JP2516083B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

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JP2516083B2
JP2516083B2 JP2071997A JP7199790A JP2516083B2 JP 2516083 B2 JP2516083 B2 JP 2516083B2 JP 2071997 A JP2071997 A JP 2071997A JP 7199790 A JP7199790 A JP 7199790A JP 2516083 B2 JP2516083 B2 JP 2516083B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

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  • Hydroponics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般家庭やビルの室内で鑑賞用ないし装飾
用に植物を栽培するのに適した植物栽培装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
土を用いずに適当な栽培ベッドに培養液を供給して植
物を培養する装置いわゆる養液栽培装置は多数公知であ
る。しかしながら、その多くは販売のための野菜や園芸
植物を大規模に栽培するためのものであって、植物栽培
面は水平または傾斜面である。家庭やビル内で鑑賞用に
植物を栽培する場合は、設置床面積を大きく取れないこ
とが多いため、業務用の栽培装置を小型化しただけでは
使用できない。
設置床面積に制限のある室内でなるべく多くの植物を
栽培することができるよう工夫された栽培装置も提案さ
れているが、それらは、水平な小規模栽培面を上下方向
に分散配置することにより設置床面積以上の栽培面積を
確保したものである。しかしながら、これらの栽培装置
は各栽培面に培養液を均等に供給し更に照明を均等に行
うための機構が複雑になり、高価な装置になってしま
う。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明は、小さな床面積で大きな栽培面積を確
保することができ、栽培植物の照明が容易で構造も簡単
な植物栽培装置を提供しようとするものである。
本発明の他の目的は、全体を一体化して移動可能にす
ることが容易でありインテリアとしても優れたものとす
ることが可能な植物栽培装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、従来の栽培装置では不可能であ
った完全な垂直面に植物を栽培し展示することのできる
栽培装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明が提供する植物栽培装置は、板に穴を穿設して
そこに一端を斜めに切断された短いパイプの直角切断端
を嵌合固定し固定されたパイプにその直角切断端側から
弾性発泡体製の栽培植物挟持用栓(以下、単に栓とい
う)を嵌着してなる栽培プレートを、垂直配置で使用す
ることが大きな特徴である。
すなわち、栽培プレートは植設されたパイプが水平に
なるように、ただしパイプの斜め切断面が下を向く配置
で、直立配置の格子状支持枠に着脱可能なように固定
し、栽培プレートが固定された支持枠の上記パイプ斜め
切断端突出面側に浅い箱状体を接合して栽培ボックスと
する。そして、栽培ボックスの下方に培養液タンクを設
置し、栽培ボックス芯部空間に培養液を噴霧するための
噴霧ノズルを栽培ボックス頂部に設置し、培養液タンク
の培養液を噴霧ノズルに圧送し且つ噴霧ノズルより栽培
ボックス内空間に噴霧された培養液を栽培ボックス底部
より培養液タンクに還流させる培養液循環手段を設け
る。
なお、一枚の栽培プレートに植設するパイプは1本で
もよいが、通常は植物の種類に応じて複数本を適当な間
隔で配設する。その場合、すべてのパイプの斜め切断端
の向きを揃えておく。パイプの斜め切断端の傾斜角は、
45゜±5゜程度が適当である。パイプの長さは40〜50mm
程度でよく、太さは栽培する植物の種類に応じて18〜25
mmの範囲で選定する。栽培プレートの形状や大きさも任
意に選ぶことができる。
パイプに嵌着する栓としては、シリコーン、ポリウレ
タン等、疎水性弾性重合体の発泡体からなるものが止水
性に優れていて望ましいが、それに限定されるものでは
ない。栓には、長手方向に、中心軸栓に達する切り込み
を入れておくことが望ましい(後述するように、切り込
みは実際に植物を植え付ける際に必要なので、その段階
で付けてもよい)。
栽培プレート取り付け部、支持枠接合部等、栽培ボッ
クス各部の接合部は培養液が漏れ出さないよう水密構造
とすることが望ましいが、頂部のように液漏れの恐れの
ない部分は解放構造であっても差し支えない。栽培ボッ
クス、培養液タンク、培養液循環手段等はすべて一体化
して移動を容易にしてもよい。さらに、栽培プレート以
外の部分を木質材料等で化粧仕上げして家具調にするな
ど、インテリア性を向上させることもできる。
〔作用〕
この装置による植物の栽培は、基本的には養液栽培で
あるが、礫などを用いた栽培ベッドは用いず、根は栽培
ボックス内の空間に露出させておく。栽培する植物は、
あらかじめ他の任意の栽培装置または土を用いた苗床で
育てて十分根を伸長させた苗にしておく。
苗を植え付ける際は、パイプから外した栓をその中心
軸線に達する切れ目で開き(切れ目を付けてなかった場
合は切れ目を付けて開く)、苗の茎を挟持させる。この
とき、根の大部分が栓の先端から露出するように配置す
る。次いで、苗を挟持させた栓を、根を栽培ボックス内
に押し込みながらパイプに嵌め込み、苗をパイプに固定
する。弾性発泡体からなる栓は、苗を損傷することなし
に確実に保持して固定する。培養液循環手段を作動さ
せ、培養液を噴霧装置により噴霧すると、栽培ボックス
内を落下する培養液液滴が植物の根に付着し、植物に吸
収される。
水平なパイプに栓で水平に固定された植物は、通常、
自然に上を向いて育つ性質により上向きに曲がり、垂直
な栽培ボックスに沿って生長する。パイプの斜め切断面
が下を向く配置とし、また弾性発泡体からなる栓でパイ
プを閉鎖することにより、培養液液滴がパイプを通って
栽培ボックス正面に漏れ出すのが防止される。
〔実施例〕
第1図および第2図に全体を示した本発明実施例は、
図示してないフレームにより栽培ボックス1を垂直に支
持し、その下方に培養液タンク2および培養液循環ポン
プ3を配置し、全体を家具調ボックス4に収納して栽培
ボックス1の正面だけを見せるようにしたものである。
栽培ボックス1の正面は栽培プレート5の取り付け面
になっており、第3図に拡大して示したように、格子状
の支持枠6に栽培プレート5が、その四周を支持枠6に
重ね合わせた状態で固定ボルト7およびナット8により
固定されている。したがって、個々の栽培プレート5は
ナット8を緩めることにより独立に交換可能である。な
お、各栽培プレート5間の支持枠6露出部6aは、所望に
より、図示してない木製の化粧材を固定することが出来
るようになっている。
栽培プレート5は、支持枠6から外した状態で第4図
および第5図に示したように、プラスチック製の正方形
の板9(260mm×260mm)に多数の穴10を穿設してそこに
一端を斜めに切断された短いプラスチック製パイプ11
(直径18mm、長さ40mm)の直角切断端11aを嵌合させ接
着したものであって、第5図に現れているようにすべて
のパイプ11の斜め切断面12の向きを揃えてあり、斜め切
断面12が下を向く姿勢で支持枠6に固定されている。各
パイプ11には、その直角切断端11a側から、シリコーン
ゴム質発泡体からなる栓13(上記各図においては図示し
てない)が嵌着されている。
栽培ボックス1内天井部分には噴霧ノズル15があり、
ここに培養液タンク2中の培養液を、ポンプ3によりパ
イプ16を経由して圧送するようになっている。また、栽
培ボックス1の底板は中央に排液口17があって、該排液
口はパイプ18により培養液タンク2に接続されている。
次に、苗の植え付け方法を第6図により説明する。パ
イプ11から栓13を外し、外した栓13をその中心軸栓に達
する切れ目19で開く。切れ目を付けてなかった場合は切
れ目を付けて開く。次いで、あらかじめ苗床で育ててお
いた苗20を栓13の切れ目に挿入し、根21の大部分が栓13
の先端から露出するように配置して茎の部分を栓13に挟
持させる。苗20を挟持させた栓13を、根21を栽培ボック
ス1内に押し込みながらパイプ11に嵌め込むと、苗20が
パイプ11に固定される。上述のようにしてすべてのパイ
プ11に苗20を固定すると、栽培ボックス1の表面は苗20
で覆われる(所望により一部のパイプ11に苗を固定せず
におくことは自由であるが、その場合もパイプ11には止
水用に栓13を嵌着しておく。)。
培養液循環ポンプ3を作動させ、培養液タンク2内の
培養液を噴霧ノズル15に圧送すると、培養液が噴霧ノズ
ル15から噴霧され、霧状になって栽培ボックス1内を落
下する。落下する培養液液滴は栽培ボックス1内に露出
している植物苗20の根21に付着し、苗20に吸収される。
つまり、栓13は、発泡体を使用してはいるが根21の成育
部分となるわけではなく、苗20の固定と止水のみに使わ
れる。パイプ11を経由する栽培プレート5正面への液漏
れは、栓13の止水作用だけでなく、パイプ11の下向きの
斜め切断面12が付着水を下方に誘導する作用により、完
全に防止される。循環ポンプ3は、植物の種類に応じて
連続的に、またはタイマーを用いて間欠的に、運転す
る。
栽培プレート5のパイプ11は水平であるから、固定さ
れた苗20も最初は横を向いているが、すぐ上向きに曲が
り、垂直な栽培ボックス1に沿って生長する。
植物の植え替えは、パイプ11ごとに、あるいは栽培プ
レート5ごとに、随時可能である。
〔発明の効果〕
本発明の栽培装置は上述のような構成と使用方のもの
であるから、植物を立体的に栽培することができ、大き
な床面積を占有できない場合でも多数の植物を栽培して
パネル状のユニークな態様で提示することを可能にす
る。また、栽培ベッドを使用せず空間に根を伸長させる
ので管理に手間がかからないだけでなく軽量であるか
ら、装置を設置する床の強度を心配する必要がなく、栽
培中の移動も容易である。木質の外装を施すなどしてイ
ンテリア性を高めることも容易である。さらに、栽培植
物種の部分的または全体的な変更も容易であるから、屋
外庭園よりも頻繁な更新が必要な室内栽培のための装置
として極めて有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の実施例の正面図(ただし右上部分にあ
る栽培プレート5の一部を外した状態) 第2図:第1図の実施例の右側面図 第3図:第1図III−III部分断面図 第4図:第1図における栽培プレート5の正面図 第5図:栽培プレート5の右側面図 第6図:栽培プレート5に苗を固定する方法の説明図 1:栽培ボックス、2:培養液タンク 3:培養液循環ポンプ、5:栽培プレート 6:支持枠、11:パイプ 12:斜め切断面、13:栓 15:噴霧ノズル、20:苗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板に穴を穿設してそこに一端を斜めに切断
    された短いパイプの直角切断端を嵌合固定し固定された
    パイプにその直角切断端側から弾性発泡体製の栽培植物
    挟持用栓を嵌着してなる栽培プレートを、パイプの斜め
    切断面が下を向く配置で、直立配置の格子状支持枠に着
    脱可能なように固定し、栽培プレートが固定された支持
    枠の上記パイプ斜め切断端突出面側に浅い箱状体を接合
    して栽培ボックスとし、栽培ボックスの下方に培養液タ
    ンクを設置し、栽培ボックス芯部空間に培養液を噴霧す
    るための噴霧ノズルを栽培ボックス頂部に設置し、培養
    液タンクの培養液を噴霧ノズルに圧送し且つ噴霧ノズル
    より栽培ボックス内空間に噴霧された培養液を栽培ボッ
    クス底部より培養液タンクに還流させる培養液循環手段
    を設けてなる植物栽培装置。
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