JP2515209Y2 - ケーブルドラッグチェーン - Google Patents

ケーブルドラッグチェーン

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JP2515209Y2
JP2515209Y2 JP1990048347U JP4834790U JP2515209Y2 JP 2515209 Y2 JP2515209 Y2 JP 2515209Y2 JP 1990048347 U JP1990048347 U JP 1990048347U JP 4834790 U JP4834790 U JP 4834790U JP 2515209 Y2 JP2515209 Y2 JP 2515209Y2
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JP1990048347U
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陽右 塩谷
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Kunimori Kagaku Co Ltd
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Kunimori Kagaku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、電気ケーブルおよび流体のホースを屈曲
案内するケーブルドラッグチェーン、詳しくはチェーン
単位部材相互の連結構造に関する。
【従来技術】
従来、例えば、実公平1−44839号公報に示すよう
に、支持ステイの両側に、連結孔を中心として前方に開
口した凹所を有した外リンク部およびこの凹所に突入し
て連結孔に回動可能に係合する突出ピン部を有した可撓
性の内リンク部とからなる多数のオフセット形リンク部
相互を連結したケーブルドラッグチェーンが知られてい
る。 このケーブルドラッグチェーンは、連結孔に突出ピン
を係合した際に外リンク部の凹所の側面に対する内リン
ク部の当接によりオフセット形リンク部相互を、直線状
態から所定の屈曲状態に保持している。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記したケーブルドラッグチェーンは、
経時使用にともなって凹所の当接面が摩耗するため、オ
フセット形リンク部相互を長期にわたって直線状態と所
定の屈曲状態とに保持できなかった。 また、凹所に対する内リンク部の当接により回動規制
しているため、連結孔に係合した突出ピン、特にその基
端部に過大な剪断力が作用する結果、基端部から突出ピ
ンが切断されるおそれがあり、オフセット形リンク部相
互を長期にわたって確実に屈曲保持することができなか
った。 本考案は、上記した従来の欠点を解決するために考案
されたものであり、その目的とするところは、チェーン
単位部材を長期にわたって屈曲可能に連結することがで
きるケーブルドラッグチェーンを提供することにある。 又本考案の他の目的は、側板間に対する開閉ステイの
取付けを容易化すると共に経時使用に伴って側板から開
閉ステイが外れるのを確実に防止して保持された各種ケ
ーブルを確実に屈曲案内することができるケーブルドラ
ッグチェーンを提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
このため本考案は、支持ステイの両側にて前後方向へ
延出して相対起立するように一体形成された一対の側板
と、各側板の前端部に形成され、中心部に設けられた軸
支部の前方にて所定の角度で軸線回りに広がると共に軸
支部の周囲にて傾斜案内面を有した前方係合凹部及び軸
支部の後方に位置する前方係合突部を有した内側凹所
と、各側板の後端部に形成され、軸端面に傾斜案内面と
ほぼ一致する傾斜面を有した係合軸部の後方にて所定の
角度で軸線回りに広がり、前方係合突部と係合可能な後
方係合凹部及び係合軸部の前方にて前方係合凹部に係合
可能な後方係合突部を有した外側凹所と、各側板の上方
中間部にて内側へ夫々突出する支持部に設けられた軸部
と、支持ステイに相対する側板上部に取付けられ、両端
部に支持部に係合する開口部及び軸部に対する押圧に伴
って拡径するように弾性変形する軸孔に軸部を係合させ
た後に弾性変形による弾性力により軸部を挟持する弾性
軸受部を有した開閉ステイとからなることを特徴として
いる。
【考案の作用】
本考案は上記のように構成されるため、先行する単位
部材後端部の外側凹所に対して後続する単位部材前端部
の内側凹所を圧入すると、軸支部と係合軸部との係合に
より単位部材相互が連結される。 このとき、前端側の前方係合凹部に後端側の後方係合
突部が、また後端側の後方係合凹部に前端側の前方係合
突部が夫々係合し、夫々の単位部材相互が直線状態と夫
々の係合凹部の円周方向の幅に応じた所定の角度の屈曲
状態との間にて回動規制される。 上記のように相互が連結された各チェーン単位部材の
支持ステイ及び一対の側板間に案内しようとする各種ケ
ーブルを収容した後、例えば開閉ステイにおける一方端
部の開口部を一方の側板における支持部に挿嵌させると
共に弾性軸受部を軸部に係合させた状態で他方の側板に
おける支持部に対して他方端部を押圧すると、開口部に
支持部を挿嵌させると共に軸部に対する摺接に伴う弾性
軸受部の弾性変形により軸孔を拡径して軸部に係合させ
た後に弾性変形による弾性力により軸部を挟持させて側
板の上部相互を連結し、各種ケーブルを保持させる。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。 第1図はケーブルドラッグチェーンのチェーン単位部
材の概略を示す斜視図である。 ケーブルドラッグチェーン1のチェーン単位部材3は
カーボン繊維あるいはガラス繊維を含有した複合合成樹
脂により形成され、その支持ステイ5の両側部には側板
7が、前方および後方へ延びるように一体形成されてい
る。 前方に延びた側板7の前端部7aには軸支孔9が形成さ
れ、その内面には軸支孔9を中心として所定の曲率から
なる円状の内側凹所11が所定の深さにて形成されてい
る。また、側板7の前端は内側凹所11と一致する曲率の
湾曲面が形成されている。この内側凹所11の前端部には
前方係合凹部13が、軸支孔9を中心に水平位置から下方
へ所定の角度をおいて形成されている。そして前方係合
凹部13の軸支孔9側には傾斜面13aが形成されている。
また、側板7の中間部に応じた内側凹所11の内周面には
前方係合突部15が一体形成されている。 側板7の後端部7bは内側凹所11と一致する曲率の湾曲
面が形成されるとともに中心に係合軸部17が形成されて
いる。この係合軸部17の軸端面には傾斜面13aに相対す
る傾斜面17aが形成されている。後端部7bの外面には係
合軸部17を中心とする所定の曲率の外側凹所19が形成さ
れ、この外側凹所19には前方係合凹部13と一致する大き
さの後方係合凹部21が前方係合突部15と係合するように
形成されている。また、外側凹所19には前方係合突部15
と一致する後方係合突部23が前方係合凹部13と係合する
ように一体形成されている。 各側板7の中間上部には支持部25が所定の幅で内側に
突出するように一体形成され、この支持部25の前後壁に
は長手方向に延びる軸部27が一体形成されている。そし
て夫々の軸部27には開閉ステイ29が着脱可能に取り付け
られている。すなわち、開閉ステイ29の両端部には開口
部29aが支持部25と係合するように夫々形成され、各開
閉ステイ29の両側には弾性軸受部29bが形成されてい
る。そして弾性軸受部29bには下部に開口を有した軸孔2
9cが、軸部27と係合可能に形成されている。 次に、上記のように構成されたケーブルドラッグチェ
ーン1の作用を第2図〜第6図にしたがって説明する。 例えば、先行するチェーン単位部材3の側板7の後端
部7bに対して後続するチェーン単位部材3の側板7の前
端部7aを、後方係合凹部21と前方係合突部15および後方
係合突部23と前方係合凹部13とが一致するように押し付
けると、後端部7bは内側に、また前端部7aは外側へ夫々
弾性変形しながら軸支孔9に係合軸部17が挿嵌される。 このとき、第2図に示すように、係合軸部17の軸端お
よび軸支孔9側の前方係合凹部13に傾斜面13a・17aが夫
々形成されているため、この傾斜面13a・17a相互の摺接
に伴って後端部7bが内側へ、前端部7aが外側へ弾性変形
されながら軸支孔9に係合軸部17が係合される。 また、第3図に示すように、前端部7aの前方係合凹部
13には後方係合突部23が、後方係合凹部21に前方係合突
部15が夫々係合される。 これにより所定の長さに応じた個数のチェーン単位部
材3相互を連結した後、支持ステイ5と両側の側板7と
の間に形成される空間内に収容しようとする電気ケーブ
ルおよび流体のホースを収容した後、支持部25に対して
開口部29aが夫々一致するように開閉ステイ29を押し付
けると、弾性軸受部29bは弾性変形に伴って軸孔29cを拡
径させながら軸部27を乗り越えて係合させた後、その弾
性変形による弾性力により軸部27を挾持するように係合
固定させる。 第4図に示すように、上記のように組み付けられ、か
つケーブルおよびホースが収容されたケーブルドラッグ
チェーン1の一端を固定部51に、また他端を可動部53に
取り付けた後、この可動部53が第4図に示すように移動
されると、夫々のチェーン単位部材3は直線状態から所
定の角度の屈曲状態に屈曲される。 すなわち、夫々のチェーン単位部材3が直線状態にお
いては、第5図に示すように、前方係合凹部13の上側面
と後方係合突部23の上側面および後方係合凹部21の上側
面と前方係合突部15の上側面が、また所定の角度の屈曲
状態においては、第6図に示すように、前方係合凹部13
の下側面と後方係合突部23の下側面および後方係合凹部
21の下側面と後方係合突部23の下側面が夫々当接して回
動位置を規制している。 このため、直線位置および屈曲位置においては、夫々
のチェーン単位部材3相互は前方係合凹部13と後方係合
突部23、後方係合凹部21と前方係合突部15および軸支孔
9と係合軸部17の3点にて回動支持される結果、屈曲時
に過度の応力が作用した場合においても、この応力が係
合軸部17に集中作用することを回避している。 又、ケーブルドラッグチェーン1による各種ケーブル
の屈曲保持時にケーブルの一部が当接して開閉ステイ29
が上方へ押し上げられるが、上記したように開閉ステイ
29の弾性軸受部29bは軸部27を挾持するように係合して
いるため、軸部27から開閉ステイ29が外れるのを防止
し、長期にわたって各種ケーブルを確実に屈曲案内する
ことができる。
【考案の効果】
このため本考案は、チェーン単位部材を長期にわたっ
て屈曲可能に連結することができる。また、本発明は側
板間に対する開閉ステイの取付けを容易化すると共に経
時使用に伴って側板から開閉ステイが外れるのを確実に
防止して保持された各種ケーブルを確実に屈曲案内する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はケーブルドラッグチェーンのチェーン単位部材
の概略を示す分解斜視図、第2図〜第6図は作用を示す
説明図である。 図中1はケーブルドラッグチェーン、3はチェーン単位
部材、5は支持ステイ、7は側板、9は軸支孔、11は内
側凹所、13は前方係合凹部、15は前方係合突部、17は係
合軸部、19は外側凹所、21は後方係合凹所、23は後方係
合突部、29は開閉ステイである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持ステイの両側にて前後方向へ延出して
    相対起立するように一体形成された一対の側板と、各側
    板の前端部に形成され、中心部に設けられた軸支部の前
    方にて所定の角度で軸線回りに広がると共に軸支部の周
    囲にて傾斜案内面を有した前方係合凹部及び軸支部の後
    方に位置する前方係合突部を有した内側凹所と、各側板
    の後端部に形成され、軸端面に傾斜案内面とほぼ一致す
    る傾斜面を有した係合軸部の後方にて所定の角度で軸線
    回りに広がり、前方係合突部と係合可能な後方係合凹部
    及び係合軸部の前方にて前方係合凹部に係合可能な後方
    係合突部を有した外側凹所と、各側板の上方中間部にて
    内側へ夫々突出する支持部に設けられた軸部と、支持ス
    テイに相対する側板上部に取付けられ、両端部に支持部
    に係合する開口部及び軸部に対する押圧に伴って拡径す
    るように弾性変形する軸孔に軸部を係合させた後に弾性
    変形による弾性力により軸部を挟持する弾性軸受部を有
    した開閉ステイとからなることを特徴とするケーブルド
    ラッグチェーン。
JP1990048347U 1990-05-09 1990-05-09 ケーブルドラッグチェーン Expired - Lifetime JP2515209Y2 (ja)

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JPH02186146A (ja) * 1989-01-09 1990-07-20 Oriental Chain Kogyo Kk 閉鎖形ケーブル支持チェーン
DE8901955U1 (de) * 1989-02-18 1989-04-06 Kabelschlepp Gmbh, 5900 Siegen Energieführungskette

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