JP2515753Y2 - 道路・駐車場等の融雪構造体 - Google Patents

道路・駐車場等の融雪構造体

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JP2515753Y2
JP2515753Y2 JP1425592U JP1425592U JP2515753Y2 JP 2515753 Y2 JP2515753 Y2 JP 2515753Y2 JP 1425592 U JP1425592 U JP 1425592U JP 1425592 U JP1425592 U JP 1425592U JP 2515753 Y2 JP2515753 Y2 JP 2515753Y2
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JP
Japan
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concrete
heat insulating
insulating material
snow melting
roadbed
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JP1425592U
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JPH0573006U (ja
Inventor
雄喜 森田
Original Assignee
株式会社雄電社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路・駐車場等の融雪
構造体に関し、詳しくはコンクリート舗装された道路・
駐車場等の該コンクリート舗装層の下にヒーターを埋
設してなる融雪構造体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、この種の融雪構造
体としては、図3,図4に示した構造のものと、図5,
図6に示した構造のものとが知られている。しかし乍
ら、図3,図4に示す前者の融雪構造体は路床4上に、
外周縁を互いに付き合せ隣接させて断熱材10を敷き詰め
た構造であるから、路床4とコンクリート舗装層7下に
鉄筋8を上下に配して配管されたヒーター管9との間の
断熱材10はその厚さ方向(高さ方向)を支える支持構造
が全くない。従って、舗装層7の表面所謂路面7aを走行
する車両11等の荷重により断熱材10が図示の如く撓み変
形を起こし、それが原因となって路面7aに亀裂が入りそ
の補修が面倒で手間が掛かるばかりか、その補修費が莫
大なものになると共に、埋設されたヒーター管が破裂す
る等の危険がある。一方、図5,図6に示した後者の融
雪構造体の場合は断熱材10を路床4上に配設する時に各
断熱材10の外周縁間を空けた状態で敷いて各断熱材10間
にコンクリート流込み間隙12を確保して置き、その間隙
12に生コンクリートを流し込んでコンクリート舗装層7
を路床4上に断熱材10の外周にて支える構造としてある
から、前者の様な問題を少しは解決できる反面、目安で
断熱材10を路床4上に敷いて各断熱材10間にコンクリー
ト流込み間隙12を形成確保する施工方法であるために断
熱材10の敷設作業が面倒で、しかもコンクリート流込み
間隙12の間隔にバラツキがあることから、生コンクリー
トの使用量が計算できない等、施工性の面において問題
があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこの様な従来
事情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとす
る技術的課題は、断熱材の敷設が簡便で、生コンクリー
トの使用量も計算でき、しかも断熱材の撓み変形等を確
実に防ぐことができる融雪構造体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本考案が講じる技術的手段は、適宜厚さの角型に形成
すると共にその表面から裏面に貫通する適宜形状のコン
クリート流込み穴を穿設・配列し且つその外周縁にコン
クリート流込み穴構成凹欠部を形成した断熱材を路床と
ヒーターとの間に敷き詰め、前記コンクリート流込み
穴及びコンクリート流込み穴構成凹欠部の衝合わせによ
って構成されるコンクリート流込み穴にコンクリート舗
装層用の生コンクリートが流れ込んで生コンクリートの
固化部が構成されてなることを特徴とする。
【0005】
【作用】而して、上記した本考案の技術的手段によれ
ば、外周縁同志を互いに衝合わせ隣接させて断熱材を路
床上に敷き詰め配設し、然る後、ヒーターを配設せし
めて生コンクリートを断熱材上に流し込んでコンクリー
ト舗装を行なう。それにより、断熱材の表面からその裏
面即ち路床上面に向けて貫通するコンクリート流込み穴
内並びに互いに隣接する各断熱材の外周縁のコンクリー
ト流込み穴構成凹欠部相互の衝合わせによって構成され
たコンクリート流込み穴内に流れ込んだコンクリート舗
装層用生コンクリートの固化部が路床上にコンクリート
舗装層を支える柱として作用し、断熱材の撓み変形等を
防ぐ。
【0006】
【実施例】本考案の実施の一例を図面に基づいて以下説
明すると、断熱材1は発砲ウレタン等の材料を用いて用
途に応じた適宜厚さと大きさを有する角型、図面では平
面略長方形状に形成すると共にその面から面に貫通
する適宜形状のコンクリート流込み穴2を穿設・配列し
且つその外周縁にコンクリート流込み穴構成凹欠部3を
形成せしめてなり、表面からその裏面即ち路床4の上面
に向けて貫通するコンクリート流込み穴2内並びに互い
に隣接する各断熱材1の外周縁のコンクリート流込み穴
構成凹欠部3相互の衝合わせ(衝合合致)によって構成
されるコンクリート流込み穴5内に流れ込む生コンクリ
ートの固化部6を路床4上にコンクリート舗装層7を支
える柱として作用させ、舗装層7の表面所謂路面7aを走
行する車両11等の荷重による断熱材1の撓み変形等を防
ぐ断熱材保護構造とする。
【0007】コンクリート流込み穴2は、角形や丸形等
の適宜形状で図示した如く断熱材1の表面から裏面に貫
通させ且断熱材1の長手方向に一列に並ぶ様に複数穿設
する一方、コンクリート流込み穴構成凹欠部3は、前記
穴2の開孔形状の半分又はその一部分を構成する凹欠形
状にて且つ四方方向において隣り合う断熱材1の外周各
辺縁に向い合う位置関係で断熱材1の四隅を含む外周各
辺縁、図面ではその短辺縁に凹設して、図1に示した如
く互いに隣接する各断熱材1の短辺縁間にコンクリート
流込み穴構成凹欠部3相互の衝合わせによってコンクリ
ート流込み穴5が構成される様にしてある。
【0008】而して、外周縁同志を互いに合わせ隣接
させて断熱材1を路床4上に敷き詰め配設し、然る後、
上下に鉄筋8を配したヒーター管9を配管せしめて生コ
ンクリートを断熱材1上に流し込んでコンクリート舗装
を行なう。すると、予め設計された断面積即ち生コンク
リートの流入容積にて断熱材1の表面からその裏面即ち
路床4の上面に向けて設けたコンクリート流込み穴2内
並びに互いに隣接する各断熱材1の短辺縁のコンクリー
ト流込み穴構成凹欠部3相互の衝合わせによって構成さ
れたコンクリート流込み穴5内に流れ込んだ生コンクリ
ートの固化部6が路床4上にコンクリート舗装層7を支
える柱として作用し、各固化部6の支えによって車両11
等の荷重による断熱材1の撓み変形等を確実に防ぐこと
ができる(図2参照)。
【0009】
【考案の効果】本考案の道路・駐車場等の融雪構造体は
叙上の如く、表面から裏面即ち路床上面に向けて設けた
適宜形状のコンクリート流込み穴内並びに互いに隣接す
る各断熱材の外周縁のコンクリート流込み穴構成凹欠部
相互の衝合わせによって構成されたコンクリート流込み
穴内にコンクリート舗装層用の生コンクリートを流し込
んで、その流れ込んだ生コンクリートの固化部にてコン
クリート舗装層を支える様にしてなるから、車両等の荷
重による断熱材の撓み変形等を確実に防ぐことが出来
る。しかも、予め設計した断面積のコンクリート流込み
穴内に生コンクリートを流し込んでコンクリート舗装層
を支える様に構成してなるから、コンクリート舗装時の
生コンクリートの使用量計算でき、従来の様に断熱材
を路床上に敷き詰め配設する際の作業性や生コンクリー
トの使用量等による施工性の問題は全くない。従って、
本考案の道路・駐車場等の融雪構造体によれば、断熱材
の敷設が簡便で、生コンクリートの使用量も計算でき、
しかも断熱材の撓み変形等を確実に防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案道路・駐車場等の融雪構造体の実施の
一例を示した平面図で、切欠して示す。
【図2】 図1のII−II線に沿えた縦断正面図である。
【図3】 従来例を示した平面図で、切欠して示す。
【図4】 図3の縦断正面図である。
【図5】 従来例を示した平面図で、切欠して示す。
【図6】 図5の縦断正面図である。
【符号の説明】
1…断熱材 2,5…コンク
リート流込み穴 3…コンクリート流込み穴構成凹欠部 4…路床 6…固化部 7…コンク
リート舗装層9…ヒーター管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート舗装された道路・駐車場等
    の該コンクリート舗装層の下にヒーター及び断熱材を
    埋設してなる融雪構造体に於いて、該断熱材を適宜厚さ
    の角型に形成すると共にその表面から裏面に貫通する適
    宜形状のコンクリート流込み穴を穿設・配列し且つその
    外周縁にコンクリート流込み穴構成凹欠部を形成し、断
    熱材を路床とヒーターとの間に敷き詰め、断熱材上の前
    記コンクリート舗装層用の生コンクリートが断熱材のコ
    ンクリート流込み穴及びコンクリート流込み穴構成凹欠
    部の衝合わせによって構成されるコンクリート流込み穴
    に流れ込んで生コンクリートの固化部が構成されてなる
    ことを特徴とする道路・駐車場等の融雪構造体。
JP1425592U 1992-03-18 1992-03-18 道路・駐車場等の融雪構造体 Expired - Lifetime JP2515753Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0573006U JPH0573006U (ja) 1993-10-05
JP2515753Y2 true JP2515753Y2 (ja) 1996-10-30

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