７の噛み合い部より遊星歯車16
aと16bの保持ブロック１９と一体となって、駆動軸であ
る外管１３の回転方向と逆方向の回転をする。
【００１１】保持ブロック１９と内管１２の下端に取り
付けられた下部ボディ２０はボルト等で一体に固定さ
れ、外周に逆転翼２１が固着されている。なお２２は外
管１３の下部に固定された正転翼である。図２で明らか
な如く、固定翼１８の外径寸法Ｄ2は正転翼２２と逆転
翼２１の外径寸法Ｄ1より大となっている。
付けられた下部ボディ２０はボルト等で一体に固定さ
れ、外周に逆転翼２１が固着されている。なお２２は外
管１３の下部に固定された正転翼である。図２で明らか
な如く、固定翼１８の外径寸法Ｄ2は正転翼２２と逆転
翼２１の外径寸法Ｄ1より大となっている。
【００１２】駆動軸である外管１３を回すと、固定翼１
８は原地盤に食い込み図４の反力受部Ｌの部分で反力を
受け静止する。駆動軸と共に回転する正転翼２２と、内
管１２の下部で遊星歯車機構を介し回転する逆転翼２１
は強制的に正逆転される為、撹拌混合の効果がより大と
なる。
８は原地盤に食い込み図４の反力受部Ｌの部分で反力を
受け静止する。駆動軸と共に回転する正転翼２２と、内
管１２の下部で遊星歯車機構を介し回転する逆転翼２１
は強制的に正逆転される為、撹拌混合の効果がより大と
なる。
【００１３】
【作用】図１に戻り、セメントプラント２３でつくられ
たセメントミルクは、流量計２４、供給管２５を経て、
内管１２の上部から供給される。内管１２を流下して、
下端のセメントミルク吐出口２３から地中に吐出され
る。他方駆動軸である外管１３を回転駆動すると、外管
１３の外周に固着された正転翼２２及び外管の下端部に
固着された太陽歯車１５も同時に回転する。太陽歯車１
５が回転すると、遊星歯車16a，16bを介してリングギヤ
１７が回転しようとするが、リングギヤ１７は固転翼１
８の受ける反力で回転しないので、逆転翼２１が正転翼
２２と逆の方向に回転する。
たセメントミルクは、流量計２４、供給管２５を経て、
内管１２の上部から供給される。内管１２を流下して、
下端のセメントミルク吐出口２３から地中に吐出され
る。他方駆動軸である外管１３を回転駆動すると、外管
１３の外周に固着された正転翼２２及び外管の下端部に
固着された太陽歯車１５も同時に回転する。太陽歯車１
５が回転すると、遊星歯車16a，16bを介してリングギヤ
１７が回転しようとするが、リングギヤ１７は固転翼１
８の受ける反力で回転しないので、逆転翼２１が正転翼
２２と逆の方向に回転する。
【００１４】この結果内管１２から供給され、セメント
ミルク吐出口２３より土中に吐出されたセメントミルク
は正転逆転両翼によってよく混合される。
ミルク吐出口２３より土中に吐出されたセメントミルク
は正転逆転両翼によってよく混合される。
【００１５】
【効果】この装置により地中に駆動貫入すると、掘削回
転させられた土砂はセメントミルクと混合するが、回転
翼と共につれ回ろうとする。しかし、中間部の固定翼は
静止しているので、回転する土砂は固定翼と回転翼間で
せん断され、強制的に撹拌される。即ち、回転翼と固定
翼とでせん断撹拌された土砂は細かくせん断される。
転させられた土砂はセメントミルクと混合するが、回転
翼と共につれ回ろうとする。しかし、中間部の固定翼は
静止しているので、回転する土砂は固定翼と回転翼間で
せん断され、強制的に撹拌される。即ち、回転翼と固定
翼とでせん断撹拌された土砂は細かくせん断される。
【図１】本考案に係る撹拌混合軸を示す。
【図２】撹拌混合軸の固定翼の部分の横断面図。
【図３】右半分が図２のＡ矢視断面図、左半分が同じく
Ｂ矢視断面図。
Ｂ矢視断面図。
【図４】撹拌混合軸の土中での態様を示す図。
【図５】公知１軸型撹拌混合軸。
【図６】同じく公知の２軸型の撹拌混合軸
１０ リ−ダ １１ 撹拌混合軸 １２ 内管 １３ 外管 １４ ロッドガイド １５ 太陽歯車 16a,16b 遊星歯車 １７ リングギヤ １８ 固定翼 １９ 保持ブロック ２０ 下部ボディ ２１ 逆転翼 ２２ 正転翼 ２３ 吐出口 ２４ セメントプラント ２５ 流量計 ２６ 供給管 ２７ 駆動軸 28a,28b 回転翼 ２９ 静止翼 ２９′連結部材 ３０ セメントミルク注入管 ３１ セメントミルク吐出口 ３２ オ−ガモ−タ ３３ オ−ガ駆動減速機 ３４ 掘削ビット
Claims (1)
- 【請求項１】 撹拌混合軸をセメントミルクの供給通路
となる内管と該内管の周りに回転可能な外管の２重構造
とし、前記外管の下部外周に正転翼を、又外管下端に太
陽歯車を取付け、該太陽歯車から遊星歯車を介し、外周
に正転翼より長い固定翼を備えた内歯のリングギヤと噛
合せ、他方遊星歯車軸を内管に対し回転可能で、外周に
正転翼と同寸の逆転翼を備えた下部ボディの上部に取付
けたことを特徴とする地盤改良機の撹拌混合軸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3166091U JP2521567Y2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 地盤改良機の撹拌混合軸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3166091U JP2521567Y2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 地盤改良機の撹拌混合軸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04120005U JPH04120005U (ja) | 1992-10-27 |
| JP2521567Y2 true JP2521567Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31914864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3166091U Expired - Lifetime JP2521567Y2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 地盤改良機の撹拌混合軸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2521567Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2834412B2 (ja) * | 1994-09-07 | 1998-12-09 | 大容基功工業株式会社 | 泥土モルタルに混練する掘削土の処理装置 |
| US10035734B2 (en) * | 2016-03-10 | 2018-07-31 | James Chun Koh | Food waste treatment apparatus |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP3166091U patent/JP2521567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04120005U (ja) | 1992-10-27 |
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