JP2511615B2 - 減速機用のケ―ス - Google Patents
減速機用のケ―スInfo
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Description
シリーズにおいて出力側ケースを共通化することによっ
て、部材点数を減じて生産性を向上しかつ装置のコンパ
クト化をも可能とする減速機用のケースに関する。
シリーズ化して予め準備するシリーズ化された減速機が
多用されている。なお減速機としては、電動機を予め一
体に組込みモータ軸を減速機の入力軸として利用した減
速電動機、即ちギアモートル、減速機の入力軸を突出さ
せるいわゆる減速機がある。
速化ごとに異なるケースを用いるときには、その容積を
最適に小型化でき、コンパクト化した減速機となりうる
とはいえ、生産性、コストダウンが望まれる汎用のシリ
ーズにおいては、実質的に不可能である。
また速比については、1:10〜
1:100程度のものが通常kwごとに標準化、シリー
ズ化される場合が多く、とくに平行歯車機構を用いる減
速機にあっては、1:10から1:30〜1:40まで
の範囲が2段の歯車列により、かつそれをこえて速比が
大となる例えば1:200程度迄の範囲は3段の歯車列
が採用されている。
のシリーズ化に際しては、3段の歯車列を収容するケー
スを標準化して共通とし、2段の歯車列のときには1つ
の歯車列を略するもの、2段の歯車列と3段の歯車列と
で寸法の異なる2種類のケースを用いるもの、基準とな
る2段の歯車列の減速機を設定した上、3段のときには
入力側又は出力側に別の減速機を後付けにより一体化す
るもの、等がある。
として用いるものは、2段の歯車列のときにはケース内
のとくに前後方向に無駄な空間が生じ、寸法を無為に増
す他、潤滑油の油面の変化によって潤滑不良が生じやす
くなる。
るときも部材点数が増し生産性に劣る。なお2段の歯車
列の減速機を基準として、入、出力側に1段の減速機を
付加するものも装置が大型化し、コストを増大し易い。
もに、構造の簡易な入力側ケースを複数種類とすること
によって、内部空間の無駄を減じ、コストダウンをも可
能とする減速機用のケースの提供を目的としている。
力軸と、中間軸とを用いた平行歯車機構列を収容しうる
減速機用のケースであって、前壁にこの前壁から後方に
のびる筒部を一体に設けた有底筒状をなす出力側ケー
ス、および後壁に、前記出力側ケースの前記筒部の後縁
に取り換え可能に嵌着する取付け部を形成した第1の入
力側ケースと、この第1の入力側ケースに比して前記取
付け部の前後長さが大きい第2の入力側ケースとを含む
入力側ケース群からなり、前記出力側ケースは、前記前
壁に、前記出力軸を出力側で支持するための出力軸出側
軸受座と、中間軸を出力側で支持するための少なくとも
2つの中間軸出側軸受座とが設けられるとともに、前記
第1の入力側ケースは、後壁に、入力軸の一端を支持す
るための入力軸軸受座と、前記中間軸を入力側で支持す
るための1以上の中間軸入側軸受座とを有し、かつ第2
の入力側ケースは、前記入力軸を支持するための入力軸
軸受座と、前記第1のケースの中間軸入側軸受座の個数
よりも多い中間軸入側軸受座とを有し、前記入力側ケー
ス群の前記ケースはその1つが、出力側ケースに選択的
に取付けられることを特徴とする減速機用のケースであ
る。
に、歯車列の段数によって、前後長さを変化した第1の
入力側ケース、第2の入力側ケースを含む入力側ケース
群を用いる。例えば出力側ケースを2段の歯車列を収容
しうる前後長さとし、2段の歯車列のときには前後長さ
の な第1の入力側ケースを、3段の歯車列のときには
前記長さの大きい第2の入力側ケースを用いることによ
り、1段分の歯車列をこの第2の入力側ケースに収容す
ることによって3段減速の減速機をうることができる。
全長さを減じ、コンパクト化しうるとともに無駄な潤滑
油を節約でき、又油面の変化による潤滑不良を防ぎうる
とともに、さらに相対的に形状が複雑であって高価な出
力側ケースを共通化することにより、出力側ケースの量
産化が可能となり、全体としてのコストダウン効果を高
めうる。
さらに多数段の歯車列を収容しうるようにも構成しう
る。
る。図1、図2は、本発明の減速機用のケースが2段の
歯車列、3段の歯車列の歯車機構の減速機に採用される
場合を夫々示している。
入力側ケース群3とからなり、本例では入力側ケース群
3は第1の入力側ケース4、第2の入力側ケース5とを
含んでいる。又本例では減速機は、取付け用の脚を有す
る脚型式の減速機であって、しかも比較的小容量、例え
ば35w〜0.4kw程度の電動機Mを一体に組込んだ
小型のギヤモードを形成している。
出したいわゆる減速機(図示せず)、脚にかえてフラン
ジによって取付けるフランジ型式とすることもできる。
ように、この出力側ケース2の前方の壁体をなす円形又
は楕円の前壁21と、この前壁21の周縁から後方にの
びる筒部22とを有する有底筒状をなし、又筒部22の
後縁は嵌合部23をなす。又筒部22の両側には、前壁
21、筒部22からのステーにより補強した脚片24、
24を一体に形成している。
トなどの鋳造により生産され、型抜けのために、内外面
に抜け勾配が付与される。
後面に、後方にのびる円環状の突部を形成することによ
って、図2、5に示すように出力軸7の出力側を支持す
る軸受7aを取付ける出力軸出側軸受座7Aを上方に設
けるとともに、本例ではその下方両側に、2つの中間
軸、即ち第1の中間軸11、第2の中間軸12の出力側
を夫々支持する軸受11a、12aを取付ける第1、第
2の中間軸出側軸受座11A、12Aを予め形成してい
る。
Aと同芯に、前記出力軸7が通りかつシールを取付ける
孔27を形成している。
に、その内部空間の前記長さLを、最終段の歯車列を含
む2段の歯車列を収容する程度の長さとする。
ース4は、図1、図6に示すように、出力側ケース2に
取付けることによりこの出力側ケースが収容した2段の
歯車列の減速機を形成するものであり、又この第1の入
力側ケース4は、前記筒部22を閉じる後壁31の周縁
に、前記出力側ケース2の筒部22の後縁に形成した嵌
合部23にインロー嵌着する嵌着部32を有する取付部
33を形成している。
前面に、該前面から***する筒体からなり、前記出力軸
7の入力側を支持する軸受7bを取付ける出力軸入側軸
受座7Bを、前記出力軸出側軸受座7Aと対向して形成
するとともに、前記第1の中間軸11の中間軸出側軸受
座11Aと向き合い第1の中間軸11の入力側を支持す
る軸受11bが取付く第1の中間軸11の中間軸入側軸
受座11Bを形成している。
軸である入力軸9の出力側を支持する軸受9aを支持す
る入力軸軸受座9Aが、後壁31の後面に設けられ、又
入力軸軸受座9Aには、入力軸9が通る孔34をシール
座を介して形成している。
嵌合するモータ受座35を設けている。
2への取付けによって3段の歯車列の減速機を形成する
ものであり、図2、図7に示すように、後壁31の周縁
に、前方にのび1つの歯車側を収容するとともに、前記
出力側ケース2の嵌合部23に嵌着する嵌着部32を前
縁に設けた筒部36を有する取付部33形成している。
これにより第2の入力側ケース5の前後長さl2は、第
1の入力側ケース4の前後長さl2よりも長くなる。
B、第1の中間軸入側軸受座11B入力軸軸受座9Aを
有する点は第1の入力側ケース4と同一とし、第2の中
間軸12の出力側を支持する軸受12bを取付ける第2
の中間軸12Bを、前記第2の中間軸12の中間軸出側
軸受座12Aと対向して形成している点で第1の入力側
ケース4と相違している。
の入力側ケース5は、選択的に出力側ケース2に取付く
ことによって、2段、3段の歯車列を有する減速機を形
成しうる。
に示すように、前記入力軸9の先端に設けた入力段ピニ
オンg1と、第1の中間軸11に設ける入力段ギヤG
1、および第1の中間軸11に設けた出力段ピニオンg
2と、出力軸7に設ける出力段ギヤG2とが夫々歯車列
をなす。
オンg1と第1の中間軸11の入力側ギヤG1、第1の
中間軸11の中間ピニオンg3と第2の中間軸12の中
間ギヤG3、および前記出力側ピニオン、ギヤg2、G
2とにより3段の歯車側を形成する。
入力側ケース群には、さらに段数の多い歯車列を収容す
る入力側ケースを含ませることもでき、そのとき出力側
ケースにも相当する数の中間軸出側軸受座を予め形成す
る。
多段数の中間軸出側軸受座を形成しておき、入力側ケー
ス群の入力側ケースに応じて、必要となる軸受座の21
を機械加工によって仕上げることも、又予め全ての軸受
座を仕上げておくのもよい。
は、出力側ケースを共通化するとともに、歯車列の段数
に応じて、前後長さを変化した第1の入力側ケース、第
2の入力側ケースを含む入力側ケース群を用いる。例え
ば出力側ケースを2段の歯車列用とし、2段の歯車列の
ときには前後長さの小な第1の入力側ケースを、3段の
歯車列のときには前後長さの大きい第2の入力側ケース
を用いることにより、1段分の歯車列をこの第2の入力
側ケースで収容することによって3段減速の減速機をう
ることができる。
全長さを減じ、コンパクト化しうるとともに無駄な潤滑
剤を節約でき、又油面の変化による潤滑不良を防止する
とともに相対的に形状複雑であって高価な出力側ケース
を共通化することにより、出力側ケースの量産化が可能
となり、全体としてのコストダウン効果を高めうる。こ
のように三段減速用としてケースを共通化するものに比
して、2段時の減速機の全長さを短縮でき、コンパクト
化できる。
速機に用いた場合を例示する断面図である。
速機に用いた場合を例示する断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】出力軸と、入力軸と、中間軸とを用いた平
行歯車機構列を収容しうる減速機用のケースであって、
前壁にこの前壁から後方にのびる筒部を一体に設けた有
底筒状をなす出力側ケース、および後壁に、前記出力側
ケースの前記筒部の後縁に取り換え可能に嵌着する取付
け部を形成した第1の入力側ケースと、この第1の入力
側ケースに比して前記取付け部の前後長さが大きい第2
の入力側ケースとを含む入力側ケース群からなり、前記
出力側ケースは、前記前壁に、前記出力軸を出力側で支
持するための出力軸出側軸受座と、中間軸を出力側で支
持するための少なくとも2つの中間軸出側軸受座とが設
けられるとともに、前記第1の入力側ケースは、後壁
に、入力軸の一端を支持するための入力軸軸受座と、前
記中間軸を入力側で支持するための1以上の中間軸入側
軸受座とを有し、かつ第2の入力側ケースは、前記入力
軸を支持するための入力軸軸受座と、前記第1のケース
の中間軸入側軸受座の個数よりも多い中間軸入側軸受座
とを有し、前記入力側ケース群の前記ケースはその1つ
が、出力側ケースに選択的に取付けられることを特徴と
する減速機用のケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4121471A JP2511615B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 減速機用のケ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4121471A JP2511615B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 減速機用のケ―ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300694A JPH05300694A (ja) | 1993-11-12 |
JP2511615B2 true JP2511615B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=14811975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4121471A Expired - Lifetime JP2511615B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 減速機用のケ―ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511615B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5167845B2 (ja) | 2008-02-06 | 2013-03-21 | 株式会社Ihi | ターボ圧縮機及び冷凍機 |
DE102013107111A1 (de) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | Pierburg Gmbh | Aktor zum Antrieb einer Ventileinheit einer Verbrennungskraftmaschine |
JP7059551B2 (ja) * | 2017-09-28 | 2022-04-26 | 日本電産トーソク株式会社 | 電動アクチュエータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS631578Y2 (ja) * | 1981-02-24 | 1988-01-14 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP4121471A patent/JP2511615B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05300694A (ja) | 1993-11-12 |
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