JP2517821B2 - フライホイ―ル組立体 - Google Patents

フライホイ―ル組立体

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JP2517821B2
JP2517821B2 JP4196649A JP19664992A JP2517821B2 JP 2517821 B2 JP2517821 B2 JP 2517821B2 JP 4196649 A JP4196649 A JP 4196649A JP 19664992 A JP19664992 A JP 19664992A JP 2517821 B2 JP2517821 B2 JP 2517821B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/12Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements allowing adjustment of the parts about the axis
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    • Y10T74/2117Power generating-type flywheel
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライホイール組立体
に関し、特に、エンジン側の動力をクラッチディスク側
に伝達するとともに、エンジン始動時にセルモータによ
り回転させられるフライホイール組立体に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】車輌の駆動系には、エンジ
ンのトルク変動を吸収するためにフライホイールが設け
られる。そして、このフライホイールに伝達されたエン
ジン側の動力は、クラッチディスクを介して変速機側に
伝達される。フライホイールにはクラッチディスクが押
圧される摩擦面が形成されており、この摩擦面に対して
クラッチディスクを押圧するために、クラッチカバー組
立体が装着されている。このクラッチカバー組立体は、
主にフライホイールに接続されるクラッチカバーと、フ
ライホイールとの間でクラッチディスクを挟持するため
のプレッシャプレートと、プレッシャプレートをフライ
ホイール側に押圧するためのダイヤフラムスプリングと
有している。
【0003】このようなクラッチカバー組立体において
は、ダイヤフラムスプリングの荷重特性は撓みとともに
変化する。このため、クラッチディスクが磨耗すると撓
み(ダイヤフラムスプリングの支持高さ)が変化し、ク
ラッチディスクをフライホイールに押圧する押圧力が変
化する。この結果、クラッチペダル踏力が増大したり、
クラッチが滑ったりする等の不具合が発生するおそれが
ある。
【0004】そこで、クラッチカバー組立体において、
クラッチディスクの磨耗量に応じてダイヤフラムスプリ
ングの支持高さを調整し、常に一定の押圧力を得るよう
にした機構も提案されている(特開昭63−27092
号公報)。しかし、クラッチカバー組立体側に調整機構
を設けた従来の構造では、構造が非常に複雑になった
り、あるいは作動が不正確で実用に供し得ないという問
題がある。
【0005】本発明の目的は、フライホイール側に調整
機構を設け、クラッチディスクの磨耗量にかかわらず常
に一定のクラッチディスク押し付け荷重を得るようにす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフライホイ
ール組立体は、エンジン側動力をクラッチディスク側に
伝達するとともに、エンジン始動時にセルモータにより
回転させられるフライホイール組立体であり、第1フラ
イホイールと、リングギヤと、第2フライホイールと、
磨耗量検出機構と、調整機構とを備えている。
【0007】前記第1フライホイールは、エンジン側に
固定される。前記リングギヤは、第1フライホイールに
対して所定角度相対回転可能に連結され、セルモータの
動力を第1フライホイールに伝達する。前記第2フライ
ホイールは、第1フライホイールに対して回転不能にか
つ軸方向に移動自在に連結されており、クラッチディス
クが押圧される摩擦面を有している。前記磨耗量検出機
構は、第1フライホイールのクラッチディスク側の側面
に設けられ、クラッチディスクの磨耗量を検出する機構
である。前記調整機構は、磨耗量検出機構の検出結果に
応じて、リングギヤの回転力を利用して第2フライホイ
ールをクラッチディスク側に移動させる機構である。
【0008】
【作用】本発明に係るフライホイール組立体では、フラ
イホイールが、エンジン側に固定される第1フライホイ
ールと、この第1フライホイールに対して軸方向に移動
自在に連結された第2フライホイールとを有している。
そして、第2フライホイールに押圧されるクラッチディ
スクの磨耗が磨耗量検出機構によって検出される。ま
た、この発明では、リングギヤが第1フライホイールに
対して所定角度相対回転可能に連結されている。前記磨
耗量検出機構によってクラッチディスクの磨耗が検出さ
れると、始動時にセルモータが回転させられる際、リン
グギヤが所定角度第1フライホイールに対して相対回転
する。このリングギヤの回転力を利用して、調整機構に
より第2フライホイールを第1フライホイールから離れ
る方向に、すなわちクラッチディスク側に移動させる。
【0009】これにより、クラッチディスクが磨耗して
その厚みが減少すると、その磨耗量に応じた分、第2フ
ライホイールがクラッチディスク側に移動する。このた
め、クラッチディスクの磨耗にかかわらず常に一定のク
ラッチディスク押し付け荷重が得られ、クラッチディス
クの長寿命化が図れるとともに、メンテナンスが不要と
なる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例によるフライホイ
ール組立体の斜視部分図である。この図に示すように、
フライホイール組立体は、第1フライホイール1と第2
フライホイール2とを有している。第1フライホイール
1は、ほぼ円板状の部材であり、その中央部に形成され
た複数の孔3を挿通するボルトによりエンジンのクラン
クシャフト端に固定されるようになっている。また、第
1フライホイール1の外周部でエンジン側の端面には、
リングギヤ4が円周方向に回転自在に装着されている。
【0011】リングギヤ4には、図1の背面図である図
2で示すように、円周方向に所定の間隔で複数の駆動用
切欠き4aと、バネ収納用切欠き4bとが形成されてい
る。一方、第1フライホイール1の外周部背面には駆動
突起5が設けられており、この駆動突起5はリングギヤ
4の駆動用切欠き4a内に嵌め込まれている。リングギ
ヤ4の駆動用切欠き4aの円周方向両端面には防音クッ
ション体としてのゴム等の弾性部材6が固定されてい
る。そして、駆動用切欠き4aと駆動突起5との間には
円周方向に所定の隙間X(この実施例では約4mm)が
設けられている。一方、バネ収納用切欠き4bにはリン
グギヤ4を第1フライホイール1に対して所定の回転方
向に付勢するリングギヤ戻しバネ7が収納されている。
そして、このリングギヤ戻しバネ7は、一端がバネ収納
用切欠き4bの円周方向端面に当接し他端が第1フライ
ホイールの背面上に係止されている。リングギヤ戻しバ
ネ7は、第1フライホイール1の背面にビス8によって
固定された押え板9によって飛び出しが規制されてい
る。リングギヤ4は図示しないセルモータに連結された
ピニオンが噛み合い可能であり、セルモータのピニオン
によりリングギヤ4が回転させられたとき、駆動用切欠
き4aと駆動突起5との間の隙間分だけリングギヤ4が
回転した後、第1フライホイール1が回転させられるよ
うになっている。また、セルモータによって駆動がかか
っていない場合には、リングギヤ戻しバネ7によりリン
グギヤ4は図2の矢印A方向に付勢され、駆動用切欠き
4aの端面と駆動突起5との間には所定の隙間Xが維持
されるようになっている。
【0012】第1フライホイール1の外周部におけるク
ラッチディスク側端面1aには、1対のノックピン10
(図1では1か所のみ示している)が設けられ、またク
ラッチカバー取付用のネジ孔11が形成されている。第
2フライホイール2は環状の部材であり、第1フライホ
イール1のクラッチディスク側の側面に形成された環状
の凹部1b内に収納されている。第2フライホイール2
の内周端部は、第1フライホイール1の内周部に形成さ
れたインロー部1cに支持されており、軸方向に移動自
在である。また、第2フライホイール2の外周部には、
半径方向外方に突出する固定用突起2aが円周方向に所
定の間隔で形成されている。この固定用突起2aにはス
トラッププレート12の一端が固定されており、ストラ
ッププレート12の他端はボルト13によって第1フラ
イホイール1の外周部に固定されている。このような構
成により、第2フライホイール2は、第1フライホイー
ル1に対して相対回転不能であり、かつ軸方向には移動
自在となっている。
【0013】第1フライホイール1の外周部には、クラ
ッチディスクの磨耗量を検出する磨耗量検出機構20が
設けられている。磨耗量検出機構20は、磨耗検出ロッ
ド21を有している。磨耗検出ロッド21は、第1フラ
イホイール1の外周部に形成された軸方向の孔1d内に
軸方向に移動自在に収納されている。磨耗検出ロッド2
1の第1フライホイール1背面側には、磨耗検出ロッド
21を側面1a側に付勢するバネ22が収納されてい
る。このバネ22により、磨耗検出ロッド21の先端は
第1フライホイール1の側面1aから所定量突出してい
る。磨耗検出ロッド21の先端には、プレッシャープレ
ート60の外周端に固定されたストラッププレート固定
用リベット61の頭部が当接可能である。磨耗検出ロッ
ド21には軸方向に所定長さの長孔21aが形成されて
おり、この長孔21a内にはロック部材23が挿入され
ている。ロック部材23は、第1フライホイール1の外
周部に半径方向に沿って形成された貫通孔1e内に挿入
されており、L字状のロッドである。そして、ロック7
部材23の先端折曲げ部は、第1フライホイール1の凹
部1bに露出している。
【0014】前記第1フライホイール1の凹部1b内に
おいて、第1フライホイール1と第2フライホイール2
との間には、磨耗量検出機構20の検出結果に応じて、
第2フライホイール2をクラッチディスク側に移動させ
る調整機構30が配置されている。調整機構30は、第
1フライホイール1の凹部1bの外周側に配置された環
状のリング部材31を有している。リング部材31の外
周部において、前記磨耗量検出機構20と対向する部分
には、所定の角度範囲でラチェット爪31aが形成され
ている。また、リング部材31の内周部には、半径方向
内方に突出する楔部31bが等角度間隔で円周方向に6
か所形成されている。この楔部31bは、図3及び図4
で示すように、円周方向の一端面が楔面31cとなって
いる。また楔部31bの内周端部は、凹部1bの段付部
1fに円周方向移動自在に支持されている。一方、第2
フライホイール2の裏面には、リング部材31の楔部3
1bと対応する箇所に傾斜部2bが形成されている。こ
の傾斜部2bは、楔部31bの楔面31cと同じ傾斜を
有し、楔面31cに当接する傾斜面2cを有している。
【0015】図1に示すように、第1フライホイール1
の凹部1bにおいて、リング部材31のラチェット爪3
1aが形成された部分の外方には、送り爪35が配置さ
れている。送り爪35は、円弧状の部材であり、その円
周方向一端の内周部には、リング部材31のラチェット
爪31aと噛み合う爪部35aを有している。また送り
爪35の爪部35aが形成された方向の端部には円周方
向の長孔35bが形成されており、この長孔35bに磨
耗量検出機構20を構成するロック部材23の先端折曲
げ部が挿入されている。送り爪35の他方の端部外周部
には、切欠き35cが形成されている。この切欠き35
c内にはピン36が位置している。このピン36は第1
フライホイール1の凹部1bに固定されている。
【0016】送り爪35は、そのほぼ中央部がピン37
によりT字状伝達部材38の内周側先端に回動自在に支
持されている。T字状伝達部材38はリングギヤ4に固
定されている。なお、送り爪35は、遠心力を受けた
際、ピン37を中心に爪部35a側が外方に回動するよ
うな重心配置となっている。また、第1フライホイール
1の凹部1bには板バネ部材40が固定されており、板
バネ部材40の先端は、送り爪35の爪部35a側の一
端を半径方向内方に付勢している。
【0017】リング部材31の外周部の所定箇所には、
図4に示すように、ロック爪31dが所定の角度範囲に
わたって形成されている。このロック爪31dにはロッ
ク爪部材45の先端が係止している。ロック爪部材45
は第1フライホイール1の凹部1b内に回動自在に設け
られており、その先端は板バネ部材46によってロック
爪31dに係止する側に付勢されている。このロック爪
部材45は、リング部材31の図4における矢印B方向
の回転は許容し、逆方向の回転を禁止する。第1フライ
ホイール1の側面1aにはロック爪部材45のロックを
解除するためのドライバ差し込み用の孔47が形成され
ている。
【0018】さらに、図5に示すように、リング部材3
1の外周部には、半径方向外方に突出し、さらにクラッ
チディスク側に先端が折り曲げられたリセット爪部31
eが形成されている。このリセット爪部31eは、第1
フライホイール1の側面1aに形成された切欠き1hを
通して側面1aから外方に所定量突出している。次に動
作について説明する。
【0019】クラッチディスクが磨耗していない状態で
は、プレッシャプレート60のリベット頭部61が磨耗
検出ロッド21を押さない。したがって、磨耗検出ロッ
ド21はバネ22によりクラッチディスク側に突出して
いる。このため、ロック部材23は貫通孔1eと磨耗検
出ロッド21の長孔21aの各端面によって挟持され、
半径方向に固定されている。この状態では、送り爪35
は、その爪部35aが板バネ部材40の付勢力に抗して
半径方向外方に回動している。したがって、送り爪35
の爪部35aはリング部材31のラチェット爪31aに
噛み合っていない。
【0020】この状態でエンジン始動のためにセルモー
タを回すと、セルモータのピニオンによってリングギヤ
4が回転し、このリングギヤ4の回転力は弾性部材6及
び駆動突起5を介して第1フライホイール1に伝えら
れ、このフライホイール組立体を介してエンジンを回転
させる。このとき、リングギヤ4と第1フライホイール
1との間には回転方向に約4mmの隙間(ガタ)がある
が、弾性部材6を介して両者が当接するため異音等は発
生せず、また駆動突起5に与える衝撃力も緩和される。
【0021】次に、クラッチディスクが磨耗してくる
と、プレッシャプレート60のリベット頭部61が磨耗
検出ロッド21を押す。すると、磨耗検出ロッド21は
バネ22のバネ力に抗してエンジン側に移動し、ロック
部材23が半径方向に移動し得る状態となる。この状態
では、送り爪35の一端部は板バネ部材40によって半
径方向内方に押されているので、送り爪35はピン37
を中心に図1において反時計方向に回転する。これによ
り、爪部35aがリング部材31のラチェット爪31a
に噛み合った状態となる。
【0022】この状態でエンジン始動時にセルモータを
回転させると、リングギヤ4が回転させられる。リング
ギヤ4と第1フライホイール1との間には約4mmのガ
タが形成されているので、第1フライホイール1が回転
する前にリングギヤ4のみが所定角度回転する。このリ
ングギヤ4の回転は、T字状伝達部材38を介して送り
爪35に伝達される。このため、送り爪35は図1及び
図3において矢印B方向に所定角度回転する。送り爪3
5の爪部35aはリング部材31のラチェット爪31a
と噛み合っているので、リング部材31は第1フライホ
イール1に対して矢印B方向に回転する。すると、その
楔部31bの楔面31cが第2フライホイール2の傾斜
面2cを押し、これにより第2フライホイール2はクラ
ッチディスク側に押し出される。
【0023】送り爪35が所定角度回転すると、その切
欠き35cの端面がピン36に当接する。すると、送り
爪35はピン37を中心に図1において時計方向に回動
する。これにより、送り爪35の爪部35aはリング部
材31のラチェット爪31aから外れる。このとき、第
2フライホイール2がクラッチディスク側に押し出され
ているので、プレッシャプレート60のリベット頭部6
1は既に磨耗量検出機構20の磨耗検出ロッド21先端
から離れている。したがって、送り爪35が再び図1に
おいて反時計方向に回転し、ラチェット爪31aに噛み
合うことはない。
【0024】このようにしてクラッチディスクの磨耗量
が磨耗検出ロッド21を含む磨耗量検出機構20によっ
て検出され、この検出結果によってリング部材31を含
む調整機構30が第2フライホイール2をクラッチディ
スク側に押し出す。このため、クラッチディスクの磨耗
量に応じた分だけプレッシャプレートがダイヤフラムス
プリング側に移動し、常にダイヤフラムスプリングを初
期のセット状態に維持することができる。
【0025】クラッチディスクを新品に交換した場合に
は、各機構を初期状態にセットする必要がある。この場
合には、図4に示す孔47内にドライバを差し込み、ロ
ック爪部材45の一端を半径方向内方に押す。これによ
り、リング部材31の回転が可能になる。この状態で、
図5に示すリセット爪部31eを矢印C方向に回転させ
る。これにより、磨耗によって回転したリング部材31
を初期状態に戻すことかできる。
【0026】このような実施例では、クラッチディスク
が磨耗しても、エンジン始動時にはクラッチディスク磨
耗分だけ第2フライホイール2の位置を調整して常にク
ラッチディスクの押し付け荷重を一定にすることができ
る。このため、クラッチディスクの磨耗代を増やすこと
ができ、クラッチの長寿命化を図ることができる。ま
た、長期にわたってクラッチペダルの踏力を一定に維持
することができる。さらに、クラッチディスクの磨耗に
応じて各部を調整する必要がなく、メンテナンスフリー
となる。
【0027】〔他の実施例〕前記実施例では、リングギ
ヤ4の回転力をT字状伝達部材38及びピン37を介し
て送り爪35に伝達するようにしたが、この部分は図6
に示すような構成としてもよい。この図6に示す実施例
では、送り爪50は円弧状に形成されるとともに、その
一端が半径方向外方に延び、外周端はリングギヤ4内部
に設けられた部材(図示せず)に固定されている。そし
て、リングギヤ4の回転力は、バネ51を介して送り爪
50が固定された部材に伝達され、この部材を介して送
り爪50が回転されるようになっている。また、送り爪
50の他端部内周側には爪部50aが形成されており、
さらにその先端には傾斜部50bが形成されている。傾
斜部50bは先端にいくにしたがって外周側に延びるよ
うな傾斜となっている。また、傾斜部50b近傍には、
ピン52が固定されている。なお、他の構成は前記実施
例の構成と同様である。
【0028】この実施例では、ロック部材23が解除さ
れると、バネ51の付勢力によって送り爪50は先端が
図6において反時計方向に回転し、爪部50aがリング
部材31のラチェット爪31aに噛み合う。その後の磨
耗量の調整動作は前記実施例と同様である。調整動作に
よってリング部材31が図の矢印B方向に回転させられ
ると、送り爪50の先端傾斜部50bがピン52に当接
する。これにより、送り爪50の先端は図6時計方向に
回転し、爪部50aはラチェット爪31aから外れる。
【0029】このような実施例では、送り爪50を駆動
するための構成が簡単となる。また、送り爪50はバネ
51を介して伝達されるため、エンジン始動時には噛み
合い部に作用する負荷がバネ荷重以上にならず、噛み合
い部の破損を防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明では、フライホイー
ルを2分割し、磨耗量検出機構及び調整機構を設けてク
ラッチディスクの磨耗量に応じて一方のフライホイール
をクラッチディスク側に移動させるので、比較的簡単な
構成でクラッチディスクの磨耗量調整を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフライホイール組立体
の斜視部分図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1の縦断面部分図。
【図4】リング部材のロック機構を示す斜視部分図。
【図5】リング部材のリセット機構を示す斜視部分図。
【図6】本発明の他の実施例の斜視部分図。
【符号の説明】
1 第1フライホイール 2 第2フライホイール 2a 摩擦面 4 リングギヤ 20 磨耗量検出機構 30 調整機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側の動力をクラッチディスク側に
    伝達するとともに、エンジン始動時にセルモータにより
    回転させられるフライホイール組立体であって、 前記エンジン側に固定される第1フライホイールと、 前記第1フライホイールに対して所定角度相対回転可能
    に連結され、前記セルモータの動力を前記第1フライホ
    イールに伝達するリングギヤと、 前記第1フライホイールに対して回転不能にかつ軸方向
    に移動自在に連結され、前記クラッチディスクが押圧さ
    れる摩擦面を有する第2フライホイールと、 前記第1フライホイールの前記クラッチディスク側の側
    面に設けられ、前記クラッチディスクの磨耗量を検出す
    る磨耗量検出機構と、 前記磨耗量検出機構の検出結果に応じて、前記リングギ
    ヤの回転力を利用して前記第2フライホイールを前記ク
    ラッチディスク側に移動させる調整機構と、を備えたフ
    ライホイール組立体。
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US08/096,046 US5349882A (en) 1992-07-23 1993-07-22 Clutch wear-compensating compound flywheel assembly
US08/257,879 US5469760A (en) 1992-07-23 1994-06-10 Clutch wear-compensating compound flywheel assembly

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Cited By (1)

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