JP2515699Y2 - 粗糸供給停止装置 - Google Patents

粗糸供給停止装置

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JP2515699Y2
JP2515699Y2 JP1993028596U JP2859693U JP2515699Y2 JP 2515699 Y2 JP2515699 Y2 JP 2515699Y2 JP 1993028596 U JP1993028596 U JP 1993028596U JP 2859693 U JP2859693 U JP 2859693U JP 2515699 Y2 JP2515699 Y2 JP 2515699Y2
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roller
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臣昭 松坂
勲 長滝
充康 今泉
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株式会社日本紡績用品研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、紡績機において、糸が
切断された時に粗糸供給を停止する粗糸供給停止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡績機において、紡出中に糸が切断され
た時、粗糸をそのまま供給すると、原料である粗糸が無
駄となり、経済的損失だけでなく、粗糸がボトムローラ
に巻き付いて紡績機を破損させることがある。
【0003】これを無くすために、糸が切断された時、
粗糸を通す入り口のトップローラとボトムローラの間に
停止爪を挿入して、これらのトップローラとボトムロー
ラを停止するようにした粗糸停止装置が提案されている
(特公昭60−28932号公報参照)。
【0004】図4はこの従来の紡績機の側面図で、支持
軸1に支持体2を固着し、該支持体2に設けた回動軸3
でトップアーム4を回動し、ボトムローラ5、6、7の
上にトップローラ5a、6a、7aが圧接され、これら
のボトムローラ5、6、7とトップローラ5a、6a、
7aの間に粗糸8が通され、ボトムローラ7の周囲に停
止爪9が設けられ、さらに、停止爪9の突出部10に支
持レール11内に摺動可能に装着されたスライド12の
突出部13が係合され、スライド12の端部にバネ14
が設けられ、このバネ14でスライド12は常にトップ
ローラ5aの方向に押圧されている。
【0005】又、スライド12の端部の上部に係合部1
5が設けられ、この係合部15に支持レール11に装着
されたソレノイド16の作動軸17が係合され、支持レ
ール11は支持部18で支持されている。
【0006】このように構成された従来の紡績機では、
糸切れセンサ(図示せず)で粗糸8の糸切れを検出する
と、ソレノイド16が作動して作動軸17がスライド1
2の係合部15から離れ、それによってスライド12は
ばね14によりトップローラ5aの方向に移動する。
【0007】このスライド12の移動によって、スライ
ド12の突出部13が停止爪9の突出部10を移動させ
ることにより、停止爪9はボトムローラ7の周囲を回動
してトップローラ7aとボトムローラ7の間に入り、ト
ップローラ3aを停止させることができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この粗
糸停止装置では、糸切れ検知感度が不充分で、全体とし
て動作が不確実であり、構成が大きく、停止爪9がボト
ムローラ7の周囲に設けられているため、紡出糸が停止
爪9に触れて糸品質に悪影響を及ぼすという欠点があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、対になった複
数のトップローラをボトムローラに圧接して回転し、該
複数のトップローラとボトムローラの間を粗糸を通して
紡出するようにした粗糸供給装置において、支持部に固
着されたケースと、該ケース内に装着されたソレノイド
と、該ソレノイドの係合軸と係合され、該ソレノイドの
係合軸の移動方向に対して直交方向に前記ケースに装着
されたバネによって駆動され、かつ段違いのガイド溝を
設け、前記ケースに装着された2つのガイドピンを前記
ガイド溝に通して支持するように構成する作動腕と、該
作動腕の先端近傍に装着された解除レバーと、該解除レ
バーの下端に設けられた楔状停止部材と、前記トップロ
ーラとボトムローラの近傍に装着された前記粗糸の糸切
れを検出する糸切れ検出センサとからなり、該糸切れ検
出センサで粗糸の糸切れを検出した信号により前記ソレ
ノイド駆動されて前記作動腕が移動する時、前記作動
腕の移動方向先端が上昇し、前記楔状停止部材を上昇さ
せて前記トップローラとボトムローラの間に挿入して停
止するようにしたものである。
【0010】
【作用】本考案では、粗糸の糸切れを糸切れ検出センサ
で検知すると、ソレノイドが作動し、ソレノイドの係合
軸が作動腕の係合部から外れると、作動腕はバネによっ
て移動される。
【0011】又、作動腕の移動方向先端に解除レバーが
装着され、さらに、解除レバーの下端に楔状停止部材が
設けられているので、作動腕が移動すると、解除レバー
の楔状停止部材が粗糸の入り口のトップローラとボトム
ローラの間に入り、トップローラの回転を停止する。
【0012】
【実施例】図1は本考案の1実施例の粗糸供給停止装置
の概略構成図、図2は図1の粗糸供給停止装置の一部の
拡大図、図3は図1の粗糸供給停止装置の背面図であ
り、5、6、7はボトムローラ、5a、6a、7aはト
ップローラでこれらの構成は上記従来例と同じであるの
で説明は省略するが、本実施例では、支持部18によっ
てケース19が支持され、又、ケース19にソレノイド
20が装着され、このソレノイド20の係合軸21は作
動腕22の係合部23に係合され、又、作動腕22の突
出部24にケース19に装着された板バネ25が係合
し、作動腕22をソレノイド20の係合軸21の移動方
向に対して直交方向に移動する。
【0013】又、作動腕22にガイド溝26が設けら
れ、このガイド溝26にケース19に固着された2つの
ガイドピン27a、27bが通され、これらのガイドピ
ン27a、27bによって作動腕22はソレノイド20
の係合軸21の移動方向と直交する方向に移動されるよ
うに構成されているが、ガイド溝26はガイドピン27
a側のガイド溝26aが狭く、ガイドピン27b側のガ
イド溝26bが広く構成されている。
【0014】又、作動腕22の先端近傍に調節溝28が
形成され、この調節溝28にネジ29を通して解除レバ
ー30が固定され、さらに、解除レバー30の下端に楔
状停止部材31が設けられ、この楔状停止部材31はボ
トムローラ7とトップローラ7aの接点より下方にあ
り、粗糸32の移動時に接触しないように構成され、さ
らに、ボトムローラ5とトップローラ5aの近傍に糸切
れセンサ33が装着されている。
【0015】このように構成された本実施例の粗糸供給
停止装置では、糸切れセンサ33が粗糸32の糸切れを
検知すると、ソレノイド20が動作し、ソレノイド20
の係合軸21が作動腕22の係合部23から外れると、
板バネ25により作動腕22が移動される。
【0016】この時、作動腕22のガイド溝26が狭い
ガイド溝26aと広いガイド溝26bに形成されている
ので、作動腕22が板バネ25で押されると、図2の点
線で示すように、ガイドピン27aを支点にして広い溝
26bの範囲で作動腕22が回動するので、それによっ
て作動腕22の移動方向先端が僅かに上昇しながら前進
移動し、解除レバー29の下端に設けられた楔状停止部
材31も僅かに上昇しながら前進移動し、ボトムローラ
7とトップローラ7aの間に挿入されてトップローラ7
aを停止する。
【0017】又、粗糸が接続されて運転が開始される前
に、解除レバー30の先端をソレノイド20の方向に指
で押すと、作動腕22は元に戻り、ソレノイド20の係
合軸21が作動腕22の係合部23と係合されて固定さ
れる。
【0018】このように、本実施例の粗糸供給停止装置
では、楔状停止部材31の待機位置が粗糸32の通過す
る位置より下側に設定され、糸切れセンサ33が粗糸3
1の切断を検知することによってソレノイド20が動作
すると、楔状停止部材31はボトムローラ7とトップロ
ーラ7aの間に挿入されるので、楔状停止部材31によ
って粗糸32の走行を邪魔することが無く、又、板バネ
25で作動腕22を押すような簡単な構成にすることが
できる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の粗糸供給
停止装置では、楔状停止部材の待機位置が粗糸の通過す
る位置より下側に設定され、糸切れセンサが粗糸の切断
を検知することによってソレノイド20が動作すると、
楔状停止部材はボトムローラとトップローラの間に挿入
されるので、楔状停止部材によって粗糸の走行を邪魔す
ることが無く、又、板バネで作動腕を押すような簡単な
構成にすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の粗糸供給停止装置の概略構
成図である。
【図2】図1の一部の拡大構成図である。
【図3】図1の粗糸供給停止装置の背面図である。
【図4】従来例の粗糸供給停止装置の側面図である。
【符号の説明】
5、6、7 ボトムローラ 5a、6a、7a トップローラ 18 支持部 19 ケース 20 ソレノイド 21 係合軸 22 作動腕 23 係合部 24 突出部 25 板バネ 26 ガイド溝 27a、27b ガイドピン 28 調節溝 29 ネジ 33 解除レバー 31 楔状停止部材 32 粗糸 33 糸切れセンサ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対になった複数のトップローラをボトム
    ローラに圧接して回転し、該複数のトップローラとボト
    ムローラの間を粗糸を通して紡出するようにした粗糸供
    給装置において、支持部に固着されたケースと、該ケー
    ス内に装着されたソレノイドと、該ソレノイドの係合軸
    と係合され、該ソレノイドの係合軸の移動方向に対して
    直交方向に前記ケースに装着されたバネによって駆動さ
    、かつ段違いのガイド溝を設け、前記ケースに装着さ
    れた2つのガイドピンを前記ガイド溝に通して支持する
    ように構成する作動腕と、該作動腕の先端近傍に装着さ
    れた解除レバーと、該解除レバーの下端に設けられた楔
    状停止部材と、前記トップローラとボトムローラの近傍
    に装着された前記粗糸の糸切れを検出する糸切れ検出セ
    ンサとからなり、該糸切れ検出センサで粗糸の糸切れを
    検出した信号により前記ソレノイド駆動されて前記作
    動腕が移動する時、前記作動腕の移動方向先端が上昇
    し、前記楔状停止部材を上昇させて前記トップローラと
    ボトムローラの間に挿入して停止するようにしたことを
    特徴とする粗糸供給停止装置。
  2. 【請求項2】 前記解除レバーは前記作動腕に調節可能
    に装着されることを特徴とする請求項1記載の粗糸供給
    停止装置。
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DE3226151C2 (de) * 1982-07-13 1984-05-03 Skf Kugellagerfabriken Gmbh, 8720 Schweinfurt Luntensperrvorrichtung an Spinnmaschinen-Streckwerken

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