JP2514844Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2514844Y2
JP2514844Y2 JP753193U JP753193U JP2514844Y2 JP 2514844 Y2 JP2514844 Y2 JP 2514844Y2 JP 753193 U JP753193 U JP 753193U JP 753193 U JP753193 U JP 753193U JP 2514844 Y2 JP2514844 Y2 JP 2514844Y2
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JP
Japan
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clip
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pieces
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pressing cover
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JP753193U
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JPH0671159U (ja
Inventor
浩純 藤原
俊道 谷
Original Assignee
東京金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、書類等を挟持して束ね
るために用いられるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクリップは、例えば操作杆を指で
操作して当接面間を拡げて使用するダブルクリップ,二
重に巻回されたリング状のゼムクリップ、あるいは弾性
板状体を折り曲げて上下当接片を形成し、所定の押出し
装置(クリップ装着装置)を用いて使用されるクリップ
等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記ダブルク
リップにあっては挟持力に関しては何等問題はないが、
大型になると当接片間の押し拡げ操作にかなりの力が必
要となり拡開不可能な場合もあり、また操作杆が邪魔に
なり、該クリップによって束ねた書類を重ね合わせた時
に嵩張ってしまうという不具合があった。また、ゼムク
リップにあってはリング間に書類を挟むだけであるため
挟持力が弱く厚手の書類は到底束ねられないという不具
合を有していた。さらに、上記押出し装置を使用しなけ
ればならないクリップでは、簡単操作で労力を要さない
もので、そして挟持力も充分有するものであるが、クリ
ップ押出し装置が別途必要であった。
【0004】そこで、本願出願人はゼムクリップや、閉
塞状態の上下当接面を何等かの外力で一旦拡開し、その
戻り力で書類等を上下から挟持していた従来のクリップ
等に対し、別途装着装置を使用することなく、拡開して
いる上下当接面を押圧力で閉塞せしめて挟持力を得るク
リップを考案するに至ったのである。
【0005】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、クリップ装着装置が不要で、かつ簡易操作で挟持力
に優れたクリップを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、所望幅を有する折曲げ
部の両端から連続的かつ拡開状に上下挟持片を延設して
なるクリップ本体と、所望幅に形成された折曲げ部両端
から連続的に延設された上下挟持片を有し、該上下挟持
片の先端が上記クリップ本体の折曲げ部寄り上下部位に
係合され、上記先端間で形成される幅がクリップ本体の
上下挟持片間で形成される最大幅よりも幅狭状である押
圧カバーとで構成され、上記押圧カバーがクリップ本体
外部に前後スライド可能に配設されてクリップ本体の上
下挟持片同士を押圧状に近接せしめることである。
【0007】また、クリップ本体の上下挟持片先端を内
方に向けて折曲せしめてもよい。
【0008】さらに、クリップ本体及び押圧カバーを弾
性材にて形成してもよい。
【0009】また、クリップ本体の上下部位にガイド溝
部を設けると共に、上記ガイド溝部に合致するガイド片
を押圧カバーの上下挟持片先端に設けてもよい。
【0010】
【作用】上記技術的手段により、クリップ本体が折曲部
から拡開状に上下挟持片を形成した先拡がり状とされて
いるため、書類等の束ね物をスムーズにクリップ内部に
差込むことができる。
【0011】そして、その後押圧カバーをクリップ本体
外部にスライドさせて押込めば、該カバーの上下挟持片
間で形成される差込み幅がクリップ本体の上下挟持片間
で形成される最大幅よりも幅狭状であるため、該カバー
の上下挟持片がクリップ本体の上下挟持片上を外方から
内方に向けて押圧しつつ前後スライドし、クリップ本体
の上下挟持片同士を近接せしめる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0013】図中Aは、本考案クリップを示し、該クリ
ップAはクリップ本体1と押圧カバー4とで構成し、金
属板や合成樹脂板等の所望平板状体を折曲げて形成され
ている。尚、その材質は弾性材あるいは非弾性材のいず
れであってもよい。
【0014】クリップ本体1は、上記所望平板状体の中
心から折曲して所望幅xを有する折曲げ部2を形成する
と共に、その両端から連続的かつ拡開状に上下挟持片
3,3を設けてなるものであり、また本実施例ではその
挟持片3,3の先端を内方に向けて所望幅で折曲せしめ
て挟持部3a,3aを設け、その挟持部3a,3a間で
形成された空間を差し込み空間zとしている(図2
(a))。
【0015】従って、本実施例にあっては挟持部3a,
3aを形成した屈曲部位3b,3b間で形成される幅v
が、クリップ本体1における上下挟持片3,3間で形成
される最大幅となる。尚、上記例では折曲せしめて挟持
部3aを形成したものであるが、平板状に形成した挟持
片3の先端を単に挟持部3aとしてもよく任意であり、
この場合にあってはその挟持部3a,3aで形成される
差し込み空間zが最大幅となる。また、上記折曲げ部2
の幅xは束ねる書類等の厚みに適宜対応せしめるもので
何等限定されず任意である。
【0016】一方押圧カバー4は、所望平板状体の中心
から折曲して所望幅x′に形成された折曲げ部5の両端
から連続的に延設された上下挟持片6,6を有し、該挟
持片6,6間で形成される差込み幅yが、上記クリップ
本体1の折曲げ部幅xよりも幅狭状に形成されている
(図2(b))。また、差し込み幅yは押圧カバー4の
折曲げ部幅x′よりも幅狭状である。尚、上記例は一実
施例にすぎず差込み幅yが少なくとも上記クリップ本体
1の最大幅vよりも幅狭状であればよく、例えば差込み
幅yが差し込み空間zよりも幅広状であってもよく任意
である。
【0017】上記各所要幅を式に示すと、次のようにな
る。 (差込み幅y<折り曲げ部幅x<差し込み空間z<幅v) しかし、上記式は一例であり、少なくとも差し込み幅y
<幅vの関係であればよく、差込み幅y<差し込み空間
zの関係等任意である。
【0018】そして、上記押圧カバー4の上下挟持片
6,6を拡開せしめてクリップ本体1の折曲げ部2寄り
の上下部位にその先端を係合して外嵌し、上記カバー4
の上下挟持片6,6先端が、クリップ本体1の上下挟持
片3,3上をその先端3a,3aの方向に向けて前後に
スライド可能に配設されて一体的にセットされる。ま
た、押圧カバー4の押込み完了時にクリップ本体1の上
下挟持片3,3の先端の挟持部3a,3a同士が押圧状
に近接せしめるものである。尚、挟持部3a,3a同士
は当接するものであってもよいことはいうまでもない。
【0019】また、図面に示すようにクリップ本体1の
上下挟持片3,3の上面にガイド溝部7,7を設けると
共に、上記ガイド溝部7,7に合致する内曲ガイド片
8,8を押圧カバー4の上下挟持片6,6の先端に設け
ており、これにより押圧カバー4のガイド片8,8がク
リップ本体1のガイド溝部7,7に摺接状でかつ抜脱不
能に嵌り込むため、押圧カバー4はガイド溝部7に内曲
ガイド片8を摺接せしめてスライド可能にクリップ本体
1上にセットされる(図1参照)。尚、本実施例では押
圧カバー4のガイド片8,8がクリップ本体1のガイド
溝部7,7に摺接状でかつ抜脱不能に嵌り込むと共に、
押圧カバー4の上下挟持片6,6間で形成される差込み
幅yが、上記クリップ本体1の折曲げ部幅xよりも幅狭
状に形成されているため、クリップ本体1と押圧カバー
4とが不意に分離する虞れもない。
【0020】また、図4乃至図7に示す他の実施例のよ
うに、上記ガイド片8に代えて押圧カバー4の上下挟持
片6,6の先端内面に夫々ダボ9…(所望形状の突起)
を一乃至複数個設けてもよい。尚、本考案において溝部
とは、非貫通状のものに限らず、図示せるような貫通状
のいわゆる穴をも含む意味である。
【0021】ここで使用例について説明する。まず、ク
リップ本体1を折曲部2から拡開状に上下挟持片3,3
を形成した先拡がり状としたため、上下挟持片3,3の
先端挟持部3a,3a間にて形成される差込み空間zか
ら書類Bをスムーズにクリップ内部に差込むことができ
る(図1(a)(b)参照)。
【0022】そして、その後押圧カバー4を上記書類B
にセットしたクリップ本体1の上下挟持片3,3上を前
方(各図に示す矢印w方向)にスライドさせて押込む
と、上記カバー4の上下挟持片6,6がクリップ本体1
の上下挟持片3,3上を外方から内方に向けて押圧しつ
つスライドし、クリップ本体1の上下挟持片3,3同士
を近接せしめる(差込み空間zが縮小する)ため、書類
Bを上下から圧接して強固に挟持することができる(図
1(c)及び図3参照)。また、図面では弾性材にて形
成されているものを示したため、上下挟持片3,3が押
圧カバー4の上下挟持片6,6の押圧力によって弾性変
形して書類Bを強固に挟持している。尚、本考案クリッ
プAを外す場合には、上記作動と逆に押圧カバー4を後
方にずらしてクリップ本体1の上下挟持片3,3にかか
る押圧状態を解除すればよい。
【0023】また、図8及び図9にはさらに他の実施例
を示し、これは先端ガイド片8,8がクリップ本体1の
屈曲部位3b,3b位置を越える程度の長さに挟持片
6,6が形成されている押圧カバー4としたものであ
り、押圧カバー4の押し込み作業で先端ガイド片8が屈
曲部位3bを越えると、即ちデッドポイントである屈曲
部位3bを越えることによってクリップ本体1の上下挟
持片3,3は押圧されるため挟持力が向上すると共に、
押圧カバーの抜脱防止に優れている。
【0024】尚、上記各実施例は一例を示したにすぎ
ず、これに何等限定されるものではなく、例えばクリッ
プ本体1の拡開角度や、クリップ本体1,押圧カバー4
の夫々の上下挟持片3,3.6,6の長さ,横幅,折曲
げ部幅x,x′等は適宜変更可能であり、本考案の範囲
内における変更は自由である。また、クリップ本体1と
押圧カバー4とは、同一材からなるものであっても別材
からなるものであってもよく任意である。
【0025】
【考案の効果】本考案は上記構成を有するため、当初拡
開しているクリップ本体の上下当接面を押圧力で次第に
閉塞せしめて挟持力を得る新規なクリップであり、従来
のゼムクリップや、閉塞状態の上下当接面を何等かの外
力で一旦拡開し、その戻り力で書類等を上下から挟持し
ていたクリップ(ダブルクリップ,クリップ装着装置を
使用するクリップ等)等に対し、クリップ装着装置が不
要で、かつ簡易操作で挟持力に優れた新規有用なクリッ
プの提供が図れる。
【0026】即ち、クリップ本体が折曲部から拡開状に
上下挟持片を形成した先拡がり状とされているため、書
類等の束ね物をスムーズにクリップ内部に差込むことが
でき、そしてその後押圧カバーを上記書類等にセットし
たクリップ本体外部をスライドさせて押込めば、該カバ
ーの上下挟持片間で形成される差込み幅が、少なくとも
クリップ本体の上下挟持片間の最大幅よりも幅狭状であ
るため、該カバーの上下挟持片がクリップ本体の上下挟
持片上を外方から内方に向けて押圧しつつスライドし、
クリップ本体の上下挟持片同士を近接せしめるため、書
類等の束ね物を上下から圧接して強固に挟持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案クリップを構成するクリップ本体とスラ
イドカバーとの作動を示す縦断側面図
【図2】分解斜視図
【図3】使用状態を示す斜視図
【図4】他の実施例を示す平面図
【図5】図4のV−V線断面図
【図6】他の実施例を示す平面図
【図7】図6のVIII−VIII線断面図
【図8】さらに他の実施例を示す平面図
【図9】図8のIX−IX線断面図
【符号の説明】
A:クリップ 1:クリップ本体 2,5:折曲げ部 3,3.6,6:上下挟
持片 3a,3a:挟持部 4:押圧カバー 7:ガイド溝部 8,8′:ガイド片 x,x′:折曲げ部幅 y:差込み幅 z:差込み空間

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望幅を有する折曲げ部の両端から連続的
    かつ拡開状に上下挟持片を延設してなるクリップ本体
    と、所望幅に形成された折曲げ部両端から連続的に延設
    された上下挟持片を有し、該上下挟持片の先端が上記ク
    リップ本体の折曲げ部寄り上下部位に係合され、上記先
    端間で形成される幅がクリップ本体の上下挟持片間で形
    成される最大幅よりも幅狭状である押圧カバーとで構成
    され、上記押圧カバーがクリップ本体外部に前後スライ
    ド可能に配設されてクリップ本体の上下挟持片同士を押
    圧状に近接せしめることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】クリップ本体の上下挟持片先端を内方に向
    けて折曲せしめたことを特徴とする請求項1記載のクリ
    ップ。
  3. 【請求項3】上記クリップ本体及び押圧カバーが弾性材
    からなることを特徴とする請求項1及び2記載のクリッ
    プ。
  4. 【請求項4】クリップ本体の上下部位にガイド溝部を設
    けると共に、上記ガイド溝部に合致するガイド片を押圧
    カバーの上下挟持片先端に設けたことを特徴とする請求
    項1,2及び3記載のクリップ。
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JPH0671159U JPH0671159U (ja) 1994-10-04
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253843A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Tokyo Kinzoku Kogyo Kk クリップ
JP2013139153A (ja) * 2013-03-18 2013-07-18 Tokyo Kinzoku Kogyo Kk クリップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253843A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Tokyo Kinzoku Kogyo Kk クリップ
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