JP2516352Y2 - 芳香剤容器 - Google Patents

芳香剤容器

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JP2516352Y2
JP2516352Y2 JP1990084866U JP8486690U JP2516352Y2 JP 2516352 Y2 JP2516352 Y2 JP 2516352Y2 JP 1990084866 U JP1990084866 U JP 1990084866U JP 8486690 U JP8486690 U JP 8486690U JP 2516352 Y2 JP2516352 Y2 JP 2516352Y2
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修司 木本
英樹 矢田
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、芳香剤容器に関するもので、特に香りを
ブレンドし得る芳香剤容器に関するものである。
[従来の技術] 液体芳香剤の貯溜容器を有し、芯体で揮散体に吸い上
げて蒸散させることによって香りを楽しむ芳香剤容器は
従来から各種のものが提供されている。
また、一方では塊状、粒状等の合成固体芳香剤あるい
はポプリのように乾燥草花の固有の香りを利用した天然
固体芳香剤などを適宜の容器に収納して蒸散する香りを
楽しむ固体芳香剤も各種提供されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、これら従来の芳香剤は概ね単一種類の
芳香剤が発する香りを楽しむのみであり、単一の芳香剤
容器において複数の香りをブレンドし得るような芳香剤
容器は存在しなかった。
2種類の芳香剤容器を並列状態に配置して両者のブレ
ンドした香りを楽しむことも考えられるが、並列配置し
たそれぞれの容器から別々の香りが発散されているに外
ならない。
また、乾燥草花の固有の香りを楽しむポプリの場合、
微香性であるため、ポプリ単独では室内用芳香剤として
は不十分であり、例えば水中に浸漬して加温し、ポプリ
から香りを抽出しながら香気を発散させる方法などがと
られるが、一度水中に浸漬すると再度の使用が不可能で
あるほか、ポプリが傷みやすい難点もある。また、ポプ
リに直接液体芳香剤を振り掛けて、ポプリの香りと液体
芳香剤の香りがミックスされた香りを楽しむ方法もとら
れるが、ミックスされた香気の持続性がなく、また、液
体芳香剤の絶対量が少ないためやはり室内用芳香剤とし
ては発散する香気が不十分であるという難点があった。
そこで、この考案の目的とするところは、単一の芳香
剤容器において、液体芳香剤の発散する香気と固体芳香
剤の発散する香気とをミックスした状態で楽しむことが
でき、固体芳香剤がポプリのように微香性の天然固体芳
香剤においても液体芳香剤の香気とミックスさせること
によって天然固体芳香剤の香気を引き出し、よって液体
芳香剤単独の香気でもなく、天然固体芳香剤単独の香気
でもない、両者の香気がミックスされた深みのある香気
を楽しむことができ、また、ポプリなどの天然固体芳香
剤の天然性を損なうことのない芳香剤容器を提供すると
ころにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的達成のため、この考案においては液体芳香剤
の貯溜容器と天然または合成の固体芳香剤を収納する容
器とを上下関係を持たせて一体化し、かつ液体芳香剤に
よって固体芳香剤が汚染されないように両者間を切り離
した構成を採用している。
すなわち、この考案の芳香剤容器は、液体芳香剤の貯
溜容器と、この容器口部に着脱可能に取り付けられ、液
体芳香剤に浸漬した芯体と接触する揮散体を設置した第
1芳香部と、この第1芳香部の上部に嵌着され天然また
は合成の固体芳香剤を収納する第2芳香部とからなり、
第2芳香部底部が通気性を有し、第1芳香部の揮散体と
第2芳香部底部との間に空間部を有する芳香剤容器を特
徴としている。
第2芳香部底部に通気性を持たせたのは、第1芳香部
の揮散体から蒸散する液体芳香剤が抵抗を受けずに第2
芳香部に至り、固体芳香剤から発散される香気とミック
スされて容器上方から発散されるようにするためであ
る。
第2芳香部に収納する固体芳香剤としては、合成固体
芳香としては塊状、粒状等の固体芳香剤があり、また、
天然固体芳香剤としては乾燥草花の固有の香りを楽しむ
ポプリ等がある。
合成固体芳香剤においては、第2芳香部の底部に通気
性を持たせる構成としては無数の小孔を形成したり、メ
ッシュ状の底部とすることによっても達成されるが、ポ
プリを使用する場合、取扱い時などに発生した破砕物が
落下しないような比較的緻密な通気構造が望まれる。こ
れに適した構成としては、第2芳香部底部を不織布とこ
の不織布を載置する枠体からなる構成とすることが望ま
しい。第1芳香部の揮散体から蒸散する香気は第2芳香
部を通って蒸散されるが、液体芳香剤の香気をより良く
周囲雰囲気内に蒸散させる場合には、揮散体の下方にお
いて第1芳香部の周壁面に香気が通過可能な拡散孔を形
成すれば良い。また、この拡散孔は全閉から全開まで開
口度を調節可能となし、液体芳香剤の拡散度合を調整可
能とすることもできる。
液体芳香剤の香気を第2芳香部を通って蒸散させる構
成は、第2芳香部の底部全面から第2芳香部を通り、固
体芳香剤の香気とともに第2芳香部の上面から周囲雰囲
気中に拡散させることが好ましいが、場合によれば、底
部周縁部から第2芳香部に導入したり、底部周縁部から
導入することもできる。ポプリのように微香性の天然固
体芳香剤を使用する場合は、液体芳香剤の香気がポプリ
に触れてその香気を引き出し、これとミックスしながら
蒸散するようにするのが好ましい。
また、第2芳香部上面あるいは第1芳香部と第2芳香
部の間に開口度が調節可能な蓋体を設置すれば、香気の
ミックス度合を調節可能であり、さらに前記第1芳香部
の周壁面に形成した拡散孔の開口度を蓋体によって調節
可能とし、その蓋体の開閉と組み合わせてそれぞれの開
口度を調節すれば、香気の遮断、単独香気の拡散、ミッ
クスした香気の拡散、ミックス度の調整等、多様な香気
拡散状態を得ることができる。
[作用] この考案における芳香剤容器は、上記のような構成と
したので、単一の容器でありながら、液体芳香剤の発散
する香気と固体芳香剤の発散する香気とをミックスした
深みのある香気を楽しみ得る芳香剤容器となっている。
また、ポプリのような天然微香性の固体芳香剤を使用
する場合にも、液体芳香剤と接触させること無く、その
香気とミックスした状態で蒸散させることができ、従来
に見られない独特の香気を拡散させることができる。
単一容器において2種類の芳香剤を上下関係をもって
配置するので、上部、下部あるいは中間部に開口度を調
節可能な蓋体を設置することもきわめて容易で、香気の
遮断、単独香気の拡散、ミックスした香気の拡散、ミッ
クス度の調整等、多様な香気拡散状態が得られる芳香剤
容器とすることもできる。
[実施例] 以下、添付図面に示した一実施例について説明する。
第1図は、この考案に係る芳香剤容器の外観正面図
で、1は液体芳香剤の貯溜容器、2はこの容器口部にね
じ嵌合によって着脱可能に取り付けられた第1芳香部、
3はこの第1芳香部2の上部に嵌着された第2芳香部で
ある。
この例では貯溜容器1はガラス製、第1、第2芳香部
はプラスチック成形品である。
貯溜容器1には、第2図に示す通り、液体芳香剤4が
貯溜され、容器口部5に嵌着した芯ホルダー6で保持さ
れた芯体7が液体芳香剤4中に浸漬されている。
第1芳香部2は、大略椀状の外観をなし、中央部にお
いて容器口部5に螺着可能な螺筒8を有している。芯体
7は螺筒8の中央孔9を通してその上端部が引き出され
ている。10は第1芳香部2内に立設した揮散体受けで、
図示のごとく、濾紙、その他の吸水性素材からなる揮散
体11が設置されている。12は、この揮散体11の下方周壁
面において形成した拡散孔である。
第2芳香部3は、上面を開口したカップ状をなし、下
部突縁13において第1芳香部2の上部に嵌着されてい
る。14は第1芳香部2の上端内周面に形成した突起、15
は第2芳香部3の下部突縁13の外周面に形成した嵌合凹
部である。下部突縁13の下端内周面には突縁16が形成さ
れ、かつこの突縁16から間隙をあけて上端内周面には鍔
部17が形成されており、両者間において枠体18が保持さ
れている。この枠体18は、環状枠部19と中央ハブ20と両
者間をつなぐ放射状の桟部21(第3図参照)からなり、
放射状桟部21には第1芳香部2と第2芳香部3を連通す
る比較的大きい通気孔22が形成されている。上記中央ハ
ブ20は図示の通り、揮散体11の押えの役目を果たしてい
る。23は、この枠体18の上に載置された不織布である。
すなわち、この例においては、第2芳香部3の底部は、
枠体18とこの枠体上に設置された不織布23で構成され、
芯体7によって吸い上げられ揮散体11で蒸散する液体芳
香剤4は、第1芳香部2の拡散孔12から周囲雰囲気内に
拡散されるとともに、通気孔22、不織布23を通って第2
芳香部3に入り、その上面からも周囲雰囲気内に拡散さ
れる構成となっている。
第2芳香部3には、図示の通り、天然固体芳香剤とし
て乾燥草花、すなわち、ポプリ24が収納されており、通
気孔22、不織布23を通って第2芳香部3に入った液体芳
香剤4の香気にポプリ24の香気が直接ミックスされて上
面から拡散する構成となっている。ポプリ24は、不織布
23上に収納されているため、たとえ破砕してもその粉末
が落下することはない。なお、不織布23としては芳香剤
に対して耐性を持つことが望ましく、また液体芳香剤4
の香気があまり抵抗を受けずに通過することが望まれる
ので、ポリプロピレン、ポリエステル、レーヨン等の材
質で、目付量5g/m2〜100g/m2、好ましくは10g/m2〜50g/
m2の不織布が望ましい。
第2芳香部3の底部と揮散体11間には、図示の通り間
隔Sが存するため、揮散体11を湿潤する液体芳香剤4が
不織布23に移ってポプリ24が汚染されることはなく、常
に乾燥状態に保たれる。
なお塊状、粒状等の合成固形芳香剤を収納する場合
は、これらが落ちない程度の通気孔を有する底部とすれ
ば良く、あえて不織布を用いる必要はない。
また、上記構成はこの考案に係る芳香剤容器の一実施
例を示すに過ぎず、すでに述べた通り、この考案の趣旨
に反しない範囲において種々の設計変更が可能である。
[考案の効果] 以上の通り、この考案に係る芳香剤容器は、液体芳香
剤として天然または合成の固体芳香剤とを単一の容器に
収納し、かつ揮散体と第2芳香部底部が触れないように
間隔Sを設けているため、湿潤状態の揮散体が第2芳香
部の底部さらには第2芳香部に収納した固体芳香剤を汚
損することがなく、また、揮散体からの液体芳香剤の蒸
散が妨げられることはない。
したがって、揮散体から蒸散した液体芳香剤が発散す
る香気と、固体芳香剤から発散される香気とが、ミック
スされた深みのある香気を単一の容器で楽しみ得る芳香
剤容器を提供し得たのである。
固体芳香剤としては、ポプリのような天然微香性のも
のであっても、液体芳香剤と接触させることなく、液体
芳香剤の香気にミックスさせて引き出すことができるの
で、天然素材の自然さを維持しながらミックスされた香
りを持続性をもって楽しむことができる。
また、適宜開口度を調節可能な蓋体を設置することも
容易で、この場合は香気の遮断、単独香気の拡散、ミッ
クスした香気の拡散、ミックス度の調整等、多様な香気
拡散状態を達成し得る芳香剤容器とすることも可能で、
従来の芳香剤容器にはみられない付加価値をもった芳香
剤容器を提供し得たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る芳香剤容器の一実施例を示す
外観正面図、 第2図は同縦断面図、 第3図は同容器の平面図で、第2芳香部における不織布
を除去した状態で示す。 第4図は、第2芳香部の下部突縁部分の拡大断面図であ
る。 1……貯溜容器、2……第1芳香部 3……第2芳香部、4……液体芳香剤 5……容器口部、7……芯体 11……揮散体、12……拡散孔 18……枠体、23……不織布 24……ポプリ、S……間隔

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体芳香剤の貯溜容器と、この容器口部に
    着脱可能に取り付けられ、液体芳香剤に浸漬した芯体と
    接触する揮散体を設置した第1芳香部と、この第1芳香
    部の上部に嵌着され天然または合成の固体芳香剤を収納
    する第2芳香部とからなり、第2芳香部底部が通気性を
    有し、第1芳香部の揮散体と第2芳香部底部との間に空
    間部を有する芳香剤容器。
  2. 【請求項2】第2芳香部底部が、不織布とこの不織布を
    載置する枠体からなる請求項1記載の芳香剤容器。
  3. 【請求項3】第1芳香部が、揮散体下方の周壁面に拡散
    孔を有する請求項1または2記載の芳香剤容器。
  4. 【請求項4】第2芳香部上面に開口度が調節可能な蓋体
    を設けてなる請求項1、2または3記載の芳香剤容器。
JP1990084866U 1990-08-10 1990-08-10 芳香剤容器 Expired - Lifetime JP2516352Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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