JP2517468Y2 - 自走散布車 - Google Patents

自走散布車

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JP2517468Y2
JP2517468Y2 JP1990063992U JP6399290U JP2517468Y2 JP 2517468 Y2 JP2517468 Y2 JP 2517468Y2 JP 1990063992 U JP1990063992 U JP 1990063992U JP 6399290 U JP6399290 U JP 6399290U JP 2517468 Y2 JP2517468 Y2 JP 2517468Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、ハウス等において畝間通路を往復走行し
て作物に散布液を散布する自走散布車に係り、詳しくは
作物への散布液の散布性を改善した自走散布車に関する
ものである。
【従来の技術】
ハウス等において畝間通路を往復走行して作物に薬液
を散布する自走散布車では、複数個のノズルが、ほぼ鉛
直方向へ延びるノズルパイプに鉛直方向へ適宜間隔で左
右に向けて取り付けられている。 従来の自走散布車(例:実開平1−73032号公報)で
は、作物への薬液の吹付け角度は自走散布車の走行中固
定されている。
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の自走散布車では、作物は、自走散布
車の往路及び復路共に薬液を同じ角度で吹き付けられる
ので、作物の葉の繁茂状態によっては、薬液が、集中し
てかかり、そこに薬害を引き起こす一方において、かか
り難い個所(例えば葉裏)を生じ、そこでは防除効果が
低下している。またこのような散布むらは全体の散布量
を増加させる原因にもつながる。 この考案の目的は、畝間通路を往復走行して作物へ散
布液を散布する自走散布車において、散布むらを抑制す
ることである。
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して
説明する。 この考案の自走散布車(10)は、ほぼ鉛直方向に延び
るノズルパイプ(66)と、作物への散布液の吹付け角度
が異なるようにそれぞれ左右へ向けてノズルパイプ(6
6)に取付けられる複数個のノズル(70a,70b)の左右関
係が逆転するようにノズルパイプ(66)をその軸線の周
りに回転させる回転手段(72)とを有している。
【作用】
この考案では、畝間通路における自走散布車(10)の
往路では、回転手段(72)はノズルパイプ(66)を所定
回転位置に設定する。したがって、自走散布車(10)の
前進方向左右の作物は、それぞれ第1及び第2の吹付け
角度で散布液を吹付けられる。 畝間通路における自走散布車(10)の復路では、回転
手段(72)は、ノズルパイプ(66)をその軸線の周りに
回転させ、ノズル(70a,70b)の左右関係を逆転させ
る。すなわち、自走散布車(10)の前進時において左へ
向いていたノズル(70a,70b)が右へ向けられ、右へ向
いていたノズル(70a,70b)が左へ向けられる。したが
って、自走散布車(10)の前進方向にそれぞれ左右に位
置していたノズル(70a,70b)は、自走散布車(10)の
後進時では、それぞれ第2及び第1の吹付け角度で散布
液を吹付けられる。
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 第3図及び第4図は自走散布車10を主要な内部構造と
共に示す側面図及び平面図、第5図は第3図のV方向か
らノズルパイプ66を示す図である。自走散布車10は、本
体12の下部に前側タイヤ14及び後ろ側タイヤ16を有し、
それらの駆動により前進及び後進自在になっている。正
逆転自在なモータ18は本体12の下部のほぼ中央に配設さ
れ、モータ18の回転動力は、スプロケット20、チェーン
22及びスプロケット24を経て中間軸26に伝達され、さら
に中間軸26からスプロケット28、チェーン30及びスプロ
ケット32を経て前車軸34へ伝達されるとともに、スプロ
ケット36、チェーン38及びスプロケット40を経て後ろ車
軸42へ伝達される。前車軸34の左右の端部及び後ろ車軸
42の左右の端部にはそれぞれ前側タイヤ14及び後ろ側タ
イヤ16が一体回転的に取付けられ、また、スプロケット
32と前車軸34との間、及びスプロケット40と後ろ車軸42
との間には一方向クラッチがあり、モータ18の正転時で
は、前側タイヤ14のみが駆動輪となって、自走散布車10
が前進し、また、モータ18の逆転時では、後ろ側タイヤ
16のみが駆動輪となって、自走散布車10が後進するよう
になっている。 中間軸26の回転動力は、スプロケット44、チェーン46
及びスプロケット48を介して本体12内のホースリール50
の回転軸へ伝達される。トルクリミッタ51は、ホースリ
ール50の回転が拘束される等の原因によりホールリール
50に過大な駆動トルクがかかったとき、スプロケット48
とホースリール50の回転軸との連結を絶つ。ホースリー
ル50の回転軸の回転動力はスプロケット52、チエーン及
びスプロケット56を経て本体12の後端部の下部の圧接ロ
ーラ(図示せず)へ伝達される。圧接ローラは、ホース
リール50に同期して回転することにより、散布ホース58
を本体12内に繰り入れ及び本体12から繰り出し自在にな
っており、散布ホース58は、一端部においてホースリー
ル50に巻取り自在で、他端部において畝間通路の端部に
配設される動力噴霧機の吐出口へ接続される。バッテリ
60は、本体12内の前部に配設され、モータ18や後述の電
動弁64、コントロール装置78及びモータ90等の自走散布
車10の各種電気装置へ電力を供給する。 管路62は、一端側において自在継手63を介してホース
リール50に結合し、散布ホース58の端部から薬液を供給
され、他端側において本体12の前方へ突出している。電
動弁64は、管路62の途中に配設されて、管路62を開閉す
る。ノズルパイプ66は、本体12の前部に配設され、鉛直
方向へ延び、下端部において管路62の前端部の自在継手
68に接続されている。ノズル70a,70bは、対とされ、図
ではそれぞれ左方及び右方へ向けられ、鉛直方向へ等間
隔となるように、ノズルパイプ66に取り付けられてい
る。第5図に示されるように、ノズル70a,70bの上下方
向の向き、すなわち吹付け角度は相違しており、ノズル
70aはやや上向きとなっているのに対し、ノズル70bはほ
ぼ水平方向へ向けられている。 ノズルパイプ回転装置72は、本体12の前端上部に取り
付けられ、軸線周りのノズルパイプ66の回転を制御す
る。バンパー74は自走散布車10の下部前端の位置にあ
り、タッチセンサ76はバンパー74の前端側に固設されて
いる。畝間通路の終端側には杭が所定高さで埋められて
おり、自走散布車10は、畝間通路を前進して、杭の位置
へ達すると、タッチセンサ76は、杭に衝突して、杭の位
置へ達したことを検出する。コントロール装置は本体12
の上部後端に設けられ、ハンドル79はコントロール装置
78の近傍から後方へ突出している。 第1図はノスルパイプ回転装置72の詳細な構造図であ
る。カバー80は、本体12(第3図及び第4図)に固定さ
れて、ノズルパイプ回転装置72の各種機器を覆い、ノズ
ルパイプ66により上下方向へ貫通されている。カラー82
は、ノズルパイプ66に嵌装され、ボルト84によりノズル
パイプ66に固定されて、ノズルパイプ66と一体的に回転
する。ギヤ86は、カラー82と一体的に回転するように、
カラー82にスプライン嵌合し、ギヤ88とかみ合ってい
る。モータ90はギヤ88を回転させ、軸受92は、カラー82
に嵌装されて、カラー82を回転自在にカバー80に支持す
る。止め輪94は、カラー82の下端部に嵌着されて、カラ
ー82からの軸受92の抜けを阻止する。カム96は、ギヤ86
と一体的に回転し、リミットスイッチ98のオン、オフを
操作する。 第2図はノズル70a,70bの向きを示している。Aは自
走散布車10の前進方向を示している。ノズル70a,70bは
共に、左右の真横に対して前方へ10〜15°の傾斜角で向
けられている。第5図に関連して説明したように、ノズ
ル70aはやや上向きとなっているのに対し、ノズル70bは
ほぼ水平向きとなっており、ノズル70a,70bの吹付け角
度は相違している。 実施例の作用について説明する。 自走散布車10は、モータ18の正転により前側タイヤ14
を駆動させて、畝間通路を前進する。畝間通路における
自走散布車10の往路では、ノズルパイプ66は、ノズル70
a,70bが第2図に示される向きとなるような回転位置に
設定されている。したがって、自走散布車10の前進方向
Aに関して畝間通路の左側の畝に植えられている作物は
ノズル70aにより斜め下方から薬液を吹付けられるのに
対し、自走散布車10の前進方向Aに関して畝間通路の右
側の畝に植えられている作物はノズル70bからほぼ水平
方向に薬液を吹付けられる。またノズル70a,70bは、自
走散布車の前進方向Aへ斜め前方へ向かって噴出する。 自走散布車10が畝間通路の終端部へ達し、バンパー74
が杭に衝突すると、モータ18は回転を停止し、自走散布
車10は停止し、電動弁64は管路62を閉じて、ノズル70a,
70bからの薬液の散布が一時的に中止される。次にモー
タ90が回転し、モータ90の回転はギヤ88,89及びカラー8
2を介してノズルパイプ66へ伝達され、ノズルパイプ66
はその軸線の周りに回転する。ノズルパイプ66が180°
回転すると、カム96がリミットスイッチ98に当接し、モ
ータ90の回転は停止する。これにより、ノズル70a,70b
は、本体12に対する左右関係を逆転され、第2図の向き
とは逆に第2図の前進方向Aに関してそれぞれ右向き及
び左向きとなる。また、ノズル70a,70bは第2図の前進
方向Aとは逆方向へ斜めに向けられる。 この後、モータ18は逆転し、自走散布車10は畝間通路
を後進するとともに、電動弁64は管路62を開く。この結
果、ノズル70a,70bからの薬液の散布が再開されると共
に、自走散布車10の復路では、自走散布車10の進行方向
左側及び右側の作物(自走散布車10の前進時ではそれぞ
れ進行方向右側及び左側の作物)は、それぞれノズル70
a,70bから薬液を吹付けられ、薬液の吹付けられる方向
は、自走散布車10の往路とは異なり、それぞれ斜め下方
及びほぼ水平方向となる。こうして、作物は、自走散布
車10の往路と復路とでは別の角度から薬液を吹付けら
れ、全体に一様に薬液を付着される。また、ノズル70a,
70bは、自走散布車10の後進方向へ斜めに向けられてい
るので、薬液はノズル70a,70bから自走散布車10の進行
方向斜め前方へ向かって噴出する。
【考案の効果】
この考案では、作物は、自走散布車の往路及び復路に
おいて、ノズルから異なる吹付け角度で散布液を吹付け
られるので、散布むらが抑制されて、散布効果を高め、
かつ散布液が部分的に集中してかかったり、かかりが悪
かったりすることに因る弊害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図はノズルパイプ
回転装置の詳細な構造図、第2図はノズルの向きを示す
図、第3図及び第4図は自走散布車を主要な内部構造と
共に示す側面図及び平面図、第5図は第3図のV方向か
らノズルを示す図である。 10……自走散布車、66……ノズルパイプ、70a,70b……
ノズル、72……ノズルパイプ回転装置(回転手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】畝間通路を往復して畝に植えられている作
    物へノズル(70a,70b)から散布液を散布する自走散布
    車(10)において、ほぼ鉛直方向に延びるノズルパイプ
    (66)と、作物への散布液の吹付け角度が異なるように
    それぞれ左右へ向けて前記ノズルパイプ(66)に取付け
    られる複数個のノズル(70a,70b)と、これらノズル(7
    0a,70b)の左右関係が逆転するように前記ノズルパイプ
    (66)をその軸線の周りに回転させる回転手段(72)と
    を有してなることを特徴とする自走散布車。
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