JP2519272Y2 - 発熱床材 - Google Patents

発熱床材

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JP2519272Y2
JP2519272Y2 JP1993017898U JP1789893U JP2519272Y2 JP 2519272 Y2 JP2519272 Y2 JP 2519272Y2 JP 1993017898 U JP1993017898 U JP 1993017898U JP 1789893 U JP1789893 U JP 1789893U JP 2519272 Y2 JP2519272 Y2 JP 2519272Y2
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JP
Japan
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recess
floor
synthetic resin
heating element
resin plate
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JP1993017898U
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JPH0670189U (ja
Inventor
猛雄 加藤
和雅 吉田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Floor Finish (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は家屋の床面に敷設される
発熱床材の結線収納凹所の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、実開平1−63090号
公報に、底面から表面材を残して形成された配線の凹所
を有する発熱床材が開示されている。しかし、これには
以下の欠点があった。 凹所の形成により、凹所部分では床面は表面材のみ
であるから、発熱床板の強度が低下し、運送や施工に際
して凹所から曲げ破壊したり、椅子や机の脚などがたま
たま凹所部分に一致するなど、使用中の局部荷重により
凹所が破損して結線部分を傷めることがある。また、歩
行時に凹みを感じ違和感がある。 水を床面にこぼした場合など、表面側からの水が凹
所にしみ出して来て結線部分を濡らし腐食などによって
結線部分を傷めることがある。 凹所の天井面には加工時の凹凸や羽毛立ちがあるた
め、結線に際してコードを引き出したり収納する際にコ
ードが前記凹凸や毛羽だちに引っ掛かったり、摩擦抵抗
が大きくて取り出したり収納しにくかったりして施工性
が悪い。 暖房時、水分の蒸発や熱により発熱体に接する木質
部が膨張・収縮し、凹所部分と挙動が異なり、凹所部に
波打ちが生じる場合がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の解決課題は、
発熱床を、発熱床の下面に形成された凹所が床板の
強度上の弱点とならず、歩行感もよく、また、凹所内に
収納されたコードの結線部が漏水などで傷められたりす
るような事がなく、床板表面に波打ちの生じない、強度
的にも安全上にも外観上においても優れたものとする事
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の発熱床材(A)
は、『表面材(6)と裏面材(8)と枠材(2)との間
にて上方に発熱体(3)、下方に断熱層(7)が内装さ
れており、底面から表面材(6)を残して凹所(9)が
形成されており、発熱体(3)や制御部品(5)のリー
ド線(5c)を凹所(9)引き出して、凹所(9)を
結線収納部分とした発熱床材(A)であって、凹所
(9)の天井部に合成樹脂板(9a)が貼着されて成
る』事を特徴とする。
【0005】凹所(9)の天井部に合成樹脂板(9a)が貼着
されているので、合成樹脂板(9a)が凹所(9)部分の表面
材(6)の補強の働きをなし、運送や施工時又は使用中の
凹所(9)部分の破損を防止する事が出来るものである。
更に、前述のように補強が合成樹脂板(9a)にて行われる
ので、防水性にも優れ、表面側からの水をシャットアウ
トする事が出来、結線部分(10)の保護も可能となる。
又、前記合成樹脂板(9a)の表面は滑らかであるから、結
線に際して円滑にコード線(5c)を引き出したり収納する
事が出来、施工を円滑に行う事が出来る。
【0006】
【実施例】以下、本実施例を図面に従って説明する。床
材本体(1)は、表面材(6)、発熱体(3)、枠材(2)、型材
(4)、断熱材(7)及び裏面材(8)並びに発熱体(3)をコント
ロールするための制御機器(5)とで構成されている。裏
面材(8)は、FRP、樹脂含浸シート等の樹脂板、合板
などの木質板、ケイカル板等の無機質板で構成されてお
り、表面材(6)は突板貼合板やWPC処理化粧板等の化
粧板を積層したもので構成されている。
【0007】裏面材(8)の短辺側の裏面端部近傍に凹所
(9)が凹設されており、該凹所(9)内に面発熱体(3)層や
制御部品やアース等の制御機器(5)のリード線(5c)が引
き出されている。図の凹所(9)は方形であるが必ずしも
これに限られることはない。
【0008】該凹所(9)からは少なくとも一側面に連通
する溝部(11)が設けられている。溝部(11)は凹所(9)側
に末広がりにしておくと、結線後にリード線(5c)を押し
込んで収納する際にテーパー面に沿って挿入される事に
なり都合がよい。図の実施例では、溝部(11)が凹所(9)
から短辺部、両長辺部の3側面に連通して抜けられるよ
うに形成されているが、勿論これに限られることはな
い。
【0009】又、凹所(9)の天井面には合成樹脂板(9a)
が貼着されている。合成樹脂板(9a)としては、例えば厚
さ0.1〜3.0m/mFRPや熱硬化性樹脂が用いられる。凹
所(9)においては、このように合成樹脂板(9a)で補強さ
れているので、凹所(9)に局所的に荷重が加わっても表
面材(6)が破損することがなく、発熱体(3)や断熱材(7)
が充填されている部分と歩行性の違和感がなくなる。
【0010】制御機器(5)としては、サーミスタ(5a)及
びヒューズ(5b)でリード線(5c)で互いに接続されてい
る。型材(4)は筒又はコ型部材で、断熱材(7)層中に埋入
されており、型材(4)内に前記制御機器(5)が配置されて
いる。
【0011】枠材(2)は木、合板などで床材本体(1)の周
縁部に配設されており、相対する2辺の各々の外側に雌
実、雄実が形成されている。これら実を利用して実結合
する事により、連接する床材(A)との間で段違いが生じ
ない。
【0012】断熱材(7)は、インシュレーションボー
ド、グラスウール、石綿シート、ロックウールボード、
発泡ウレタン、発泡フェノール等、木質、無機、発泡合
成樹脂体が用いられ、発熱体(3)層と裏面材(8)との間に
充填される。
【0013】発熱体(3)としては、ワイヤヒータや電熱
性樹脂を積層一体化した又は面発熱体が用いられる。本
実施例では電熱性樹脂を用いた面発熱体(3)が用いられ
ており、面発熱体(3)層の表裏に樹脂層又はアルミ箔が
積層されて防水処理がなされており、表面材(6)の下面
に配置される。また、上記面発熱体(3)層の表裏には適
宜絶縁シートや均熱板が積層され、安全性や熱効率の向
上が図られている。
【0014】しかして、発熱床材(A)を床下地(12)に敷
設して行くのであるが、まず、電源(図示せず)、コン
トローラ(図示せず)や発熱床材(A)同士のリード線(5
c)を結線する。この時、凹所(9)の天井面に合成樹脂板
(9a)が貼着されているので、非常に滑りやすく、結線部
(10)の凹所(9)への出し入れが非常に円滑に行うことが
出来、作業能率が向上する。続いて、凹所(9)に結線部
(10)を収納し、その後、合板やコンクリートスラブ等の
床下地(12)に直接敷設して行く。発熱床材(A)をコンク
リートスラブ(12)に直貼りする場合、発泡プラスチック
等のクッション材を下面に積層した裏面材(8)にする
と、床面への馴染み性と断熱性が良好となる。
【0015】床下地材(12)への直接施工が完了すると、
従来のように別途根太組みを必要としないので、床下地
(12)と凹所(9)とで外部と隔離された空間部が構成され
る事になり、この空間部に結線部(10)を収納するための
別体のジョイントボックスが不要となる。従って、施工
も簡略化出来、又、前述のように根太組みを必要としな
いので、その分居住空間を広くとる事が出来る。
【0016】又、施工後の使用にあっては、椅子や机の
移動・再配置その他において、椅子や机の脚などがたま
たま凹所(9)部分に一致して凹所(9)に集中的に荷重が掛
かることがあるが、このような使用中の局部荷重に対し
て凹所(9)の天井面の合成樹脂板が補強材の働きをなす
ため、凹所(9)の表面材(6)が破損するようなことがな
い。更に、使用中には、水を床面にこぼすような事があ
るが、表面側からの水が表面材(6)を通過して来ても前
記合成樹脂板(9a)が防水性を発揮して凹所(9)内にしみ
出すような事がなく、結線部(10)を濡らすような事がな
くて結線部(10)の保護が十分図られるものである。ま
た、長期の使用において、発熱・冷却を繰返しても凹所
(9)が膨れたり波打つことがなく、外観上や耐久性に優
れる。
【0017】
【考案の効果】本考案は、結線収納用の凹所の天井部に
合成樹脂板が貼着されているので、第1に、合成樹脂板
が凹所における表面材の補強部材として働き、運送や施
工に際して凹所から曲げ破壊を防止したり、椅子や机の
脚などがたまたま凹所部分に一致した場合ででも、使用
中の局部荷重による凹所の破損を防止する事が出来ると
共に歩行による沈み込みが少なく違和感がない。また、
使用中に水を床面にこぼすようなことがあるが、表面側
からの水が表面材を通過した場合でも、凹所の天井面に
貼着された合成樹脂板が防水性を発揮して凹所内への水
のしみ出しを防ぐ事が出来、結線部分の漏水による腐食
やショートなどを防止する事が出来る。加えて、合成樹
脂板は平滑であるから、結線に際してコードを引き出し
たり収納する際にコードがよく滑り、リード線の取り出
しや収納が円滑に行え、非常に施工がやり易いという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の裏面側斜視図
【図2】本考案の床材同士の結合状態を示す部分拡大断
面図
【符号の説明】
(A)…発熱床材 (1)…床材本体 (2)…枠材 (3)…発熱体 (4)…型材 (5)…制御機器 (6)…表面材 (7)…断熱材 (8)…裏面材 (9)…凹所 (9a)…合成樹脂板 (10)…結線部 (11)…溝部 (12)…床下地

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材と裏面材と枠材との間にて上
    方に発熱体、下方に断熱層が内装されており、底面から
    表面材を残して凹所が形成されており、発熱体や制御部
    品のリード線を凹所引き出して、結線収納部分とした
    発熱床材であって、 凹所の天井部に合成樹脂板が貼着されて成る事を特徴と
    する発熱床材。
JP1993017898U 1993-03-16 1993-03-16 発熱床材 Expired - Lifetime JP2519272Y2 (ja)

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JPH0670189U JPH0670189U (ja) 1994-09-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61121726A (ja) * 1984-11-15 1986-06-09 三菱電機株式会社 無停電給電方式

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