JPH0248164Y2 - - Google Patents

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JPH0248164Y2
JPH0248164Y2 JP19349586U JP19349586U JPH0248164Y2 JP H0248164 Y2 JPH0248164 Y2 JP H0248164Y2 JP 19349586 U JP19349586 U JP 19349586U JP 19349586 U JP19349586 U JP 19349586U JP H0248164 Y2 JPH0248164 Y2 JP H0248164Y2
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shank
tightening bolt
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cutting tool
tightening
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JP19349586U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はバイトに係り、特にそのバイトを保持
するバイト保持具に精度良く位置決めされて固定
されるバイトに関するものである。
従来技術 切削加工工具の一つとして、先端に切刃を備え
たバイトが多用されているが、かかるバイトは、
一般に、工作機械に設けられたバイト保持具に着
脱可能に保持されて使用される。すなわち、横断
面が略四角形状を成すシヤンクの互いに隣接する
二つの第1側面、第2側面および後端がバイト保
持具の第1基準面、第2基準面および第3基準面
にそれぞれ当接させられた状態で、そのバイト保
持具に螺合された締付ボルトが締め込まれて前記
シヤンクの前記第1側面と反対向きの第3側面に
当接させられることにより、その第1側面が前記
第1基準面に押圧されて固定されるのである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来のバイトは、前
記締付ボルトが当接させられる第3側面と第1側
面とが略平行に形成されているため、その締付ボ
ルトが第3側面に当接させられるのに伴つてシヤ
ンクがバイト保持具の第1基準面上を移動し、第
2側面と第2基準面との間や後端と第3基準面と
の間に隙間が生じ、バイトの位置決め精度が損な
われることがあつた。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために為された
ものであり、その要旨とするところは、横断面が
略四角形状を成すシヤンクの互いに隣接する二つ
の第1側面、第2側面および後端がバイト保持具
の第1基準面、第2基準面および第3基準面にそ
れぞれ当接させられた状態で、そのバイト保持具
に螺合された締付ボルトが締め込まれて前記シヤ
ンクの前記第1側面と反対向きの第3側面に当接
させられることにより、その第1側面が前記第1
基準面に押圧されて固定されるバイトにおいて、
前記第3側面の前記締付ボルトが当接させられる
部分に、その締付ボルトの締付力が前記シヤンク
を前記第2基準面および第3基準面に向かつて押
圧するように作用させられる傾斜面を設けたこと
にある。
作用および考案の効果 このようにすれば、そのバイトをバイト保持具
に取り付ける際に締付ボルトが傾斜面に当接させ
られると、そのバイトのシヤンクは第1側面がバ
イト保持具の第1基準面に押圧されるのみなら
ず、上記傾斜面の作用により第2側面および後端
がそれぞれ第2基準面および第3基準面に押圧さ
れるようになる。すなわち、かかる本考案のバイ
トは、その第1側面、第2側面および後端がそれ
ぞれバイト保持具の第1基準面、第2基準面およ
び第3基準面に押圧され、それ等の基準面により
精度良く位置決めされた状態で固定されるのであ
る。したがつて、特に熟練を要することなく、し
かも短時間で、バイトを精度良く位置決めした状
態でバイト保持具に固定することができる。
なお、上記傾斜面を前記シヤンクの長手方向に
離間した複数箇所に設ける一方、その複数箇所の
傾斜面にそれぞれ前記締付ボルトを当接させて固
定するようにすれば、バイトの位置決め精度が更
に向上するとともに、バイト保持具に対するバイ
トの締付強度が高くなる。
また、その傾斜面の傾斜に対応して傾斜させら
れ且つその傾斜面に摺接させられる作用面を有す
る押圧部材を、前記締付ボルトの先端部との間に
その締付ボルトの軸心まわりの相対回転可能に介
在させ、その押圧部材を介して前記締付力を傾斜
面に作用させるようにすれば、締付ボルトの先端
を直接傾斜面に当接させる場合に比較して、シヤ
ンクを第2基準面および第3基準面に向かう方向
へ押圧する力がそのシヤンクに効果的に加えられ
るとともに、傾斜面の損傷が回避される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図〜第3図において、10は図示しない工
作機械に設けられたバイト保持具であり、互いに
一体的に固設された本体ブロツク12と後端プレ
ート14とから構成されている。本体ブロツク1
2の正面には略水平に矩形の凹溝16が形成され
ており、その凹溝16の下側の内壁面および背面
により第1基準面18および第2基準面20が構
成されている。また、その凹溝16の一端部、す
なわち第1図および第2図における右側の端部の
開口部を塞ぐ状態で配設された前記後端プレート
14の内側面により第3基準面22が構成されて
いる。
一方、上記凹溝16内には、先端にチツプ24
が取り付けられたバイト26が配置され、本体ブ
ロツク12の上部に螺合された二本の締付ボルト
28が締め込まれることにより、着脱可能に保持
されている。バイト26は、その先端が凹溝16
の他端部から突き出し、シヤンク30が前記第1
基準面18上に載置された状態で凹溝16内に配
置されている。シヤンク30は横断面が略正方形
状を成しており、その後側面32は前記第2基準
面20に、また、シヤンク30の後部に突設され
た位置決めボルト34は前記第3基準面22にそ
れぞれ当接させられている。
前記締付ボルト28は凹溝16の長手方向、す
なわちバイト26の長手方向に離間した2箇所
に、前記第1基準面18に対して略垂直に設けら
れており、その先端部36はそれぞれ凹溝16内
に突き出している。また、シヤンク30の上面3
8には、上記締付ボルト28に対応する二位置に
切欠が形成されて傾斜面40が設けられている。
この傾斜面40は、シヤンク30の後端面32か
ら前側面42側に向かう程、また、位置決めボル
ト34が突設された後部から前記チツプ24が取
り付けられた前端側に向かう程下方へ傾斜させら
れており、前記締付ボルト28の先端部36は押
え駒44を介してこの傾斜面40に当接させられ
ている。第4図はシヤンク30の傾斜面40が形
成された部分を示す斜視図である。
また、上記押え駒44は、第5図に示されてい
るように略立方体形状を成しており、上記傾斜面
40に摺接させられる下面46はその傾斜面40
に対応して傾斜させられているとともに、上面4
8には前記締付ボルト28の先端部36が挿入さ
れる挿入穴50が設けられている。先端部36は
半球形状を成しており、押え駒44は締付ボルト
28の軸心まわりの相対回転が可能とされてい
る。上記押え駒44は押圧部材を成すもので、そ
の下面46は作用面を成している。
ここで、前記シヤンク30の上面38に形成さ
れた傾斜面40に締付ボルト28の締付力、すな
わち前記第1基準面18に向かう方向の力が押え
駒44を介して作用させられると、その傾斜面4
0が、シヤンク30の後側面32から前側面42
側へ向かう程、また、後部から前端側へ向かう程
下方へ傾斜させられているところから、そのシヤ
ンク30には単に第1基準面18に向かう力が加
えられるのみならず、第1図に示されているよう
に前記第2基準面20および第3基準面22に向
かう力Fが加えられる。このため、かかるシヤン
ク30の下面52は第1基準面18に、後側面3
2は上記力Fの分力f1により第2基準面20に、
また、後端すなわち位置決めボルト34の頭部は
上記力Fの分力f2により第3基準面22にそれぞ
れ押圧され、バイト26はそれ等の基準面18,
20および22によつて精度良く位置決めされた
状態でバイト保持具10に固定される。傾斜面4
0の傾斜角度は、このようにシヤンク30を基準
面20,22に向かつて押圧する力Fがシヤンク
30に加えられるように設定されている。
すなわち、かかる本実施例のバイト26は、締
付ボルト28が締め込まれることにより、傾斜面
40の作用によつてその下面52、後側面32お
よび位置決めボルト34がそれぞれ第1基準面1
8、第2基準面20および第3基準面22に押圧
されるため、特に熟練を要することなく、しかも
短時間で、バイト26を精度良く位置決めした状
態でバイト保持具10に固定することができるの
である。
また、本実施例では、上記傾斜面40がシヤン
ク30の長手方向に離間した2箇所に設けられ、
その2個所の傾斜面40にそれぞれ前記締付ボル
ト28が当接させられるようになつているため、
バイト26の位置決め精度が更に向上するととも
に、バイト保持具10に対するバイト26の締付
強度が充分に得られる利点がある。
また、傾斜面40には、その傾斜面40の傾斜
に対応して傾斜させられた下面46を有する押え
駒44を介して締付ボルト28の締付力が作用さ
せられるようになつているため、締付ボルト28
の先端部36を直接傾斜面40に当接させる場合
に比較して、シヤンク30を基準面20および2
2に向かつて押圧する力Fがそのシヤンク30に
効果的に加えられるとともに、傾斜面40の損傷
が回避される。
なお、本実施例では、シヤンク30の下面52
および後側面32が互いに隣接する第1側面およ
び第2側面であり、上面38が下面52と反対向
きの第3側面である。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、本考案は他の態様で実施すること
もできる。
例えば、前記実施例では締付ボルト28の締付
力が押え駒44を介して傾斜面40に作用させら
れるようになつているが、締付ボルト28の先端
部36は半球形状を成しているため、その先端部
36を直接傾斜面40に当接させるようにしても
差支えない。
また、前記実施例ではシヤンク30の2箇所に
傾斜面40が形成され、2本の締付ボルト28で
固定されるようになつているが、1箇所或いは3
箇所以上に傾斜面40を設けて1本或いは3本以
上の締付ボルト28で固定することも可能であ
る。
また、前記実施例ではシヤンク30の後部に位
置決めボルト34が突設され、その位置決めボル
ト34の頭部が第3基準面22に当接させられる
ようになつているが、位置決めボルト34を設け
ることなくシヤンク30の後部を直接第3基準面
22に当接させてもよいことは勿論である。
また、前記実施例ではシヤンク30の上面38
に切欠を形成して傾斜面40が設けられている
が、傾斜面40を備えた突部を設けるようにして
も差支えない。
その他一々例示はしないが、本考案はその精神
を逸脱することなく当業者の知識に基づいて種々
の変更、改良を加えた態様で実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるバイトがバイ
ト保持具に固定された状態を示す平面図である。
第2図は第1図のバイト保持具の一部を切り欠い
た正面図である。第3図は第2図における−
断面図である。第4図は第1図のバイトのシヤン
ク部分を示す斜視図である。第5図は第2図に示
されている押え駒の斜視図である。 10:バイト保持具、18:第1基準面、2
0:第2基準面、22:第3基準面、26:バイ
ト、28:締付ボルト、30:シヤンク、32:
後側面(第2側面)、34:位置決めボルト(後
端)、38:上面(第3側面)、40:傾斜面、4
4:押え駒(押圧部材)、46:下面(作用面)、
52:下面(第1側面)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 横断面が略四角形状を成すシヤンクの互いに
    隣接する二つの第1側面、第2側面および後端
    がバイト保持具の第1基準面、第2基準面およ
    び第3基準面にそれぞれ当接させられた状態
    で、該バイト保持具に螺合された締付ボルトが
    締め込まれて前記シヤンクの前記第1側面と反
    対向きの第3側面に当接させられることによ
    り、該第1側面が前記第1基準面に押圧されて
    固定されるバイトにおいて、 前記第3側面の前記締付ボルトが当接させら
    れる部分に、該締付ボルトの締付力が前記シヤ
    ンクを前記第2基準面および第3基準面に向か
    つて押圧するように作用させられる傾斜面を設
    けたことを特徴とするバイト。 (2) 前記傾斜面は前記シヤンクの長手方向に離間
    した複数箇所に設けられ、該複数箇所の傾斜面
    にそれぞれ前記締付ボルトが当接させられるも
    のである実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    のバイト。 (3) 前記傾斜面は、該傾斜面の傾斜に対応して傾
    斜させられ且つ該傾斜面に摺接させられる作用
    面を有して前記締付ボルトの先端部との間に該
    締付ボルトの軸心まわりの相対回転可能に介在
    させられた押圧部材を介して前記締付力が作用
    させられるものである実用新案登録請求の範囲
    第1項または第2項に記載のバイト。
JP19349586U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0248164Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024048256A1 (ja) * 2022-08-29 2024-03-07 京セラ株式会社 切削ユニット、切削工具、刃物台、及び切削加工物の製造方法

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CN106862600A (zh) 2012-06-01 2017-06-20 株式会社日研工作所 端铣刀的柄部构造
JP5472949B2 (ja) * 2012-06-12 2014-04-16 株式会社日研工作所 エンドミルのシャンク構造

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JPS6397403U (ja) 1988-06-23

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