JP2516017B2 - 硬化促進剤 - Google Patents
硬化促進剤Info
- Publication number
- JP2516017B2 JP2516017B2 JP12595087A JP12595087A JP2516017B2 JP 2516017 B2 JP2516017 B2 JP 2516017B2 JP 12595087 A JP12595087 A JP 12595087A JP 12595087 A JP12595087 A JP 12595087A JP 2516017 B2 JP2516017 B2 JP 2516017B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- curing accelerator
- cement
- hydraulic material
- Prior art date
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水硬性物の硬化促進剤に関するものである。
水硬性物としては普通ポルランドンセメント、高炉セメ
ント、フライアツシユセメント、シリカセメントなどの
ポルトランドセメント類及び高炉水枠スラグ、転炉スラ
グ、フライアツシユなどの潜在水硬性物も含まれる。本
発明の硬化促進剤は水硬性物が使用されている全ての分
野で用いられるが、特に早期に強度発現が必要とされる
分野において用いられる。
水硬性物としては普通ポルランドンセメント、高炉セメ
ント、フライアツシユセメント、シリカセメントなどの
ポルトランドセメント類及び高炉水枠スラグ、転炉スラ
グ、フライアツシユなどの潜在水硬性物も含まれる。本
発明の硬化促進剤は水硬性物が使用されている全ての分
野で用いられるが、特に早期に強度発現が必要とされる
分野において用いられる。
水硬性物の硬化促進剤としてはアルカリ金属やアルカ
リ土類金属の炭酸塩、硫酸塩、水酸化物、塩化物などが
一般的に知られており、硫酸アルミニウム、ミヨウバン
なども使用されている。また、硫酸アルミニウムにアル
カリ炭酸塩又は重炭酸塩を組み合わせたものがある(特
開昭60−5050号公報)。さらにセメント製品の早期強度
発現用として硫酸アルミニウム、オキシカルボン酸また
はその塩及びアルカリ金属炭酸塩(特開昭60−42263号
公報)、及び硫酸アルミニウム、ナフタレンスルホン酸
ソーダホルマリン縮合物等及びシリカ系化合物粒子(特
開昭61−122146号公報)などよりなるものがある。
リ土類金属の炭酸塩、硫酸塩、水酸化物、塩化物などが
一般的に知られており、硫酸アルミニウム、ミヨウバン
なども使用されている。また、硫酸アルミニウムにアル
カリ炭酸塩又は重炭酸塩を組み合わせたものがある(特
開昭60−5050号公報)。さらにセメント製品の早期強度
発現用として硫酸アルミニウム、オキシカルボン酸また
はその塩及びアルカリ金属炭酸塩(特開昭60−42263号
公報)、及び硫酸アルミニウム、ナフタレンスルホン酸
ソーダホルマリン縮合物等及びシリカ系化合物粒子(特
開昭61−122146号公報)などよりなるものがある。
これら従来技術において、前記促進剤を使用する場
合、作業性が悪く実用上問題が大きく、また強度発現の
面でも充分なものではなかつた。
合、作業性が悪く実用上問題が大きく、また強度発現の
面でも充分なものではなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は硫酸アルミニウムとアルカリ金属硫酸塩とか
らなる硬化促進剤であつて、これを水硬性物に添加する
場合該水硬性物の作業性を改善し、強度発現性を向上さ
せうるものである。
らなる硬化促進剤であつて、これを水硬性物に添加する
場合該水硬性物の作業性を改善し、強度発現性を向上さ
せうるものである。
アルカリ金属硫酸塩としては硫酸ナトリウム及び硫酸
カリウムが用いられるが、硫酸ナトリウムが好ましい。
カリウムが用いられるが、硫酸ナトリウムが好ましい。
本発明の硬化促進剤は、硫酸アルミニウム100重量部
に対してアルカリ金属硫酸塩30〜300重量部の割合で用
いられ、これを水硬性物100重量部に対し0.5〜10重量部
の割合になるように添加すればよい。
に対してアルカリ金属硫酸塩30〜300重量部の割合で用
いられ、これを水硬性物100重量部に対し0.5〜10重量部
の割合になるように添加すればよい。
硫酸アルミニウム100重量部に対してアルカリ金属硫
酸塩を50〜200重量部特に70〜150重量部の割合で用いる
のが好ましく、30重量部未満用いる場合セメントモルタ
ル又はコンクリートの凝結速度が早く作業性が悪くなる
ばかりか強度促進効果も少ない。300重量部を超える
と、短期強度発現性が悪くなる。
酸塩を50〜200重量部特に70〜150重量部の割合で用いる
のが好ましく、30重量部未満用いる場合セメントモルタ
ル又はコンクリートの凝結速度が早く作業性が悪くなる
ばかりか強度促進効果も少ない。300重量部を超える
と、短期強度発現性が悪くなる。
本発明の硬化促進剤は水硬性物100重量部に対し0.5〜
10重量部、好ましくは1〜7重量部、さらに好ましくは
2〜5重量部の割合で用いられる。0.5重量部未満では
強度増進効果は少なく、10重量部を超えると強度増進効
果はそれ程ない。
10重量部、好ましくは1〜7重量部、さらに好ましくは
2〜5重量部の割合で用いられる。0.5重量部未満では
強度増進効果は少なく、10重量部を超えると強度増進効
果はそれ程ない。
本発明の硬化促進剤の添加方法としては1)あらかじ
め水硬性物に混合しておく。2)モルタル又はコンクリ
ート混練時に添加する。3)モルタル又はコンクリート
混練後任意の時間に添加することなどが考えられる。ま
た本発明の硬化促進剤は粉末の形で添加してもよいが水
溶液の形で使用してもよい。
め水硬性物に混合しておく。2)モルタル又はコンクリ
ート混練時に添加する。3)モルタル又はコンクリート
混練後任意の時間に添加することなどが考えられる。ま
た本発明の硬化促進剤は粉末の形で添加してもよいが水
溶液の形で使用してもよい。
本発明の硬化促進剤を用いる場合凝結調節剤としてホ
ウ酸、リン酸、ケイ弗化物あるいはその塩などの無機化
合物またはクエン酸、酒石酸、グルコン酸などのオキシ
カルボン酸あるいはその塩、さらにはシヨ糖、デキスト
リンなどの糖類、などを併用添加してもよい。これら凝
結調節剤の添加量は水硬性物100重量部に対し5重量部
以下である。また、一般に市販されているセメント分散
剤、例えばリグニンスルホン酸塩、β−ナフタリンスル
ホン酸塩ホルマリン縮合物、メラニンスルホン酸塩、ポ
リカルボン酸塩などを併用することができる。
ウ酸、リン酸、ケイ弗化物あるいはその塩などの無機化
合物またはクエン酸、酒石酸、グルコン酸などのオキシ
カルボン酸あるいはその塩、さらにはシヨ糖、デキスト
リンなどの糖類、などを併用添加してもよい。これら凝
結調節剤の添加量は水硬性物100重量部に対し5重量部
以下である。また、一般に市販されているセメント分散
剤、例えばリグニンスルホン酸塩、β−ナフタリンスル
ホン酸塩ホルマリン縮合物、メラニンスルホン酸塩、ポ
リカルボン酸塩などを併用することができる。
また、本発明の硬化促進剤としては、硫酸アルミニウ
ムとアルカリ金属硫酸塩とを予め混合したものを水硬性
物に加えてもよく、或いは、両者を別々に水硬性物に加
えてもよい。
ムとアルカリ金属硫酸塩とを予め混合したものを水硬性
物に加えてもよく、或いは、両者を別々に水硬性物に加
えてもよい。
〔実施例1〕 普通ポルトランドセメント100重量部、細骨材(姫川
産砂FM=2.7)200重量部、水43重量部をJIS R 5201に準
じて混練し、モルタル供試体を作製した。硬化促進剤は
表−1の配合に従い、モルタル混練時に粉体で添加し
た。
産砂FM=2.7)200重量部、水43重量部をJIS R 5201に準
じて混練し、モルタル供試体を作製した。硬化促進剤は
表−1の配合に従い、モルタル混練時に粉体で添加し
た。
表−1の配合組成の添加剤をセメント100重量部に対
し、4重量部を加えた結果を表−2に示す。
し、4重量部を加えた結果を表−2に示す。
表−2の結果から、本発明の硬化促進剤を加えたもの
(実験No.2〜6)は可使時間が長く、また短期強度発現
性が良好であることがわかる。なお、No.6は初期強度発
現性におとる。また、硫酸ナトリウムを単味で用いた場
合発華が激しく好ましくなかつた。
(実験No.2〜6)は可使時間が長く、また短期強度発現
性が良好であることがわかる。なお、No.6は初期強度発
現性におとる。また、硫酸ナトリウムを単味で用いた場
合発華が激しく好ましくなかつた。
〔実施例2〕 実施例1の配合No.3の促進剤のセメントに対する添加
量を変えた時の結果を表−3に示す。試験方法は実施例
1と同様に行つた。
量を変えた時の結果を表−3に示す。試験方法は実施例
1と同様に行つた。
表3のNo.15から本発明の硬化促進剤の添加量を10重
量%以上に増してもより以上の強度増進効果は無くな
り、フロー値が落ち、可使時間も短くなることがわか
る。
量%以上に増してもより以上の強度増進効果は無くな
り、フロー値が落ち、可使時間も短くなることがわか
る。
本発明に依れば作業時間が取れ、初期強度発現性が高
く、長期強度の伸びのあるセメント組成物が得られ工期
短縮、製品製造サイクルの短縮などが図れる。
く、長期強度の伸びのあるセメント組成物が得られ工期
短縮、製品製造サイクルの短縮などが図れる。
Claims (1)
- 【請求項1】硫酸アルミニウムとアルカリ金属硫酸塩と
からなる水硬性物の硬化促進剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12595087A JP2516017B2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 硬化促進剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12595087A JP2516017B2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 硬化促進剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63291839A JPS63291839A (ja) | 1988-11-29 |
JP2516017B2 true JP2516017B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=14922982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12595087A Expired - Lifetime JP2516017B2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 硬化促進剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516017B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2769308B1 (fr) * | 1997-10-03 | 1999-12-24 | Rhodia Chimie Sa | Suspension aqueuse contenant des particules de silice |
WO2000078688A1 (en) | 1999-06-18 | 2000-12-28 | Mbt Holding Ag | Concrete admixture |
KR100447834B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2004-09-08 | 덴끼 가가꾸 고교 가부시키가이샤 | 촉진제, 분무재 및 그를 이용한 분무 방법 |
JP3967279B2 (ja) * | 2002-06-17 | 2007-08-29 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | 混和剤 |
CN106517851B (zh) * | 2016-10-26 | 2018-11-16 | 上海三瑞高分子材料股份有限公司 | 一种液体速凝剂及其应用方法 |
-
1987
- 1987-05-25 JP JP12595087A patent/JP2516017B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63291839A (ja) | 1988-11-29 |
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Legal Events
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