JPH11184353A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JPH11184353A
JPH11184353A JP9364101A JP36410197A JPH11184353A JP H11184353 A JPH11184353 A JP H11184353A JP 9364101 A JP9364101 A JP 9364101A JP 36410197 A JP36410197 A JP 36410197A JP H11184353 A JPH11184353 A JP H11184353A
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JP
Japan
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process cartridge
image forming
forming apparatus
main body
electrophotographic image
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Application number
JP9364101A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kurihara
敏 栗原
Tsutomu Nishiuwatoko
力 西上床
Teruhiko Sasaki
輝彦 佐々木
Toru Koizumi
徹 小泉
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジが電子写真画像形成装
置本体に装着された際の位置関係をより精度よく、正確
に維持する事の出来るプロセスカートリッジ及び電子写
真画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 プロセスカートリッジBが電子写真画像
形成装置本体16に装着され前記電子写真画像形成装置
本体16の有する開閉部材20bに閉状態で当接する弾
性部12cを把手12dの一部に設ける。そして、前記
弾性部12cが開閉部材20bに当接した状態で前記プ
ロセスカートリッジBに対して前記電子写真画像形成装
置本体16に前記プロセスカートリッジBを挿入する際
の挿入方向と略同一方向に弾性力を作用させる。これに
より、プロセスカートリッジBが電子写真画像形成装置
本体16に装着された際の位置関係をより精度よく、正
確に維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置の電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
カートリッジ及び前記プロセスカートリッジを着脱可能
な電子写真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成す
るもので、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ
ー(例えば、LEDプリンター、レーザービームプリン
ター等)、電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真
ワードプロセッサー等が含まれる。
【0003】ここで、プロセスカートリッジは、使用者
自身によって電子写真画像形成装置本体に対する着脱を
行うことができるから、装置のメンテナンスを容易に行
うことができる。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画
像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ
方式が採用されている。
【0005】このプロセスカートリッジ方式によれば、
装置のメンテナンスをサービスマンによらず使用者自身
で行うことが出来るので、格段に操作性を向上させるこ
とが出来る。そのためにこのプロセスカートリッジ方式
は、電子写真画像形成装置において広く用いられてい
る。
【0006】この様なプロセスカートリッジを用いる電
子写真画像形成装置にあっては、プスセスカートッジを
電子写真画像形成装置本体に装着した際の装着位置決め
を精度よく維持しなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記要請に応
えるためのものであり、その目的とする所は、良好な画
像を得る為に、プロセスカートリッジが電子写真画像形
成装置本体に装着された際の位置関係をより精度よく、
正確に維持する事の出来るプロセスカートリッジ及び電
子写真画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
特徴とするプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成
装置である。
【0009】〔1〕:電子写真画像形成装置本体に着脱
可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像手段と、プロセスカートリッジを前記電子写真
画像形成装置本体から着脱する際に保持する把手と、を
有し、前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子
写真画像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成
装置本体の有する開閉部材に閉状態で当接する弾性部を
一部に有し、前記弾性部は前記開閉部材が当接した状態
で前記プロセスカートリッジに対して前記電子写真画像
形成装置本体に前記プロセスカートリッジを挿入する際
の挿入方向と略同一方向に弾性力を作用させることを特
徴とするプロセスカートリッジ。
【0010】〔2〕:前記弾性部は前記把手の先端に設
けられていることを特徴とする〔1〕のプロセスカート
リッジ。
【0011】〔3〕:前記弾性部は弾性を有する物質を
用いて成形されていることを特徴とする〔2〕のプロセ
スカートリッジ。
【0012】〔4〕:電子写真画像形成装置本体に着脱
可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像手段と、プロセスカートリッジを前記電子写真
画像形成装置本体から着脱する際に保持する把手と、を
有し、前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子
写真画像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成
装置本体の有する開閉部材に閉状態で当接する先端とこ
れを支える弾性部とを有し、前記弾性部は前記先端が前
記開閉部材に当接した状態で前記プロセスカートリッジ
に対して前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセス
カートリッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に弾
性力を作用させることを特徴とするプロセスカートリッ
ジ。
【0013】〔5〕:前記弾性部は前記先端が開閉部材
に当接した状態でたわむように成形されていることを特
徴とする〔4〕のプロセスカートリッジ。
【0014】〔6〕:前記電子写真感光体を支持する第
1枠体と、前記現像手段を支持し、前記第1枠体と相対
的に回転可能に結合する第2枠体とを有し、前記第1枠
体はプロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置
に装着した際に、前記プロセスカートリッジを前記電子
写真画像形成装置本体に位置決めするための位置決め部
材を有し、前記把手は前記第1枠体に一体に成形されて
いることを特徴とする〔1〕乃至〔5〕の何れかのプロ
セスカートリッジ。
【0015】〔7〕:前記把手は前記位置決め部材より
も上方で前記第1枠体に一体に成形されていることを特
徴とする〔6〕のプロセスカートリッジ。
【0016】〔8〕:前記把手は前記プロセスカートリ
ッジの挿入方向と略直交する長手方向において前記第1
枠体の略中央に設けられていることを特徴とする〔6〕
又は〔7〕のプロセスカートリッジ。
【0017】
〔9〕:前記プロセスカートリッジは、前
記電子写真感光体を帯電させるための帯電手段と、前記
電子写真感光体上を現像後にクリーニングするためのク
リーニング手段と、前記電子写真感光体と、前記現像手
段とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
前記電子写真画像形成装置本体に着脱可能とすることを
特徴とする〔1〕乃至〔8〕の何れかのプロセスカート
リッジ。
【0018】〔10〕:前記プロセスカートリッジは、
前記電子写真感光体を帯電させるための帯電手段と前記
電子写真感光体上を現像後にクリーニングするためのク
リーニング手段の何れか一つと、前記電子写真感光体
と、前記現像手段とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを前記電子写真画像形成装置本体に着脱可
能とすることを特徴とする〔1〕乃至〔8〕の何れかの
プロセスカートリッジ。
【0019】〔11〕:プロセスカートリッジを着脱可
能で記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た潜像を現像するための現像手段と、プロセスカートリ
ッジを前記電子写真画像形成装置本体から着脱する際に
保持する把手と、を有し、前記把手は前記プロセスカー
トリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着され前
記電子写真画像形成装置本体の有する開閉部材に閉状態
で当接する弾性部を一部に有し、前記弾性部は前記開閉
部材が当接した状態で前記プロセスカートリッジに対し
て前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセスカート
リッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に弾性力を
作用させるプロセスカートリッジを、取り外し可能に装
着するための装着手段と、 b.前記電子写真画像形成装置本体に開閉可能に設けら
れ、前記電子写真画像形成装置本体に装着された前記プ
ロセスカートリッジの前記把手の弾性部に閉状態で当接
する開閉部材と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
【0020】〔12〕:前記開閉部材は前記把手の弾性
部と当接する当接部位に凸部を有することを特徴とする
〔11〕の電子写真画像形成装置。
【0021】〔13〕:前記凸部は開閉部材と一体に成
形されていることを特徴とする〔12〕の電子写真画像
形成装置。
【0022】〔14〕:プロセスカートリッジを着脱可
能で記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た潜像を現像するための現像手段と、プロセスカートリ
ッジを前記電子写真画像形成装置本体から着脱する際に
保持する把手と、を有し、前記把手は前記プロセスカー
トリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着され前
記電子写真画像形成装置本体の有する開閉部材に閉状態
で当接する先端とこれを支える弾性部とを有し、前記弾
性部は前記先端が前記開閉部材に当接した状態で前記プ
ロセスカートリッジに対して前記電子写真画像形成装置
本体に前記プロセスカートリッジを挿入する際の挿入方
向と略同一方向に弾性力を作用させるプロセスカートリ
ッジを、取り外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記電子写真画像形成装置本体に開閉可能に設けら
れ、前記電子写真画像形成装置本体に装着された前記プ
ロセスカートリッジの前記把手の先端に閉状態で当接す
る開閉部材と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
【0023】〔15〕:前記開閉部材は前記把手の先端
と当接する当接部位に凸部を有することを特徴とする
〔14〕の電子写真画像形成装置。
【0024】〔16〕:前記凸部は開閉部材と一体に成
形されていることを特徴とする〔15〕の電子写真画像
形成装置。
【0025】〔17〕:プロセスカートリッジを着脱可
能で記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た潜像を現像するための現像手段と、プロセスカートリ
ッジを前記電子写真画像形成装置本体から着脱する際に
保持する把手と、を有し、前記把手は前記プロセスカー
トリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着され前
記電子写真画像形成装置本体の有する開閉部材に閉状態
で当接する先端を有するプロセスカートリッジを、取り
外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記電子写真画像形成装置本体に開閉可能に設けら
れ、前記電子写真画像形成装置本体に装着された前記プ
ロセスカートリッジの前記把手の先端に閉状態で当接す
る開閉部材と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
し、前記開閉部材は前記把手の先端と当接した状態で前
記プロセスカートリッジに対して前記電子写真画像形成
装置本体に前記プロセスカートリッジを挿入する際の挿
入方向と略同一方向に弾性力を作用させる弾性部を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
【0026】〔18〕:前記弾性部は弾性を有する物質
を用いて凸部に成形されていることを特徴とする〔1
7〕の電子写真画像形成装置。
【0027】〔作用〕上記〔1〕のプロセスカートリッ
ジは、電子写真画像形成装置本体に装着された状態にお
いて把手の弾性部に前記電子写真画像形成装置本体の有
する開閉部材が閉状態で当接する。弾性部は前記開閉部
材が当接した状態で前記プロセスカートリッジに対して
前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセスカートリ
ッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に弾性力を作
用させる。これにより、プロセスカートリッジを電子写
真画像形成装置本体の所定の位置に精度よく、正確に位
置決め固定できるので、プロセスカートリッジが電子写
真画像形成装置本体に装着された際の位置関係をより精
度良く、正確に維持することが可能となる。
【0028】上記〔4〕のプロセスカートリッジは、電
子写真画像形成装置本体に装着された状態において把手
の先端に前記電子写真画像形成装置本体の有する開閉部
材が閉状態で当接する。前記先端を支える弾性部は前記
開閉部材が当接した状態で前記プロセスカートリッジに
対して前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセスカ
ートリッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に作用
させる。これにより、プロセスカートリッジを電子写真
画像形成装置本体の所定の位置に精度よく、正確に位置
決め固定できるので、プロセスカートリッジが電子写真
画像形成装置本体に装着された際の位置関係をより精度
良く、正確に維持することが可能となる。
【0029】上記〔11〕の電子写真画像形成装置は、
電子写真画像形成装置本体に装着された状態において開
閉部材が閉状態でプロセスカートリッジの弾性部に当接
する。これにより前記弾性部が前記プロセスカートリッ
ジに対して前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセ
スカートリッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に
弾性力を作用させる。その結果、プロセスカートリッジ
が電子写真画像形成装置本体の所定の位置に精度よく、
正確に位置決め固定されるので、プロセスカートリッジ
が電子写真画像形成装置本体に装着された際の位置関係
をより精度良く、正確に維持することが可能となる。
【0030】上記〔14〕の電子写真画像形成装置は、
電子写真画像形成装置本体に装着された状態において開
閉部材が閉状態でプロセスカートリッジの先端に当接す
る。これにより前記先端を支える弾性部が前記プロセス
カートリッジに対して前記電子写真画像形成装置本体に
前記プロセスカートリッジを挿入する際の挿入方向と略
同一方向に弾性力を作用させる。その結果、プロセスカ
ートリッジが電子写真画像形成装置本体の所定の位置に
精度よく、正確に位置決め固定されるので、プロセスカ
ートリッジが電子写真画像形成装置本体に装着された際
の位置関係をより精度良く、正確に維持することが可能
となる。
【0031】上記〔17〕の電子写真画像形成装置は、
電子写真画像形成装置本体に装着された状態において開
閉部材の閉状態で弾性部がプロセスカートリッジの先端
に当接する。これにより前記弾性部が前記プロセスカー
トリッジに対して前記電子写真画像形成装置本体に前記
プロセスカートリッジを挿入する際の挿入方向と略同一
方向に弾性力を作用させる。その結果、プロセスカート
リッジが電子写真画像形成装置本体の所定の位置に精度
よく、正確に位置決め固定されるので、プロセスカート
リッジが電子写真画像形成装置本体に装着された際の位
置関係をより精度良く、正確に維持することが可能とな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】次に本発明の適切な実施の形態と
して、まず第1実施形態について説明し、次に他の実施
形態について説明する。
【0033】〔第1実施形態〕第1実施形態について図
1乃至図6を参照して説明する。ここでは、説明の順序
として、まず電子写真画像形成装置及びプロセスカート
リッジの着脱構成について説明し、次にプロセスカート
リッジの有無検出構成について説明する。
【0034】(プロセスカートリッジ及び電子写真画像
形成装置の全体構成)図1乃至図3を参照して電子写真
画像形成装置及びプロセスカートリッジの全体構成を説
明する。尚、図1はプロセスカートリッジを装着した電
子写真画像形成装置の全体構成を示す模式説明図、図2
はプロセスカートリッジの構成模式説明図、図3はその
外観説明図である。
【0035】この電子写真画像形成装置(レーザービー
ムプリンタ)Aは、図1に示すように、光学手段1から
画像情報に応じたレーザー光をプロセスカートリッジB
の有するドラム形状の電子写真感光体(以下「感光体ド
ラム」という)7に照射して潜像を形成し、これを現像
してトナー像を形成する電子写真画像形成プロセスによ
って画像を形成するものである。
【0036】そして前記トナー像の形成と同期して、記
録媒体2を給紙トレイ3aからピックアップローラ3
b、搬送ローラ3c等からなる搬送手段3で搬送する。
次いで前記感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手
段としての転写ローラ4に電圧印加することによって記
録媒体2に転写する。
【0037】次いで前記感光体ドラム7からトナー像の
転写を受けた記録媒体2を、ガイド板3dでガイドして
定着手段5へと搬送する。この定着手段5は、ヒータを
内蔵する定着回転体5a、及び前記回転体5aに記録媒
体2を押圧して搬送する加圧ローラ5bからなり、記録
媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を記録媒体
2に定着する。この記録媒体2を排出ローラ対3e,3
fで搬送して排出部6へ排出する。
【0038】一方、前記プロセスカートリッジBは、電
子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備え
たものである。ここでプロセス手段としては、例えば電
子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に
形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表
面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニ
ング手段等がある。本実施形態のプロセスカートリッジ
Bは、図1及び図2に示すように、前記帯電手段8、現
像手段10及びクリーニング手段11を感光体ドラム7
と一体的に有するものである。
【0039】そして、感光層を有する感光体ドラム7を
回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電
圧印加によって一様に帯電し、光学手段1からの画像情
報に応じたレーザー光を露光開口部9を介して感光体ド
ラム7に露光して潜像を形成し、前記潜像を現像手段1
0によって現像する。ここで、前記光学手段1は画像情
報に応じて発光するレーザーダイオード1a、これを感
光体ドラム7にスキャンするためのポリゴンミラー1
b、レンズ1c、反射ミラー1dを枠体1eに収納して
ユニット化したレーザユニットとして構成している。
【0040】現像手段10は、トナー収納部10a内の
トナーを現像室10bに送りだし、この現像室10bに
設けた固定磁石を内蔵した現像ローラ10cを回転させ
ると共に、現像ブレード10dによって摩擦帯電電荷を
付与したトナー層を現像ローラ10cの表面に形成す
る。そして、そのトナーを前記感光体ドラム7の現像領
域へ供給して、前記潜像を現像してトナー像を形成す
る。
【0041】また、転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後
は、弾性クリーニングブレード11aによって感光体ド
ラム7に残留したトナーを掻き落とす。この掻き落とし
たトナーは、廃トナー収納部11bへ集めるクリーニン
グ手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除
去する。
【0042】前記感光体ドラム7等の各部材は、カート
リッジ枠体12内に支持されてカートリッジ化されてい
る。このカートリッジ枠体12は、感光体ドラム7や帯
電ローラ8及びクリーニング手段11等を支持する第1
枠体であるクリーニング枠体12aと、現像手段10等
を支持する第2枠体である現像枠体12bとを軸12h
を中心にして相対的に回動可能に結合し、且つ現像ロー
ラ10cが感光体ドラム7に図示しないスペーサを介し
て当接するように構成している。そして、前記カートリ
ッジ枠体12には像露光するための露光開口部9及び感
光体ドラム7を記録媒体2に対向するための転写開口部
13を開閉可能なシャッタ部材14が取り付けてある。
このシャッタ部材14は、軸14aを中心に回動可能に
取り付けてあり、且つねじりコイルバネ15によって前
記露光開口部9及び転写開口部13を常時閉じる方向に
付勢している。そして、プロセスカートリッジBを電子
写真画像形成装置本体(以下「装置本体」という)16
に挿入するとシャッタ部材14の所定位置に設けたシャ
ッタ突起14bが装置本体16の所定位置に係止してシ
ャッタ部材14が回動し、前記露光開口部9及び転写開
口部13を自動的に開放させる。一方、プロセスカート
リッジBを装置本体16から引き出すと、前記バネ15
の付勢力によってシャッタ部材14が自動的に閉じるよ
うになっている。
【0043】(プロセスカートリッジの着脱構成)次に
前記プロセスカートリッジBを装置本体16に取り外し
可能に装着するための装着手段の構成について説明す
る。
【0044】プロセスカートリッジBには図3に示すよ
うに、クリーニング枠体12aの長手方向両端側面(感
光体ドラム7の軸線方向両側端)に位置決め手段(位置
決め部材)となる円形の第1突起18と、姿勢保持用の
円形の第2突起19とが設けてある(図3は片側のみ図
示)。前記第1突起18は感光体ドラム7の軸線と同軸
上でクリーニング枠体12aの外方へ突出して設けてあ
る。また、第2突起19もやはりクリーニング枠体12
aの外方へ突出して設けてあり、更に前記第1突起18
よりもプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに挿入
するときの挿入方向後方側であり、且つ感光体ドラム7
を下方に位置させた状態で第1突起18よりも上方に設
けてある。更に本実施形態ではクリーニング枠体12a
の上面に把手12dが一体的に設けてあり、操作者はプ
ロセスカートリッジBを着脱するときは前記把手12d
を手で持って操作する。尚、前記把手12dは前記第1
突起18と第2突起19の中心を結ぶ線C−C(図5の
(a)参照)よりも上方に位置するように設けてある。
【0045】一方、前記電子写真画像形成装置Aは、装
置本体16を外装カバー20で覆ってあり、図1に示す
ように、外装カバー20には軸20aによって回動可能
な開閉部材である開閉カバー20bが取り付けてある。
そして、前記カバー20bを開くと装置本体16内部に
はカートリッジ装着スペースが設けてあり、そのスペー
スの左右両側面に図4に示すようなカートリッジ装着手
段としてのガイド部材21が取り付けてある。このガイ
ド部材21にはプロセスカートリッジBの前記第1突起
18及び第2突起19をガイドするためのガイド溝21
aが斜め下方へ向かって設けてあり、ガイド溝21aの
終端には位置決め凹部21bが形成してある。
【0046】従って、プロセスカートリッジBを装置本
体16に装着する際には、操作者が開閉カバー20bを
開き、図4に示すように、プロセスカートリッジBの第
1突起18及び第2突起19を前記ガイド溝21aに添
わせてプロセスカートリッジBを装置本体16内へ挿入
し、図5の(a)に示すように、第1突起18を位置決
め凹部21bに落とし込むことによってプロセスカート
リッジBを位置決め装着する。尚、プロセスカートリッ
ジBの装着状態において、第2突起19がガイド溝21
aに係止しており、プロセスカートリッジBの姿勢が保
持される。
【0047】前記第1突起18はプロセスカートリッジ
Bの自重によって位置決め凹部12bに落ち込むように
しても良い。本実施形態では前記ガイド部材21には、
図4及び図5に示すように、軸22aを中心にして時計
回り方向に付勢され、係止部22bに係止したねじりコ
イルバネ(以下「バネ」という)22が取り付けてあ
り、前記第1突起18が位置決め凹部21bに落ち込む
と、該第1突起18がバネ22を押し上げるように構成
している。従って、第1突起18はバネ22の付勢によ
って斜め下方へ押圧されて位置決め凹部21bに押しつ
けられ、位置決め凹部21bに位置決め固定される。
【0048】しかしながら、プロセスカートリッジBの
着脱を繰り返していくうち、前記第1突起18及び前記
第2突起19が摺動する範囲で前記ガイド溝21aに、
又、前記ガイド溝21aを摺動する際当接している部分
で前記第1突起18及び前記第2突起19に、それぞれ
削れ(磨耗)が発生し、挿入の際の摺動抵抗が上がる。
【0049】更に、前記第1突起18が前記位置決め凹
部21bに落ち込む、あるいは前記位置決め凹部21b
から引き抜かれる際、前記ねじりコイルバネ22と当接
する。よって前述と同様、プロセスカートリッジBの着
脱を繰り返すと、前記第1突起18の前記ねじりコイル
バネ22との当接部に削れ(磨耗)が発生し、挿入の際
の摺動抵抗が上がることとなる。それにより装置本体1
6へのカートリッジ装着の際に、完全な位置決め固定が
なされず、良好な画像が得られない、例えばピッチムラ
等発生する等が生ずる場合がある。
【0050】ここで、本実施形態においては、前述の理
由でカートリッジが完全な位置決め固定されない状態
(前記位置決め凹部21bから前記第1突起18が少し
浮いた状態(所謂カートリッジ浮き))を防止する為、
図5の(a)に示す様に、プロセスカートリッジBを装
置本体16へ装着し終え、前記装置本体16を作動させ
る前段階で、前記開閉カバー20bを閉めた際、前記把
手12dの先端12cと、前記開閉カバー20bと一体
的に成形された突起(凸部)20cとを当接させる。こ
こで前記突起20cの凸部高さ(突出高さ)は0〜3m
m程度が好ましい。また前記開閉カバー20bを閉めた
際の突起20cと把手先端部12cとの当接はプロセス
カートリッジBの挿入方向Dと略平行な方向Eで為され
る。
【0051】前記先端12cは、前記突起20cと当接
した際、弾性力が生じる様、前記先端12cを支える把
手補助部12d1に二色成形されたエラストマー或いは
前記把手部12d1に接着されたウレタンスポンジ又は
ウレタンゴム等の弾性を有する物質により構成されてい
る。従って、本実施形態では、前記先端12cを弾性部
としている。
【0052】それにより、把手12dの先端12cに
は、開閉カバー20bの閉状態で、プロセスカートリッ
ジBの挿入方向Dと略平行な方向E上において図5の
(a)で示した矢印方向に弾性力Fが働く。そして、前
記弾性力Fのx成分Fxにより、第1突起18及び、第
2突起19がガイド溝21aに添ってプロセスカートリ
ッジBの挿入方向Dに動こうとする。又、前記弾性力F
のy成分Fyは、第2突起19を支点として、第1突起
18に回転モーメントとしてかかり、第1突起18は位
置決め凹部21bに更に入り込もうとする。その結果、
前述のプロセスカートリッジBが完全な位置決め固定を
されない状態(前記位置決め凹部21bから前記第1突
起18が少し浮いた状態(所謂カートリッジ浮き))が
解消される。これにより、プロセスカートリッジBが装
置本体16に装着された際の位置関係をより精度良く、
正確に維持することが可能となる。
【0053】それ故、プロセスカートリッジBは装置本
体16に完全に位置決め固定されることとなり、画像形
成時において上述カートリッジ浮きに伴うピッチムラ等
の画像不良の発生を抑止でき、良好な画像を得ることが
できる。
【0054】また、前記感光体ドラム7の長手方向一方
端には駆動力を受けるための駆動力受部であるハス歯ギ
アからなるドラムギア23が固着してあるが、前記のよ
うにプロセスカートリッジBが画像形成装置Aに装着さ
れると、前記ドラムギア23が装置本体16に設けら
れ、モータと連結した駆動力伝達用のハス歯ギアからな
る駆動ギア24と噛合し、装置本体16からの駆動力を
受けて感光体ドラム7に回転力が伝達されるようにな
る。
【0055】次にプロセスカートリッジBを装置本体1
6から取り外す場合には、そのまま引き抜こうとしても
第1突起18が位置決め凹部21bに嵌合しているため
に、引き出すことは出来ない。従って、前記第1突起1
8と位置決め凹部21bの嵌合状態を解除してから引き
抜く必要がある。本実施形態では、前記嵌合状態の解除
を抜き動作に関連させて行うことが出来る。
【0056】即ち、プロセスカートリッジBの取り出し
に際し、操作者は把手12dを手前に引くようにすれ
ば、プロセスカートリッジBは第2突起19を支点とし
て図5の(b)の反時計回り方向へ回転し、前記第1突
起18と位置決め凹部21bの嵌合状態は簡単に解除さ
れる。これを具体的に説明すると、図5の(b)に示す
ように、把手部12dを矢印P方向へ引くと、その力P
のy成分Pyが第2突起19を支点として第1突起18
に回転モーメントとしてかかり、第1突起18は位置決
め凹部21bから簡単に抜け出る。そして、前記力Pの
x成分Pxにより、第1突起18及び第2突起19がガ
イド溝21aに添ってスライドし、プロセスカートリッ
ジBが引き抜かれる。従って、操作者は把手部12dを
矢印P方向(カートリッジB)を取り出す方向)へ引く
だけでプロセスカートリッジBを装置本体16から取り
出すことが出来る。
【0057】ここで、本実施形態に係る第1突起18及
び第2突起19について、図6を参照して更に具体的に
説明する。尚、図6の(a)はクリーニング枠体12a
の右側面を示し、図6の(b)はクリーニング枠体12
aの左側面を示している。第1突起18は前述したよう
に、クリーニング枠体12aの長手方向両端部側面にそ
れぞれ設けた一対の右第1突起18aと左第1突起18
bからなり、第2突起19も同様にクリーニング枠体1
2aの長手方向両端部側面にそれぞれ設けた一対の右第
2突起19a及び左第2突起19abからなる。そし
て、それぞれの外径は、右第1突起18aの外径=左第
1突起18bの外径<右第2突起19aの外径<左第2
突起19bの外径の関係を有するように構成してある。
【0058】前記のように各突起のサイズを設定するこ
とにより、プロセスカートリッジBを装置本体16に装
着したときに、プロセスカートリッジBは所謂3点支持
されることになり、装着位置精度が高まるようになる。
【0059】また、前記右第1突起18aと右第2突起
19aの外周面を接続するように、細長い右連結突起2
5aが設けてあり、同様に左第1突起18bと左第2突
起19bの外周面を接続するように、細長い左連結突起
25bが設けてある。この左右連結突起25a,25b
は、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに挿入開
始直後、又は取り外し終了直前に、操作者が誤って把手
部12dから手を離したとしても、プロセスカートリッ
ジBが大きく回転するのを阻止するものである。尚、こ
の左右連結突起25a,25bは設けてなかったとして
もプロセスカートリジBの着脱に際しては支障を生ずる
ものではない。
【0060】〔第2実施形態〕前述した第1の実施形態
では把手12dの先端12cが把手補助部12d1に二
色成形されたエラストマー、或いは把手補助部12d1
に接着されたウレタンスポンジ又はウレタンゴム等の弾
性を有する物質から構成される例を示したが、本実施形
態では、図7の(a),(b),(c)に示す様に、ク
リーニング枠体12aに一体的に設けられ、同一材料か
らなる把手補助部12d1及び先端12cに感光体ドラ
ム7の軸線方向と略直交する垂直方向で一対のスリット
12sを設けることによって、前記先端12cと同一の
断面を持つ先端12eとそれを支える狭幅、肉薄の支柱
12fを構成する。従って、本実施形態では、前記支柱
12fを弾性部としている。
【0061】そして、前記先端12eに、開閉カバー2
0bを閉めた際、前記開閉カバー20bと一体的に成形
された突起20cを当接させる。それにより、前記先端
12eを支える前記支柱12fが、たわむ際に生ずる弾
性力Fを利用し、第1の実施形態例と同様の効果を得る
ことができる。
【0062】ここで前記支柱の幅は3mm以下、肉厚は
1.5mm以下程度が好ましい。
【0063】ここで、前記支柱12fがたわむ際の弾性
力Fを利用しての前記プロセスカートリッジBの位置決
め固定を図8を用いて更に詳述する。前記開閉カバー2
0bの閉状態で支柱12fが二点鎖線で示すように厚み
方向にたわみ、その際に先端12eには、プロセスカー
トリッジBの挿入方向Dと略平行な方向E上において図
8で示した矢印方向に弾性力Fが働く。そして、前記弾
性力Fのx成分Fxにより、第1突起18及び、第2突
起19がガイド溝21aに添ってプロセスカートリッジ
Bの挿入方向Dに動こうとする。又、前記弾性力Fのy
成分Fyは、第2突起19を支点として、第1突起18
に回転モーメントとしてかかり、第1突起18は位置決
め凹部21bに更に入り込もうとする。その結果、前述
のプロセスカートリッジBが完全な位置決め固定をされ
ない状態(前記位置決め凹部21bから前記第1突起1
8が少し浮いた状態(所謂カートリッジ浮き))が解消
される。これにより、プロセスカートリッジBが装置本
体16に装着された際の位置関係をより精度良く、正確
に維持することが可能となる。
【0064】それ故、プロセスカートリッジBは装置本
体16に完全に位置決め固定されることとなり、画像形
成時において上述カートリッジ浮きに伴うピッチムラ等
の画像不良の発生を抑止でき、良好な画像を得ることが
できる。
【0065】〔第3実施形態〕前述した第1の実施形態
では互いに当接する開閉カバー20bの突起20cと把
手12dの先端12cがそれぞれ同一材料で成形され、
前記把手補助部12d1に二色成形されたエラストマ
ー、或いは前記把手補助部12d1に接着されたウレタ
ンスポンジ又はウレタンゴム等の弾性を有する物質によ
り前記先端12cを構成して弾性部とした例を示した
が、前記把手補助部12d1及び前記先端12cがクリ
ーニング枠体12a上面に、同一材料で一体的に成形さ
れ、前記開閉カバー20bの前記突起20cが、前記開
閉カバー20bに二色成形されたエラストマー、或いは
前記把手補助12d1に接着されたウレタンスポンジ又
はウレタンゴム等の弾性を有する物質により構成した場
合も、前記突起20cに生ずる弾性力Fを利用し、第1
の実施形態例と同様の効果を得ることができる。従っ
て、本実施形態では、前記突起20cを弾性部としてい
る。
【0066】ここで、前記突起20cに生ずる弾性力F
を利用しての前記プロセスカートリッジBの位置決め固
定を図9を用いて更に詳述する。前記開閉カバー20b
の閉状態で、把手12dの先端12cには前記突起20
cが当接する。それにより、前記先端12cには、プロ
セスカートリッジBの挿入方向Dと略平行な方向E上に
おいて図9で示した矢印方向に弾性力Fが働く。そし
て、前記弾性力Fのx成分Fxにより、第1突起18及
び、第2突起19がガイド溝21aに添ってプロセスカ
ートリッジBの挿入方向Dに動こうとする。又、前記弾
性力Fのy成分Fyは、第2突起19を支点として、第
1突起18に回転モーメントとしてかかり、第1突起1
8は位置決め凹部21bに更に入り込もうとする。その
結果、前述のプロセスカートリッジBが完全な位置決め
固定をされない状態(前記位置決め凹部21bから前記
第1突起18が少し浮いた状態(所謂カートリッジ浮
き))が解消される。これにより、プロセスカートリッ
ジBが装置本体16に装着された際の位置関係をより精
度良く、正確に維持することが可能となる。
【0067】それ故、プロセスカートリッジBは装置本
体16に完全に位置決め固定されることとなり、画像形
成時において上述カートリッジ浮きに伴うピッチムラ等
の画像不良の発生を抑止でき、良好な画像を得ることが
できる。
【0068】〔その他の実施形態〕次に前述した実施形
態に係るプロセスカートリッジB及び画像形成装置Aの
各部の他例について説明する。
【0069】前述したプロセスカートリッジBは単色画
像を形成するためのものであったが、プロセスカートリ
ッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段
を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像
或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適
に適用することが出来る。
【0070】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0071】また電子写真感光体としては、前記感光体
ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれ
る。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体
としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート
状等が含まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状
のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体
にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を
蒸着又は塗工等を行ったものである。
【0072】また帯電手段の構成も、前述した第1実施
形態では所謂接触帯電方法が用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤー三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。
【0073】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、バッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0074】また本発明に係るプロセスカートリッジと
は、少なくとも電子写真感光体と現像手段を備えたもの
である。従って、その代表的な態様としては現像手段と
電子写真感光体と、帯電手段及びクリーニング手段とを
一体的にカートリッジ化し、装置本体に装着するもの。
また現像手段と電子写真感光体と、帯電手段又はクリー
ニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能にするもの。更には現像手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能と
するものが等がある。
【0075】更に前述した実施形態では画像形成装置と
してレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこ
れに限定する必要はなく、例えばLEDプリンタ、電子
写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッ
サ等の他の画像形成装置に使用することも当然可能であ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプロ
セスカートリッジよれば、把手の有する弾性部を利用し
て、プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体
の所定の位置に精度よく、正確に位置決め固定できるの
で、プロセスカートリッジが電子写真画像形成装置本体
に装着された際の位置関係をより精度良く、正確に維持
することができる。これにより、画像形成時においてプ
ロセスカートリッジのカートリッジ浮きに伴うピッチム
ラ等の画像不良の発生を抑止でき、良好な画像を得るこ
とができる。
【0077】また、本発明に係る電子写真画像形成装置
によれば、把手の有する弾性部、或いは開閉部材の有す
る弾性部を利用して、プロセスカートリッジを電子写真
画像形成装置本体の所定の位置に精度よく、正確に位置
決め固定できるので、プロセスカートリッジが電子写真
画像形成装置本体に装着された際の位置関係をより精度
良く、正確に維持することができる。これにより、画像
形成時においてプロセスカートリッジのカートリッジ浮
きに伴うピッチムラ等の画像不良の発生を抑止でき、良
好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジ
を装着した電子写真画像形成装置の全体構成を示す模式
説明図である。
【図2】プロセスカートリッジの構成模式説明図であ
る。
【図3】プロセスカートリッジの外観説明図である。
【図4】プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置
本体に装着するときの位置決め装着構成を示す説明図で
ある。
【図5】把手の先端を弾性部としたプロセスカートリッ
ジを電子写真画像形成装置本体に装着したときの位置決
め装着構成を示す説明図である。
【図6】クリーニング枠体に設けた位置決め突起の構成
説明図であり、(a)は右側面図、(b)は左側面図で
ある。
【図7】クリーニング枠体に設けた把手の弾性部の構成
説明図であり、(a)は左側面図、(b)は(a)に示
すH方向から見た裏面図、(c)は断面図である。
【図8】図7に示す把手を有するプロセスカートリッジ
を電子写真画像形成装置本体に装着したときの位置決め
装着構成を示す説明図である。
【図9】開閉部材に弾性部を有する電子写真画像形成装
置本体にプロセスカートリッジを装着したときの位置決
め装着構成を示す説明図である。
【符号の説明】
3 搬送手段 7 電子写真感光体 8 帯電ローラ(帯電手段) 10 現像手段 11 クリーニング手段 12a クリーニング枠体(第1枠体) 12b 現像枠体(第2枠体) 12c 先端(弾性部) 12d 把手 12d1 把手補助部(弾性部) 16 電子写真画像形成装置本体 18 第1突起(位置決め部材) 19 第2突起(位置決め部材) 20b 開閉カバー(開閉部材) 20c 突起(凸部(弾性部)) B プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 プロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置本体
    から着脱する際に保持する把手と、 を有し、 前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子写真画
    像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成装置本
    体の有する開閉部材に閉状態で当接する弾性部を一部に
    有し、前記弾性部は前記開閉部材が当接した状態で前記
    プロセスカートリッジに対して前記電子写真画像形成装
    置本体に前記プロセスカートリッジを挿入する際の挿入
    方向と略同一方向に弾性力を作用させることを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部は前記把手の先端に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】 前記弾性部は弾性を有する物質を用いて
    成形されていることを特徴とする請求項2に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 プロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置本体
    から着脱する際に保持する把手と、 を有し、 前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子写真画
    像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成装置本
    体の有する開閉部材に閉状態で当接する先端とこれを支
    える弾性部とを有し、前記弾性部は前記先端が前記開閉
    部材に当接した状態で前記プロセスカートリッジに対し
    て前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセスカート
    リッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に弾性力を
    作用させることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記弾性部は前記先端が開閉部材に当接
    した状態でたわむように成形されていることを特徴とす
    る請求項4に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記電子写真感光体を支持する第1枠体
    と、前記現像手段を支持し、前記第1枠体と相対的に回
    転可能に結合する第2枠体とを有し、前記第1枠体はプ
    ロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置に装着
    した際に、前記プロセスカートリッジを前記電子写真画
    像形成装置本体に位置決めするための位置決め部材を有
    し、前記把手は前記第1枠体に一体に成形されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記把手は前記位置決め部材よりも上方
    で前記第1枠体に一体に成形されていることを特徴とす
    る請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記把手は前記プロセスカートリッジの
    挿入方向と略直交する長手方向において前記第1枠体の
    略中央に設けられていることを特徴とする請求項6又は
    7に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記プロセスカートリッジは、前記電子
    写真感光体を帯電させるための帯電手段と、前記電子写
    真感光体上を現像後にクリーニングするためのクリーニ
    ング手段と、前記電子写真感光体と、前記現像手段とを
    一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを前記電
    子写真画像形成装置本体に着脱可能とすることを特徴と
    する請求項1乃至8の何れか一項に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジは、前記電
    子写真感光体を帯電させるための帯電手段と前記電子写
    真感光体上を現像後にクリーニングするためのクリーニ
    ング手段の何れか一つと、前記電子写真感光体と、前記
    現像手段とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
    ッジを前記電子写真画像形成装置本体に着脱可能とする
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の
    プロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置に
    おいて、 a.電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 プロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置本体
    から着脱する際に保持する把手と、 を有し、 前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子写真画
    像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成装置本
    体の有する開閉部材に閉状態で当接する弾性部を一部に
    有し、前記弾性部は前記開閉部材が当接した状態で前記
    プロセスカートリッジに対して前記電子写真画像形成装
    置本体に前記プロセスカートリッジを挿入する際の挿入
    方向と略同一方向に弾性力を作用させるプロセスカート
    リッジを、取り外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記電子写真画像形成装置本体に開閉可能に設けら
    れ、前記電子写真画像形成装置本体に装着された前記プ
    ロセスカートリッジの前記把手の弾性部に閉状態で当接
    する開閉部材と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記開閉部材は前記把手の弾性部と当
    接する当接部位に凸部を有することを特徴とする請求項
    11に記載の電子写真画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記凸部は開閉部材と一体に成形され
    ていることを特徴とする請求項12に記載の電子写真画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置に
    おいて、 a.電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 プロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置本体
    から着脱する際に保持する把手と、 を有し、 前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子写真画
    像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成装置本
    体の有する開閉部材に閉状態で当接する先端とこれを支
    える弾性部とを有し、前記弾性部は前記先端が前記開閉
    部材に当接した状態で前記プロセスカートリッジに対し
    て前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセスカート
    リッジを挿入する際の挿入方向と略同一方向に弾性力を
    作用させるプロセスカートリッジを、取り外し可能に装
    着するための装着手段と、 b.前記電子写真画像形成装置本体に開閉可能に設けら
    れ、前記電子写真画像形成装置本体に装着された前記プ
    ロセスカートリッジの前記把手の先端に閉状態で当接す
    る開閉部材と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記開閉部材は前記把手の先端と当接
    する当接部位に凸部を有することを特徴とする請求項1
    4に記載の電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記凸部は開閉部材と一体に成形され
    ていることを特徴とする請求項15に記載の電子写真画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置に
    おいて、 a.電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 プロセスカートリッジを前記電子写真画像形成装置本体
    から着脱する際に保持する把手と、 を有し、 前記把手は前記プロセスカートリッジが前記電子写真画
    像形成装置本体に装着され前記電子写真画像形成装置本
    体の有する開閉部材に閉状態で当接する先端を有するプ
    ロセスカートリッジを、取り外し可能に装着するための
    装着手段と、 b.前記電子写真画像形成装置本体に開閉可能に設けら
    れ、前記電子写真画像形成装置本体に装着された前記プ
    ロセスカートリッジの前記把手の先端に閉状態で当接す
    る開閉部材と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有し、 前記開閉部材は前記把手の先端と当接した状態で前記プ
    ロセスカートリッジに対して前記電子写真画像形成装置
    本体に前記プロセスカートリッジを挿入する際の挿入方
    向と略同一方向に弾性力を作用させる弾性部を有するこ
    とを特徴とする電子写真画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記弾性部は弾性を有する物質を用い
    て凸部に成形されていることを特徴とする請求項17に
    記載の電子写真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7236721B2 (en) 2004-03-31 2007-06-26 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
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