JP2516799Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2516799Y2
JP2516799Y2 JP6477891U JP6477891U JP2516799Y2 JP 2516799 Y2 JP2516799 Y2 JP 2516799Y2 JP 6477891 U JP6477891 U JP 6477891U JP 6477891 U JP6477891 U JP 6477891U JP 2516799 Y2 JP2516799 Y2 JP 2516799Y2
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眞一 伊東
高幸 竹田
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複写機やプリンタなど
に用いられる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタや複写機に用いられる画
像形成装置においては、記録速度が速いこと、高画質な
こと、普通紙に記録することができること等の理由によ
ってカールソン方式による画像形成方法が多く用いられ
ている。この方法によれば、感光体に対し、帯電、露
光、現像の各プロセスが行われ、感光体上にトナー像が
形成される。そして、上記感光体上のトナー像に紙など
の記録支持体が重ねられ、転写が行われる。その後、上
記記録支持体にトナーが定着される。一方、転写後の感
光体上に残留したトナーはクリーニング装置によって清
掃され、上記感光体は繰り返し使用される。
【0003】上記構成の画像形成装置における転写プロ
セスでは、一般に静電気力が用いられる。ところが、こ
の方法によると転写効率が悪いため、転写後の感光体上
の残留したトナーを清掃するクリーニングプロセスが必
要不可欠となる。そして、該クリーニングプロセスにお
いて回収されたトナーを廃棄するために、保守作業が必
要となる。この際トナーは粉体であるため飛散しやす
く、オペレータの身体や衣類などを汚染したり、画像形
成装置の内部や室内環境を汚染してしまう。
【0004】そこで、クリーニングプロセスが不要で、
回収したトナーを廃棄する必要がない画像形成装置が提
供されている(特願平1−212976号参照)。図2
は従来の画像形成装置の概略図である。図において、5
1は感光体、52は該感光体51と一部が密着させられ
る被現像体、53は該被現像体52を供給する供給ロー
ル、54は上記被現像体52を巻き取る巻取りロール、
55は記録支持体、56は上記感光体51の表面を帯電
させる帯電装置、57は帯電された感光体51の表面を
露光して静電潜像を形成する露光装置、58は上記感光
体51と密着して重ねられる被現像体52の上に、静電
潜像に対応するトナー像を形成する現像装置、59はト
ナー60を被現像体52の表面に供給するトナー担持
体、61は被現像体52の上に形成されたトナー像を記
録支持体55に転写・定着する転写・定着装置、62は
トナー60を加熱する発熱ローラ、63は該発熱ローラ
62と対向して配設され、被現像体52及び記録支持体
55を挟持して押圧する加圧ローラ、64は記録支持体
55を収容するカセットである。
【0005】上記構成の画像形成装置において、表面が
帯電させられた感光体51が露光されると、表面に静電
潜像が形成される。該静電潜像が形成された感光体51
は被現像体52と密着して重ねられ、現像装置58によ
って現像される。この時、トナー60は被現像体52の
表面に静電潜像に対応して付着する。その後、被現像体
52はトナー像を有した状態で転写・定着装置61に送
られ、加圧ローラ63によって加圧され発熱ローラ62
によって加熱されて、転写と定着が同時に行われ、トナ
ー像は記録支持体55に転写され、定着される。
【0006】この場合、被現像体52上のトナー像が記
録支持体55に転写されるようになっているので、被現
像体52上に転写後のトナー60が残留しても被現像体
52と共に巻取りロール54に回収される。しかも被現
像体52を形成するフィルムの材料を選択することによ
って、トナー60を転写後の被現像体52上にほとんど
残さないようにすることもできる。いずれにしても、ク
リーニングプロセスは不要となる。また、転写と同時に
トナー60を記録支持体55に定着することができ、独
立した定着器が不要となり、プロセスの数が更に減少す
ることができる。
【0007】したがって、トナー60の廃棄作業がなく
なるので、トナー60が飛散してオペレータの身体や衣
類などを汚染したり、装置の内部や室内環境を汚染した
りするのを防止することが可能となり、保守性が向上す
る。しかも、プロセスの数を減少することができるた
め、画像形成装置を小型化し、低価格化することができ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の画像形成装置においては、初期組立時に被現像体5
2の装着作業、あるいは被現像体52の寿命がきた場合
の交換作業が必要不可欠である。この場合、被現像体5
2を構成するフィルム自身がフレキシブルであるため、
装置内の走行経路、特に現像プロセスの狭い走行経路や
転写プロセスの圧接部を通すことが非常に困難である。
【0009】すなわち、被現像体52を装着する時、一
例として被現像体52が巻かれた供給ロール53を装置
に装着した後、その一端を被現像体52の走行経路に導
いて、巻取りロール54に固定する方法が考えられる。
この走行経路の中で、被現像体52の一部が、感光体5
1に接触しており、更にこの接触部で現像装置58と接
触するか非常に狭い隙間をおいて対向する。また、転写
部においても被現像体52は加圧ローラ63と発熱ロー
ラ62間に圧接されている。そのため、被現像体52を
通すために上記隙間及び圧接部を一時開放する必要があ
る。また、被現像体52を通した後再び元の位置に戻さ
なければならず、作業が煩わしい。
【0010】このほかに、装置の側面側(図の手前側)
から装着する方法が考えられるが、この場合も非常に狭
い部分又は圧接部を開放した後、被現像体52を挿入し
なければならず、しかも、被現像体52を挿入する側面
側の装置のパネルには被現像体52、供給ロール53及
び巻取りロール54を挿入するための通し穴を形成する
必要があり、装置の強度が低くなるだけでなく、構造が
複雑となる。
【0011】このように、上記のいずれの方法によって
も被現像体52の装着が困難であるだけでなく、装置が
複雑になってしまう。本考案は、上記従来の画像形成装
置の問題点を解決して、被現像体の装着及び交換が容易
で組立性と保守性が優れ、構造が簡素化された画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本考案の画
像形成装置においては、被現像体は感光体に対して一部
が接触するように配設され、供給ロールと巻取りロール
間で送られる。上記被現像体は供給ロール及び巻取りロ
ールに端部を有する。上記感光体には、該感光体の表面
を帯電する帯電手段と、帯電した感光体を露光して静電
潜像を形成する露光手段と、上記感光体に密着して重ね
られた被現像体の上にトナーを付着させ、上記静電潜像
に対応するトナー像を形成する現像装置と、上記被現像
体上のトナー像を加熱し、加圧して記録支持体に転写す
る転写手段が対向して配設される。該転写手段は、上記
被現像体の一面側に配設される第1の転写手段と、他面
側に配設される第2の転写手段から成り、両転写手段に
よって被現像体上のトナー像を加熱し、加圧する。
【0013】また、各プロセスユニットを収容するた
め、第1筐体と第2筐体が設けられ、該第1筐体と第2
筐体を開閉自在に支持している。そして、上記第1筐体
に上記感光体、帯電手段、露光手段及び第1の転写手段
を配設し、上記第2筐体に上記現像装置及び第2の転写
手段を配設する。そして、上記感光体及び現像装置は、
上記第1筐体及び第2筐体が閉鎖状態で対向する位置に
あり、かつ、上記第1の転写手段及び第2の転写手段
は、上記第1筐体及び第2筐体が閉鎖状態で当接する位
置にある。
【0014】上記被現像体は、供給ロール及び巻取りロ
ールと共に、両筐体のいずれか一方、例えば第1筐体に
着脱自在としてあり、上記第1筐体及び第2筐体が開放
状態において、被現像体の装着及び交換を行うことがで
きるようになっている。
【0015】
【作用】本考案によれば、上記のように被現像体は感光
体に対して一部が接触するように配設され、供給ロール
と巻取りロール間で送られる。上記被現像体は供給ロー
ル及び巻取りロールに端部を有する。上記感光体には、
該感光体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した感光体
を露光して静電潜像を形成する露光手段と、上記感光体
に密着して重ねられた被現像体の上にトナーを付着さ
せ、上記静電潜像に対応するトナー像を形成する現像装
置と、上記被現像体上のトナー像を加熱し、加圧して記
録支持体に転写する転写手段が対向して配設される。
【0016】したがって、帯電手段によって表面が帯電
させられた感光体は、露光手段によって露光され、表面
に静電潜像を形成する。該静電潜像が形成された感光体
は、被現像体と密着して重ねられ、その上から現像装置
によってトナーが付着させられ、トナー像が形成され
る。該トナー像は、転写手段に送られ、上記被現像体の
一面側に配設される第1の転写手段と、他面側に配設さ
れる第2の転写手段に挟持され、加熱され、加圧されて
記録支持体に転写させられる。
【0017】また、各プロセスユニットを収容するた
め、第1筐体と第2筐体が設けられ、該第1筐体と第2
筐体を開閉自在に支持している。そして、上記第1筐体
に上記感光体、帯電手段、露光手段及び第1の転写手段
を配設し、上記第2筐体に上記現像装置及び第2の転写
手段を配設する。そして、上記感光体及び現像装置は、
上記第1筐体及び第2筐体が閉鎖されると対向し、か
つ、上記第1の転写手段及び第2の転写手段は、上記第
1筐体及び第2筐体が閉鎖されると当接する。
【0018】上記被現像体は、供給ロール及び巻取りロ
ールと共に、両筐体のいずれか一方に着脱自在としてあ
り、上記第1筐体及び第2筐体が開放状態において、被
現像体の走行経路が開放され、被現像体の装着及び交換
を行うことができる。そして、上記被現像体を第1筐体
に対して着脱自在にすると、上記第1筐体及び第2筐体
を開放した時に、記録支持体の送紙路にアクセスするこ
とが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本考案の画像形成装置に
おける被現像体の装着状態図、図3は本考案の画像形成
装置の概略図、図4は本考案の画像形成装置における筐
体開放状態図である。
【0020】図において、2はフィルムで構成される被
現像体であり、該被現像体2を供給する供給ロール3と
上記被現像体2を巻き取る巻取りロール4に両端が接続
される。5は現像装置、6はトナー担持体、8は現像装
置5に収容されるトナーである。また、11は第1筐
体、12は第2筐体であって、これらは回動支点13を
中心にして回動可能な構成となっている。図3は第2筐
体12に対し第1筐体11が閉じられた状態を示し、こ
の状態で記録が行われる。図4は第2筐体12に対し第
1筐体11を開放した状態を示しており、記録支持体2
0(記録紙)のジャム時における除去処理を行うことが
できるとともに、この状態で図1に示すように、組立時
における被現像体2の装着、及び保守時における交換が
可能である。
【0021】上記第1筐体11には、ドラム状に形成さ
れた感光体14が設けられるとともに、該感光体14の
周囲に帯電手段15、露光手段16及び第1の転写手段
17が設けられている。一方、第2筐体12には、現像
装置5、第1の転写手段17と一対で機能する第2の転
写手段19、記録支持体20を収容する給紙カセット2
1、給紙ローラ22、送紙手段である送紙ローラ23と
排紙ローラ24、及び記録支持体20を案内する案内部
材25,26,27が設けられている。
【0022】上記被現像体2は供給ロール3から繰り出
され、巻取りロール4に収容される。上記被現像体2は
図1に示すように、供給ロール3及び巻取りロール4と
共に一体的なカートリッジ28を形成して、第1筐体1
1に対し着脱自在にすれば、組立、交換等の作業が一層
容易になる。ここで、上記被現像体2の装置への着脱
は、図1に示すように第1筐体11に対して行う方法
と、第2筐体12に対して行う方法の二つが考えられ
る。図3の状態で記録を行っている時に、記録支持体2
0が途中でジャムした場合、記録支持体20を除去する
ために、第1筐体11は図4に示されるように開放され
る。この場合、第2筐体12に被現像体2が装着してあ
ると、該被現像体2を外してからでないと記録支持体2
0を取り除くことができず、保守作業の工数が増える。
一方、被現像体2を第1筐体11に着脱するように構成
すれば、第1筐体11を解放するだけでジャムした記録
支持体20を除去することができる。
【0023】また、上記感光体14はドラム状に形成さ
れており、導電性支持体上に光導電層を設けたもので、
セレン感光体、有機系感光体、酸化亜鉛感光体、アモル
ファスシリコン感光体等のいずれのものも使用すること
ができる。帯電手段15としての帯電装置は、感光体1
4の表面に対向して設けられる。帯電装置としては、図
1に示すような帯電ローラが使用され、上記帯電ローラ
は例えば、金属製の芯金に導電性のゴムを積層したもの
で構成され、かつ、芯金には図示しない電圧印加手段に
よって電圧が印加されている。帯電ローラのほかに、コ
ロナ放電器なども利用することができる。
【0024】露光手段16としての露光装置は、画像信
号を光に変換して感光体14に照射する。露光装置とし
ては、レーザ、LEDアレイ等の光源と作像光学系を組
み合わせたもの、あるいは複写機に一般に用いられ、原
稿の反射光を投影する光学系などのいずれのものも利用
することができる。また、現像装置5はトナー担持体6
上にトナー8を吸着して、これを矢印P方向(図3)に
搬送し、感光体14上に密接して重ねられた被現像体2
に付着させ、感光体14上の静電潜像に対応して現像す
る。上記第2筐体12に対し第1筐体11を図3のよう
に閉じると、第2筐体12に設けられた現像装置5は第
1筐体11に装着された被現像体2を挟んで感光体14
上に位置する。上記現像装置5としては、二成分磁気ブ
ラシ現像器、一成分磁気ブラシ現像器、一成分非磁性現
像器等のいずれのものも利用することができる。
【0025】記録状態では、図3に示すように、上記第
1筐体11に設けられた第1の転写手段17と第2筐体
12に設けられた第2の転写手段19とが当接し、図示
しない加圧手段によって第1の転写手段17と第2の転
写手段19とは一定の圧力で加圧させられる。ここで
は、第1の転写手段17は加熱手段を有する加熱体と
し、ガラス、セラミックス等の基材の表面にNi−Pな
どの発熱抵抗層を形成し、更にその上にTa2 5 、フ
ッ素樹脂等の保護層を被覆して形成される。上記加熱体
としては、ローラ状の形状を有していてもよく、例えば
金属製中空部材にハロゲンランプを内蔵したもの、又は
金属面に直接発熱体を設けたものなどを利用することが
できる。第2の転写手段19は弾性体状のローラで形成
される。このローラは金属製の芯金にゴムを積層して形
成され、ゴムとしては耐熱性のシリコーンなどが使用さ
れる。
【0026】次に、画像形成プロセスについて図5及び
図6を併用して説明する。図5は本考案の画像形成装置
における現像プロセスを示す図、図6は本考案の画像形
成装置における転写・定着プロセスを示す図である。初
めに、感光体14(14aは光導電層であり、14bは
導電性支持体である。)は、帯電手段15によって一様
かつ均一に帯電させられる。次に、露光プロセスでは、
露光手段16によって画像信号に対応した光が感光体1
4に照射され、静電潜像が形成される。
【0027】現像プロセス(図5)では、感光体14に
密着して重ねられた被現像体2に現像装置5が現像を行
う。本実施例では反転現像が利用され、そのため、感光
体14の導電性支持体14bとトナー担持体6間にはバ
イアス電位付与手段32が設けられ、バイアス電位が印
加される。このような構成でトナー担持体6と被現像体
2の空間には、感光体14に形成された静電潜像に伴う
電気力線が被現像体2を貫通して発生する。このため、
トナー担持体6上の帯電したトナー8は、静電気力で被
現像体2上に付着し、現像される。
【0028】一方、給紙カセット21(図3)に収容さ
れた記録支持体20は、給紙ローラ22によって給紙さ
れ、給紙ローラ22によって第1、第2の転写手段1
7,19に送紙される。転写プロセス(図6)では、ト
ナー像が形成された被現像体2に記録支持体20が重ね
られ、第1の転写手段17と第2の転写手段19に挟ま
れて、図示しない加圧手段によって圧接させられる。被
現像体2上のトナー8には被現像体2を介して第2の転
写手段19から熱が伝達され、加熱溶融される。溶融し
たトナー8は被現像体2から記録支持体20に転写し、
同時に定着される。その後、記録支持体20は装置外へ
排出され、図示しないスタッカに積み重ねられる。
【0029】一方、記録支持体20への転写を行った後
の被現像体2は、巻取りロール4に回収される。記録支
持体20への転写後、上記被現像体2にはわずかな量の
トナー8が残留する場合があるが、そのトナー8を付着
したまま被現像体2は巻取りロール4に回収される。該
巻取りロール4に回収されたトナー8は転写プロセスで
溶融されて、被現像体2に固着している。したがって、
巻取りロール4を回収する際に、トナー8が装置の内外
やオペレータに飛散して汚染することはない。
【0030】一方、現像プロセスを終え被現像体2と分
離した後の感光体14は、必要に応じて除電ランプなど
によって全面に光が照射され、残留電荷が除去される。
こうして、感光体14は繰り返し利用される。上記被現
像体2は転写プロセスで第1の転写手段17である加熱
体によって加熱され、160°C前後に達する。したが
って、その材質は耐熱性があり、またある程度の絶縁性
があるポリエステル、ポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケ
トン等とする。また、フィルムの厚さは、現像時に、被
現像体2とトナー担持体6間に電気力線を発生させるこ
とを考慮すると、100μm以下とし、引張り強度とそ
の取扱性を考慮すると5μm以上とすることが望まし
い。
【0031】上記実施例では、記録支持体20への転写
を行った後、被現像体2は巻取りロール4に回収され
る。更に記録を続ける時は、図1に示すような方法によ
って新しいカートリッジ28と交換する。ここで、被現
像体2の表面にフッ素樹脂などの離型性の良い材料をコ
ーティングすれば、被現像体2から記録支持体20への
転写率が非常に良くなり、トナー8はほとんど残留しな
い。したがって、供給ロール3と巻取りロール4を随時
入れ替えれば、巻取りロール4を供給ロール3として再
び利用することができ、より経済的になる。あるいは、
非記録時に巻取りロール4に巻き取られた被現像体2
は、供給ロール3側に適宜逆方向に巻き取られ、再使用
されるようになっている。
【0032】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するもの
ではない。
【0033】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、第1筐体と第2筐体が開閉自在に設けられ、上記
第1筐体に感光体、帯電手段、露光手段及び第1の転写
手段を配設し、上記第2筐体に現像装置及び第2の転写
手段を配設する。そして、上記感光体及び現像装置は、
上記第1筐体及び第2筐体が閉鎖状態で対向する位置
に、上記第1の転写手段及び第2の転写手段は、上記第
1筐体及び第2筐体が閉鎖状態で当接する位置に置かれ
る。
【0034】上記被現像体は、供給ロール及び巻取りロ
ールと共に、両筐体のいずれか一方に着脱自在としてあ
り、上記第1筐体及び第2筐体が開放状態において、被
現像体の装着及び交換を行うことができるようになって
いる。この場合、上記第1筐体及び第2筐体を開放状態
に置くことによって被現像体の走行経路が開放される。
したがって、被現像体の装着及び交換を容易に行うこと
ができる。
【0035】上記被現像体を第1筐体に対して着脱自在
にすることによって、上記第1筐体及び第2筐体を開放
した時に、記録支持体の送紙路にアクセスすることがで
きるので、ジャムが発生した時に記録支持体を容易に除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の画像形成装置における被現像体の装着
状態図である。
【図2】従来の画像形成装置の概略図である。
【図3】本考案の画像形成装置の概略図である。
【図4】本考案の画像形成装置における筐体開放状態図
である。
【図5】本考案の画像形成装置における現像プロセスを
示す図である。
【図6】本考案の画像形成装置における転写・定着プロ
セスを示す図である。
【符号の説明】
2 被現像体 3 供給ロール 4 巻取りロール 5 現像装置 11 第1筐体 12 第2筐体 14 感光体 15 帯電手段 16 露光手段 17 第1の転写手段 19 第2の転写手段 20 記録支持体(記録紙)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)感光体と、 (b)該感光体に一部が接触させられて供給ロールと巻
    取りロール間で送られるとともに、該供給ロール及び巻
    取りロールに端部を有する被現像体と、 (c)上記感光体の表面を帯電する帯電手段と、 (d)帯電した感光体を露光して静電潜像を形成する露
    光手段と、 (e)上記感光体に密着して重ねられた被現像体の上に
    トナーを付着させ、上記静電潜像に対応するトナー像を
    形成する現像装置と、 (f)上記被現像体の一面側に配設される第1の転写手
    段と、他面側に配設される第2の転写手段から成るとと
    もに、上記被現像体上のトナー像を加熱し、加圧して記
    録支持体に転写する転写手段を有し、 (g)第1筐体と第2筐体を開閉自在とし、上記第1筐
    体に上記感光体、帯電手段、露光手段及び第1の転写手
    段を配設し、上記第2筐体に上記現像装置及び第2の転
    写手段を配設し、 (h)上記感光体及び現像装置は、上記第1筐体及び第
    2筐体が閉鎖状態において対向する位置に配設され、か
    つ、上記第1の転写手段及び第2の転写手段は、上記第
    1筐体及び第2筐体が閉鎖状態において当接する位置に
    配設され、 (i)上記被現像体は、供給ロール及び巻取りロールと
    共に、上記第1筐体及び第2筐体が開放状態において、
    両筐体のいずれか一方に着脱自在としたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記被現像体は、供給ロール及び巻取り
    ロールと共に、上記第1筐体及び第2筐体が開放状態に
    おいて、第1筐体に着脱自在としたことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
JP6477891U 1991-08-15 1991-08-15 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2516799Y2 (ja)

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JP6477891U JP2516799Y2 (ja) 1991-08-15 1991-08-15 画像形成装置

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