JP2512468Y2 - 支柱と笠木の連結装置 - Google Patents

支柱と笠木の連結装置

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JP2512468Y2
JP2512468Y2 JP5516690U JP5516690U JP2512468Y2 JP 2512468 Y2 JP2512468 Y2 JP 2512468Y2 JP 5516690 U JP5516690 U JP 5516690U JP 5516690 U JP5516690 U JP 5516690U JP 2512468 Y2 JP2512468 Y2 JP 2512468Y2
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進 小西
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立山アルミニウム工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、それぞれアルミ押出形材からなる支柱と笠
木を連結する装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の連結装置には支柱の左右厚み幅よりも
長い連結板がジョイント部材として用いられ、連結板を
支柱と笠木にビス止めすることにより、支柱の上端に笠
木を取り付けていた。
すなわち、支柱には、連結板をビス止めするために左
右一対のスクリューポケットを設け、笠木には連結板を
当てて納めるため、裏面幅中央部に広く浅い溝を形成
し、更にその中央部にビスのタッピング孔を上部に形成
するための圧肉部を設けていた。
また、連結板としては矩形の鉄板が用いられ、その中
央部に支柱のスクリューポケットに螺入するビスの通し
孔を、そして左右両端部に笠木を螺入するビスの通し孔
を設けていた。
そして、支柱の上端に笠木を取り付ける手順として
は、まず、支柱の上端に連結板をビス止めしてから上に
笠木を載せ、次に、笠木の圧肉部に連結板の両端部の通
し孔に合わせてそれぞれタッピング孔を形成し、それか
らビスをタッピング孔に螺入して支柱と笠木を連結して
いた。
(考案が解決しようとする課題) 上記の従来の支柱と笠木の連結装置によれば、支柱毎
に少なくとも一対のタッピング孔を笠木に開ける必要が
あり、しかも、開孔箇所が作業上不都合な裏面であるた
め、タッピング孔の形成やビスのねじ込み作業がどうし
ても困難となるという問題があった。
また笠木にタッピング孔を開ける代わりに、タッピン
グ溝を笠木の押出し断面形状の一部として設けても良い
が、この場合は、ビスの締付けに十分な強度が得られな
く、笠木の取付けが不安定となる不都合が生じた。
更に、タッピング孔についても、笠木の振動等が原因
で年月が経過するにしたがって次第に孔のねじ山が崩壊
するので、ねじが緩むばかりでなく、再度の締付けが不
能となるという問題があった。
本考案は、上記のような実情に鑑みて、笠木にタッピ
ング孔を開ける必要がなく、したがって作業能率が良好
であり、また、ねじの締付けが強力且つ永続的に作用し
て、笠木の取付けに緩みが生じない支柱と笠木の連結装
置を提供することを課題としてなされた。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案は、幅方向中央部に下面開放の蟻溝
が設けられた笠木と、スクリューポケットを備えた支柱
と、前記笠木と支柱との間に止着されるジョイント部材
とから構成され、前記ジョイント部材は、基板に前記ス
クリューポケットへ固定ビスを挿通するための通し孔を
備え、更に、切欠部によって二分割された一対の揺動爪
を基板上に突出して備え、更に加えて、前記切欠部下の
基板に、前記一対の揺動爪間を押し開くための開拡ビス
螺入用の螺入孔を形成したものである。
(作用) 支柱と笠木の連結は次のように行われる。
まず、ジョイント部材には予め両端の螺入孔に開拡ビ
スをねじ付けておいた状態となし、支柱の上端に固定ビ
スでジョイント部材を固着する。その上に笠木を載せな
がら蟻溝にジョイント部材を差し込む。次に、ジョイン
ト部材に予めねじ付けてある開拡ビスをねじ込む。この
開拡ビスのねじ込みによって開拡ビスの先端がジョイン
ト部材の両端部それぞれにおいて一対の揺動爪間に割り
込み、前記一対の揺動爪間を押し開くので、それぞれの
揺動爪が笠木の蟻溝内側の掛止片に圧接しジョイント部
材が掛止状態となって支柱に対する笠木の取付けが完了
する。
上記一対の揺動爪の間が押し開かれると、揺動爪双方
が相反する方向へ回動して蟻溝の掛止面を下へ押し付
け、この圧接力は拡開ビスの締付けによるものであるか
ら、揺動爪が強力に作用し支柱と笠木が強固に連結され
る。しかも、ビスの径の範囲を越えてほぼ蟻溝の内幅の
範囲において締付けることになるので、笠木が揺動しな
いような安定した締付け状態が得られる。
更に、揺動爪は拡開ビスと押接するので、年月が経過
してもねじが緩むおそれがない。
なお、ジョイント部材の材質については、可塑制また
は弾力性があって連結に十分の強度のあるものが良く、
具体的には金属やプラスチックが適当である。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は一実施例を示したもので、本実
施例の支柱と笠木の連結装置は、支柱1と笠木2との間
にジョイント部材3を介在させた構成である。
ここで支柱1は、前後に長い矩形断面形状に形成され
ており、該支柱1の両側内面の幅中央にはスクリューポ
ケット4,4が備えられている。
笠木2は、ほぼ楕円形の中空体であって、該笠木2の
幅中央部に蟻溝5が設けられ、蟻溝としての形状から開
放口6と奥部空間7との間の両側に掛止面8,8を有して
いる。そして、実施例では、上記掛止面8を斜面に形成
している。
ジョイント部材3は、アルミ押出形材を加工して形成
したもので、基板10の前後位置に、切欠部12によって一
体とされる揺動爪11,11を形成してある。
基板10は、蟻溝5の開放口6に嵌合する幅で左右に長
い矩形状を呈し、適位箇所に、スクリューポケット4,4
へ螺入する固定ビス13,13の通し孔14,14が設けられ、揺
動爪11,11の間の基板10には、拡開ビス15,15を螺入する
ための螺入孔16,16が設けられ、該螺入孔16,16の下面
に、拡開ビス15の頭部を納めるための凹部17が形成され
ている。
揺動爪11,11は、基板10の前後両端にヒンジ18,18を介
して突設され、閉じた原形(第1図及び第2図)におい
ては、両方を合わせた幅が蟻溝5の開放口6の幅よりも
やや狭い寸法となっている。
また、揺動爪11,11には、閉じた状態で蟻溝5に差し
込みやすいように、上面に外側へ低く湾曲する斜面20が
形成され、また、切欠部12によって形成された一対の揺
動爪間に開拡ビス15が差し込まれやすいように、切欠部
12に向って高くなる斜面21が形成され、側面22がヒンジ
18よりも膨出した形状とされている。そして、拡開によ
って側面22が掛止面8に当たるように、ヒンジ18はやや
長く形成されている。
次に笠木2の連結手順について説明する。
第1図はジョイント部材3に拡開ビス15,15をねじ付
けた状態を示したもので、この状態でジョイント部材3
を支柱1の上端に載せ、固定ビス13,13を通し孔14,14か
らスクリューポケット4,4に螺入する。このように予め
ジョイント部材3に拡開ビス15,15を付けておけば、支
柱1にジョイント部材3を取付けてから付けるよりも作
業が容易となる。
これで支柱1の上端にジョイント部材3が固着され、
その上に笠木2を被せることによって、ジョイント部材
3を蟻溝5に差し込む。
第2図はジョイント部材3が蟻溝5に差し込まれた状
態を示したもので、これで拡開ビス15,15を深く螺入す
る。そうすると、前後揺動爪11,11を拡開ビス15が押し
下げ、その間に割り込んで押し開くので、第3図に示す
ように、揺動爪11,11が外側へ反転して側面22,22が蟻溝
5の掛止面8,8に圧接する。
第5図はジョイント部材についての他の実施例を示し
たもので、拡開ビス15による押し開きを行いやすいよう
に、揺動爪11,11には押し開かれる面に円弧面25,25を形
成し、また、基板10には幅中央部に***部26を形成し
て、拡開ビス15の螺入孔16にねじを多く設けている。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されるので、笠木
にビスをねじ込むタッピング孔を設ける必要がなく、予
めジョイント部材にねじ付けてある拡開ビスを締付ける
だけで、笠木を支柱の上端に固定できるため、笠木の連
結の作業能率が極めて良好となり、しかも、拡開ビスが
笠木に直接ねじ込まれる場合とは違って、笠木の振動が
拡開ビスに及び難いため、年月が経過しても拡開ビスの
緩みがなく、笠木が安定して取付けられる等の優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図なし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
分解斜視図、第2図は笠木の締付け直前の手順を示す要
部断面図、第3図は締付けによる連結完了時における要
部断面図、第4図は支柱と笠木の連結状態を示す斜視
図、第5図は他の実施例を示すもので第3図に対応する
断面図である。 1……支柱、2……笠木 3……ジョイント部材、4……スクリューポケット 5……蟻溝、10……基板 11……揺動爪、12……切欠部 13……固定ビス、15……拡開ビス 16……螺入孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向中央部に下面開放の蟻溝5が設けら
    れた笠木2と、スクリューポケット4,4を備えた支柱1
    と、前記笠木2と支柱1との間に止着されるジョイント
    部材3とから成り、 前記ジョイント部材3は、基板10に前記スクリューポケ
    ット4,4へ固定ビス13,13を挿通するための通し孔14,14
    を備え、更に、切欠部12によって二分割された一対の揺
    動爪11,11を基板10上に突出して備え、更に加えて、前
    記切欠部12下の基板10に、前記一対の揺動爪11,11間を
    押し開くための開拡ビス15螺入用の螺入孔16,16を形成
    してあることを特徴とする支柱と笠木の連結装置。
JP5516690U 1990-05-26 1990-05-26 支柱と笠木の連結装置 Expired - Lifetime JP2512468Y2 (ja)

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