JP2517206Y2 - インタークーラー周囲部のシール構造 - Google Patents

インタークーラー周囲部のシール構造

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JP2517206Y2 JP8703590U JP8703590U JP2517206Y2 JP 2517206 Y2 JP2517206 Y2 JP 2517206Y2 JP 8703590 U JP8703590 U JP 8703590U JP 8703590 U JP8703590 U JP 8703590U JP 2517206 Y2 JP2517206 Y2 JP 2517206Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、空冷式のインタークーラー周囲部のシール
構造に関し、特に、インタークーラーのコア部上面が露
呈するように装着されるインタークーラーカバーの構造
の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、過給機付内燃機関においては、過給機の吸気コ
ンプレッサによって加圧された高温の吸気の温度をイン
タークーラーによって下げ、空気密度を大きくして過給
効果を高め、もって機関本体に供給する吸気の充填効率
を高めて、出力の向上を図ることが行われている。
そして、インタークーラーとして空冷式のものを採用
した自動車の一部においては、インタークーラーの略上
方のエンジンフードに外気導入口を開設し、該外気導入
口から導入した空気を、インタークーラーのコア部に通
過させて該インタークーラーを冷却するようにしてい
る。
ここで、従来、第2図に示すように、インタークーラ
ー1に、そのコア部1a上面を露呈させた状態で装着さ
れ、かつ外周部に環状に張り出す外周フランジ部2を有
する略筒状のインタークーラーカバー3を設けると共
に、エンジンフード4の外気導入口5に、エンジンフー
ド4の閉扉時に前記外周フランジ部2上面に圧接してシ
ールする略筒状の外気導入ガイド6を設けてなるインタ
ークーラー周囲部のシール構造が知られている(特開昭
64−47935号公報参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、このようにエンジンフード4の閉扉時に外
気導入ガイド6をインタークーラーカバー3の外周フラ
ンジ部2に圧接してシールする構造にあっては、前記外
気導入ガイド6の下端部と前記インタークーラーカバー
3の外周フランジ部2の形成部との間に形成される凹部
7に、エンジンフード4の外気導入口5から図の矢印で
示す外気と共に侵入した雨水等が溜まり込み、冬期等に
これが凍結することがある。
このため、外気導入ガイド6の下端部とインタークー
ラーカバー3の外周フランジ部2との接触部が雨水等の
凍結によって固着状態になり、エンジンフード4の開放
が行えなくなってしまう。そして、エンジンフード4を
無理やり開放しようとすると、外気導入ガイド6下端部
に多大な引張力が作用して、該ガイド6下端部が破損す
る事態となる。
又、溜まり込んだ雨水等が凍結しなくとも、水が溜ま
り込んだ部位に錆等の腐食が発生し、ひいてはシール性
の低下を来す等の問題点があり、思わしくない。
そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、
外気導入ガイド下端部と前記インタークーラーカバーの
外周フランジ部形成部との間に形成される凹部に流入す
る雨水等を容易に排出できる構成とすることにより、凹
部における雨水等の溜ま込みを防止して、上記従来の問
題点を解消することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案においては、エンジンフードに、エ
ンジンルーム内に搭載したインタークーラーの直上に相
当する部位に外気導入口を形成し、前記インタークーラ
ーに、そのコア部上面を露呈させた状態で装着され、か
つ外周部に環状に張り出す外周フランジ部を有する略筒
状のインタークーラーカバーを設けると共に、前記外気
導入口に、エンジンフードの閉扉時に前記外周フランジ
部上面に圧接してシールする略筒状の外気導入ガイドを
設けてなるインタークーラー周囲部のシール構造におい
て、前記インタークーラーカバーの外周フランジ部の少
なくとも傾斜低部位に水抜き用の孔を貫通形成した構成
とする。
〈作用〉 かかる構成において、外気と共に開口部からインター
クーラー上部側に侵入した雨水等の一部は、外気導入ガ
イド下端部と前記インタークーラーカバーの外周フラン
ジ部形成部との間に形成される凹部に流入するが、水抜
き用の孔が設けられているため、該孔からエンジンルー
ム内に排出される。
特に、水抜き用の孔は、少なくとも傾斜低部位に設け
られるため、凹部に流入した雨水等が傾斜低部位に流れ
て、ここから効果的に排出される。
このように雨水等を排出することによって、雨水等が
溜まり込むことがなくなり、冬期等にこれが凍結するこ
とによる不具合が解消することができる。
又、凹部における錆等の腐食の発生も抑えることがで
き、シール性の低下を防止することができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、自動車のエンジンルーム8内には、
図示しないエンジンが例えば横置きに配設されている。
エンジン本体のシリンダヘッド上面にはロッカカバー9
が取り付けられている。
このロッカカバー9の上方には略方形体形状の箱型の
インタークーラー10が配置されている。このインターク
ーラー10はロッカカバー9の自動車左側部分の直上部に
位置している。このインタークーラー10の上部には略筒
状のインタークーラーカバー11が装着されており、該カ
バー11の上端に設けられた開口部12からインタークーラ
ー10のコア部10a上面が露呈するようになっている。
かかるインタークーラー10の前部には図示しない過給
機の吸気コンプレッサから吸気が導入されるインレット
チューブが連結され、後部には図示しないインテークコ
レクタを介してインテークマニホールドが連結される。
一方、エンジンフード13の前記インタークーラー10上
部に対応する部分に形成された外気導入口13aには、イ
ンタークーラー10への冷却用外気導入用のエアインテー
クバルジ14が形成されている。又、前記外気導入口13a
には、エンジンフード13の閉扉時に前記インタークーラ
ーカバー11の下端外周部に環状に張り出して形成された
外周フランジ部11aに圧接してインタークーラー10のコ
ア部10a上流側の空間部ととエンジンルーム8内とをシ
ールする略筒状の外気導入ガイド15が設けられている。
そして、前記インタークーラーカバー11の外周フラン
ジ部11aの少なくとも傾斜低部位には水抜き用の孔16が
貫通形成される。
ここで、インタークーラー10は、自動車前側部分が低
位となり、自動車前側部分が高位となるように傾斜(θ
=5°)して配設されており、インタークーラーカバ
ー11もこの傾斜と同じように傾斜されて装着される。更
に、前記外周フランジ部11aのうち自動車前側部分に
は、自動車前側が高位となり、後側が低位となるように
傾斜(θ=2°)が付されている。又、外周フランジ
部11aのうち自動車後側部分には、自動車前側が低位と
なり、後側が高位となるように傾斜(θ=12°)が付
されている。
そして、前記水抜き用の孔16は、外周フランジ部11a
の最も低位となる自動車前側部分でかつその後方部位に
設けられる。
かかる水抜き用の孔16を設けた結果、次のような作用
・効果を奏する。
即ち、図に示すように、矢印Aで示す外気と共に冷却
用外気導入用のエアインテークバルジ14を介して外気導
入口13aからインタークーラー10上部側空間に侵入した
矢印Bで示す雨水等の一部は、外気導入ガイド15下端部
と前記インタークーラーカバー11の外周フランジ部11a
の形成部との間に形成される凹部17に流入するが、水抜
き用の孔16が設けられているため、該孔16からエンジン
ルーム8内に排出される。
特に、水抜き用の孔16は、外周フランジ部11aの最も
低位となる自動車前側部分でかつその後方部位に設けら
れるため、凹部17に滴下した雨水等は概ね該凹部17の水
抜き用の孔16が設けられている側に流れ、ここから殆ど
排出される。
このように雨水等を凹部17から外部に排出することに
よって、該凹部17に雨水等が溜まり込むことがなくな
り、冬期等にこれが凍結することによる不具合を解消す
ることができる。
即ち、外気導入ガイド15下端部とインタークーラーカ
バー11の外周フランジ部11aとの接触部が雨水等の凍結
によって固着状態になることがなく、エンジンフード13
の開放不能を防止でき、ガイド15の下端部の破損を防止
することができる。
又、凹部17における錆等の腐食の発生も抑えることが
でき、シール性の低下を防止することができる。
上記実施例の構成は本考案の構造的制約を示すもので
はなく、本考案は要するに、エンジンフードに、エンジ
ンルーム内に搭載したインタークーラーの直上に相当す
る部位に外気導入口を形成し、前記インタークーラー
に、そのコア部上面を露呈させた状態で装着され、かつ
外周部に環状に張り出す外周フランジ部を有する略筒状
のインタークーラーカバーを設けると共に、前記外気導
入口に、エンジンフードの閉扉時に前記外周フランジ部
に圧接してシールする略筒状の外気導入ガイドを設けて
なるインタークーラー周囲部のシール構造において、前
記インタークーラーカバーの外周フランジ部の少なくと
も傾斜低部位に水抜き用の孔を貫通形成した構成とすれ
ば良い。
例えば、水抜き用の孔は少なくとも傾斜低部位に設け
れば良いが、図に示す18のように、外周フランジ部11a
の自動車後側部分でかつその前方部位等その他の部位に
も追加して設けるようにしても良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、エンジンフー
ドの閉扉時に、該フードに設けられた外気導入ガイドを
インタークーラーカバーの外周フランジ部上面に圧接し
てシールするようにしたインタークーラー周囲部のシー
ル構造において、前記インタークーラーカバーの外周フ
ランジ部の少なくとも傾斜低部位に水抜き用の孔を貫通
形成するようにしたから、外気導入ガイド下端部と前記
インタークーラーカバーの外周フランジ部形成部との間
に形成される凹部に雨水等が溜まり込むことがなくな
り、冬期等にこれが凍結することによる不具合を解消す
ることができると共に、錆等の腐食の発生も抑えること
ができ、シール性を確実に保持できる実用的効果大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るインタークーラー周囲部のシール
構造の一実施例を示す自動車前部の側面断面図、第2図
は従来のインタークーラー周囲部のシール構造を示す断
面図である。 8……エンジンルーム、10……インタークーラー、10a
……コア部、11……インタークーラーカバー、11a……
外周フランジ部、12……開口部、13……エンジンフー
ド、13a……外気導入口、15……外気導入ガイド、16…
…水抜き用の孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンフードに、エンジンルーム内に搭
    載したインタークーラーの直上に相当する部位に外気導
    入口を形成し、前記インタークーラーに、そのコア部上
    面を露呈させた状態で装着され、かつ外周部に環状に張
    り出す外周フランジ部を有する略筒状のインタークーラ
    ーカバーを設けると共に、前記外気導入口に、エンジン
    フードの閉扉時に前記外周フランジ部上面に圧接してシ
    ールする略筒状の外気導入ガイドを設けてなるインター
    クーラー周囲部のシール構造において、前記インターク
    ーラーカバーの外周フランジ部の少なくとも傾斜低部位
    に水抜き用の孔を貫通形成したことを特徴とするインタ
    ークーラー周囲部のシール構造。
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