JP2519582B2 - ステアリングホイ―ル - Google Patents

ステアリングホイ―ル

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JP2519582B2 JP2165018A JP16501890A JP2519582B2 JP 2519582 B2 JP2519582 B2 JP 2519582B2 JP 2165018 A JP2165018 A JP 2165018A JP 16501890 A JP16501890 A JP 16501890A JP 2519582 B2 JP2519582 B2 JP 2519582B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等のステアリングホイールに関し、特
に、3本のスポーク部を備えたステアリングホイールに
おける芯金の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のステアリングホイールとして、実開昭
53-56638号公報に掲載された技術を挙げることができ
る。
第5図は前掲公報に開示された従来のステアリングホ
イールを示す正面図である。
従来のステアリングホイールにおいては、リム芯金40
の相対する2位置間にスポーク芯金41が架設され、その
スポーク芯金41の中央にはボス42が固着されている。リ
ム芯金40は合成樹脂外皮43により被覆され、その合成樹
脂外皮43の内周には突片44が突設されている。スポーク
芯金41の表裏両側にはT字状の合成樹脂カバー45が装着
され、その下端は前記突片44に結合されている。
上記のように構成された従来のステアリングホイール
においては、左右スポーク部46がスポーク芯金41と合成
樹脂カバー45により構成されるとともに、中央スポーク
部47は合成樹脂カバー45のみにより構成される。したが
って、中央スポーク部47から芯金を省略した分だけ、ス
テアリングホイールの重畳を軽減できる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のステアリングホイールは、前述した
ように、中央スポーク部47を合成樹脂カバー45のみによ
って構成したものであるから、この部分の剛性が低下
し、形状を十分に保持できないばかりでなく、車体の振
動に伴って前記合成樹脂カバー45間及び前記突片44での
締付部位でびびり音が発生しやすいという不都合があっ
た。
また、左右スポーク部46及び中央スポーク部47を堅固
に形成すると、ボス42の上部にクラクションスイッチ及
び各種制御スイッチ等の電気部品実装用スペースを設け
る空間を得ることができなかった。
そこで、本発明の課題は、中央スポーク部の剛性を向
上できるとともに、そのための部材に広い電気部品実装
用スペースを設けることができるステアリングホイール
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明のステアリングホ
イールは、環状のリム芯金と、このリム芯金の略直径方
向に相対する2位置間に架設されたスポーク芯金と、そ
のスポーク芯金の中央に固着されたボスと、前記ボスの
両側におけるスポーク芯金及びリム芯金の3位置間に架
設された略Y字状の形状保持芯金と、リム芯金、スポー
ク芯金及び形状保持芯金を被覆する合成樹脂外皮とから
構成される。
[作用] 本発明のステアリングホイールにおいては、中央スポ
ーク部が略Y字状の形状保持芯金とそれを被覆する合成
樹脂外皮とで構成されるので、この部分の剛性を向上し
て、その形状を確実に保持できるとともに、振動音等の
発生を防止できる。また、形状保持芯金はボスの周辺を
大きく開放するため、そこに広い電気部品実装用スペー
スを設けることができる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本発明の一実施例を示すステアリングホイー
ルの部分正面図、第2図は第1図のステアリングホイー
ルにおける芯金の構造を示す正面図、第3図は第1図の
A−A線断面図、第4図は第1図のB−B線断面図であ
る。
第1図及び第2図に示すように、本実施例のステアリ
ングホイールは、リム部1、ボス部2、右スポーク部
3、左スポーク部4、及び中央スポーク部5から構成さ
れている。
前記リム部1には、環状の金属管からなるリム芯金7
が設けられている。リム芯金7の略直径方向に相対する
2位置間には、右スポーク部3及び左スポーク部4を構
成する正面形略への字状の金属厚板からなるスポーク芯
金8がその両端にて溶接により架設固定されている。ボ
ス部2と対応する位置のスポーク芯金8の中央部には凹
部8aが折曲形成され、その凹部8aの裏面には、ステアリ
ングシャフト(図示略)に螺着される筒状のボス9が固
着されている。
前記ボス9の左右両側におけるスポーク芯金8の2位
置、及び、前記2位置を結ぶ直線の二等分線とリム芯金
7との交点位置の3位置間には、前記中央スポーク部5
を構成する形状保持芯金10が架設されている。形状保持
芯金10は金属薄板により正面形略Y字状に板金成形され
ていて、そのボス部2側には、ボス9の前方空間を左右
に大きく開放する開放部10aが形成されるとともに、そ
の略U字状の開放部10aの左右の開放端には、スポーク
芯金8の突起11に位置決め係止される係止片10bが一体
形成されている。また、形状保持芯金10の他端つまり下
端はリム芯金7の内周面に溶接により固着されている。
第2図に示す10cは形状保持芯金10に複数個透設された
樹脂流通孔である。
なお、本実施例においては、前記スポーク芯金8の成
形材料として比較的厚い金属板(例えば、4mm程度)が
使用され、これによってステアリングホイール全体の強
度が実質的に確保される。このため、形状保持芯金10に
はそれほどの強度が要求されず、成形材料として比較的
薄い金属板(例えば、1.6mm程度)を使用して、ステア
リングホイールの軽量化が図られている。
第1図に示すように、リム部1、右スポーク部3、左
スポーク部4、及び中央スポーク部5の表裏両面には軟
質ポリ塩化ビニール等からなる合成樹脂外皮13が連続し
て形成されている。第3図に示すように、リム部1のリ
ム芯金7及び中央スポーク部5の形状保持芯金10は、そ
の全体が前記合成樹脂外皮13中に埋設されている。中央
スポーク部5の裏面側における合成樹脂外皮13の端面に
は差込溝14がアンダカット成形されている。また、第4
図に示すように、右スポーク部3及び左スポーク部4の
スポーク芯金8は、ボス部2と対応する中央部分を除い
て合成樹脂外皮13中に埋設されている。右スポーク部3
及び左スポーク部4の裏面側における合成樹脂外皮13に
は段部15が形成されている。
第1図に示すように、前記ボス部2、右スポーク部
3、左スポーク部4、及び中央スポーク部5の裏側には
裏カバー17が装着されている。この裏カバー17はポリプ
ロピレン等の合成樹脂材料により前記合成樹脂外皮13の
輪郭と一致する形状に成形されている。
第4図に示すように、裏カバー17の内面には左右一対
のビス筒18(右側のみ図示)が突設され、各ビス筒18は
ビス19によりスポーク芯金8に結合されている。右スポ
ーク部3及び左スポーク部4に対応する部分の裏カバー
17の先端には、合成樹脂外皮13の前記段部15に当接する
当接片20が折曲形成されている。第3図に示すように、
中央スポーク部5に対応する部分の裏カバー17の先端縁
には、合成樹脂外皮13の前記差込溝14に挿入される係止
爪21が突設されている。また、裏カバー17の中央部に
は、ボス9に位置決め嵌合される嵌合孔22が透設されて
いる。
なお、第1図において、23はホーンスイッチ機構のコ
ンタクトプレートである。第3図において、24は前記コ
ンタクトプレート23を操作するホーンパッドであり、25
は前記ホーンスイッチ機構及びその他の電気部品が実装
される電気部品実装用スペースを示す。
次に、上記のように構成された本実施例のステアリン
グホイールにおいて各部品の組付け方法について説明す
る。
まず、リム芯金7、スポーク芯金8、ボス9、及び形
状保持芯金10が第2図に示すように組付けられる。この
場合、ボス9はスポーク芯金8の中央部裏面に溶接さ
れ、スポーク芯金8の両端はリム芯金7の内周面に溶接
され、形状保持芯金10の一対の係止片10bはスポーク芯
金8の突起11に位置決めされ、その状態で形状保持芯金
10の他端がリム芯金7の内周面に溶接される。
次いで、こうして組付けられた芯金構成体はインサー
トとして射出成形型内にセットされ、第1図に示すよう
に、ボス部2を除く表裏両面の全体に合成樹脂外皮13が
射出成形される。このとき、第4図に示すように、形状
保持芯金10の係止片10bは突起11を介してスポーク芯金
8に接続された状態で、その接続部分が合成樹脂外皮13
中にモールドされる。したがって、形状保持芯金10の3
端部をリム芯金7及びスポーク芯金8に強固に組付ける
ことができる。
続いて、合成樹脂外皮13が成形されたステアリングホ
イールの裏側に裏カバー17が装着される。この場合、第
3図及び第4図に示すように、係止爪21が差込溝14に位
置決めされ、嵌合孔22がボス9に位置決めされ、左右の
当接片20が段部15に当接され、この位置決め状態で、左
右のビス筒18にビス19が締付けられる。こうすれば、裏
カバー17を正確な位置で容易に組付けることができると
ともに、係止爪21と差込溝14との係合によりこの部分の
裏カバー17の浮上りを防止して、裏カバー17の外面及び
合成樹脂外皮13の裏面を段差のない平滑面で接続するこ
とができる。また、ビス19を締付けた状態では、当接片
20が裏カバー17の弾性を介して段部15に圧接されるの
で、この部分においても、裏カバー17の浮上りを防止し
て、裏カバー17及び合成樹脂外皮13を平滑面で接続する
ことができる。
その後、ボス部2の前記電気部品実装用スペース25に
ホーンパッド24、コンタクトプレート23を含むホーンス
イッチ機構、及びその他の所要電気部品を組付ければ、
本実施例のステアリングホイールが完成する。なお、こ
れらの部品を自動車の製造ラインで組付ける場合もあ
る。
このように、本実施例のステアリングホイールは、環
状のリム芯金7と、このリム芯金7の略直径方向に相対
する2位置間に架設固定された金属厚板からなるスポー
ク芯金8と、そのスポーク芯金8の中央に固着されたボ
ス9と、このボス9の両側におけるスポーク芯金8及び
リム芯金7の3位置間に架設固定された略Y字状の金属
薄板からなる形状保持芯金10と、リム芯金7、スポーク
芯金8及び形状保持芯金10の表裏両面を被覆する合成樹
脂外皮13とから構成し、形状保持芯金10には、ボス9の
前方空間を左右に大きく開放する開放部10a、及び、ス
ポーク芯金8の突起11に位置決め係止される係止片10b
を形成したものである。
したがって、上記実施例のステアリングホイールによ
れば、中央スポーク部5が形状保持芯金10とそれを被覆
する合成樹脂外皮13とで構成されるので、この部分の剛
性を向上して、その形状を確実に保持できるとともに、
振動音等の発生を防止することができる。また、形状保
持芯金10は金属薄板により略Y字状に成形され、そのボ
ス部2側に開放部10aが形成されているため、ボス9の
周辺に広い電気部品実装用スペース25を確保でき、しか
も、軽量化を図ることができる。
更に、形状保持芯金10は一対の係止片10bにてスポー
ク芯金8の突起11に位置決めされるから、これをスポー
ク芯金8及びリム芯金7に対し正確な位置で容易に組付
けることもできる。
本発明を実施する場合のボスの両側におけるスポーク
芯金8及びリム芯金7の3位置間に架設される略Y字状
の形状保持芯金は、スポーク芯金8間の彎曲を電気部品
実装用スペース及び/またはデザイン的見地から決定す
れば良い。
なお、前記係止片10bを突起11に溶接することによ
り、形状保持芯金10の一対の開放端をスポーク芯金8に
固定して組付けてもよい。しかしながら、係止片10bと
突起11とは合成樹脂外皮13により充分な強度でモールド
接続されるため、上記実施例のように、溶接を省略して
工数を削減した方が制作コストの点で有利である。
また、本発明を実施する場合のリム芯金、スポーク芯
金及び形状保持芯金を被覆する合成樹脂外皮は、リム芯
金、スポーク芯金及び形状保持芯金の一部または全部を
被覆する対応とすることができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明のステアリングホイールは、環
状のリム芯金の相対する2位置間に架設されたスポーク
芯金と、スポーク芯金の中央に固着されたボスと、ボス
の両側におけるスポーク芯金及びリム芯金の3位置間に
架設された略Y字状の形状保持芯金と、リム芯金、スポ
ーク芯金及び形状保持芯金を被覆する合成樹脂外皮とか
ら構成したものであるから、略Y字状の形状保持芯金に
より中央のスポーク部の剛性を向上して、その形状を確
実に保持できるとともに、芯金と合成樹脂外皮とを一体
化でき、振動音等の発生を防止でき、しかも、ボスの周
辺を大きく開放して、そこに広い電気部品実装用スペー
スを設けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すステアリングホイール
の部分正面図、第2図は第1図のステアリングホイール
における芯金の構造を示す正面図、第3図は第1図のA
−A線断面図、第4図は第1図のB−B線断面図、第5
図は従来のステアリングホイールを示す正面図である。 図において、 7:リム芯金、8:スポーク芯金 9:ボス、10:形状保持芯金 13:合成樹脂外皮 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状のリム芯金と、 前記リム芯金の相対する2位置間に架設されたスポーク
    芯金と、 前記スポーク芯金の中央に固着されたボスと、 前記ボスの両側におけるスポーク芯金及びリム芯金の3
    位置間に架設された略Y字状の形状保持芯金と、 前記リム芯金、スポーク芯金及び形状保持芯金を被覆す
    る合成樹脂外皮と を具備することを特徴とするステアリングホイール。
JP2165018A 1990-06-23 1990-06-23 ステアリングホイ―ル Expired - Fee Related JP2519582B2 (ja)

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